チケット情報はこちら

「時代を敏感に感知する新たな創作者を受け入れるための、1つの宣言」と、2020年のラインナップより、公募制を導入した東京・本多劇場。そこに、現役大学生の「劇団あはひ」が選出され、史上最年少で本多劇場の舞台に立つ

あはひ宣材写真.jpg

2018年に早稲田大学で旗揚げし、落語や能など、古典を下敷きとした作品を中心に活動を行う同劇団。2019年3月に上演した第2回公演『流れる-能"隅田川"より』が、〈CoRich 舞台芸術まつり!2019春〉で全国86作品の中から学生団体として初のグランプリを受賞した。

今回、本多劇場で上演する『どさくさ』は、落語の『粗忽長屋』をベースにした作品で、2018年の旗揚げ公演で上演。作・演出の大塚健太郎は、『粗忽長屋』のオチのセリフにひときわ惹かれたという。「抱かれているのは確かに俺だが、抱いてる俺はいったい誰だろう?」。『どさくさ』のシチュエーションコメディのような、不条理劇のような展開は、次第に落語に接近していく。舞台上で役を演じる彼らは、一体何者だろうか...。古典芸能である落語を演劇に持ち込み、生と死の曖昧さ、人間の自己存在の危うさに迫った処女作が、新脚本、新キャストにより生まれ変わる。第4回公演にして本多劇場の舞台に立つ期待の若手劇団をお見逃しなく。

劇団主宰、作・演出の大塚健太郎コメント

『粗忽長屋』は行き倒れの死体と対面し、ついには彼を自分自身だと勘違いしてしまう粗忽者を描いたナンセンスな噺で、ひときわ私が惹かれたのはサゲ(オチ)のセリフだった。「抱かれているのは確かに俺だが、抱いてる俺はいったい誰だろう?」

そしてその後、私たちは、能『隅田川』、シェイクスピアの『ソネット集』をそれぞれ演劇化した。振り返ってみると、どれも生と死、過去と現在の「あわい」にしか存在できない人々を描いているという点で共通している。

もう一度『どさくさ』に立ち返ってみたい。生きたまま死んだ粗忽者を前にして私たちは、彼のことをただ笑って済ます事を、まだできていない。

公演は、2月12日(水)から16日(日)、下北沢本多劇場にて。

※大塚のコメントは全てチラシより引用&抜粋

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

「すべてのカテゴリーに属し、属さない曖昧な眩さ」を掲げ、1996年に結成されたダンスカンパニーDAZZLE(ダズル)。ストリートダンスとコンテンポラリーダンスを融合した独自のダンススタイルを武器に、これまで数々のダンスコンクールで優勝の栄冠を獲得。さらに、ファジル国際演劇祭での審査員特別賞・舞台美術賞の二冠獲得を始め、世界の演劇祭でも受賞暦を重ねている。そんな輝かしい功績を持つDAZZLEのカンパニー結成に至った経緯から、新作公演「NORA」のみどころまで、主宰の長谷川達也さんと飯塚浩一郎さんにお話を伺った。

DSC_2722.JPG

─DAZZLEとはどのようなカンパニーなのでしょうか?

長谷川 今年で結成から24年目を迎えるダンスカンパニーです。元々はストリートダンスの世界で名をあげたいと思い結成したのですが、当時はストリートシーンで抜きんでた存在になるのは容易ではありませんでした。そこで、色々考えた末に独自性が重要なのではないかと思い、物語を軸にしたダンスパフォーマンスを長尺の舞台として披露するというスタイルをとるようになったんです。

─ストリートダンスを長尺の舞台で魅せるのは、かなりの挑戦だったのでは?

長谷川 そうですね。でも踊るだけではなく、音楽であるとか、ファッションや空間や照明、美術であるとか、そういった要素を組み合わせると無限に可能性は広がっていきますよね。その選択の仕方で自分たちらしさを見出していけると考えたんです。とはいえ、ストリートダンスというのは見ていて高揚感はあるものの、長尺で魅せるには難しいことは早い段階で気づきまして、コンテンポラリーダンスの芸術性を組み合わせることでそれが叶うと辿り着きました。

飯塚 僕はDAZZLEが初めて長尺の舞台公演をやるというタイミングでカンパニーに加わったのですが、一番の魅力だと感じたのはダンスに関する考え方の違いでした。ストリートダンスはダンスそのものが目的ですが、DAZZLEは踊ることによって何を伝えるかが重要なんです。その一つとして、物語のキャラクターになり、ダンスを感情表現として取り入れるというスタイルをとっているのですが、これが面白いなと。これならばダンスが好きな人だけではなく、ダンスを知らない人にも見てもらえますよね。

長谷川 そうなんです。結成当初からダンサーとしてだけではなく、アーティストとしても活動していきたいと思っていましたので、これまで通りダンスが好きな人だけに向けて踊るだけではダメだと思ったんですよ。より多くの人に共感してもらうために、ダンスを知らない人にもダンスの魅力を伝えたいという想いが強くなって、違う方向にも視野が広がっていった結果が独自性にもつながりました。

DSC_2730.JPG

─結成から24年が経つと、お客様にも変化があったのでは?

