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ginpai_01.jpg 舞台『The Silver Tassie 銀杯』矢田悠祐・横田栄司

中山優馬・矢田悠祐・横田栄司らが出演する舞台『The Silver Tassie 銀杯』の制作発表会が行われた。

『The Silver Tassie 銀杯』は、第一次世界大戦から第二次世界大戦へと変遷する激動の1928年に、アイルランドの劇作家ショーン・オケイシーが書いた作品。歌あり、笑いあり、涙ありの賑やかな"反戦悲喜劇"だ。
出演は中山優馬、矢田悠祐、横田栄司など。演出は演劇集団円の森新太郎が手掛ける。

 
本作の制作発表が行われ、演出の森新太郎、出演の中山優馬、矢田悠祐、横田栄司、浦浜アリサ、安田聖愛、三田和代が登壇して意気込みを語った。【動画7分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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オードリー・ヘップバーン主演の映画版(1964年)が大ヒットを記録、アカデミー賞でも8部門を受賞した名作『マイ・フェア・レディ』。元々は、あのジュリー・アンドリュース主演で1956年に初演され、トニー賞ミュージカル部門で6部門を受賞。実に6年半ものロングランを重ねた舞台版が原作だ。

日本での初演は、映画版が公開される前年の1963年。巨匠・菊田一夫の演出による"日本人が日本語で上演した初のブロードウェイ・ミュージカル"として、演劇界において今もなお特別な輝きを放つ。初演の江利チエミ・高島忠夫コンビのほか、栗原小巻・宝田明、大地真央・細川俊之(のちに村井国夫、草刈正雄、石井一孝)など、名だたるミュージカルスターたちによって受け継がれてきた本作。

1-1.jpg今回の演出は2013年から続投のG2で、朝夏まなと・寺脇康文コンビと、神田沙也加・別所哲也コンビという固定のダブルキャストによる上演。9月15日(朝夏・寺脇)と翌16日(神田・別所)、東京・東急シアターオーブにて行われたゲネプロに足を運んだ。

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階級社会が目に見える形で存在していた時代の、ロンドンの下町。街角の花売り娘イライザ(朝夏/神田)は、ひょんなことから言語学者のヒギンズ教授(寺脇/別所)と顔見知りになる。翌日、ヒギンズ邸を訪ねて、きちんとした花屋で働くために下町なまりを直したいと訴えるイライザ。ヒギンズ教授は取り合わないものの、たまたま居合わせたピッカリング大佐(相島一之)とのやりとりの末、イライザの下町なまりを矯正し、立派な淑女にするという賭けに乗ってしまう。

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イライザは、早速始まったヒギンズ教授の厳しいレッスンに必死についていく。ヒギンズの母親(前田美波里)や、ヒギンズの家政婦ピアス夫人(春風ひとみ)は呆れるものの、言葉や仕草は粗野だが心根は優しく聡明なイライザを、次第に温かく見守るようになる。

イライザの父ドゥーリトル(今井清隆)の登場など、てんやわんやが繰り広げられるなか、ついに淑女の言葉遣いと礼儀作法を身につけたイライザは、社交界デビューの日を迎えるが......。

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元・宝塚歌劇団の宙組トップスターで、昨年の11月に退団したばかりの朝夏は、これが"女優"としての初舞台。冒頭のイライザが花を売るシーンも、汚れた服とボサボサの髪、べらんめぇ口調で、かなりボーイッシュなたたずまい。だが、温かい部屋でチョコレートを食べる憧れの生活を歌うナンバー『だったらいいな』は、意外なほどに伸びやかなソプラノで聞かせ、キラキラした大きな瞳と長く伸びやかな手足が、淑女への変身に期待を抱かせる。

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これが3度めのヒギンズ役となる寺脇は、女心にうとい"言語オタク"のヒギンズ像に、寺脇らしいコミカルさを随所にまぶして余裕の仕上がり。セリフも明瞭で、早口言葉を繰り返すレッスンシーンでは、初々しい朝夏イライザとの対照がさらに際立った。場面は前後するが、寺脇ヒギンズが手にしたチョコレートを、朝夏イライザが思わずパクッと口にしてしまうシーンなどは2人の息もピッタリ。王道ミュージカルであると同時に、正統派ラブコメディでもある本作の魅力を改めて感じた。

