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■『RENT』2017年 vol.6■


 

ミュージカル『RENT』がこの夏、2年ぶりに上演されます!

20世紀末のNYを舞台に、セクシャルマイノリティー、HIVポジティブ、貧困、麻薬中毒...様々な現代的な悩みを抱えながらも、夢に向かって生きている若者たちの姿を描いたこのミュージカル。
ジョナサン・ラーソンの作った楽曲も名曲揃いで、世界中で愛され続けている作品です。

熱狂的なファンが多いことでも知られ、その熱いファンのことは"RENTヘッズ"と呼ばれていますが、今回・2017年版の製作発表の場で、自らのことをRENTヘッズだと告白したのが、コリンズ役の光永泰一朗さん
曰く「好きすぎて、ちょっとウザイところもある」そうなのですが...。

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でしたら、そのRENT愛を語ってもらおう!と、お話を伺ってきました。
作品との出会いから、演じるコリンズについて、現在の心境、RENTについてマニアックな愛すべきポイントまで...ロング・ロングインタビューとなりましたが、たっぷりどうぞ!
 

◆ 光永泰一朗 INTERVIEW ◆

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●1998年の日本初演時に、アルバイトで...


―― 会見でご自分のことを「RENTヘッズ」だと仰っていましたね。

「いまだにあれは言わない方がよかったのではと思っています(苦笑)。『RENT』が好きすぎて皆さんに引かれるんじゃないかと...」


―― いやいや、ぜひそのRENT愛を語って頂きたいです。日本初演の際に『RENT』のチラシを配るアルバイトをしていたと仰っていました。その報酬として、NYに『RENT』を実際に観に行ったとも。なぜそんなバイトを?

「1998年に『Breakthrough Musical RENT』というタイトルで上演された際、当時の僕は大学生で、僕の親友が...制作会社だったか、広告代理店かもしれませんが、そこの方と友だちだったんです。で、『RENT』というミュージカルを日本に持ってくる、ついては戦略的な展開のために意見を聞きたいということで、最初に座談会のような場に行ったんです。僕も音楽をやっていましたし、きっと登場人物たちと同世代の若者のナマの意見をききたい、ってことだったと思うのですが」


―― ああ、なるほど。単なるチラシ配りのアルバイトではなくて、作品関連のお仕事の一環としてチラシも配ったんですね。

「そうです、そうです。で、意見を色々と言ったりしていくうちに、ビラ配り等々も手伝ってくれ、と。バイト代は出ないけれど、その代わりにNYまで『RENT』を観に行かせてやるから、という流れです。弾丸で3泊でNYに行き、オリジナルキャストの公演を観ました。一応、取材という名目でいったので「ライフカフェ」とかにも行って、写真を撮ってきたりもしました」RENT2017-06_02_0910.JPG

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チェーホフの四大戯曲をケラリーノ・サンドロヴィッチが演出するシス・カンパニーの企画第3弾として、『かもめ』『三人姉妹』に続いて『ワーニャ伯父さん』が登場します。KERAが奇をてらうことなく戯曲にじっくり向き合い、チェーホフの面白さをじわじわと引き出している好評のシリーズです。

段田安則の主人公ワーニャの姪、ソーニャを演じるのは黒木華。宮沢りえ扮する美しい義母エレーナを眩しく見つめながら、叶わぬ恋を胸に秘めて働き通しに働いているという、かなり切ない女性を演じます。映像から舞台まで、作品ごとに違う顔を見せてくれる黒木さんに、稽古を前にした心境を伺いました。

051aコピー.jpgくろき・はる 1990年、大阪府出身。舞台『赤鬼』『書く女』『るつぼ』『お勢登場』、映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』『ちょっと今から仕事やめてくる』『海辺のリア』、ドラマ『真田丸』『重版出来!』『みをつくし料理帖』など幅広く活躍。

──黒木さんは高校演劇のご出身ですよね。演劇部時代にチェーホフには触れていましたか?