長谷川 そうですね。最初はダンサーに向けて踊っていましたので、お客様もダンサーがメインでした。それが今ではダンスは知らないけれど舞台は好きという方が興味を示してくださって、今ではダンスを知らない人の方が多くなりました。

飯塚 確かに、以前はダンスが上手い人の踊りが観たいという人が多かったのですが、今は自分も舞台に出たい、もしくは自分も舞台を作りたいと考えている方も多いと感じています。

─これまでにはないジャンルですから、多くの人が興味を持たれるのもわかります!

長谷川 はい。より多くの人の心が動く表現を目指して活動していますので、その思いが伝わっているのなら嬉しく思います。

─さて、3月に行われる新作「NORA」ですが、どのような舞台なのでしょうか? 

長谷川 未来の東京をイメージしたお話です。規律が厳しくなった社会構造の中で人々が抑圧されながら生きている現実世界と、それとは対極する非現実的なオンラインゲームの世界があって、その2つの世界が主軸になっています。このゲームというのが配信停止のいわくつきのゲームで、そのゲームは誰が何の目的で作ったのかという謎に迫る物語です。

─オンラインゲームをテーマにした理由は?

長谷川 僕自身がゲームが大好きということもありますが、抑圧された世の中でオンラインゲームってそれを解放できる場所なんですよ。それが面白かったり、恐ろしかったりというのを僕自身が感じていて。例えばゲームの世界なら人を殺しても、銃を打ちまくってもいいですよね。そういう本能を解放する場所というところに魅力を感じてテーマとして取り入れました。

─今回はマルチストーリーということですが、舞台で実現するというのは珍しい試みですよね?

長谷川 そうですね。僕も見たことはありません(笑)。ゲームの場合はキャラクターを人が操るわけですが、舞台の場合は人が人をコントロールします。この面白さだったり、恐ろしさを体感する中で、何か感じるものがあったら面白いかなって思って挑戦してみようと思い立ったんです。

飯塚 3年前からイマーシブシアター(体験型公演)という、建物のいたるところで演者が動き、観客もそれについてまわるという、観客と演者が一体になる作品を作ってきたのですが、舞台上でもそれに近い感覚のものが作れるとまた、舞台作品というものが新たなステージに行けるのではないかと思ったんです。一番は、観客を傍観者ではなくしたい、と思って。自分はこっちだと思うんだけど、違う選択をする人もいて、その度に自分が否定されたり肯定されたりっていう多数決の中で、観客の皆さんもきっと傷ついたりとか「あ、自分は多数派だったんだ」という思いが起こる舞台はなかなかないと思うので、今回の作品で新しい体験をしてもらえると思います。

DSC_2700.JPG

長谷川 前作(20周年記念公演「鱗人輪舞」)では選択は結末だけでしたが、その選択肢を増やしたのが今回の作品です。従来の舞台では主人公の選択に対して観客が干渉することはできなかったのですが、今回は観客が選んだ道に主人公が進んで行く、しかもリアルタイムに物語が変化していくというのが面白いのではないかと。ゲームなので、誤った選択をするとゲームオーバー...とまでは行きませんが、あらぬ方向に進んでいくという仕掛けがあります。

─では、エンディングもグッドエンドとバッドエンドが存在しているんですか?

長谷川 はい。いくつかの分岐点がありますので、観客の皆様の選択次第で主人公の運命が変わってしまいます。

─ますます面白そうですね!

長谷川 その分、もしかしたら選ばれないシーンもあるかもしれませんが、なんども足を運んでいただき、全てのシーンをご覧いただけると、作り手としてはそうあってほしいという思いはあります。

飯塚 でも練習は地獄です(笑)。

長谷川 練習量は倍どころではないですからね。でも挑戦には痛みが伴うものですし、それを乗り越えることで新しい表現が見つかるかもしれないし、舞台の世界の可能性が発見できると考えているんです。もし世界で初めてだったら凄いことだし価値があることですから!

─そもそも舞台鑑賞は映像作品にはない没入感が楽しめるものですが、またそれとも異質な興奮がありそうですね。観客も翻弄されるというのも是非体験してみたいです。

長谷川 ぜひ。刺激を得るというのは感覚を豊かにしていく行為ですから。例えば、動物図鑑を見るのか、実際に動物を見るのかくらいの違いがあると思うんです。動物図鑑は視覚的な情報しかないですが、実際の動物園に行くと匂いや音や温度とか色々な情報が入ってきますよね。人生を振り返って、どちらが印象に残っているかといえば、実際に動物園にいった記憶だと思うんです。それは刺激の量が多いから。

飯塚 2つは似ているけれど、全く違うものだと思います!