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その他、ヒギンズ教授と共にイライザの特訓に携わる、ピッカリング大佐役の相島が味わい深い。軍人らしい厳しさは漂わせつつ、イライザをはじめ相手が誰であっても平等に接する姿勢と、温かく穏やかな眼差しに、ピッカリングが過ごしてきた人生の厚みがうかがえる。

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それはイライザの父ドゥーリトル役の今井も同様だ。大酒呑みの掃除人夫ながら、彼は彼なりに筋の通った人生哲学を持っており、それがイライザにしっかりと根付いていることが分かる。今井と下町の仲間がにぎやかに歌い踊る『ほんの少し運が良けりゃ』は、アンサンブルも素晴らしく、これぞ東宝ミュージカルの底力。

人生の陰影をしみじみと浮き彫りにするピッカリング大佐やドゥーリトルの存在があってこそ、美しく変身した朝夏イライザの輝くような美しさが眩しく目に映った。

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取材・文/佐藤さくら 撮影/イシイノブミ

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bungo_01.jpg 舞台「文豪ストレイドッグス 黒の時代」谷口賢志、多和田秀弥

谷口賢志、多和田秀弥、荒木宏文らが出演する舞台「文豪ストレイドッグス 黒の時代」が東京・サンシャイン劇場で開幕した。

「文豪ストレイドッグス」は、2013年にヤングエースにて朝霧カフカ(原作)・春河35(漫画)によりコミックス連載を開始し、2016年にはTVアニメ化された。
さらに2017年にソーシャルゲーム化、2018年には劇場アニメ化と次々と活躍の場を広げている作品だ。

2017年冬には本作がTVアニメの第1クールのエピソードをもとに舞台化され、全席完売の大ヒットを記録。

そして今回は、TVアニメ13話~16話で放送された、ファンの間で熱狂的人気を誇るエピソード「黒の時代」を舞台化第二弾として上演する。

出演は谷口賢志(織田作之助 役)、多和田秀弥(太宰治 役)、荒木宏文(坂口安吾 役)など。演出は舞台化第一弾に引き続き中屋敷法仁が手掛ける。


本作の公開舞台稽古と囲み取材が行われた。動画は囲み取材を中心に抜粋したもの。【動画6分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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こんにちはゴジゲンの松居です。

もうずっとね、、、
作ってます。。
男6人で、、ラブストーリーを、、

難しい時もたくさんありますが、、、
劇団10周年パワーで乗り切ろうとしてます。
10月3日からですね...幕は開くのか...。
開くんじゃねえ...開けるんだよ...

今週月曜から固定稽古場に入ったんです。
そこからは、休む暇なく稽古馬鹿野郎です。
ゴジゲンはかつて、"稽古"という言葉を禁止してたんです。"台本"って言葉も。
稽古ってなんか、やな響きじゃないすか、気が重くなるし、演劇疲れるし、稽古ってなんかダサいし、って思ってたから。
でもいまは稽古稽古稽古!たまに恵子!!戸田恵子!!!アンパンマーン!!!愛と勇気だけが友達さ!!!

そんなわけで、苦手だった稽古とか台本とかニンジンとかに向き合って、演劇でしか感じられない何某かを作ってます。
面白いと思ってます。
面白いですよ!って宣伝メールが来ると一瞬で行く気なくなる自分ですが、そんなゴミ自意識を飛び越えて、このげきぴあでだけは!胸を張って言いたい!
面白いと、思うよ。。。
今までで1番面白いと思う。。。
(胸をはれよ!)
(転んだらそのままで!!)
(Easy Gooooo!!!!!)

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※面白くなさそうな奴らですが大丈夫です

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※ブースに詰め込まれた面白くなさそうな奴ら

そうです、先週日曜に、
自分のJ-WAVEの番組「JUMP OVER」(毎週日曜23時〜24時)に
ゴジゲン6人で出演して演劇を見ることを、勧めまくりました。
タイムフリーでも聞けると思うので、ぜひ。

そんなわけでゴジゲンですよ。
あと2週間ですよ。
いまは、台本を書かなければならないのに、
体力が切れたから、ブログを書いてるわけです。
懸念していた1場は、、、もうちょいです。
1場はさておき、先に進まねば、ともう書き進めてます。いや岸田とるなこれ。パシャパシャパシャア!いえいえ!みんなのおかげです!あの時げきぴあがあったおかげです!!!