「当時は日本の現代劇ばかりやっていて、チェーホフもシェイクスピアも経験がないんです。『ワーニャ伯父さん』は戯曲を読んだのも今回が初めてでした」

──読んでみての印象は?

「まずは暗い......と思いました(笑)。時代背景もあるでしょうけど、自分の人生を悲観して諦めている人が多いんです。私が演じるソーニャも『人間、いつか死んだら自由になるのだから、それまでは働いて生きないと』という考え方。みんな常にグチを言っていますし、ケンカしてもなぁなぁで、何も解決していないんじゃない?と思ったり(笑)。でも、みんながちょっとずつ後ろ向きなところが、チェーホフの面白さじゃないかとも思います。未知な分だけ、お客さんの反応も楽しみです」

──KERAさんとは初顔合わせですね。

「お仕事をご一緒するのは初めてですけれど、KERAさんの舞台はよく拝見していて、ナイロン100℃の舞台ももちろん、古田新太さんとの振り切れたシリーズも大好きです(笑)。KERAさんというと音楽や映像、ダンスも加わってお洒落でスタイリッシュな舞台で......という印象ですが、ストレートにチェーホフをなさるのか、ちょっとひねるのか、どちらにしてもきっと面白くなると思います! 稽古場でKERAさんの演出を面白がれるように、私自身はいつでもフラットな状態でいたいです」

──エレーナ役の宮沢りえさんとはドラマ『グーグーだって猫である』でも共演されていますね。

「はい、りえさんは舞台もたくさんやってらっしゃいますし、こうしてじっくり舞台でお芝居できるのがすごく楽しみです。ソーニャは自分に自信が持てず、エレーナに憧れている役なので、役作りにはあまり苦労しないんじゃないかと思います(笑)」

──ソーニャの報われない恋心も切ないです......

「本当に。私自身も叶わない恋が多かったので、ソーニャの気持ちはすごくよくわかります」

──お、そんな共感ポイントもあるんですね。この作品ではみんなが「辛い」とか「自分は不幸せだ」とかしょっちゅう言っていますが、それについてはどう思いますか。

「意地悪な見方をすれば『ああ、私、こんなにしんどい』という姿をまわりの人に見せたいようにも思えるし、本当にそう言わなければやっていられない、という面も両方ある気がします。私自身は『ご飯がおいしい』とかわりと単純なことで幸せを感じられるタイプなので、あまりそういうことは言わないですけれど。何よりもお芝居がすごく好きなので、いろんな作品に出させていただけることが一番の幸せなんです。お休みがあってもどうしていいかわからなくて、結局お芝居とか映画を観に行っちゃいますし。趣味がお芝居です(笑)」

──うーん、まさに芝居の申し子ですね。凛とした着物姿で幸せそうに料理しているかと思えば、カリスマ的魔性の少女で観る者を震え上がらせたり。黒木さんは作品、役柄によってまったく見せる顔が違って、毎回「もともとそんな人だったんじゃないか?」と思えるのが不思議なんです。

「そう見えるとしたらありがたいです。自分自身を押し出すのがあまり好きじゃないのかもしれないです。自分の中の美学として。もちろん自分がやっているので出てしまいますけど、自我が表に出るのが恥ずかしくて。でも表に出る仕事をしているという、矛盾の中でやっています(笑)。私はいつも『もっとお芝居が上手くなりたい!』と思うんですが......。今回出演される方々も本当に素敵なお芝居をなさる方ばかりなので、私が足を引っぱらないようにしたいです」

(取材・文=市川安紀)

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『RENT』稽古場レポート Part3

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■『RENT』2017年 vol.5■

 

世界中で熱烈に愛される珠玉のミュージカル『RENT』がこの夏、2年ぶりに上演されます!
その稽古場レポート、第3弾をお届けします。

 

※稽古場レポート Part1→
※稽古場レポート Part2→


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今回は『Tango Maureen』『Out Tonight』『Another Day』『I'll Cover You』のシーンをメインにご紹介します。