長谷川 今は在宅のまま楽しめるコンテンツが充実していますから、ますます舞台を観に行くハードルは上がっているとは思うんですが。そんな時に、舞台へ行く重要性、面白さというのは、人間が生で踊っていたり演じていることのエネルギーを感じたり、そういったものを刺激として得られるというのは感覚がより豊かになると思うんです。そういう意味でも価値があることだと思うので、だからこそ観に来てほしいなと思います。

─これまでの舞台でも様々な分野のゲストが出演されていますが新体操グループのBLUE TOKYOがご出演されるとのこと。コラボに至った経緯は?

長谷川 実はBLUE TOKYOの結成当社から作品の振り付けを僕が担当しているんです。以前、青森で開催された「BLUE」という新体操の舞台の演出を担当させていただいたのですが、そこで物語と新体操を掛け合わせるというおそらく世界初の試みに挑戦したことがあったんです。そこで世界最高峰の身体能力を誇る彼らの迫力と美しさを目の当たりにしまして、彼らが参加することで、例えるなら平面が立体になるくらいの変化が出てもっと面白い舞台が作れると思い、出演をお願いしました。

飯塚 僕らは振りが揃っているとか、動き自体が美しいことを考えながらダンスをしてきたんですが、彼らはまた違う形の美しさを持っていて勉強になる部分と真似できない魅力もあって。だからこそ一緒にやる価値があると思っています。

DSC_2748.JPG

─一見、新体操とダンスには交わりにくいものに感じるのですが、これまでの信頼関係で乗り越えるというか、融合しているところが大きいのでしょうか?

長谷川 最初に新体操と一緒にやると決まった時に、とにかく新体操の演技をたくさん観たんです。DAZZLEの舞台構成は緻密に人の配置を動かしていくのですが、そこに共通するものを感じて「あ! 合うんじゃないか!」と、すぐに感じました。実際にスタートしてみたら、彼らは演技に対する精度が物凄かったんです。僕たちはそこまでの精度のものはできないけれど、舞台に立つものとしての演じる想いは強いので、そこを融合させて、彼らが『演じる』ということを獲得したらもっと高いクオリティーの作品ができると思ったんです。

─想像ができないのでとにかく早く観たいという思いが高まりますね!

飯塚 ありがとうございます。昨年はDAZZLEで浅田真央さんのフィギュアスケートの振り付けもしたのですが、それもいい経験になりました。そもそもスポーツとダンスは身体能力の高さという点では共通していますし、今後は競技とエンターテインメントの融合というのが、もっともっと面白くなっていくんじゃないかなと思っています。

─最後に『NORA』の見所を教えてください。

長谷川 最高の身体能力を誇るBLUE TOKYOが参加してくれるというのは大きな見所の一つですし、マルチストーリーや、感情を揺さぶる物語性も見所になっています。観客の皆様の選択次第で物語が分岐していくという世界でも稀有な作品になると思うので、皆様にも、ぜひ体験していただきたいと思います!

飯塚 DAZZLEのダンスが他と違うのは、そこに伝えたい想いがあること。物語やキャラクターの感情を伝えることプラス、メンバー自身、自分に中にあるものを踊りとして表現することをすごく大事にしています。だからこそ、言葉の通じない海外でも想いが伝わっているのだと実感していますし、それが僕らの舞台の見所だと思っています。みなさんの心を動かすためにダンスしていますので、ダンスを知らない人、見たことがない人もぜひ観に来てください。

ダンスの躍動感、心を刺激するストーリー。この2つの要素が着火剤となって観るものを興奮の炎に包みこむDAZZLEの舞台。ダンスに興味がない人でも不思議と虜になってしまう魅惑的な世界観に、今回さらに新体操とマルチストーリーという要素も加わり、天井も底も見えないほどその魅力は無限大に広がっているように感じた。

DSC_2735.JPG

新作「NORA」は、観客をただの傍観者にさせないアグレッシブな体験型舞台。自分さえ知らなかった自分の本能があけすけになるかもしれないスリリングな経験をぜひ多くに人に味わっていただきたい。

取材・文・撮影:浅水美保

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

 

大阪公演を経て、2月1日には東京公演初日を迎えた『CHESS THE MUSICAL』
チェスの世界大会を舞台に、米ソ冷戦という時代背景に翻弄されている人々のドラマを描き出すミュージカルです。

今回の上演ではラミン・カリムルーサマンサ・バークスルーク・ウォルシュ佐藤隆紀(LE VELVETS)をメインにした日英精鋭のキャストが、ベニー・アンダーソン&ビョルン・ウルヴァースというABBAのふたりが生み出した珠玉の音楽に溢れるこの作品を素晴らしい歌唱力で歌い上げ、客席も大盛り上がり!