おっと未来が見えちまった。
うんこも出そうだぜ。
とにかくゴジゲン来てくれよな。
チケットはここから。
初日とかなるべく早めに見てくれよな!

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それじゃ、台本に向かうぜ!
ぐうううう...
ああああ...
愛よ!!!!!!!!!!!

松居

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10月に韓国・仁川(インチョン)のパラダイス・シティで開催される「第3回 2018スターライト・ミュージカル・フェスティバル」(2018 Starlight Musical Festival、主催:PLエンターテインメント)に、中川晃教が出演することが発表された。
日本人がこのフェスに招待され、出演するのは初。1111 - コピー.jpg

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nobunaga_03.jpg 舞台「信長の野望・大志 -冬の陣-」製作発表より

舞台「信長の野望・大志 -冬の陣- 王道執行 ~騎虎の白塩編~」の製作発表が行われ、彦摩呂、田中れいな、鶏冠井孝介らが登壇し、11月の舞台への意気込みを語った。

「信長の野望」は、歴史シミュレーションゲームのパイオニア的存在のゲームソフト。2018年5月には渋谷のCBGKシブゲキ!!で初めて舞台化した。その際、Wサイドストーリーとして<SIDE織田>、<SIDE浅井>という二つのバージョンを同期間で上演。お互いの立場から物語が描かれるという斬新な上演スタイルで好評を博した。

 
今回の「-冬の陣-」でのWサイドストーリーは、<SIDE織田・徳川>と<SIDE武田・上杉>となり、新たな歴史が紡がれていくことになる。

本作の製作発表が行われ、鶏冠井孝介、田中れいな、竹石悟朗、友常勇気、根本正勝、彦摩呂、脚本・演出の久保田唱が登壇した。【動画7分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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11月に上演される舞台『光より前に~夜明けの走者たち~』の、稽古に先がけ行われたワークショップ&取材会の様子をお届けするレポートその②(作品の概要&その①はコチラ)。

本作は、1964年の東京オリンピックで銅メダルを獲得したマラソンランナー・円谷幸吉と、その4年後のメキシコオリンピックで銀メダルを獲得した君原健二という、ライバルであり友人であったふたりのストーリーが初めてドラマ化される舞台です。

前回に引き続き、円谷役の宮崎秋人さん、君原役の木村了さん、円谷のコーチ・畠野洋夫役の和田正人さんが参加した、脚本・演出の谷賢一さんによるワークショップレポートの後編をお届けします!

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▲(左から)谷賢一さん、宮崎秋人さん、木村了さん、和田正人さん

*****

前半は「走る」ことを中心に話した皆さん。後半は、この場で配られた作品のプロット(あらすじのようなもの)をもとにした谷さんのお話がありました。

例えば...

◎選手&コーチの関係性

「調べれば調べるほど、円谷チームと君原チーム、それぞれすごく個性のあるコーチと選手の組み合わせだったなと思う」と谷さん。練習の仕方や、選手とコーチの関係性、そして最終的に離れ離れにさせられてしまう円谷&畠野コーチと、一度離れ離れになるけど再会する君原&高橋コーチ。その2つのチームの違いは、この作品でもたっぷりと描かれそうです。

IMG_3093.jpg◎円谷と君原の性格の違い

谷さんが数々の文献を読んで感じる円谷さんは「普段はユーモアもあって人好きのする人だったそうです。でも上官に言われたらなんでも従うところがあった。『こうしろ』『はいわかりました!』でなんでもするような、いきすぎた従順さがあって。それがまた彼が周りの人にかわいがられた要因でもあったのかな」。逆に君原さんについては、谷さんが「著書を読んでいても、なんかちょっとくせのある人なんですよ。はねっかえりみたいなことばっかり書いてあって(笑)」と言うと木村さんも「そうそう!」と笑う真反対のイメージ。谷さんが実際に会いに行っての印象は「腰の低い方だけど、信念がある部分は曲げない感じがあった。ある意味ではすごく強い個人主義だと思う」と語りました。