マーク=村井良大さんが「生きて帰れるか...」と向かった先は。RENT2017-05_11_1217.JPG
ジョアンヌ=宮本美季さんのところ。ジョアンヌは、恋人であるモーリーンのパフォーマンス会場の設営中。...ですが、トラブル発生。RENT2017-05_12_1064.JPG

ジョアンヌはモーリーンの現・恋人、
マークはモーリーンの元・恋人、
ということで微妙な関係性のふたりが、モーリーンについて歌い上げるのが、『Tango Maureen』
張り合いながらも分り合える部分があるようで...。RENT2017-05_13_1231.JPG

『RENT』稽古場レポート Part2

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■『RENT』2017年 vol.4■

世界中で熱烈に愛される珠玉のミュージカル『RENT』がこの夏、2年ぶりに上演されます!
その稽古場レポート、第2弾をお届けします。_RENT2017-04_02_1113.JPG
※稽古場レポート Part1→


ダブルキャストの役柄は、堂珍嘉邦さん(ロジャー)、ジェニファーさん(ミミ)、平間壮一さん(エンジェル)、上木彩矢さん(モーリーン)

第1弾に続き「バンド合わせ」のレポートですが、今回は『Light My Candle』のシーンと、『Today For You』、そして『Take Me Or Leave Me』のシーンを中心にご紹介。

『Light My Candle』は、前回ご紹介した『One Song Glory』のシーンのあと、ロフトに引きこもっているロジャーのもとに、上階に住む少女ミミが「火を貸して」とやってくる場面。
ミミが火を欲しがるのには、理由があるようで...。
ミミ=ジェニファーさん。2008年からミミを演じているジェニファーさん、ミミそのものですね。
ロジャーは堂珍嘉邦さん。
ミミとロジャーの駆け引きにご注目を。IMG_0935.JPG

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peterpan_04.jpg ミュージカル「ピーターパン」製作発表 鶴見辰吾、吉柳咲良、神田沙也加、宮澤佐江

ミュージカル「ピーターパン」の製作発表が行われ、10代目ピーターパンを演じる吉柳咲良(きりゅう さくら)が劇中曲を歌唱披露した。

「ピーターパン」は1904年にロンドンで初めて上演。1954年にはアメリカ・ブロードウェイで「ウェスト・サイド・ストーリー」「屋根の上のヴァイオリン弾き」等を手掛けたことで知られているジェローム・ロビンス演出・振付によりブロードウェイミュージカルとして上演。

そして日本では1981年、榊原郁恵主演により初めてミュージカル「ピーターパン」が上演された。
以来、37年にわたって上演されてきた本作が今年もやってくる。


今回の演出を務めるのは藤田俊太郎。
出演は吉柳咲良、神田沙也加、宮澤佐江、入絵加奈子、久保田磨希、石井正則、鶴見辰吾など。

本作の製作発表が行われ、10代目のピーターパンを演じる吉柳咲良(きりゅう さくら)が劇中の代表曲「I'm Flying」を歌唱披露した。【動画1分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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まさに彗星のごとく現れ、ミュージシャンや漫画家や小説家らと広くコラボし、型破りのスピードで創作を続けてきたマームとジプシーが、10周年を迎えた。それを記念して過去作品を複数携えて全国ツアーを行う。前例のないプログラムに込めた、作・演出・主宰の藤田貴大の思いを聞いた。

IMG_3378.JPG――マームとジプシーの活動は、いわば燃料補給しながら走り続けているので、何周年といった節目を気にしないイメージがありました。10周年の記念ツアーを決めた理由は?