東京公演が開いたばかりの2月2日にはラミン・カリムルー&ルーク・ウォルシュ&佐藤隆紀によるアフタートークが開催されました。
その模様をレポートします!CHESS2020-3-01_2163.JPG

劇中ではソ連のチェスチャンピオン、アナトリーを演じるラミンさん。
文句なく、いま世界トップクラスの実力&人気を持つミュージカルスターです!
まずは日本語で「こんばんはございます。きてくれてありがとうございます。あいしてる」とご挨拶し、客席も大盛り上がり!
「毎日毎日楽しく過ごしています。毎回、公演をするたびにちょっと寂しくなる。ひとつショーが減ってしまう、そしてまた帰国する日が近付いているなって思って」と現在の心境を。

▽ ラミン・カリムルーCHESS2020-3-03_2128.JPG


アメリカ代表にしてディフェンディングチャンピオン、フレディを演じるのはイギリスの新星、ルークさん。
「来てくださってありがとうございます。そして(アフタートークに)残ってくださってありがとうございます。今日のお客さまが最高だったと思います!」とご挨拶。
さらに「大阪も大好きですが、東京も好きです。そして本当に昨日(初日)の観客の皆さんが素晴らしかった。たくさん歓声をいただき、キャストも興奮しました。でも今日のお客さまも同じく素晴らしかった。私たちが本当にいい作品だと思って作り上げたものを、このようにご覧いただいてありがとうございます」と話します。
ルークさん、このアフタートーク中、多方面に「感謝」を述べていらっしゃいました。人柄がにじみでますね。

▽ ルーク・ウォルシュCHESS2020-3-05_2114.JPG

 
チェスの審判(アービター)役は、日本から佐藤隆紀さん。
ラミン&ルークのご挨拶の流れで英語で「Ladies and gentlemen,Thank you,I Love you」と英語でご挨拶をし、「本当に今回、アンサンブル含め日本勢も頑張っていて、1月3日頃かな、僕がまだセリフも半分くらいしか覚えていなかったときに、アンサンブルの皆さんが歌詞を暗譜して振付している動画が送られてきて、めちゃくちゃ焦りました。そこから寝られない日々が続きました......。でもみんなの「頑張ろう」「いいものを作ろう」という意識が、この作品を良いものにするパワーになったんじゃないかなと感じています」と現在の気持ちを。

▽ 佐藤隆紀CHESS2020-3-07_2157.JPG

チケット情報はこちら

こんにちは、ゴジゲン松居です。

マスクが欠かせなくなる昨今ですね。
どうか、事なきを得てほしい。。
そんな願いを込めて、
ゴジゲン第16回公演「ポポリンピック」
残すところ京都公演のみとなりました。
東京公演、札幌公演も無事に終わりまして、
ご来場いただいた方、本当にありがとうございます。関西方面に知り合いがいる方はぜひご紹介下さいませ。

東京、こまばアゴラ劇場では、
ゴジゲン初の新年・3週間興行でしたが、
怒涛のようで、
気づいたら全てなくなっていて、カッコつけている男6人と、東迎の形をしたミカンしか残っていませんでした。

image2 (3).jpeg


札幌、シアターZOOでは、
室蘭出身の最強を中心に、北海道の皆さまにもご協力いただいて、盛況に終わることができました。

image3 (2).jpeg
札幌は、例年より雪が少なかったらしいですが、
西日本出身が多いゴジゲンにとっては、
雪が柔らかくて、眩しかった。
ほぼ毎日銭湯に行ってました。

ポポリンピック、今年の日本でしかできない作品となりました。
どんな行動をしても疑ったり傷つけたり傷つけられたりして、何を大切に生きたらいいんだろう。
主人公のポポが教えてくれました。
数年経って、大切な作品になると思っています。
そんなポポリンピックも残すところ、今週末の京都のみとなりました。
京都は、全員バラバラの地方出身のゴジゲンにとって、初めて一緒に過ごして劇団の未来を思った第二の故郷です。

image1 (4).jpeg
ここで公演できることに幸せをかんじます。
そして、関西圏の方、見に来てほしいです。
8日夜の回には
アフタートークで、ヨーロッパ企画イエティを率いる同い年の大歳くんをゲストに迎えます!
シアターイーナインも、去年新しくできた、めちゃくちゃいい劇場です。
まだ全公演予約できます。
予約はこちら

ゴジゲン次回公演は来年3月にスズナリ。

今年の舞台はこれで最後です。

どうか皆さま、劇場に遊びに来てくださいっ!
餃子の王将いこう!!

【ポポリンピック 関連記事】

ご無沙汰してます、ゴジゲンの松居です。 ゴジゲン第16回公演「ポポリンピック」
寒さが厳しいからこそ、暖かな気持ちをお届けします・今週末開幕・ゴジゲン第16回公演「ポポリンピック」
ゴジゲン最新作は「僕らの不器用さが生きる作品」

【ついに開幕!】ゴジゲン「ポポリンピック」開幕レポート

ポポリンピック 表.jpg

ポポリンピック 裏.jpg

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

Wstrip124.jpg

ハダカ座公演 vol.2『ストリップ海峡』が2020年3月に上演されます!