IMG_3053.jpg◎隠されていた事実について

和田さんからの「円谷さんのコーチの左遷や結婚への反対は、当時の感覚だとどのくらいの理不尽だったんですか?」という質問に谷さんは「相当な理不尽だったと思う。最近の資料を読むと、どれも結婚反対について書いてあるけど、これは1976年に書かれた『長距離ランナーの遺書』(沢木耕太郎/短編集「敗れざる者たち」に収録)で初めて掘り起こされたもの(自殺は1968年)。その前まで世間で知られていなかったんですよ。関係者に隠さなきゃいけないという自覚があったんだと思います。実際にその自覚が生まれたのも亡くなった後だと思いますけどね」。

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濃厚ですね。しかしこれは全部リアルな話。そして、円谷さんの自殺も、君原さんの活躍も、その後の陸上界に大きく影響を与えました。彼らが身を以て示したことで初めて見直されたことや改善されたことがあり、それが今の陸上界へとつながっているのだそうです。それを初めて描く作品に、まさに今の陸上界で活躍される原晋監督が特別監修で入られることにも、とても大きな意味を感じます!

***

ワークショップではプロデューサーさんから、この作品を書いたきっかけについての質問も。そう、実はこの作品、谷さんが3年前から温めていたものなんです。「円谷幸吉のざっくりした人生と遺書のことは知っていました。でもそこに君原健二の人生がドッキングしたとき、僕の中でドラマとしての魅力が大きくなった。円谷さんの人生の顛末は知ってる人も多いし、彼の人生を聞くとみんな何か反省したり感動したりすることがあると思うんだけれども、そこに性格・走り方・運命・恋人とコーチとの出会いや別れという部分で、本当にきれいな対称形としての人生を送った男がいた。マラソンは最終的には孤独な競技ですが、円谷幸吉から君原健二になにか渡された気がしました。伝える価値のある物語だと思いました」と語りました。

*****

ふたりの物語が果たしてどのように描かれるのか、気になりますね! 最後に谷さんは、ご自身の人生と照らし合わせてこの物語を語ってくれました。「僕は結婚して、離婚して、もう一回結婚したのですが、離婚したときにひどい精神状態になったんですよ。仕事は途切れることなく来るけど、一体なんのために働いてるのかわからない。歯を食いしばって仕事しているので、全然充実もしないし、そこで手に入れたお金も何に使っていいのかもわからない。落ち込んでしまって、生きてることも、ものづくりにも苦痛しかなくて。

基本的に書くことや演出することは孤独な作業だと思うし、誰かと相談してやるわけではないのですが、でも人生に伴走者がいるっていう時点で絶対やっぱり違うんだな、一人で書いてるみたいで一人で書いてないんだなというようなことを当時考えました。彼らの物語ってまさにそうじゃないですか。円谷さんだって君原さんだってトラックの上では一人で走っているのだけど、本当にたった一人で走ってるかっていうとそんなことでもない気がするんです。いい例としては、君原さんが夫人に出会って人生や走ることにもう一回希望を見出すこと、コーチにもう一回出会い引き上げてもらって二人三脚が再び始まること。そこに希望を感じました」。

→→次回は、ワークショップ後に開かれた取材会の模様です!

公演は11月14日(水)から25日(日)まで東京・紀伊國屋ホール(※14日はプレビュー公演)、11月29日(木)から12月2日(日)まで大阪・ABCホールにて。

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11月に上演される舞台『光より前に~夜明けの走者たち~』。谷賢一さんが脚本・演出を手掛ける本作は、1964年の東京オリンピックで銅メダルを獲得した円谷幸吉(つぶらや・こうきち)と、その4年後のメキシコオリンピックで銀メダルを獲得した君原健二(きみはら・けんじ)の物語を初めて作品化する舞台です。

げきぴあでは、主演の宮崎秋人さん、木村了さん、和田正人さんが参加した、谷さんのワークショップと合同取材会の様子を連載でお届けします!

IMG_3214_和田正人_木村了_宮崎秋人_谷賢一.jpg▲(左から)和田正人さん、木村了さん、宮崎秋人さん、谷賢一さん

***

早速ワークショップの様子をお届けする、その前に......まずはこの作品で描かれる、円谷幸吉さんと君原健二さんとはどんな方なのかをザックリとご紹介します!