「確かに今回の企画の始まりは、10周年ということはあまり意識してなかったかもしれません。それよりも、僕が20代で書いた作品を"まとめて観る時間"を作りたいと思った。それは僕自身も思ったし、たぶん出演者やスタッフも思ったと思います。当然、その時間をお客さんに観てほしいねと」

――それにしてもボリューミーな内容です。テーマやモチーフが共通する3作を編集してひとつにした作品を3本、そして30代になった日常が反映される『あっこのはなし』を単独でと、全部観ると10作分になります。

「同じモチーフの作品を編集してひとつにするのは、去年、彩の国さいたま芸術劇場で予定されていた『蜷の綿』(藤田が蜷川幸雄の半生を戯曲化し、蜷川自身が演出するはずだった作品。2016年2月上演予定が蜷川の体調不良で延期された)の代替公演で、マームの過去の作品から"夜"と"不在"といった共通するモチーフを描いた作品を3本選んで、一つの時間にして、上演したのが最初です。その時の作品はさらに編集を加えて上演します。ツアーが彩の国さいたま芸術劇場から始まるのは、そういう経緯もあります。」

――地域によってプログラムは異なりますが、最低でも2シリーズ4作品は観られるようにしているんですね。

「僕らは5〜6年前から国内外の各地でよく公演していますが、通常、一つの土地に作品を持って行けるのは、当たり前にひとつだけだし、その土地の人たちは次に僕たちの作品に、出会えるまでに時間が空いてしまう。僕はそれが寂しくて。作家なら誰しもそうだと思いますけど、ひとつの作品で自分のことを全部言えたことなんてないわけで、とすると、地方のお客さんは僕のその時の一部に触れただけで終わってしまう。だから、マームの色んな側面を観られるように、複数の作品を持って、いろんな場所に行きたいと思いました。

 それと、自分自身が18歳まで、演劇作品がほとんど観られない町にいたコンプレックスがいまだに消えないのも大きいです。地方には当時の僕と同じように悶々としている人がきっといる。そこを訪れて、その時期に劇場に来れば3作品、4作品観られるような状態をつくりたいと思いました。仕掛け方は違うとしても、こういうプロジェクトが一般的にも可能になれば、"地方にいる"という事のコンプレックスを少しは解消出来る気もしました。」

――普段あまり演劇を見慣れていない人は、演劇に対して受け身になる?

「そうなのかな。ただ、対象が複数あって、その中から自分で選ぶ事は、意識的になりますよね。もちろん演劇を観にくる理由は何でも良いとも思うけど、内容とかじゃなくて "テレビに出ている◯◯さんが出演していた"という受け身の感想で終わるのは残念だなと思います。せっかく演劇を観に来てもらうのだから、作品をつくる側としては、演劇の奥行きや総合性みたいな事をきちんと見せて、次に"演劇"を見る事に繋がったらと思います。」

――どの作品も新たに手を入れるんでしょうか?

「もちろん、全ての作品手を加えます。たとえば『ΛΛΛ』は石橋英子さんが音楽を担当して下さる事になりましたし、衣裳もスズキタカユキさんがそれぞれの作品に新しく、手を加えてくれる事になりました。僕に関しても、そういう新しい要素から生まれる新しいイメージもあると思います。」

――編集すると、オリジナルの良さが失われたり、ストーリーがわかりにくくなるリスクがあると思いますが、その点は?

「僕らを初めて観る人は常にいるので、どうすればより伝わるかはいつも慎重に考えています。ただ、例えば作品に完全な"答え"みたいな物が僕の中にあったとして、それを分かりやすく提示して、観客の皆さんが同じところを見て、同じような感想を持つように導く事はとても気持ちが悪いと思います。舞台上で俳優が、重要な台詞を話しているときに、全く関係のないような舞台上の椅子が気になって、それをじっと見ている人や、全く僕の意図とは違うベクトルの事を考えていてもいいと思っています。出来るだけ多くの要素を舞台上に並べて、観ている間に観客が、何を自分で選ぶ事が重要な気がしています。今回の機会や僕らの作品がそういう体験になればなと思っています」

