――――別れた時と、整理ができた時。恋にはさよならが二度ある。

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2020年4月に公開したミュージック・ビデオが、8ヶ月で約300万再生されるなど、

若年層に「切ない」「わかる」と支持され続けているポップスバンドwacciの「足りない」。

この楽曲をモチーフに、人間模様を映し出す脚本に定評のある劇作家・演出家のえのもとぐりむが朗読劇を書き下ろす。

一見しっかりしているのに、ダメな恋愛をしてしまう、今どき女子のこじらせ恋愛模様をえぐり出す。

ヒロインは、多彩な個性が集うパフォーマンスグループ「東京パフォーマンスドール(TPD)」から、櫻井紗季、高嶋菜七、橘二葉が日替わりで務め、共演にはフレッシュな俳優陣が集う。日ごとに変わり、移ろう恋愛模様が、フレッシュなキャストにより展開される。

12月4日(金)から東京パフォーマンスドールファンクラブでのチケット最速先行販売がスタートし、各種先行販売の後、1219日(土)チケットぴあ独占で一般発売開始予定。

公演情報詳細(キューブ)

https://www.cubeinc.co.jp/archives/2878

wacci「足りない」MV

https://www.youtube.com/watch?v=mq4BB5_ba9w

東京パフォーマンスドール オフィシャルサイト

https://tpd-web.com

<公演概要>

タイトル:朗読劇「雨恋ミント inspired by wacci"足りない"」

原案:wacci「足りない」(エピックレコードジャパン)

作・演出:えのもとぐりむ

出演:

<チームS> 櫻井紗季(東京パフォーマンスドール) × 林勇輝  × 納富有沙

<チームL> 高嶋菜七(東京パフォーマンスドール) × 川原一馬 × 伊藤梨沙子

<チームD> 橘二葉(東京パフォーマンスドール)  × 安田啓人 × 川崎愛香里

劇場:

下北沢 ザ・スズナリ

155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15

公演日程:

12/26(土) 18:00S

12/27(日) 13:00S)★1/17:00S)★2

12/28(月) 15:00L)/19:00D

12/29(火) 13:00D)★3/17:00(L

<アフタートークゲストメンバー>

★1 浜崎香帆   ★2 脇あかり   ★3 高嶋菜七

チケット料金:

  • TPD ファンクラブ 限定 特典付き S席 ¥6,000

特典内容:日替わり撮り下ろし ヒロイン個人 生写真 5枚組(税込、全席指定、TPD先行のみ取り扱い)

  • A席 ¥4000(税込、全席指定)

※開場は開演の30分前になります。

※未就学児童は入場不可

※本公演では、新型コロナウイルス等の感染症対策の一環として、舞台から最前列の間隔を空け、またお座席も隣同士の間隔を空けた座席配置とし、劇場通常客席数のおよそ70%に制限して販売致します。

※お座席によって、パイプ椅子、丸椅子、ベンチ席がございます。予めご了承ください。

※通路上に設置するお席に関しては、ご入場後指定されたお座席にお座りいただくまでにロビースペースにてお待ちいただくことがございます。予めご了承ください。

※ご来場・ご観劇の際は、感染予防対策へのご協力をお願いいたします。会場での感染予防対策の詳細やその他ご注意事項に関しましては、キューブHPにてご案内いたしますので、必ずご確認いただき、ご来場下さいますようお願いいたします。

チケット一般発売予定:12/19() チケットぴあにて( web予約のみ )

              URL: https://w.pia.jp/t/tarinai/

企画・製作・主催・お問い合わせ:

株式会社キューブ  03-5485-2252(平日12:0018:00

【スタッフプロフィール】

えのもとぐりむ

1986年長崎県出身

脚本家、演出家、劇団主宰、映像監督ほか活動は多岐に渡る。舞台ではこれまで100作品以上の作・演出を担当。手掛けた作品の世界観は「えのもとぐりむワールド」と呼ばれ、2015年には水野美紀との演劇ユニット「かくたすのいるところ」を立ち上げるなど、著名人や業界関係者などにもファンが多い。また現在、ワタナベエンタテイメントカレッジ・渡辺高等学院の講師、peopleA座付き作家も務めている。代表作として、「ぐりむの法則」シリーズ(作・演出)、テレビ東京ドラマ24「下北沢ダイハード」(脚本)、舞台戯曲本「フクロウガスム」(文芸社)、映画「進撃の巨人」ナレーションシナリオ協力、連続Twitterドラマ「ハコニワ」(監督)など。