<円谷幸吉> 演:宮崎秋人

1940年5月13日福島県に生まれた円谷さんは、長距離・マラソンランナーとして、1964年東京オリンピックに出場。男子10000m6位入賞(※日本男子の陸上トラック競技では戦後初の入賞)、そして男子マラソン銅メダル(※東京五輪の陸上競技において日本が獲得した唯一のメダル)という素晴らしい結果を残した方です。次の1968年メキシコシティオリンピックでの金メダルを宣言しますが、当時の環境やプレッシャー、上官の命令によるコーチ左遷や婚約破棄などさまざまな出来事の末、1968年1月に27歳という若さで自殺し、この世を去りました。その際に残した「父上様母上様 三日とろろ美味しうございました」から始まり、「幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません」と語る遺書は、聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

<君原健二> 演:木村了

1941年3月20日福岡県に生まれた君原さんは、長距離・マラソンランナーとして、1964年東京オリンピック、1968年メキシコシティオリンピック、1972年ミュンヘンオリンピックと三大会連続で出場。東京オリンピックではメダルを期待されるも8位という結果に終わり、一度は陸上部への退部届を出すほどに落ち込みましたが、コーチ(高橋進さん)の導きや結婚を機に復活。次のメキシコシティオリンピックで銀メダルを獲得します。それからもさまざまな大会で素晴らしい成績をのこし、77歳を迎えられた現在も走り続けていらっしゃる方です。

円谷さんと君原さんはライバルであり友人。谷さんが本作に寄せたコメントで「円谷幸吉と君原健二の人生は、「走る」という共通点だけがあり、それ以外はすべて好対照・正反対でした」と語ったそんなふたりが、ほんの短い時間を共に過ごし生まれた物語です。今まで一度もドラマ化も映画化もされていない「物語のように美しい二人の人生」(谷さん)が今回、初めて描かれます。

IMG_3028.jpg▲円谷さんと君原さんを演じるおふたり!

というわけでここからはワークショップのレポートです!

*****

参加したのは、円谷役の宮崎秋人さん、君原役の木村了さん、円谷のコーチである畠野洋夫役の和田正人さん。

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宮崎さんは現在、公演に向け走っているのだそうですが、「走るのは辛いです」と告白。なんと昔から走ることがかなり嫌いで、とにかく走ることを避けてきたんだそうです。「ちゃんと走るのは人生初めて」という宮崎さんが、これからどう変化していくかが楽しみですね。

IMG_3131_木村了.jpg木村さんはもともと「走るのが趣味」という方。この日は、その経験のなかで公園のランナーに感じる不思議だったり、プロの走りを見て気付いた足の着地の仕方の違いだったり、君原さんの著書から感じたご本人のイメージだったりをお話されていました。常にあらゆることに興味を持っていらっしゃることがすごく伝わります!

IMG_3153_和田正人.jpg和田さんは、ご存知の方も多いかもしれませんが、箱根駅伝などにも出場した元ランナー。本作に特別監修として参加される青山学院大学陸上部の原晋監督と作品を繋いだのも和田さんなのだそうです。「走るということには向き合ってきた」という和田さん。ワークショップでは、実際に走ってきた人にしかわからないような心境や感覚、視点、さらに豊富な陸上界&マラソンの知識を、惜しみなく皆さんに伝えていらっしゃいました!

IMG_3181_谷賢一.jpg脚本・演出の谷さんは、君原さんに直接会いに行ったり、原監督とお話したり、原監督が指導する青学陸上部の合宿に密着したりと、さまざまな準備をされている最中です。この日は、そこで話したこと、見たこと、感じたことを皆さんにお話しされていましたよ。

***

ワークショップ前半で主に話されていたのは、「走る」ということでした。

例えば...

◎今から走っていてほしい理由

谷さんが、走ることを日常に取り入れておいてほしいと考えた理由は、マラソンランナーの物語をやるうえで"身体の持っている情報量"は大切だという思いから。"走っている人の身体"は稽古が始まってから対応しても間に合わないので、事前に話したかったのだそうです。ちなみに和田さん曰く、見た目が本物に近づくのは体脂肪率5%。「そこまでしぼれば、ぽく見える」そう。5%...。

◎実際に走ってみての発見

前述の通り走ることが嫌いで、走っていても「負の感情しか生まれない」と宮崎さん。和田さんの「目標がないからでは?」という指摘に、宮崎さん以外のおふたりも「なるほど!」と納得されていました。ただ、谷さんが調べたことによると、走っている最中の負の感情というのは円谷さんや君原さんも戦っていた部分なのだそう。「湧いてくる負の感情は、実際に役を立ち上げていくときに繋げてくれる要素じゃないかな」とアドバイスされていました。

◎走りたいと思うのか?