本作は、2018年1月に上演された『ストリップ学園』に続く作品で、脚本・演出をgood moning N°5澤田育子、音楽を元・米米クラブのメンバーのフラッシュ金子こと金子隆博が手掛けるオリジナル作品。

前作ゲネプロレポートはコチラ

本作の詳細はコチラ

ストリッパーを目指す生徒たちを男性が演じ、あらゆる感情が混じり合うストーリー&演出で観客を虜にした初演。果たして第二弾はどんな作品になるのか......。

前作に続き、女性ストリッパー役で出演する古谷大和さん石田 隼さん芹沢尚哉さん。そして新キャストの齋藤健心さんにお話をうかがいました!

*****

――今年1月に上演された『ストリップ学園』、とても面白かったです。新キャストの齋藤さんはご覧になられましたか?

齋藤 観ました。カッコいいと思いました。舞台の上には肌を露出した全力な人たちがいて、客席のお客様は「フー!」となっていて。そういう空間がめちゃめちゃカッコいいと思いました。

――お客様もパンツやブラジャーを回したり、紙テープを飛ばしたりしていましたね。

齋藤 そこにも衝撃がありました。ドーパミン出過ぎて頭で考えられず、ただただ「すごい」と思っている感じで。圧倒されました。

――齋藤さん以外は、まさにその舞台に立ったお三方ですが、どんなふうにつくっていかれたのでしょうか?

芹沢 僕らも稽古の序盤は「どうやってつくっていくの」っていう感覚がありましたよ。

古谷 そうだね。ただ、稽古で最初のシーンをやったとき、僕の相手が藤田(記子)さんで(「good morning N°5」は本作の作・演出である澤田育子さんと藤田記子さんのユニット)。藤田さんの芝居のエネルギーを見て、「これなんだ」と思いました。何も飾らず、全力でやってらした。

Wstrip097.jpg

――これをやらなきゃいけないんだ、という感じだったのですか?

古谷 そうですね。あるいは超えていかなきゃいけないと思った。

石田 そうね!

古谷 だからとにかく...しんどかった(笑)。

石田 澤田さんとずっと一緒にやってきた、千代田(信一)さんや藤田さん、(小林)顕作さんですら「大変」と言ってたもんね。

チケット情報はこちら

昨年末、代表作の音楽劇リメイクで月刊「根本宗子」旗揚げ10周年イヤーのフィナーレを飾ったばかりの根本宗子が次の展開へ乗り出す。"女子向け"を前面に打ち出す『THE MODERN PLAY FOR GIRLS』をタイトルに掲げ、新旧2作を連続上演。稽古をスタートさせた根本に聞いた。

nemoto_boushi.jpg

なぜこのタイミングで"女子向け"を謳うのか──という問いかけに、根本は「ラジオ(オールナイトニッポン0のパーソナリティ)を1年間やったところ、大学生くらいの男の子が観に来てくれるようになった」と客層が変化したという。一方であまり「女性客は増えていない」と感じ、日ごろ演劇を観ることのない"女の子"に刺さりそうな作品を企画した。

今回根本が重視するのは"ビジュアル"。ニットブランド・縷縷夢兎(るるむう)を手がけるアーティスト・東佳苗による舞台装飾の中、同一セットで2演目が展開される。これまでも自身のステージを彩ったことがある東の仕事に「正統派で王道の演劇作品とは違うところへ行ける」と信頼を寄せる根本は、「佳苗ちゃんがデザインした空間に何を書いたらおもしろいか。(美術に)台本の劇効果を高めてもらう普段とは逆の発想でつくっている」と舞台裏を明かした。

gf.jpg

女子への"目配せ"は各作品にも散りばめられている。日本に暮らす女子が大人に成長するまでに経験する葛藤をポップに描いた『Whose playing that "ballerina"?』は"女子あるある"として共感を呼ぶだろう。派生ユニット・別冊「根本宗子」名義で2016年に初演し、そして2018年に再演された作品を、今回根本は全編英語劇としてアレンジ。「同じ性別で同い年で同じ学校にいるのに全然わかりあえない女子たちがしぶしぶ一緒にいる状況って、日本じゃなくてもありそう」と考え、海外にルーツを持つ者を含めた英語の堪能なキャスト4人を起用した。「純日本人だけが演じるよりも、さらに"バラバラ感"を醸せるかなって」。

対する新作『超、Maria』は、チャラン・ポ・ランタンのボーカル・もも(妹)と根本の二人芝居。ももに聖母マリアを重ね、"許す"をコンセプトに女子を肯定する物語が進むという。そう考えたのは「周囲の期待に応え、要望は全て受け入れる度量を持ちながらも"私は私"の姿勢を崩さない」というもものスタンスを根本が感じ取ったから。「現代を生きる上で強い気がして」と語り、創作のヒントに繋がった様子を覗かせる。

『超、Maria』の音楽は、同じくチャラン・ポ・ランタンのアコーディオン奏者・小春(姉)が担当。2018年の『愛犬ポリーの死、そして家族の語』から数えて4度目のタッグとなるが、小春自身がバッグバンドのカンカンバルカン楽団を引き連れ、劇中で生演奏するのは本作が初めて。なお、根本いわく「セリフを全て楽曲に乗せるのも初めて」──。これまでは根本のリクエストをもとに、小春がスポット的な楽曲を作詞・作曲していたそうだが、今回はどんな創作スタイルが取られるのだろうか。信頼するクリエイターに背中を預け、彼女たちの力を借りながら躍進する根本の新境地を見届けたい。

