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■2016年版『ミス・サイゴン』 vol.7■


ベトナム戦争を背景に、普遍的でありながらも究極の愛の形と、戦争のむなしさを描き出すミュージカル『ミス・サイゴン』

ベトナム人少女キム、アメリカ兵クリスの悲恋を中心に、何をしても生き延びてやるという貪欲さで混乱する状況下を泳ぎ渡るエンジニアら、さまざまな人々の思いや思惑が交差しくさまを、『レ・ミゼラブル』を作ったアラン・ブーブリルとクロード=ミッシェル・シェーンベルクの美しい音楽が包み込んでいく、大作ミュージカルの金字塔です。

日本では1992年の初演以降幾度となく上演を重ね、2012年には"新演出版"が登場、好評を博しました。
この作品が2016年もまた、新たなキャストを迎えて上演されます。

多くの俳優によって引き継がれていく『ミス・サイゴン』ですが、今年も多くの新キャストを迎えるほか、日本初演からエンジニアを務めてきた市村正親が、今回をもって作品を卒業するのも話題
市村さん、日本での上演回数1368回のうち、809回の舞台に、エンジニアとして立っています!

10月15日にはじまったプレビュー公演を経て、いよいよ10月19日に初日を迎えるこの『ミス・サイゴン』
19日の初日前、市村正親さん、キム役の笹本玲奈さん、クリス役の上野哲也さんによる囲み取材が行われました。
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△ 会見は、劇中『アメリカン・ドリーム』のシーンのセット、自由の女神像&キャデラックの前で行われました。


――まずはひと言どうぞ。

市村「ようやっと初日が来ました。頑張ります」
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笹本「8月のあたまからお稽古していたので、私もようやく舞台に立てたと、楽しみで仕方ないです」
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上野「今回僕は2回目なんですが、演出家(海外から来る演出補)も変わり、自分の中のキャラクターもけっこう変わっているので、前回とは違う緊張感と高揚感があります」
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――市村さん、復活ですね。

市村「こないだ(2014年の前回公演)は胃がんで降板しましたからね。復活と同時にファイナルです。でも次の再演の時、元気だったらやっちゃうかもしれないけど(笑)! 一応ファイナルということで、頑張ろうと思ってます。体調は非常にいいんですよ。万全です! でも人間明日のことはわからない。僕、3年先までスケジュールは決まってるけど、4年後は決まってないんです。体調次第ですね、明日のことはわからないから。次はもし元気だったらリターンするからね!「本当の復活!」とか(笑)」
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舞台「夜が私を待っている」 左から入江甚儀、秋元才加


舞台「夜が私を待っている」が東京・紀伊國屋サザンシアターで開幕した。

本作は英国人作家エムリン・ウィリアムズにより1935年に書かれた心理サスペンス劇。

演出を手掛けるのは河原雅彦。出演は入江甚儀、秋元才加、前田美波里のほか、明星真由美、久ヶ沢徹、岡部たかし、弘中麻紀、白勢未生が出演する。

本作の公開舞台稽古と、囲み取材が行われ、意気込みを語った。【動画1分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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いよいよ今週10月19日(水)より全労済ホール/スペース・ゼロにて幕を開ける舞台『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』2016。先日、本番を目前に通し稽古が行われました。実際の法廷さながらの緊迫した空気が立ち込める稽古場より、写真をお届けします!!

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主人公・北尾友弘役(中村優一)
傍聴の「覗き見」の魅力にハマった駆け出しのノンフィクションライター。

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勝村日向役(石田晴香)
検事を志し、大学の法学部に通いながら裁判の傍聴に足を運ぶ女子大生。真実に立ち向かう日向役を新鮮にかつ丁寧に演じていました!


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段田誠役(宮原将護)
ベテランの傍聴マニア。飄々と主人公・北尾に法廷の様子を説明する姿が印象的。段田の説明により、観る側もスムーズに法廷の世界へ入り込めます。

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木暮透役(宮下雄也)
コワモテの傍聴マニア。コワモテのはずなのに涙...法廷で一体何が起きたのでしょうか?!