1217日(金)から27日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演される『成井豊と梅棒のマリアージュ』。

※公演概要はこちら:http://napposunited.com/mariage/

plat de 成井豊】と【plat d' 梅棒】の2バージョンで上演されるこの公演は、ざっくり特徴を言うと、

◎共にオムニバス形式

◎それぞれのバージョンのベースは、成井豊と梅棒ならではの作品

◎【plat d' 梅棒】には一作、成井が書き下ろしの戯曲・演出で参加

◎【plat de 成井豊】には遠山晶司演出・梅棒振付で梅棒スタイルのシーンが挿入される

◎それぞれのバージョンに、成井が代表を務める「演劇集団キャラメルボックス」(現在活動休止中)のメンバーと「梅棒」のメンバーが出演し合う

というものですが......この劇団の存在が演劇の道の始まりという人も多い「演劇集団キャラメルボックス」の代表である成井さんと、台詞を使わずダンスと音楽でストーリーを見せるスタイルのエンタテインメント集団「梅棒」が、一体どう"マリアージュ"するのか。想像がつかないですよね!?

というわけで!

始まったばかりの稽古場で、成井豊さんと、梅棒の遠山晶司さん・天野一輝さん・野田裕貴さんにお話をうかがってきました。たっぷり全3回連載でお届けします!

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*****

――まずは、プラ...プラ......

遠山 【plat de 成井豊】は「プラドゥナルイユタカ」、【plat d' 梅棒】は「プラドゥメボウ」と読みます。

――ありがとうございます(笑)。まずは【plat de 成井豊】と【plat d' 梅棒】作・演出の成井さんと遠山さんからそれぞれの作品についてうかがいたいです。

成井 【plat de 成井豊】は、7つのストーリーからなる連作短編集です。全編つながったラブストーリーですが、一話一話が独立しています。雪という女の子と、和彦という男の子が高校2年生から11年の時間の中で結ばれていくストーリーで、雪をキャラメルボックスの原田樹里、和彦を梅棒の野田くんが演じます。まさに「キャラメルボックス」と「梅棒」が恋をするお話です。7本のうちの6本がふたり芝居で、5本目だけ登場人物が8人いて、ここに梅棒のメンバーがどっと出てきます。

――1作目だけはキャラメルボックスや梅棒が出演したMrs. fictions『15 Minutes Made Anniversary』('17/6団体が15分の作品を上演した企画公演)で上演された作品ですが、約2年ぶりのオリジナル新作になりますね。

成井 はい。まず短編集をやるのが初めてで、さらに今回、リアリズムです。僕のお芝居はたいていファンタジックな要素が入るのですが、これは7話全部が現実です。

――かなり新鮮な。

成井 はい。さらに1本約15分なんですけど、すべて時間が飛んだり場所が飛んだりしない一幕ものです。僕は一幕ものも書いたことがなかったんですよ。2時間で一幕ものをやる勇気はないんだけど、15分だったらなんとかなるんじゃないかと思って。

――初めてづくしですね。でも、2時間でひとつの話をやる勇気がないというのは?

成井 私、飽きっぽいので、時間とか場所が飛んでくれないと「まだこのシーン、続くのかよ」となっちゃうんですよ。そういう意味で勇気がなかった(笑)。でも今回、書いてみて、照れくさいですがかなり自信があります。面白いものができたんじゃないかと思っています。

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――楽しみです。【plat d' 梅棒】の話もうかがいたいのですが、その前にこの【plat de 成井豊】と【plat d' 梅棒】は、遠山さんが付けられたそうですね。

遠山 そうです。

――どうしてこのようなタイトルに?

天野 これは企画の話になるので僕がお話します。今回、オムニバス形式だから全体をくくるタイトルに苦労したんですよ。それで、遠山は料理が得意で、フランスで修業もしていたので、そこにかけて『成井豊と梅棒のマリアージュ』となりました。それぞれのバージョンの呼び名は良いフランス語がないかを遠山に尋ねて決まりましたね。つまり遠山を推したタイトルです。

――(笑)わかりました。【plat d' 梅棒】はどのような作品ですか?