『THE MODERN PLAY FOR GIRLS』は、1~2月に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて。公演期間のうち、前半の1月22日(水)~26日(日)に『Whose playing that "ballerina"?』、後半の1月29日(水)~2月2日(日)に『超、Maria』が上演される。チケットは販売中。

取材・文:岡山朋代

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

 
1月25日(土)に大阪で開幕、2月1日(土)からは東京で上演される『CHESS THE MUSICAL』

ABBAのベニー・アンダーソンとビョルン・ウルヴァースが手掛けた楽曲の素晴らしさ、東西の冷戦を背負った米ソ・チェスプレイヤーたちの人間ドラマという独創的なストーリーで、世界的にヒットしているミュージカルです。

日本では2012年、13年にコンサート版、2015年にミュージカル版として上演されていますが、今回はキャスト・演出を一新しての新しい『CHESS、しかも英語上演(日本語字幕あり)!
出演はラミン・カリムルー、サマンサ・バークス、ルーク・ウォルシュ、佐藤隆紀(LE VELVETS)をメインにした、超豪華キャストです!

開幕を目前にした1月某日、フローレンス役のサマンサ・バークスさんにお話を伺いました。
chess2020-2-212.jpg
サマンサさんは『レ・ミゼラブル』25周年記念コンサート(2010年ロンドン)でエポニーヌを演じ(なおこの時のアンジョルラスはラミン・カリムルー)、その後2012年に大ヒットとなった映画版でも同役を演じ、一躍人気者に。日本でも「あのエポニーヌ」と言って、通じるのではないでしょうか。
そのエポニーヌから数年たち、今回演じるフローレンスは、ふたりの男性の間で揺れ動く大人の女性。
また新しいサマンサさんの魅力が観られるに違いありません。

ちなみに今年はこのあと、ロンドンで開幕する『アナと雪の女王(FROZEN)』のヒロイン、エルサ役が決まっています。

●『CHESS』STORY●
舞台はチェスの世界大会。
時の世界チャンピオンはアメリカ合衆国のフレディ(ルーク・ウォルシュ)。チェスの天才で、奔放な性格を持つ。彼をセコンドとして支えるのは恋人でもあるフローレンス(サマンサ・バークス)。彼女自身はハンガリー出身で、1956年のハンガリー動乱で親をなくしている。
フレディと対戦するのはソビエト連邦のアナトリー(ラミン・カリムルー)。彼は故郷に妻子がいる。

時は米ソ冷戦の真っ最中。ふたりの試合は単なるゲームの枠を超え、国家を背負った負けられない勝負へ。KGB(旧ソ連国家保安委員会、CIA(米国諜報機関)の思惑も交錯する。
そんな中、フレディの恋人であるフローレンスは、対戦相手であるアナトリーと恋に落ち、アナトリーは亡命を決意する......。

サマンサ・バークス INTERVIEW

chess2020-2-11-187.jpg
―― まずは『CHESS』の出演オファーが、しかも日本から来たときにどう思われたかを教えてください。


「最初、とてもワクワクした気持ちになりました。それから、曲は有名で知っていたのですが出演経験はなかったので、ネットで色々と調べました。「あ、こんなに有名な曲が実は『CHESS』の曲だったんだ」というようなことを知り、いっそうワクワクしました」
 
 
―― 公開稽古の囲み取材でも、「『I Know Him So Well』などは子供の頃から聴いていた」と仰っていましたね。『CHESS』との最初の出会いはどんな感じでしたか?

「私が初めて『CHESS』に出会ったのは、おそらく8歳か9歳の頃。その『I Know Him So Well』です。ミュージカルナンバーを集めたアルバムをもらって、その中に『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』、そして『CHESS』のナンバーがたくさん入っていました。それぞれがどの作品の曲かというのはまだ小さくてよく認識していなかったのですが、最初の出会いはここだったと思います」
 
 
―― 『I Know Him So Well』はフローレンスとスヴェトラーナのデュエットですので、その曲をご自身が今度、歌うことになるわけですね。

「もう"クレイジー!"っていうくらい、楽しみです!」chess2020-2-12-202.jpg

毎年、精力的に新作を発表し続け、演劇界を牽引する劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が、2020年4本の舞台作品を手掛け、うち3本の新作を上演することを発表した。

KERA2020 promotion visual.jpg

大竹しのぶ、宮沢りえ、井上芳雄、黒木華、杉咲花、生瀬勝久などの豪華キャスト陣の出演が発表され話題となっている『桜の園』を4月上演後、年内に3本の新作公演が予定されており、いずれもKERA作・演出の書き下ろし作品となる。