このワークショップで何度も出てきたのは「なぜ走るのか」という言葉。その答えは出ないですが、宮崎さんの「走りたいと思いますか?」という質問に和田さんは「マラソンは基本的に楽しいものじゃない。野球やサッカーみたいなゲームって"楽しい"があるけど、ランニングのレースは基本的に自分の五体を使い、極限まで速く走ることなので楽しくはない」と経験者ならではの言葉。けれど「それを耐えてがんばった先に、ほんの一瞬の光が見える。それを手にした瞬間の喜びがすごい」そう。和田さん自身も、自己ベストのタイムを出したときの喜びに勝る喜びは未だに経験したことがないそうです。「1回それを覚えちゃうと、またそれを手にするためにやる」のだとお話されていました。

おもしろいですねー。このほかにも「レース中にトイレに行きたくなったら?」「何キロ地点から苦しくなる?」「コンマ1秒の差がどうしてうれしいのか」「数ある練習でも『マジか!』と思うものは?」など、笑いも交えながら、みなさんで話して共有されていました。

*****

→→ワークショップのレポートは次回も続きます!

公演は11月14日(水)から25日(日)まで東京・紀伊國屋ホール(※14日はプレビュー公演)、11月29日(木)から12月2日(日)まで大阪・ABCホールにて。

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lol_05.jpg 舞台「LADY OUT LAW!」矢島舞美、味方良介

池田純矢が脚本を手掛けた舞台「LADY OUT LAW!」が9月14日から品川プリンスホテル クラブeXで開幕する。出演は矢島舞美、味方良介、鈴木勝吾など。

体内に高性能の機械をうめこまれた主人公の少女を演じるのはアイドルグループ『℃-ute』(キュート)の元メンバー・矢島舞美。さらに味方良介、鈴木勝吾、小野健斗、松井勇歩、増子敦貴、日比美思、神尾佑が出演する。

脚本は池田純矢の書き下ろし新作。演出は味方良介主演の「熱海殺人事件」松井玲奈主演の「新・幕末純情伝」川栄李奈主演の「あずみ」などを手掛けてきた岡村俊一。

 
本作の公開舞台稽古と囲み取材が行われた。動画は囲み取材を中心に抜粋したもの。一部、矢島舞美の立ち回りシーンを追加した。【動画6分】

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『マイ・フェア・レディ』の通し稽古を見学してきました。この日のイライザ役は朝夏まなとさん、ヒギンズ教授は寺脇康文さん。2013年にG2演出になり、訳も演出も一新、より女性の物語として響くようになった気がします。

 まず、音楽の豊かさがこの作品の魅力。「じっとしていられない」「だったらいいな」「君が住む街」など、誰もがああ、知ってる!と頷ける名曲揃いです。曲が脳内をぐるぐる回って、帰り道には思わず口ずさんでしまう。日本初演55周年の今年、グランドミュージカルの定番として、長く愛されて来た理由がよくわかりますね。

朝夏さんは、宝塚退団後の初ミュージカルとなりますが、彼女のイライザはのびのびしていてまっすぐ、実にチャーミング。太陽のような朝夏さんの個性がそのまま活きています。特に1幕の冒頭、花売り娘の時は粗野でおてんば、手がつけられないくらいワイルドで思わず笑ってしまったほど。演出のG2さんが「狂犬のように」と話したそうですが、確かに野生の獣感なんですよ!同時にどこか愛らしくて魅力的、目が離せません。それに対して寺脇さんのヒギンズ教授はスマートで自信に満ち溢れた紳士。暴れん坊のイライザを自分なら教育し、手なづけられると確信している様子が見てとれます。