遠山 こちらは4本のオムニバスでして、1本は、先ほども出てきた『15 Minutes Made Anniversary』で上演した作品(作:伊藤今人・遠山、演出:遠山)になります。2本は僕が作・演出の新作です。そしてもう1本は、成井さんの書き下ろしの本で演出もしていただいて梅棒のメンバーがストレートプレイをやる、という作品です。

――梅棒でストレートプレイは初ですね!

遠山 梅棒の作品は基本的に台詞を使わずダンスで表現する作品なのですが、メンバーの中には役者から始まった人間もいますし、なによりせっかく成井さんとご一緒できるということで、成井さんの脚本でやりたい、そして演出もつけていただきたいという我々の願いがあって。今回、こうなりました。それ以外の作品にはキャラメルボックスの皆さんに入っていただいて、僕ら梅棒の、台詞のない作品を一緒にやります。

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――梅棒の公演はこれまで基本的に伊藤今人さんが総合演出としてやってこられましたが、今回、遠山さんが演出をされるのはどうしてですか?

遠山 以前から、(梅棒のプロデューサーでもある)天野に「やりたい」ということは言っていたんですよ。

天野 実はこれが今回の企画の発端でもあるのですが、僕も遠山が演出する公演をつくりたいなと思っていまして。と同時に、梅棒のメンバーが台詞を喋る姿もお客さんに見せたいなということも考えていました。だからと言って急に梅棒の本公演で2時間のストレートプレイをしたらお客さんもびっくりしちゃうと思うので、"THE 梅棒"と"新しい梅棒"が同時に観られる企画として、短編のオムニバスをやろうと考えていて。その流れで、ストレートプレイの脚本を成井さんに書いていただけませんかというお願いをしていたんですよ。そしたら、その時期に成井さんも公演をやる予定があって、しかも短編をやろうとしていてるという話を聞いて。「ということは諦めたほうがいいかな」と思っていたら、「だから一緒に公演をやりませんか」という上をいくご提案をいただいて(笑)。なんてラッキーなんだと思い、今回に至りました。

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――すごいですね!

天野 もともと梅棒は、伊藤今人が総合演出をしていますが、各楽曲ごとの振付・構成はそれぞれメンバーに割り振ってつくっています。その中でも遠山は、起承転結のポイントとなるところを担当していることも多いですし、そもそも生み出すものが多いタイプだと僕は思っていて。ダンスで台詞なしで見せるというスタイルは同じですが、今人と遠山で演出の手法もまた違うので、いつも梅棒を観てくださっている方にも楽しんでもらえたらなと思います。

――梅棒の新しい表現がふたつも。

天野 はい。梅棒は今年2月に第10回公演という節目の公演をやって。次のステップという意味でも、いろんな新しい姿を知ってもらいたいので。

――野田さんは両方に役者として出演しますし、【plat de 成井豊】では大事な役どころを演じられますが、今どのように感じていますか?

野田 すごく贅沢な時間を過ごさせてもらっているなと感じています。稽古場も隣同士で、役者は行ったり来たりしながらやっているんですよ。

――でも大変ですよね。ふたり芝居に梅棒のダンスに。

野田 ボリュームがあるので頭がいっぱいになることはありますが、成井さんの脚本は最初に脚本を拝見したときからグッと来ていて、自分がこんな大事な役に選んでいただけるのもびっくりですし、キャラメルボックスの方々のお芝居も楽しみですし、頑張らなければいけないなという気持ちでいっぱいです。梅棒のほうも、普段梅棒の本公演に出ていただいている客演さんの力も借りつつ、キャラメルの皆さんと一緒にやれるのが新鮮で。そもそも梅棒の公演で、これだけ役者さんの比率が大きいのは珍しいことでもあって。

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――役者が多いからこそのものもありますか?

野田 まだ始まったばかりですが、キャラメルボックスの皆さんは演技力がすごいですから。"成立させられる力"のようなものを感じています。僕も一緒にやれて新鮮ですし、すごく勉強になるなと思っています。

天野 特に今回梅棒はイレギュラーなつくり方をしていて、振付ではなく、動きの流れ・構成だけを先につけているのですが、皆さんが「このシーンは、こういう感情だからこうなって、こう動きたいんだ」ということをすごい瞬発力で出してくださるんですよ。だから、まだ振付もないのに「あれ? できた?」という気持ちになります(笑)。これは普段の梅棒の公演ではない感覚なんです。うまく言葉にできないのですが、動いてるだけですごい説得力なんですよ。

その②につづきます!)