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橘春子役(佐藤すみれ)/橘秋介役(藤田玲)
秋介の妹/北尾の中学校時代の友人
ある事件の法廷シーン、一瞬にして空気を変えるふたりの演技には鬼気迫るものがあります。

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段田誠役(宮原将護)/北尾友弘役(中村優一)

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市原沙織役(水木ゆうな)
切れ味鋭い舌鋒で被告に斬り込むドSの女判事。気持ちが良いほどに犯人を追い詰める姿にグイグイと引き込まれます!

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荻野啓介役(上田堪大)
殺人事件の被告人。
事件当日何があったのか...被告人の供述シーンは主人公・北尾たち傍聴席にいる感覚で観てしまいます。

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榊匡記役(林田航平)/小田島公基役(嶋村太一)/安田憲一役(髙﨑俊吾)
物流倉庫放火事件の担当主任警察官/裁判長/物流倉庫放火事件裁判の被告人
こちらは法廷シーン。事件の様子が解き明かされていく様子に終始ドキドキしてしまいます。

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北尾友弘役(中村優一)
もちろん緊迫したシーンだけでなく、笑顔のこぼれるシーンもあります!

<Story>
作家志望の青年北尾は、今日も朝早くから霞ヶ関裁判所へとやって来た。
「ご起立ください」の声、手錠の音と共に裁判官、被告、警察官が登場すると、北尾の胸は期待に高鳴る。
今日はどんなグッとくる裁判に出会えるのだろう? 
最初はモノ書きのネタを探しに来た北尾だが、苦しい言い逃れをする被告や、巧妙に弁護する弁護人、Sに攻める検察官、法廷に登場する人物が見せる、どうしようもない人間臭さに惹かれて、すっかり傍聴にハマってしまったのだ。
だがそんな北尾に、いつも傍聴席で見かけるツンとした女子大生日向は 「覗き見気分で傍聴に来ないでください」と冷たく言い放つ。
覗き見気分で何が悪い?
傍聴の楽しさとは他人の人生の覗き見だ!思わずそう 反論してしまった北尾は、しかしある公判を境に、裁判への考えがガラッと変わり...。
興味本位で始まった裁判傍聴の先に見えてきたものとは? 
この作品は舞台上と客席の傍聴人全員が共有する疑似裁判体験である!

<公演情報>
2016年10月19日(水)〜23日(日) 全労済ホール/スペース・ゼロ
傍聴席S:¥6,800/傍聴席A:¥5,800

[原案・原作]
北尾トロ 
[劇作・脚本][演出]
塩田泰造 
[出演]
中村優一/石田晴香
宮原将護/宮下雄也/仁藤萌乃・佐藤すみれ(Wキャスト)/水木ゆうな
髙﨑俊吾/上田堪大/浅倉一男/林田航平
田村和也/帆世雄一/渡辺瞳/柚木美咲/並木秀介/高田舟/細谷レナ/浦坂佳右/大野愛/浜辺マル子
嶋村太一/藤田玲

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11月より『錦秋特別公演2016』が全国で開催。それに先駆け公演の見どころを、僕、中村鶴松がご案内する短期連載の4回目です。今回は主演のおひとりである中村七之助さんのご紹介をします!

kinshu04_01中村いてう.jpg『歌舞伎塾』で一緒にお化粧などをお見せする中村いてうさんと。

その前にまず勘九郎さんと七之助さんの話をしますと、僕にとっておふたりは、まさしく兄貴のような存在です。芸にはすごく厳しいのですが、普段はとっても優しいお兄さんたちで。思い起こせば、お父さん(勘三郎さん)も同じように接してくださったので、まるで家族のように思っています。おふたりには、今も時間が合えば食事に連れていってもらっていますし、プライベートのこともよく相談にのってもらっていますね。......とは言っても、本気すぎる悩みはあえて話さないようにしているんですけど(笑)。でも、それぐらい気の置けないところもあり、頼れるお兄さんたちだということです(笑)。