 では2幕冒頭から、ちらりとその模様をお伝えしましょう。

16_0006+.jpg↑いよいよイライザが、大使館の舞踏会デビューを果たします。控えの間にて、ピッカリング大佐(相島一之)がヒギンズ夫人(前田美波里)に、人々のイライザに対する反応を報告。イライザのファンになりつつあるヒギンズ夫人は、上手くいっていることを知り、ワクワクを隠せません。ヒギンズ教授と賭けをしている大佐でさえガッツポーズ!二人ともいいお顔。

16_0431.jpg↑「イライザ・ドゥーリドル」と名前を呼ばれ、突然現れたゴージャスな美女!扇を持つ手も決まっていますね!イライザは花売り娘の頃とはまるで別人、堂々たる立ち居振る舞いです。稽古ですら、プリンセスにしか見えません。

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↑トランシルバニア女王(伊東弘美)がイライザの可愛さに惹かれて、「チャーミング!」と思わず頰に触れます。その女王を見上げるイライザの瞳の可憐なこと!

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↑家政婦のピアス夫人(春風ひとみ)はイライザを心配し、興味津々に大使館の様子を聞きます。ピッカリング大佐、いい表情!

16_0814.jpg↑イライザの身元を疑い出したハンガリー人の言語学者カーパシーが、正体を暴いてやる!と息巻きますが、イライザは落ち着いたまま。見事に彼を騙し切り、みんなにプリンセスと認められます。

16_0457.jpg↑踊りつつ、思わず笑みが溢れるイライザ。キラキラして、心から楽しそう。ダンスのキレはさすが、朝夏さん。この先、イライザには輝かしい未来が待っているに違いない!

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↑イライザが見事にレディを演じ切ったことで、賭けに勝ったとご満悦のヒギンズ教授。それを祝う大佐と使用人達。美しいコーラスが気持ちよく、最高です!この作品は大人数による重唱と群舞、ステージングが実に上手く、目も耳も幸せ〜になれますね。

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↑ところが、浮かれるヒギンズ達に対して、自分は賭けの対象でしかなかったことを悟り、ショックを受け、呆然とするイライザ。ああ、切ないこの表情。稽古場なのに泣けてきました...。

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一体、何が起こったのかわからず、訝しむ堅物ヒギンズ。(悔しいけど、寺脇さんがカッコいいです!)

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↑なぜイライザが怒っているのか、全く見当がつかないヒギンズはチョコレートをすすめて、なだめてみたり(小さい子供じゃないのよ、と、観ていてイラッ!)。

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↑誰のおかげだ!と脅してみたり。このヒギンズの空気の読めなさに、男ってしょーもないっ!と、イライラが徐々に怒りに...。

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↑自分がいじめたのかな?疲れたのかな?誰かと結婚すればいいんじゃない?イライザに対して、まるで子供を扱うような態度のヒギンズ。この二人の温度差が半端ない。

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↑「お前は猫か!八つ当たりはよせ」と、イライザは再び野生の王国状態。いやー、女心が全く読めないヒギンズめ!(『奇跡の人』ではありません)

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↑こんなにイライザが怒っているのに、「何が気に入らないんだ?」と、全くわかっていないヒギンズ。これだから男って!(また言ってしまいました。プンスカ)

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↑毅然とした態度で、ヒギンズにもらった指輪を返すイライザ。言葉遣いが丁寧になった分、迫力が増しています。自立したレディに見えますが、心のうちは大失恋?!この後、ヒギンズは寝室へ。イライザは家を出る決心をします...。と、この丁々発止のやり取りだけでも、ゾクゾクするわけですが!

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↑登場人物のキャラがそれぞれ際立っているのも、この作品の楽しい点。平方元基さんが演じる青年フレディは、いかにもお坊ちゃんぽい。よく恋愛ドラマで、優しくてイケメンだけど、恋では二番手になってしまう...という切ない役回りがありますが、フレディはまさにそれ!

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↑今井清隆さん演じるイライザの父親ドゥーリトル。人の良さそうな下町のお父さん。コメディ部分をしっかり背負い、歌やダンスでバッチリ魅せてくれます。今井さんのステップの軽やかさ、必見ですよ。

ああ、ぜひ神田沙也加さんイライザ&別所哲也さんヒギンズ教授組も観たいなぁ!きっと全然違う雰囲気を楽しめるはず。

ミュージカルの真髄を味わえる名作、ガチおすすめです!

(取材・文/三浦真紀)

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