取材・文 中川實穂
撮影:源賀津己

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ミュージカルを中心に共演を重ねてきた、山口祐一郎、浦井健治、保坂知寿が3人芝居に挑むことでも話題の『オトコ・フタリ』。NHK大河ドラマ「篤姫」などの人気脚本家・田渕久美子の書き下ろしによるコメディーという点でも期待値が高い本作について、稽古も中盤に差し掛かった11月末、稽古場をたずねた。

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この日はプロローグから5場までの初めての通し稽古。舞台となるのは、抽象画家・禅定寺恭一郎(山口)の自宅アトリエだ。創作に励む恭一郎のもと、家政婦の好子(保坂)がお茶を持ってくる。そこに来訪者のチャイムの音が。息を荒げて入って来た青年・須藤冬馬(浦井)に「弟子にしてください!」と言われ、いぶかしがる恭一郎だったが......

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場が進むにつれて、微妙に変化していく3者の関係から目が離せない。「愛」をテーマにと引き受けた絵が、なかなか描けない恭一郎のために、好子は冬馬を助手にすることを提案するが、彼女には何か思惑がある様子。

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冬馬もまた事情を抱えている。何気ないやりとりを通して、一筋縄ではいかない3人の人生が見え隠れする。

ストレートプレイの経験も豊富な山口は、緩急自由自在なせりふ力でミステリアスな恭一郎を表現。保坂は声色ひとつでできる家政婦から複雑な女心までを伝え、浦井が演じる冬馬は攻撃的だが、どこか憎めない純粋さを感じさせる。クスッと笑わせられつつ、それぞれの真意を推理したくなる、新感覚のコメディー。その結末はぜひ劇場で見届けて欲しい。

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以下、稽古を終えたキャストのコメントをご紹介

浦井 「稽古場ではソーシャルディスタンスをしっかり取りつつ、ぎゅっと密度のあるお芝居が生まれています。今日は演出の山田和也さんの手綱によってガラリと芝居の色が変わって驚きました。と同時に瞬時にそれができる先輩方のすごさをあらためて実感しました」

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保坂 「お芝居がこんなに変わるのだなって。現代劇でリアルな話だからこそ、すごく繊細なお芝居なのだなと思いました。初日までもっと深めていけるように頑張ります」

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山口「初めて本読みをした段階で、もう立ち稽古ができるのでは、と思うくらいでした。3人ともがそれくらい準備して臨んで、今の時点でここまでできているものを、さらに練り込んで魅力的な作品になればいいなと願っています」

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2019年に愛媛の内子座にて上演された「あんまと泥棒」が本多劇場に場所を移しての再演となった本作、観劇レポートをお届けします。

 

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まずは舞台中央でのオープニングトークから始まります。さすがの2人のやり取りに客席が笑いに包まれる中でそれぞれが役衣装に着替え、いつの間にか「あんまと泥棒」の芝居が始まります。
江戸の市井での出来事を演じつつ、「今」ならではのアドリブやコントを交えながら軽妙な2人芝居が繰り広げられます。

  
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           撮影:宮川舞子

 

近藤さん演じる泥棒・権太郎が、南原さん演じる目の見えない秀の市の家へ押し入り、お互いが身の上話をしていく中で権太郎の心に変化が生じ、ついには盗みを諦めますが、最後には・・?
温かな笑いが溢れるあっという間の80分間。
このようなご時世だからこそ観て良かった、と元気をもらえる作品です。

 

【あらすじ】
夜更け、泥棒・権太郎(近藤)は、あんま・秀の市(南原)の家へ泥棒に押し入る。権太郎は、秀の市が高利貸しの烏金を貯めていると噂を聞きつけ、秀の市に金を出すように迫る。
しかし、秀の市はしらばくれて、利息はもらっているもののほとんど貸し倒ればかりだと言い逃れる。権太郎は金のありかを白状させようとするが、秀の市はとぼけるばかり。
やがて、二人は台所にある焼酎を飲み始め、お互いの身の上話を始める。そのうち、日が昇り始めるので、権太郎が家の中を物色し始めると、位牌が出てくる。すると、秀の市は死んだ女房に仏壇を買ってやりたいが、金が貯まらないと言って涙を流す。これを気の毒に思った権太郎は、盗みを諦め、秀の市に金まで与え出ていく。これに感謝する秀の市だが...。