kinshu04_00.jpg勘三郎さん、勘九郎さん、七之助さんと。

僕が感じる七之助さんの一番の魅力は、なんといっても女形としての美しさです。僕も最近は女形を演じさせていただく機会が多いので、体の動きや衣装の着こなし方、それにお化粧の仕方をいつも勉強させてもらっています。七之助さんからはいつまで経っても、「ブス、ブス」って言われてますけどね(苦笑)。また、七之助さんのすごさは、演目ごとに違った美しさを表現できるところにもあります。綺麗さや妖艶さはもちろん、昨年、歌舞伎NEXTの『阿弖流為』で演じたようなカッコいい強さを持った女性も本当に美しく表現される。それに、たとえ派手ではない演目であっても、観る人を惹きつけて放さないオーラがあるんですよね。よく、"歌舞伎の見得には存在感を大きく見せるような力がある"と言われますが、七之助さんの見得にはまさしく迫ってくるような迫力がある。僕も同じ舞台で共演していると、その圧倒的なパワーをいつも感じます。特に今回の公演で七之助さんが演じられる『汐汲』は、切なさや哀愁などさまざまな表現が詰め込まれた演目ですからね。僕が感じている七之助さんのすごさを、皆さんもきっと体験していただけると思いますよ。


【公演情報】
11月7日(月) オリンパスホール八王子
11月8日(火) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
11月9日(水) アクトシティ浜松 大ホール
11月10日(木) 文京シビックホール 大ホール
11月12日(土) レクザムホール(香川県県民ホール) 大ホール
11月13日(日) NHK大阪ホール
11月14日(月) ロームシアター京都 メインホール
11月16日(水) まつもと市民芸術館 主ホール
11月17日(木) 金沢歌劇座
11月19日(土) 秋田県民会館
11月20日(日) 盛岡市民文化ホール 大ホール
11月21日(月) 東京エレクトロンホール宮城
11月23日(祝・水) 松山市民会館 大ホール
11月25日(金) 福岡サンパレス

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役者としてのみならず、クリエイターとしても注目を集めている池田純矢さんが作・演出を手がける「エン*ゲキ」シリーズ。その待望の第2弾☆ピープルズ!!』が2017年1月に幕を開けることになりました。今作も舞台は宇宙。描かれるのは、ある重大な危機に直面する惑星から、その危機を乗り切るために地球へと出発した7人と、地球の科学者の物語です。役に立ちそうにない"特殊能力"を備える7人が、地球人と出会うことで何かが起きる!? という笑いと奇跡が詰まったエンターテインメントに、強力なキャストも揃いました。そのなかから、惑星人のスター役を演じる鈴木勝吾さん、ライト役の赤澤燈さん、ビーム役の井澤勇貴さんが揃い、シャイン役で出演もする池田さんとともに、作品について語ってくれました。

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(前列:池田純矢、鈴木勝吾 後列:赤澤燈、井澤勇貴)

──キャスティングも池田さんが担われていますが、この顔ぶれはどう決まったんですか。
池田「自分で演劇作品を作るうえでは、やっぱり自分のやりたい人としかやりたくないという思いがあって。本はキャスティングを考えずにただただ書きたいこと、作りたい役を作ったんですけど、そこにハマる人たちで、自分の大好きな人たちを呼んだら、結果、こうなりました(笑)」

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池田純矢

──池田さんから声がかかって3人はいかがでしたか。
鈴木「単純にうれしかったです。池田純矢が自分のやりたいことを押し通してる姿っていうのはすごくまぶしく思ってましたし、それを実現するためのひとりに選んでくれたのはすごく光栄だなと」

赤澤「純矢くんとは面識はあったんですけど、共演経験はなかったので、まずびっくりしました。でも、自分で作、演出するっていうことは、いろんなことを賭けてるだろうし、簡単にできることではないと思うから。これはやらなきゃなって思いましたね」

井澤「僕のなかで池田純矢っていうのは、簡単な言葉で言うと、すげーヤツなんですけど」

池田「本当に簡単だな(笑)」

井澤「いや、でも、そう言うしかないぐらいカッコいいんですよ。役者としても、自分にも周りにも厳しく、妥協をせず、ストイックに突き詰めていく。その人が声をかけてくれたっていうのは、本当にうれしいですよね」