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『RENT』稽古場レポート Part1

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■『RENT』2017年 vol.3■


世界中で熱烈に愛される珠玉のミュージカル『RENT』がこの夏、2年ぶりに上演されます!RENT2017-03_02_1045_.JPG

製作発表レポート
マーク役 村井良大さんロングインタビュー


20世紀末のNYを舞台に、セクシャルマイノリティー、HIVポジティブ、貧困、麻薬中毒...様々な現代的な悩みを抱えながらも、夢に向かって生きている若者たちの姿を描いたこの作品。
ジョナサン・ラーソンの作った楽曲も名曲揃いです。


2012年、2015年とも連載形式で公演を追ったげきぴあ、今年もやります!
6月某日、稽古場を取材してきました。


この日の稽古場は「バンド合わせ」が行われていました。
それまで「稽古場ピアノ」と一緒に稽古を重ねてきたキャストが、実際のバンドと音を合わせる場です。ミュージカルの稽古場では、たいてい、稽古終盤のタイミングでこの作業が入ってきます。

その模様を、シーン抜粋ですが、数回に分けてレポートします。
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音楽の調整が主眼ですので、多くの作品では動きは付けず、オーケストラやバンドと歌をあわせるのみの作業であることが多いのですが...
今回の『RENT』では、ステージング付きで、音あわせをしていくようです!

※参考:他の作品での「オケ合わせ」はこんな感じでした→

稽古場には本番同様のセットが組まれています。
そして、バンドさんも舞台セット上に!RENT2017-03_05_0911.JPG


最初に「普通は1曲ずつ合わせていくのですが、数シーンまとめてやっていきます」「集中してやりましょう」「(一部ダブルキャストのため)今日やらない人も、明日やりますので、バンドの音をしっかり聴いて、歌う準備をしておいてください」といった説明が。

なお、ダブルキャストの役柄は、この日は堂珍嘉邦さん(ロジャー)、ジェニファーさん(ミミ)、平間壮一さん(エンジェル)、上木彩矢さん(モーリーン)


いくつかの場面の小返しを経て、冒頭の『Tune Up #A』からバンド合わせは始まりました。


映像作家であるマーク=村井良大さんのセリフから始まるこの作品ですが、音合わせですので、最初のセリフのみの部分はちょっと省略。
きっかけのセリフからの、「♪ December 24th. New York...」RENT2017-03_06_1030.JPG


マークはルームメイトのロジャーをはじめ、仲間たちの日常をフィルムに収めています。
ロジャー=堂珍嘉邦さんRENT2017-03_07_1032.JPG

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井上ひさしの幻の名作『イヌの仇討』が7月からこまつ座で上演されます。

本作は、誰もが知る「忠臣蔵」の事件を、井上ひさしが独自の視点で見つめ直し、一般的に"悪役"とされてきた吉良上野介側に立って物語を再検証、日本史の隠された真実を暴き出した物語。

同時に、赤穂浪士の討ち入りの際に上野介が身を隠していた"炭小屋"を舞台にしたワンシチュエーションの会話劇でもあり、井上戯曲の面白さを存分に楽しめる作品です。

1988年の初演以降、上演されていなかった本作が29年ぶりに上演されます。
出演は、大谷亮介、彩吹真央、久保酎吉、植本潤、加治将樹、石原由宇、大手忍、尾身美詞、木村靖司、三田和代
演出は劇団桟敷童子の東憲司。2015年に『戯作者銘々伝』でこまつ座に初参加した東が、初めて井上戯曲に挑むのも話題です。

その中で、大谷亮介さん演じる吉良上野介の側女・お吟を演じるのが彩吹真央さん


宝塚歌劇団を退団後、数々の舞台に出演している彩吹さんですが、こまつ座への出演も、井上戯曲への出演も初。
作品について、演じる役柄について、そして井上戯曲について、お話を伺ってきました。

◆ 彩吹真央 INTERVIEW ◆

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● こまつ座にも出たかったし、時代劇もやりたかった。二重に嬉しいです


―― 彩吹さん、宝塚を卒業してからは、時代物は初でしょうか?