 

【公演情報】
2020/11/27(金)~11/29(日) 本多劇場 (東京都)

豪華俳優陣を迎え《これまでになかった究極の舞台》と好評を博している、岩井秀人プロデュース「いきなり本読み!」が 2020 年 12 月 25 日(金)東京国際フォーラム・ホール C にて上演決定。今回は松たか子、神木隆之介、後藤剛範、大倉孝二と錚々たるメンバーが集結します。

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出来上がった作品を観ることがテレビドラマ、映画、演劇などの世界では当たり前。しかし「稽古場のほうが絶対におもしろい!」と、俳優・作家・演出家の岩井秀人(第 30 回向田邦子賞/第 57 回岸田國士戯曲賞受賞)が企画。一夜限りのキャスティングで稽古初日の様子を、お客様の目の前でお届けします。

 
「いきなり本読み!」というタイトルの通り、集まった俳優たちが、それまで読んだこともない台本の読み合わせを客前でする本公演。 俳優にはお題となる演目を事前に知らせず、当日ステージ上で台本を渡し、その場で配役をします。約束された役作りも演出も、照明も音響もなく、まさに裸一貫で台本に挑む俳優の姿を垣間見ることができます。

 
貴重な本読み姿が観られるステージが話題を呼び、今年 2 月に始まった企画ながらも、8 月には下北沢・本多劇場にて 2Days 開催、9 月には豊岡演劇祭 2020 にて初の地方開催も実現しました。今回決定した 12 月 25 日(金)公演には、超実力派俳優が勢揃い。本日11月6日(日)12時よりチケットぴあ有料会員向けのいち早プレリザーブ、明日 11 月 7 日(土)11 時より、プレリザーブがチケットぴあにて開始となります。  

 

 

<岩井秀人よりメッセージ>
みなさま!ご覧の通り、すでに事件です!
今年の2月に「演劇人に怒られそう」と思いながら始めたこの「いきなり本読み!」が、
12月25日に、東京国際フォーラムで開催されます!
1,500人キャパだって!びびるわ!
「いつかはドームで」と冗談で言ってましたが、そろそろ見えてきましたね。見えてきません!
今回はキャパもあれなのと、いつかやってみたいと思っていた、「俳優の表情映し出しビジョン」も導入しつつ、

いつも通り、「これから何やるかわからない俳優さん」が舞台上に登場し、七転八倒の末、どこかしらにた
どり着く予定です!

 
松たか子さん、よく出演OKしてくれました。
日本のお宝である松さんには、ちょっと前に舞台に出てもらいました。
シンプルに「俳優力」が異次元なのはみなさまご存知の通りですが、さらには松さんの「日常の状態から台本に入っていく」姿を、是非是非、皆さんにみてもらいたいと思っております。

 
神木隆之介さん、2度目の登場であり、この企画の僕ともう一人のプロデューサーでもあります。
演じたそばから、それを言語化できるのも、この企画にめちゃんこ向いてるおじいさん子供だと思います。「俳優」という仕事をこよなく愛する神ボーイ神木の、「俳優ってこんな楽しいんですよ!」という熱い思いをまた、一緒にお客さんにお伝えしたい次第です。

 

後藤剛範さんも2度目の出場となりますが、彼は今年度の「ベスト・本読みスト」と言ってもいいかも知れません。初見(一発目の本読み)の不思議すぎるアプローチから、2時間ほどかけて、なんとか台本の端っこを後藤カラーに染める姿を、是非その肉体と共にお楽しみください。座りっぱなしだけど。

 
大倉孝二さん、ようやくご登場といった感じですね?みなさま。
「どんな人を呼びたいですか?」というtwitterアンケートでも多くの票を集めましたが、何より、僕が演劇を始めた頃からのアイドル的存在で、小、中、大劇場で、この人ほど「威力」のある俳優さんはいないと思っております。

 
我ながら今回も素晴らしいキャストが揃いました。それも年の瀬、12月25日、みなさまへのクリスマスプレ
ゼントでございます。
こんな類稀なる才能を持った俳優さんたちと一緒に、いつも通り「全く何やるかわからん」ところから、遠くへ遠くへ、一緒に遠くへ向かいたいと思います。
ご来場、心よりお待ちしております!!