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鈴木勝吾

──3人に池田さんが求めるものは?
池田「しょうちゃん(鈴木)には主人公のスター役をお願いしてるんですけど、今まで評価されてきた部分や、僕がステキだなと思う部分を全面的に出す役ではないところが、すごく挑戦的だと思ってるんです。鈴木勝吾をそんなふうに使う演出家がいないんだったら、親友でありライバルである近しい僕がやってやろうと思って(笑)」

鈴木「確かに、僕自身、トリッキーな役とか飛んでる役のほうが楽しいから好きで、こんな普通の役はほとんどやってないんですよね。でも、どんな役でも僕は物語の世界を生きることが楽しいので、純矢の言うことを聞いて、物語を楽しみたいです。演出されたら腹立つのかもしれないけど(笑)、普通な分、色をなくして、スタンスを広く取っていきたいかな」

池田「赤澤くんはスターの親友のライト役をやってもらうんですけど、何を考えているのかわからないミステリアスな役で、そこが赤澤くんのキャラクターに重なるなと思ったんです。対面したときにあまり内面を感じさせない。彼の舞台を観たり、食事をしたりしたときに、そこが好きだなと思って」

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赤澤燈

赤澤「キャラクターとしてはけっこう難しいなと思うんですけど、物語の道筋を指し示していく役でもあるとも思うので、主人公のスターを輝かせる"ライト"でありたいなと思います」

池田「上手いこと言った(笑)。あと、井澤は、器用で何でもこなせるからこそ、器用さだけでは通用しないビーム役をやってもらって、壁を与えたいなと思ってます」

井澤「まさしくやったことないからね。こういう強いというか、発散するような役は。じゃあ、試練を与えてくれるんだったら、その恩返しに、壁を乗り越えて、『見たか』って、言ってやりたいと思います(笑)」

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井澤勇貴

──この作品で目指すところは?
池田「それは第1弾のときと変わらないんですけど、貴重な時間とお金を割いて観に来てくださる方に『あー面白かったね』って帰ってもらえるエンタメを提供すること。誰が観ても面白くて、笑ってちょっとホロリとなって、というものを作っていこうと思ってます」

鈴木「脚本を読んでるだけで面白いし、笑いもちゃんと計算されて書かれてるから、信じて乗っかれるし。お客さんで観たい(笑)」

井澤「それ、すごくわかる。でもとにかく、この作品にとっていいスパイスになれたらなと思います」

赤澤「純矢くんの世界がちゃんと描けるように、ホント、一生懸命やるしかないですね」

(取材・文:大内弓子)

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赤澤燈、鈴木勝吾、池田純矢、井澤勇貴

エン*ゲキ#02『スター☆ピープルズ!!』
2017年1月5日(木)~1月11日(水)
東京・新宿東口・紀伊國屋ホールにて。

作・演出 池田純矢
出演 鈴木勝吾 透水さらさ 赤澤燈 井澤勇貴 吉田仁美 オラキオ 池田純矢 酒井敏也


★10月16日(日) 23:59まで最速先行(インターネット抽選プレリザーブ)受付中★


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11月に日本初演を迎える『ミュージカル★マーダー・バラッド』の製作発表会見が10月10日、都内ライブハウスにて行われました。
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2012年、NYマンハッタンのシアタークラブで上演され大ヒット。
翌年には早くもオフブロードウェイに進出した「90分ノンストップ」「全編歌の"ソングスルー"」「4人ミュージカル」が、日本初上陸します。

全編歌...とのことで、もちろん歌唱力が重要になってきますが、挑むは日本ミュージカル界が誇るこちらの皆さん。
中川晃教平野綾橋本さとし濱田めぐみ
これは期待大ですね!!

