いよいよ今週10月19日(水)より全労済ホール/スペース・ゼロにて幕を開ける舞台『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』2016。先日、本番を目前に通し稽古が行われました。実際の法廷さながらの緊迫した空気が立ち込める稽古場より、写真をお届けします!!
主人公・北尾友弘役(中村優一)
傍聴の「覗き見」の魅力にハマった駆け出しのノンフィクションライター。
勝村日向役(石田晴香)
検事を志し、大学の法学部に通いながら裁判の傍聴に足を運ぶ女子大生。真実に立ち向かう日向役を新鮮にかつ丁寧に演じていました!
段田誠役(宮原将護)
ベテランの傍聴マニア。飄々と主人公・北尾に法廷の様子を説明する姿が印象的。段田の説明により、観る側もスムーズに法廷の世界へ入り込めます。
木暮透役(宮下雄也)
コワモテの傍聴マニア。コワモテのはずなのに涙...法廷で一体何が起きたのでしょうか?!
橘春子役(佐藤すみれ)/橘秋介役(藤田玲)
秋介の妹/北尾の中学校時代の友人
ある事件の法廷シーン、一瞬にして空気を変えるふたりの演技には鬼気迫るものがあります。
段田誠役(宮原将護)/北尾友弘役(中村優一)
市原沙織役(水木ゆうな)
切れ味鋭い舌鋒で被告に斬り込むドSの女判事。気持ちが良いほどに犯人を追い詰める姿にグイグイと引き込まれます!
荻野啓介役(上田堪大)
殺人事件の被告人。
事件当日何があったのか...被告人の供述シーンは主人公・北尾たち傍聴席にいる感覚で観てしまいます。
榊匡記役(林田航平)/小田島公基役(嶋村太一)/安田憲一役(髙﨑俊吾)
物流倉庫放火事件の担当主任警察官/裁判長/物流倉庫放火事件裁判の被告人
こちらは法廷シーン。事件の様子が解き明かされていく様子に終始ドキドキしてしまいます。
北尾友弘役(中村優一)
もちろん緊迫したシーンだけでなく、笑顔のこぼれるシーンもあります!
<Story>
作家志望の青年北尾は、今日も朝早くから霞ヶ関裁判所へとやって来た。
「ご起立ください」の声、手錠の音と共に裁判官、被告、警察官が登場すると、北尾の胸は期待に高鳴る。
今日はどんなグッとくる裁判に出会えるのだろう?
最初はモノ書きのネタを探しに来た北尾だが、苦しい言い逃れをする被告や、巧妙に弁護する弁護人、Sに攻める検察官、法廷に登場する人物が見せる、どうしようもない人間臭さに惹かれて、すっかり傍聴にハマってしまったのだ。
だがそんな北尾に、いつも傍聴席で見かけるツンとした女子大生日向は 「覗き見気分で傍聴に来ないでください」と冷たく言い放つ。
覗き見気分で何が悪い?
傍聴の楽しさとは他人の人生の覗き見だ!思わずそう 反論してしまった北尾は、しかしある公判を境に、裁判への考えがガラッと変わり...。
興味本位で始まった裁判傍聴の先に見えてきたものとは?
この作品は舞台上と客席の傍聴人全員が共有する疑似裁判体験である!
<公演情報>
2016年10月19日(水)〜23日(日) 全労済ホール/スペース・ゼロ
傍聴席S:¥6,800/傍聴席A:¥5,800
[原案・原作]
北尾トロ
[劇作・脚本][演出]
塩田泰造
[出演]
中村優一/石田晴香
宮原将護/宮下雄也/仁藤萌乃・佐藤すみれ(Wキャスト)/水木ゆうな
髙﨑俊吾/上田堪大/浅倉一男/林田航平
田村和也/帆世雄一/渡辺瞳/柚木美咲/並木秀介/高田舟/細谷レナ/浦坂佳右/大野愛/浜辺マル子
嶋村太一/藤田玲