岩井

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苦渋の「無観客」を経て、12月、いよいよ待望の「有観客」開催決定!

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今夏開催した無観客配信ライブにおいて、古舘伊知郎は「主人であるお客様の表情を見ながら、息づかいを感じながら喋るのが、お客様にかしずいて喋る人間の役目なんだ」と語り、次回は必ず有観客で開催することを約束しました。

 
その後もコロナ禍の収束が見えない中、難しい判断とはなりましたが、「この一年に対する思いを、お客様の目を見て語りたい」という本人の強い意志のもと万全の感染防止対策を講じた上での、「有観客」開催を行うことに致しました。

 
古舘伊知郎「覚悟」のトークライブ、あの夏の約束を果たすステージを、ぜひ会場で体感してください。

■タイトル:古舘伊知郎トーキングブルース -やっかいな生き物-
■公演日時:令和2年12月4日(金)18時開場/ 19時開演
12月5日(土)16時開場/ 17時開演
■発 売 日:10月28日(水)よりオフィシャル先行受付開始
■U R L:https://w.pia.jp/t/furutachi/
■料 金:7,000円(税込)
■会 場:恵比寿ザ・ガーデンホール
■主 催:古舘プロジェクト/ ディスクガレージ
■協 力:恵比寿ガーデンプレイス/恵比寿ザ・ガーデンホール

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フリムンシスターズ_キャストビジュアル.jpg10月24日(土)にBunkamuraシアターコクーンにてCOCOON PRODUCTION 2020『フリムンシスターズ』が初日を迎えた。松尾スズキのシアターコクーン芸術監督就任後初の書下ろしとなる20年ぶりの"新作ミュージカル"であり、長澤まさみ、秋山菜津子、阿部サダヲらの豪華キャストの集結でも上演前より話題を集めていた本作の初日公演レポートが到着した。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

取材・文:田中里津子 / 撮影:細野晋司

 この難しいご時世のもろもろを乗り越え、松尾スズキの書き下ろし新作ミュージカル『フリムンシスターズ』が待望の幕開けを果たした。10月24日、その記念すべき初日の舞台はまず暗転と共に銅鑼の音が響くと妖しげな色の照明が光り、それに勝るほど派手に着飾ったドラァグクイーン姿の皆川猿時が登場。そこは彼女が建てたテアトル・ド・モモという、新宿2丁目の上空に浮かぶ劇場なのだ。「劇場が好きよ」。この一言が、多くの人が待ち構えていた初日独特の空気と相俟って、これはきっと客席だけでなく舞台裏も含め、心がひとつとなって物語世界へ一気に没入していく感覚があった。その皆川演じる<信長>がストーリーテラー的な立場となり、物語はスタートする。

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2020年9月1日、吉田都が新国立劇場の舞踊芸術監督に就任した。任期最初のシーズンの開幕は、古典バレエの傑作『ドン・キホーテ』。大原永子前芸術監督在任中の5月に上演を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でキャンセルとなった演目だ。吉田新芸術監督に、作品の魅力と今後の抱負を聞いた。

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「任期は4年間。やるべきことをどんどんやっていかなければいけないけれど、とても楽しみ。ワクワクしています! こういう時だからこそ、劇場をサポートしよう、応援しようという空気が強く感じられて、ありがたいです」と吉田は就任直後の思いを明かす。
最初の公演『ドン・キホーテ』は、セルバンテスの同名小説を題材とした、マリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴルスキー振付による古典バレエの傑作。スペインを舞台に繰り広げられる若い男女の恋物語は、民族舞踊を取り入れたダイナミックな踊り、闘牛士やジプシーたちの活躍、森の妖精たちの美しい群舞にえ、コメディの要素たっぷりと、堅苦しさとは無縁の楽しいバレエだ。6組の主役キャストが日替わりで登場、日本のバレエ公演としてはめったにない豪華さも話題に。「大原永子先生が強い思い入れをもって組まれたキャストです」と、吉田は前任者の気持ちをしっかりと受け継ぐ。