物語も、愛憎と裏切り、そして殺人事件...と、ミステリアスでセクシーで、とっても気になるんです。

ひと足先に出した「チケットぴあニュース」はコチラ→

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●STORY●(公式サイトより)

ナレーター(濱田めぐみ)が歌う。「聖人と罪人の歌が聞こえる。美しい炎は引力がある、でも触ってはいけない」。
 
ニューヨークに住むサラ(平野綾)とトム(中川晃教)は、出会い燃え上がるような恋をする。サラは歌手を、トムは俳優を夢見ていた。だが、あまりに熱い恋は時がたてば冷めるもの。トムとサラは別れてしまう。トムを失ったサラはダウンタウンのバーで酒におぼれる日々。そんなある日、酒に酔いふらつきながら帰える途中、詩の博士号を持つマイケル(橋本さとし)と出会う。マイケルは傷つきボロボロになっていたサラを抱きしめ、二人は恋に落ち、結婚する。
 
アッパーサイドに家を買い、家庭を築き、娘のフランキーが産まれる。だが、サラはいつしか、毎日同じことの繰り返しの日々にうんざりとしていた。育児と家事に疲れたサラは、かつて燃え上がる恋をしたトムを懐かしく思い出し、トムがダウンタウンに新しくオープンしたクラブ<キングス・クラブ>を訪ねてしまう。サラと別れたことを悔やんでいたトムは、再会したサラを手放したくはなかった。結局二人は越えてはならない一線を越えてしまう。だが時間がたつにつれ、後悔の気持ちばかりが大きくなるサラ。一方のトムは嫉妬の気持ちばかりが強くなっていく。やがて、マイケルも二人の関係に気がつく。 
 
トム、マイケル、サラ・・・・ついにキングス・クラブに3人が揃う。
 
ナレーターが歌う。「クラブ、ダイヤ、スペード、ハート 勝負の決め手は自らの選択と、運命!」。
そして、キングス・クラブで未解決殺人事件が起きた。殺したのは誰か?


会見は、ミニライブから始まりました。
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「自由に生きる男」トム役:中川晃教
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宝塚歌劇月組公演 ミュージカル『アーサー王伝説』が10月14日、東京・文京シビックホールで開幕した。月組の新トップスターに就任したばかりの珠城りょうが主演する作品。初日に先立ち13日、通し舞台稽古が公開されるとともに、珠城らが会見を開いた。
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『アーサー王伝説』は、近年日本でも人気を博すフランス生まれのミュージカル。『太陽王』『1789 -バスティーユの恋人たち-』と同じくドーヴ・アチア氏の脚本・作詞・作曲による最新作の、日本初演だ。「岩に突き刺さった剣を引き抜いた者が王となる」という伝説でも有名な、イギリス・ケルトに伝わる騎士道物語をもとに、キャメロットの王・アーサー、その妻グィネヴィア、アーサーの異父姉にして彼に恨みを持つモーガン、そして王に忠誠を誓う円卓の騎士らの物語がドラマチックに綴られていく。自身の出生の秘密や異母姉との確執、そして王妃と部下の不義に悩みながらも、王として歩んでいくアーサー王の姿が、これからトップスターとして月組をひっぱっていく珠城の姿にも重なるよう。珠城自身も「きっと潤色・演出の石田昌也先生も、これから月組の未来を担っていく私と重ねて書いてくださった部分もあるんじゃないかなと思います。それをご覧になるお客さまが、珠城りょうと重ねて観てくださるのなら、とてもありがたいこと」と話す。

この日はアチア氏も観劇。「日本語はまったくわからないのですが、時々目に涙が浮かぶほど大きな感銘を受けました」と感想を。さらに主演の珠城についても「彼女から、王としてのカリスマ性をすごく感じました。素晴らしい役になった」と笑顔で話した。

珠城は入団9年目という近年まれにみるスピードでトップ就任したことも話題になっているが「私自身も、そして月組も、のびしろをお客さまに感じていただけるような舞台人でありたい、そういう舞台を作りたいと常に思っています。ですのでやはり、エネルギッシュで力強く、そして明るくいれたら」と新生月組をアピール。また、珠城の相手役となるトップ娘役・愛希れいかは「アーサー王には寛容で寛大な心がある。そこが珠城さんと同じだなと感じています。とても大きな心ですべて受け止めてくださる」と話していた。

東京公演は10月19日(水)まで同劇場で上演。10月28日(金)から11月9日(水)には梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでも上演される。