「そうなんです。日本人を演じることはありましたが、時代物、着物を着て演じるのは初めてなんです。時代劇、やりたかったんですよ。もともと日本物が好きで、着物や日舞も好き。特に、色々なミュージカルに出たり、お芝居の経験を重ねてここ数年、「そろそろ着物を着たいな」「ちゃんと、着物を着た日本の女性を演じられる女優になりたいな」と思っていました。こまつ座に出たいという思いも強かったのですが、その初めてのこまつ座が、時代物だとわかった時は二重に嬉しかったです」


―― こまつ座の舞台も、井上ひさし戯曲への出演も初ですね。ご覧になったことは?

「もちろんあります! 時間のある時は必ず拝見しています。こまつ座は、ストーリー全体ももちろん面白いのですが、とにかく井上先生の書かれた戯曲の言葉の美しさが素晴らしいなと思っています。現代の話もあれば、昔の物語もあるのですが、どれも今の時代の私たちにもストレートに伝わるセリフのチョイスで...」


―― 本当に一文字一文字こだわって書かれるとお聞きしたことがあります。「一文字だけ変えた台本の1ページがぺらっと送られてくる」というようなお話も。

「本当にそうなんですよね。一作品一作品、一文一文、一言一言にこだわりをもって作ってらっしゃるのを感じるので、一言も解釈の間違いがないように演じたい。今回私が演じるお吟は架空の人物ですが、なぜお吟はこういう言葉を発するのか、先生がどういう思いでこれを書かれたか、常に想像します。ご存命でしたら直接お伺い出来たのですが、もう出来ませんので、そこは演出の東憲司さんや共演の皆さんとセリフを合わせ、お話させて頂けば、自然と役作りが出来るのではないかな、と思っています」


―― 井上先生にお会いしたことは?

「残念ながら、ないんです。ご存命の間に作品を拝見してはいましたけれど。同じ事務所の井上芳雄さんが、先生が最後に書かれた作品(『組曲虐殺』)に出演されていて、色々とお話を伺ったりはしていましたけれど、実際にお会いしたことはなくて...。こんなに愛されている作家さんもいないですし、多くの俳優さんが、こまつ座に出たいと思っていらっしゃる。劇場によってお客さまの雰囲気は違うものですが、こまつ座の空気は客席に座っていてもほっこりします。もぎりの方が法被を着てらっしゃるのもいいですよね。この作品は29年前に初演をご覧になっている方もたくさんいらっしゃると思います。待望の再演とも言われていますので、その期待を裏切らないようにしないといけませんね」
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1010aishite_01.jpg 神保町花月「1010愛して」出演のピクニック、シューレスジョー

神保町花月の10周年記念公演「1010(じゅうじゅう)愛して」が7月5日から上演される。出演者のピクニックとシューレスジョーにインタビュー取材した。

神保町花月は吉本興業が手掛ける劇場。吉本新喜劇とは異なり、若手芸人によるお芝居を中心に上演している。客席は126席。芸人さんと身近に触れ合う事が出来る劇場だ。

その神保町花月の10周年を記念した公演「1010愛して」が7月5日から上演される。

脚本・演出は家城啓之。
「ピクニック」、「シューレスジョー」などのベテラン勢に加えて、小栗旬のモノマネでブレイク中の「おばたのお兄さん」などの若手実力派芸人が出演する。

 
本作に出演するピクニック、シューレスジョーのお2人に、本作の魅力についてインタビュー取材した。【動画2分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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2015年に日本でワールドプレミアの幕をあけ話題となった『デスノート THE MUSICAL』の待望の再演が、6月24日(土)の富山公演からスタートする。ブロードウェイで活躍するフランク・ワイルドホーンが音楽を手がけるなど世界トップレベルのクリエイターたちが制作、日本公演のほか韓国版も上演され、ワールドワイドな展開を見せているミュージカルだ。再演でも、主役の夜神月をWキャストで務める浦井健治と柿澤勇人、月を追い詰める探偵L役の小池徹平ら、当たり役だと好評を博したキャストたちが続投。初演を超える熱演に期待が高まる。6月中旬、その稽古場を取材した。deathnote2017_01_01_0579.JPG