「開幕にふさわしい舞台です。クラシックの要素も、コミカルな演技も楽しんでいただける『ドン・キホーテ』には、バレエの醍醐味が詰まっている。様々な演出が上演されていますが、新国立劇場のアレクセイ・ファジェーチェフ版は、その中でも最もオーソドックス。ここを押さえておけば!という作品です」

出演するダンサーたちについても、「先日、一人ひとりと面談をしたのですが、皆、個性あふれるダンサーたちです。でも意外と、ステージに上がるとそれをひゅっと引っ込めてしまう(笑)。舞台でももっとそのキャラクターを出してほしいので、『ドン・キホーテ』はぴったりだと思うのです!」と笑顔で語った。

英国ロイヤル・バレエ団初の日本人プリンシパルとして活躍した吉田。演劇の国で長くキャリアを積んだ彼女の指導力が、今後、どう活かされていくかも興味深い。自身の経験から、一人ひとり、いまいちど基礎に立ち返ってもらいたいとも強調。

「技術的なことはバレエスタッフが細かく見てくれるので、私はもっと演じること、見せることに意識を向けています。理想はすごくクリアにある。皆にはもっと自由に表現してほしい」

1月の〈ニューイヤ・バレエ〉、2月の〈吉田都セレクション〉ほか、趣向を凝らしたラインナップにも期待が寄せられるが、実は、「この劇場のオリジナル作品が意外と少ないということにも気づきました」と新たな課題にも触れた。当初、シーズン開幕に予定されていた『白鳥の湖』は、海外からの指導者、スタッフの招聘が叶わず延期せざるを得なくなった。そんな中で、「バレエ団のカラーをもっと出し、自分たちで育てていける作品が必要ということも感じたのです」と意欲を示す。
バレエの楽しさを、もっと多くの人に知ってもらいたいという思いも強い。
「今回の舞台は、有料動画配信という新たな試みに取り組みます。リハーサル風景の生配信の予定も。そうすれば日本全国の方にもバレエを楽しんでいただけますね。海外からのお申し込みもいただいています。劇場の中でも、もっとバレエを知ってもらうためのエデュケーショナルな企画にも取り組んでいきたい」

すでに様々なアクションを起こしている新芸術監督。『ドン・キホーテ』は、まさにそのスタートとなる晴れやかな舞台となる。公演は10月23日(金)から11月1日(日)、東京・新国立劇場オペラパレスにて。

加藤智子

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ナイロン100℃は、2020年冬に公演予定であった、第47回本公演の中止を発表した。

 

2020年年初にケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)は、「2020年は4本の演出作品を上演する」とし、春は『桜の園』、夏はKERA×古田企画、秋は新ユニット結成企画、冬はKERAの主宰劇団であるナイロン100℃の第47回本公演を行う、と4企画をの上演を予告していた。
 
しかし新型コロナウイルスの影響から、春の『桜の園』、夏の『欲望のみ』が中止となり、現在、新ユニット・ケムリ研究室 no.1『ベイジルタウンの女神』は各地公演を巡演中である。
 
KERAにとっては、ようやく今年初の公演が上演実現した最中ではあるが、冬の劇団約2年半ぶりの新作公演の中止、という苦渋の決断をすることになった。
 
主たる理由としては、「ソーシャルディスタンスの確保の困難さ」である。
 
KERAは「松永玲子・村岡希美の二人を中心に据え、意外な劇場で行う」という構想を語っていたが、公演のキャスト&スタッフ数や公演内容を踏まえ、予定劇場施設の客席、楽屋、作業動線等を検証した結果、今回の上演企画の場合、現状の形では、ソーシャルディスタンスの保持が困難である、と判断した。
 
ナイロン100℃ファンには残念な知らせとなったが、公演が、改めて上演される機会を待ちたい。
 
ーー
 
劇団主宰のケラリーノ・サンドロヴィッチより、メッセージが届いた。
「またもや中止。今年3公演めの中止が決まってしまった。楽しみにしてくださっていた方々にはまったく申し訳ない。めっきり本数減ってしまったけれど、劇団での公演は自分にとって様々な意味で特別な公演である。もしも今後限られた公演形態しか残せないとしたら、迷わず劇団公演を選ぶ。劇団で芝居を始め、劇団員と共に演劇の何もかもを学んだ私だ。劇団の活動が全ての礎なのである。