▽ 『アーサー王伝説』より。アーサー:珠城りょう、グィネヴィア:愛希れいか
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▽ 『アーサー王伝説』より。モーガン:美弥るりか
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▽ 『アーサー王伝説』より。ランスロット:朝美絢
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▽ 『アーサー王伝説』より。
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げきぴあでは、珠城りょうさん、愛希れいかさん、ドーヴ・アチア氏が登壇した、公開舞台稽古後の囲み取材の模様を詳しくお伝えいたします。
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ドーヴ・アチア氏は、フランスオリジナル版のプロデューサー。
彼が手がけた作品は、宝塚で上演された『太陽王』『1789 -バスティーユの恋人たち-』のほか、日本では『十戒』『ロックオペラ モーツァルト』も上演されています。


珠城りょう
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「今回、大劇場でのお披露目の前に『アーサー王伝説』で主演男役として初めて舞台に立たせていただきます(大劇場でのお披露目は来年1~3月の『グランドホテル/カルーセル輪舞曲』)。お話を伺ったときには、『1789』(2015年)を月組が上演したこともあり、すごくご縁を感じたのと、素晴らしい楽曲の数々に挑戦させていただく期待、それを実際に自分にこなせるのかという不安...両方の気持ちが同時に押し寄せてきて、しばらく心臓がドキドキしていました。でも今の月組の皆さんと一緒に、ひとつの作品を作り上げるということはどういうことなのか、ひとりひとりの力がどれだけ大きいのかということを日々感じながら、お稽古に励んできました。いま出来る自分の精一杯の舞台をお客さまにお届けできればいいなと思いますし、この新しい、ケルト音楽がベースになっているフレンチロックの音楽もお客さまに楽しんでいただけたらと思います。また、今回から愛希を相手役としてトップコンビとして組ませていただきますので、そこも楽しんで頂ければ」


愛希れいか
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「『1789』に引き続きフランスのミュージカルをやらせていただけると訊いてすごく幸せで光栄に思いましたし、また月組で公演できることに、私もすごくご縁を感じました。音楽もとても難しいロックミュージカルですし、お稽古場では苦労する点はたくさんあったのですが、いま舞台稽古を終えてみると、やはりこの作品を出来ることがとても幸せに感じました。宝塚らしくフィナーレもついています。新たな月組のスタートに、私もしっかり力になれるよう精一杯がんばりたいと思います」

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人気ミュージカル『黒執事』の最新作「ミュージカル『黒執事』~NOAH'S ARK CIRCUS~」が11月に開幕します。
枢やな原作の同名コミックを原作にした本作は、2009年に初舞台化。前作「ミュージカル『黒執事』-地に燃えるリコリス2015-」は、国内に加え中国3都市でも上演されました。
前作で初出演し、今回2度目のセバスチャン役を演じる古川雄大さんにお話を伺いました!

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『シェルブールの雨傘』など、数々の名曲を生み出しているフランスの巨匠ミシェル・ルグランの、美しくもどこか哀愁もある流麗なメロディ。少し不思議で可笑しく、そしてロマンチックな物語。
パリ・モンマルトルの空気を感じる小粋でおしゃれなフレンチミュージカル『壁抜け男』が、現在東京・自由劇場にて上演中です。

物語は20世紀ごろのパリ・モンマルトルが舞台。
郵政省に務める役人で、趣味はバラの手入れと切手集めという平凡な男・デュティユルは、ある日突然、壁を抜ける力を手にしてしまいます。
戸惑いながらも自分の"特技"を活かし、"怪盗ガルー・ガルー"として義賊さながらの壁抜け泥棒となったデュティユル。そんな彼が薄幸な人妻・イザベルへの恋心から、ある決意をして......。

わずか11名のキャストが時にコミカルに、時に切なく贈る、愛に溢れた温かなミュージカル
この作品で主人公・デュティユルを演じている飯田洋輔さんに、お話を伺ってきました。
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その美しいバリトンボイスを武器に、『美女と野獣』の野獣役や、『キャッツ』アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ役、オールドデュトロノミー役など劇団四季を代表する作品の主要な役どころを数々演じている飯田さん。
デュティユル役は2012年から務め、いまや『壁抜け男』の"顔"となっています!