原作は言わずと知れた大ヒット漫画『DEATH NOTE』。名前を書かれた人間は40秒以内に死ぬ"死神のノート"を手に入れた高校生・夜神月が、正義の名の下、犯罪者たちを粛清していくという物語だ。この日は初の"通し稽古"(本番同様、冒頭から最後まで通して行う稽古)とのことで、稽古場にはピリッとした空気が流れている......かと思いきや、意外に和やかな雰囲気。些細な会話で俳優たちが笑い転げている。だが「はじめます」の声がかかるととたんに静かになり、熱を帯びたような空気になった。オープニングは、40秒からカウントダウンしていく時計の音と映像。この段階で映像が使われている稽古場というのも珍しいが、減っていく数字が不穏さを煽っていく。

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続いてシーンは月が通う高校の教室へ。現代日本の、ありふれた光景だ。月ら生徒たちと教師が、正義について議論している。ここで歌われる「正義はどこに」は作品を貫くテーマだ。「正義は社会の基準」という教師に対し、月は「正義は権力の道具でしかない、真の正義を求めるなら正しい指導者を見つけなければ」と反論する。のちに自らを正義と信じ暴走していく月の危うい信念が伝わると同時に、議論を尻目に携帯をいじっている同級生たちの姿なども興味深い。この日の月は浦井健治。落ち着いた声のトーンと余裕のある表情で月の頭脳明晰さが伝わってくるが、一方ですでに少し狂気をも感じる。そして物語が進むにつれ迫力は増していき、カッとした表情や焦り、怒りを隠した笑顔など、その細かい表現から目が離せない。いまやミュージカル界を牽引するスターである浦井、2年間の充実の経験によって、初演時にも増して魅力的な月を作り上げている。deathnote2017_01_05_0329.JPGdeathnote2017_01_06_0711.JPG

L役の小池徹平も熱演だ。物を指先でつまむ独特の動作や前屈みの姿勢などが印象的な特異なキャラクターだが、こちらは抑えた演技の中で、確実にこの役柄を体現。死神レム役の濱田めぐみの情感のこもった歌声、弥海砂を演じる唯月ふうかのキラキラのアイドルっぷりなども相変わらずの安定感。新キャストで月の妹・粧裕役の高橋果鈴のフレッシュさ、月の父である夜神総一郎を演じる別所哲也の理性と苦悩も、漫画から抜け出したようだ。そしてこの日の稽古場で何よりインパクトがあったのは、今回初参加で死神リュークを演じる石井一孝。うっすら死神メイクをしているとはいえ、その眼ヂカラ、大きな口、動きまで原作のイメージ通り! まるでCGのようだ。さらに迫力の歌声にも度肝を抜かれること間違いナシ。石井本人も楽しそうで、その姿がそのまま、月ら人間たちの行動を面白がるリュークそのものだった。deathnote2017_01_07_0604.JPGdeathnote2017_01_08_0480.JPGdeathnote2017_01_09_0540.JPG

カンパニー全体のまとまりやハーモニーもよく、総じて初演よりぐっと迫力が増している印象。本番のステージを楽しみに待ちたい。公演は6月24日(土)に富山オーバード・ホールで開幕。台湾、大坂公演を経て、9月2日(土)から24日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場で上演される。チケットは発売中。deathnote2017_01_010_0717.JPG


▽ 夜神月=浦井健治さん。
月は頭脳明晰、成績優秀な優等生。そんな彼がデスノートを拾ったことから、「自分こそが神に選ばれ、犯罪者のいない世界を創る"新世界の神"だ」と暴走していきます。deathnote2017_01_51a_0698.JPG

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