 チェーホフの4大戯曲をKERAの上演台本・演出で全作上演する企画 KERA meets CHEKHOVの最終章となる『桜の園』についてKERAは、「シス・カンパニーとのチェーホフシリーズもこれにて完結。ちょっとどうかと思うほどのオールスター・キャストが集結してくれてしまいましたが、チェーホフはあくまでチェーホフ。力まずにいきます。」と抱負を語る。

 続く夏に控えるのは、KERA作・演出の新作、ファン垂涎の、あの"KERA×古田新太"企画だ。古田新太が座長をつとめKERAが作・演出を担い、4,5年に1度のペースで上演、毎回チケットは即完必至で、2016年の『ヒトラー、最後の20000年〜ほとんど、何もない〜』まで3作"ナンセンスの極致"と言える作品を上演してきた。このタッグが今回、"新企画"で下北沢本多劇場に帰ってくる。出演は、古田新太、小池栄子、秋山菜津子、大東駿介、大倉孝二、犬山イヌコ、山西惇、他、剛腕の俳優陣が顔を揃える。KERA曰く、「古田新太座長との「ナンセンス三部作」は2016年の『ヒトラー、最後の20000年〜ほとんど、何もない〜』を以て素敵に完結したわけですが、チームは無くなったわけではありません。新たな参加者も加わり、今度は強烈な「ブラックコメディ」を作るつもり。昨今のひっどい世の中には真っ黒な喜劇で一石、いや、七、八石投じたい。」とのこと。

今回も、観客に予想もつかぬ驚きを与えてくれるに違いない。

KERAテ友URU 2020 promotion photo.jpg

 更に秋には、何と「新ユニット」の旗揚げ公演を予定している。今までも「オリガト・プラスティコ」や「KERA・MAP」など、自らの表現形態に合わせユニット公演を行ってきたKERAだが、2020年に、更なる新たなユニットを始動させる。KERAは、「この期に及んで新ユニットを結成。すでに何公演分も構想あり。傑作の連打を約束します。まあ見てて。」と活発な活動を予告している。

春には詳細が発表される予定だ。

 そして、冬、待望の、ナイロン100℃第47回本公演の上演が待っている。

KERAは、「劇団2年半ぶりの新作は、意外な劇場で上演。松永玲子と村岡希美を軸に、シンプルに、そしてシリアス目にいくはず、たぶん。」と述べており、今や演劇界に欠かせないナイロンの実力派、松永・村岡の2人を中心に据えた演目になることを明言している。期待大だ。

2020年も、演劇界に留まらず八面六臂の活躍が予想されるKERAだが、その作風の多様性、観客に驚きを与える続ける新たなチャレンジに、KERA新作が発表される度に一つとして目が話せない。

今年も演劇界の話題をさらうに違い無いKERA作品に注目してほしい。

<ケラリーノ ・サンドロヴィッチ コメント > 

今年は舞台を四本やります。もはやこの歳になると、何を目指すとか、誰に負けないようにとか、まったくない。ただただ地道に、ひとつひとつの作品に打ち込み、やりたいことをやりたいようにやり通し、幕が開いた時にお客さんよりまずは自分が楽しめる舞台を作る。それも生半可じゃ駄目だ。心底楽しめる舞台を。そのためなら、たとえ執筆や稽古で相当苦しく辛い過程を経ても我慢できる。(いや、執筆はともかく、稽古は大抵楽しいのですが。)誤解されがちだが「やりたいことをやりたいようにやり通す」のは意外と大変なのだ。ほんの少し、やりたくないこともやる方がよっぽど楽だ。様々なことが円滑に進むし、将来的にもやり易くなる。だけど、多くのオトナたちが当たり前に目を瞑っているようにして目を瞑っている自分を想像するだけで死にたくなるのだ。あとから襲ってくる自己嫌悪が人一倍強い。これはもう病気かもしれない。なので今年も頑張って、意固地さをキープする所存であります。                       

      

※上記記事内、KERAコメントは全て、KERA舞台作品2020年4公演解禁チラシより引用&抜粋

----------------

<ケラリーノ・サンドロヴィッチ舞台作品2020年ラインナップ>

<春> シス・カンパニー公演 KERA meets CHEKHOV vol.4/4 『桜の園』

    作:アントン・チェーホフ 上演台本・演出:KERA)

     出演:大竹しのぶ、宮沢りえ、井上芳雄、黒木華、杉咲花、生瀬勝久、

        鈴木浩介、野間口徹、藤田秀世、西尾まり、半海一晃、山崎一、他

     上演期間:4月4日(土)〜4月29日(水・祝) 

     劇場:Bunkamuraシアターコクーン

詳細:シス・カンパニーHP http://www.siscompany.com

<夏>"KERA × 古田新太"新企画 新作公演(作・演出:KERA)

  出演:古田新太 小池栄子 秋山菜津子 大東駿介 近藤公園 尾上寛之 板垣雄亮 小柳心 福地桃子

     大倉孝二 八十田勇一 入江雅人 犬山イヌコ 山西惇

     上演期間:6月〜7月予定

 劇場:下北沢 本多劇場 他、豊橋・兵庫にて各地公演あり

<秋> KERA 新ユニット第1回公演(作・演出:KERA)