【開幕レポート】


◆ 飯田洋輔 INTERVIEW ◆

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――飯田さんが当サイトにご登場いただくのは初めてですので、まずは飯田さんご自身についてお伺いさせてください。現在、劇団四季のさまざまな作品で主要キャストを務めていらっしゃいますが、もともとミュージカル俳優を目指していらっしゃったんですか?

「いえ、もともとはただ歌が好きで。特に小さいころからミュージカル俳優に...! という夢があったわけではありませんでした。子どもの頃は、パイロットになりたかったんです。今もなりたいですけど(笑)。ほかにも歯医者さんとか、なりたいものは色々あったんですが、中学2年生の時に、授業で『キャッツ』のLDを観て。ロンドンのものだったんですが、それに衝撃を受けたんです。そうしたらその作品がちょうど名古屋でやっていたんですよ。それで、当時住んでいた福井から名古屋まで、ひとりで行って。今思えば中学生がすごいな、と思うんですが...運命というか、惹かれたんでしょうね。その時は"行きたいから、行く!"という感覚で、親に頼んでチケットを買ってもらったんです。そこで生でみた舞台は、さらにいっそうの衝撃がありました。田舎でしたから、それまで舞台芸術に触れる機会はあまりなかったですし、最初に観たロンドン版のLDと違って日本語なので、ダイレクトに心に来た。そこからですね。ミュージカルをやりたいと漠然と思って、ミュージカルに出るにはどうしたらいいのかなと。それで"音大に行って四季に入れば『キャッツ』に出られるんだ"みたいな人生プランが出来ました(笑)」


――飯田さんといえば、やはり歌のイメージがあります。入団前に弟の達郎さんとアカペラグループを組んでいたのも有名ですよね。

「結局、なぜ歌を突き詰めようと考えたかというと、『キャッツ』をはじめミュージカルに出ていらっしゃる俳優さんたちのプロフィールを見ると「3歳からバレエを始めた」「5歳からダンスを始めた」とか書いてあるんですよ。これは無理だ、もう自分には遅いじゃないか、じゃあ何ができる、歌しかない!...みたいな(笑)。それでもういちど出演俳優さんたちのプロフィールを見ると、皆さん音大を出ていらっしゃる。音大というものがあって、そこで専門的に学べばミュージカルが出来るんだ! ...というところから、本格的に歌を始めたんですよ(笑)。高校2年生くらいまでは、先生にもついておらず、本当に趣味の延長で歌っていましたから」


――歌は身近にあった少年時代だったんでしょうか?

「両親がもともと合唱をやっていたので、そこの練習に週に1・2回、強制的に連れて行かれて。といっても僕らは絵を描いたりして遊んでいるんですが、傍らで両親たちが練習している合唱が耳に入ってくるんです。あとはドライブに行くときなども、両親は発表会に向けて車の中で練習をしているんです。それに合わせて、僕らも一緒にハモったり。そういったことを、自然とやっていました。だから入団前にアカペラ番組に兄弟で出演したりしたのも、その影響です。ハーモニーを作ることが楽しすぎてしょうがない。今も『壁抜け男』をやっていますが、実はメインボーカルを歌うより、ハーモニーを作りたくてしょうがないんですよ(笑)。だから、携帯で多重録音するアプリで、ひとりアカペラをやったりしています。そんな趣味があるんです(笑)」
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――そうなんですね! そして今出演されている、『壁抜け男』について。この作品との出会いは?

これも高校3年生の時に、地元の福井で観ました。ツアー公演で。ちょうど声楽を学び始めてしばらくした頃だったので、音楽の魅力にまず感動しました。それにちょっと、小洒落た感じがありますよね。そこがすごく魅力的でした。当時出ていたVHSビデオも買って、達郎とふたりでずっと観ていました。達郎もハマっていたと思います」

Dステ19th「お気に召すまま」稽古場から その6

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Dステがシェイクスピア没後400年に贈る、青木豪×シェイクスピア×Dステの本格的喜劇作品 Dステ19th「お気に召すまま」。Dステにとっては『ヴェニスの商人』『十二夜』に続くシェイクスピアシリーズ3作目です。
本番を目前に、熱がこもる稽古場からキャストの皆さんからメッセージが届きました!