 規模としては今年中止になった3つの中で最も小さな公演だったが、その「規模の小ささ」が仇(あだ)になってしまったようだ。狭い楽屋での長期公演。ならば楽屋が密にならぬようにと、公演日数を大幅に短縮した出演者4人のみによる代替公演案(別役実氏の追悼公演としての新作書き下ろし)も提出させてもらったが、こちらも「客席を削減することにより、入場料を跳ね上げないと黒字どころかトントンも見込めず積極的にはなれない」とのことで、制作サイドによる完全中止のジャッジに従う形となった。これはもう、興行である以上致し方ないのだ。

 松永玲子と村岡希美の2人を中心に据え、意外な4名の客演をお迎えした、フェリーニの『8 1/2』のような、イメージの連鎖で紡いでゆく実験作にしたいと考えていた。劇団公演としては1997年夏以来のザ・スズナリ。小空間ならではの微細な表現に満ちた作品になったに違いない。いつかきっと、スズナリで思いを果たしたい。代替案で出した公演も形にしたい。どちらも、かなり具体的に構想が固まっていただけに、残念でならない。出演を予定していた劇団員及び客演の皆さん、スタッフの皆さん、ザ・スズナリの方々、そしてお客さん。どうか待っていてください。」

主宰
ケラリーノ ・サンドロヴィッチ

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今年、11月に東京・新橋演舞場で上演される舞台「女の一生」の制作発表会見が9月30日に行われた。
「女の一生」は終戦直前の1945年4月に森本薫が文学座に書下ろした、明治・大正・昭和を生き抜いた女性の一代記であり、日本演劇界を代表する不朽の名作。会見には大竹しのぶ、段田安則、高橋克実、風間杜夫が登壇した。

【集合写真】
▼左から風間杜夫、高橋克実、大竹しのぶ、段田安則

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大竹は劇場に行くことが当たり前ではない初演時の戦時下と今が重なると述べ、「不自由な時代に突入したが、やっぱり芝居をやりたいと思いました」と語った。
本作の主人公である布引けいは杉村春子が900回以上にわたり演じ続けた当たり役としても有名だが、「私なりのけいを演じなくてはいけないなと思っています。多少のプレッシャーはあるけど大丈夫。頑張ります」と意気込んだ。

出演とともに演出も務める段田は「この状況で舞台にたてるのは当たり前のことではない、今回は命がけで挑みたい」と力を込めた。

高橋は「19歳から59歳までを演じる中で良いかつらをかぶらせていただいている。終わった後に買い取るかどうか検討中」と笑いを誘った。

まずは本の素晴らしさに感銘を受けたという風間は、「南座は中止になってしまったが演舞場はやります、と力強い言葉をうけ、役者を続けていて良かったと思った」と感慨深く語った。

公演は11月2日(月)~11月26日(木)に東京・新橋演舞場にて上演。チケットは10月4日(日)10:00より一般発売開始。

<あらすじ>
明治38年(1905年)日露戦争の後、日本がようやく近代的な資本主義国の姿を整え、同時にその動向が世界の国々と断ちがたく結び合い、影響し始めた時代。戦災孤児の境涯にあった布引けいが、不思議な縁から拾われて堤家の人となったのは、そんな頃である。

清国との貿易で一家を成した堤家は、その当主はすでに亡く、後を継ぐべき息子たちはまだ若く、妻のしずが義弟・章介に助けられながら、困難な時代の一日一日を処していた。甲斐甲斐しい働きぶりを見せるけいは、しずに大変重宝がられた。同時にけいと同様に闊達な気性の次男・栄二とも気性が合い、お互いにほのかな恋心を抱くようになった。
そのけいの思慕とは裏腹に、しずは跡取りであるべき長男・伸太郎の気弱な性格を気がかりに思い、気丈なけいを嫁に迎えて、堤家を支えてもらうことを望んだ。しずの恩義に抗しきれなかったけいは、伸太郎の妻となった。
けいは正真正銘堤家の人となり、しずに代わって家の柱となっていく。担い切れぬほどの重みに耐えながら、けいはその「女の一生」を生きるのである。

時は流れて昭和20年・・・。二つの大戦を経る激動の時代を生きて、今、焼け跡の廃墟に佇むけいの前に、栄二が再び戻ってきた。
過ぎ去った月日の、激しさと華やかさを秘めて、二人はしみじみと語り合うのであった・・・。


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