<冬>ナイロン100℃ 47 th SESSION 新作公演(作・演出:KERA)

 上記3本の新作についての情報は、 順次 キューブHP:http://www.cubeinc.co.jpにて発表。

--------------------------------------------------------------------------

チケット情報はこちら

067.JPG

スズカツさんこと鈴木勝秀さんによる上演台本・演出作品『る・ぽえ』が1月25日(土)に東京・新国立劇場 小劇場にて開幕します。

本作は、『僕のリヴァ・る』(16年)、『僕のド・るーク』(19年)に続くオムニバス形態の公演で、新作となる今回のテーマは「詩人(ポエム)」。

高村光太郎『智恵子抄』をモチーフにした夫婦の話、萩原朔太郎『月に吠える』をメインにした多趣味な朔太郎の奇想天外な話、中原中也の人生と恋愛を通して描くダイアログという、"詩"を通して描く3人の詩人の物語になるのだそう。

というわけで、稽古開始から一週間ほどの稽古場におじゃまして、出演者の碓井将大さん、辻本祐樹さん、木ノ本嶺浩さん、林剛史さん、加藤啓さんにお話をうかがってきました!

*****

――撮影から和やかな雰囲気でしたが、稽古が始まってどうですか?

 啓さんと嶺と祐樹と俺は何回も共演してて......
碓井 してないの、俺だけじゃないですか(笑)。
木ノ本 切ない。
加藤 そんな言い方。
辻本 (笑)
 違うよ!「一人だけ初めてだけど、そこに溶け込んでくれたよね」って続けたかったの!
碓井 (笑)。先走ってすいません!
 (木ノ本と加藤に)俺を悪者にしようとしている!

082.JPG

――(笑)。脚本を読ませていただいたのですが、どんな舞台になるのか全然想像できないような内容でした。

加藤 僕らも稽古に入って「なるほど!」と思っている部分があります。立ち上がり方がすごく面白いんですよ。
木ノ本 脚本だけ読むと硬く感じるんですけれど、やってみると自由で。劇場のすべてを使うような演出プランをスズカツさんが立ててくださっているから。
辻本 観ていても面白いです。いろんなことを試して、その度に、なんていうのか精度や自分の気持ちも上がっていくんですよね。面白い方向にどんどん進んでいくから、ワクワクします。

チケット情報はこちら

清水邦夫氏の傑作戯曲『楽屋 -流れ去るものはやがてなつかしき-』 が1月17日より浅草九劇にて上演中だ。

1977年の初演より、様々な演出家・キャストで上演を重ねている"女優4人芝居"を、男優のみで上演する話題の舞台。
これまで数多の名女優たちが演じてきた"女優"役には、伊藤裕一伊勢大貴大高洋夫、そして佐藤アツヒロが挑んでいる。

本作のオフィシャルレポートをお届けします。



男優4人が密やかに大胆に演じる"女優たちの物語"



伊藤裕一、伊勢大貴、大高洋夫、佐藤アツヒロが出演する舞台『楽屋 ―流れ去るものはやがてなつかしき―』が1月17日、浅草九劇で開幕した。演出は西森英行。

"日本で最も上演されている戯曲"とも言われる、清水邦夫の傑作戯曲『楽屋』。誰が数えたかその真偽のほどは定かではないが、2016年には18団体がそれぞれにこの作品を上演する「楽屋フェスティバル」なども開催されるほど、演劇人に愛されている戯曲であることは間違いない。登場するのは、楽屋でブラックな会話をあけすけにしている女優Aと女優B、上演中の舞台作品『かもめ』のヒロイン役の女優C、長年Cのプロンプターを務めていた女優D。つまり、女優4人の会話劇である。これまでも錚々たる女優たちが挑んできたこの作品を、今回はオールメールで上演するというのが注目ポイントだ。

▽ 伊藤裕一1GP_0013.JPG
▽ 伊勢大貴 2BT_0173.JPG
▽ 大高洋夫3GP_0118.JPG

<< 前の10件  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25   >>
アーカイブ

カテゴリー

ジャンル

カレンダー

アーカイブ

劇団別ブログ記事

猫のホテル

文学座

モナカ興業

谷賢一(DULL-COLORED POP)

劇団青年座

劇団鹿殺し

 はえぎわ

柿喰う客

ONEOR8

M&Oplaysプロデュース

クロムモリブデン

演劇集団 円

劇団チャリT企画

 表現・さわやか

MONO

パラドックス定数

石原正一ショー

モダンスイマーズ

ベッド&メイキングス

ペンギンプルペイルパイルズ

動物電気

藤田記子(カムカムミニキーナ)

FUKAIPRODUCE羽衣

松居大悟

ろりえ

ハイバイ

ブルドッキングヘッドロック

山の手事情社

江本純子

庭劇団ペニノ

劇団四季

演劇チケットぴあ
劇場別スケジュール
ステージぴあ
劇団 石塚朱莉