さて、いよいよ今回が当連載も最終回! 最後にメッセージを寄せていただいたのは、


okini1013_01.jpgシルヴィアス役を演じる大久保祥太郎さんと、、、

okini1013_02.jpgマーテクスト役とフィービー役を演じる山田悠介さんのおふたり! 


まずは大久保祥太郎さんから。

Q1 Dステ19th「お気に召すまま」のここが面白い!というポイントは?
大久保「言葉が面白いです。これはどのシェイクスピア作品にも言えるのですが。言葉遊びが御洒落で綺麗で滑稽で素敵です。『お気に召すまま』は喜劇的笑いが多く、演じていて楽しいです。初めてシェイクスピア作品をご覧になる方にも楽しんでいただけると思います。観劇後はハッピーな気持ちになっていただけましたら幸いです」

Q2 青木豪さんの演出についてお聞かせください。
大久保「ものすごく楽しいです。役者に直接的な答えは与えず、絶妙な言葉で答えまで御導きくださるので色々試させていただき、一日の稽古があっという間に終わってしまいます。良いものは良い!ダメなものはダメ!と言ってくださるので、答えを模索しながら楽しんでます」

Q3 稽古をしていていかがですか?
大久保「演出の青木豪さんが"人間は嫉妬で生きている"とおっしゃっていたのですが、その言葉を稽古場でひしひしと感じております。僕が演じさせていただくシルヴィアスはフィービー(山田悠介)に恋する羊飼いなんですが、追いかけても追いかけても振り向いてもらえない。それでもあきらめずに好きで追いかけるのは違う方を向いているフィービーへのある種の嫉妬だと思うんです。その嫉妬する姿や恋に悩む姿を表現することで、シルヴィアスに深みが出ると思うので、稽古でいろいろと試行錯誤しています」


つづいて山田悠介さん。

Q1 御自身の役どころを教えてください。
山田「マーテクスト/フィービーの二役を演じます。実にマーテクストは三言しかしゃべらない上に、ストーリーのキーにもならない役どころです。三言で存在感を出したいと思います。フィービーは相手役・シルヴィアス(大久保祥太郎)との息の合った掛け合いが見どころです。初の女性役ですが、自由に演じたいです」

Q2 稽古をしてみていかがですか?
山田「石田圭祐さん、松尾貴史さん、鈴木壮麻さん、今回Dステに参加していただく御三方の引き出しの多さには驚かされます。稽古中から笑いが絶えません。僕も御三方のように歳を重ねたいです」

Q3 共演者のここがおすすめというところを教えてください。
山田「今回ロザリンドを演じる前山(剛久)のストイックぶりに感心させられています。気迫がすごいです。今年は彼と仕事で半年くらい一緒にいるんですが、現場ごとに全く違う顔を見せるので僕も負けられない!と気合いが入ります」

okini1013_03.jpg最後におふたりからメッセージを!


大久保「どれだけ振り向いてもらえなくても真心を持って想い続ければ、いつか叶う。恋っていいな、人間っていいなと心から思える作品です。観れば観るほど深みが増し、面白くなる舞台だと思うので、いろんな登場人物に感情移入して純粋な気持ちで何回も楽しんでいただけたら嬉しいです。青木豪さん×シェイクスピア×Dステ×松尾貴史さん×石田圭祐さん×鈴木壮麻さん。この化学反応を劇場でお楽しみください」

山田「マーテクスト/フィービーの二役以外にも、様々な場面で舞台上に登場します。僕のことを探してみてください。体を張って頑張っていますので、見つけてもらえたら至極嬉しいです。見どころ満載ですので、皆さん、ぜひ!」


okini_00.jpg【公演情報】 Dステ19th「お気に召すまま」
2016/10/14(金)~10/30(日) 東京・本多劇場
2016/11/19(土)~11/20(日) 兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

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