俳優の結城洋平が、「好きなクリエーターたちと舞台がやりたい!」という思いから立ち上げた結城企画。
期待すべき第一弾は、脚本・演出に大歳倫弘を迎え、東京のはずれ、国道沿いにある『ブックセンターきけろ』を舞台に、「本」と「記憶」をテーマにしたコメディを上演する。
ナイロン100℃の眼鏡太郎、ゴジゲンの目次立樹、そして結城洋平といった、男三人芝居の稽古場レポートをお届けします。
『ブックセンターきけろ』ならではの稽古メニューにもご注目ください!
まずは筋トレ&体幹トレーニング(自主参加制)! 結城と目次さんの二人で黙々と。
本番までに二人だけムキムキになってしまいそうな勢いです。
※大歳さんは冷かしで参加することもあります。決して本気ではやりません。
続いて、このお話のテーマにもなっている"記憶力"を鍛えるためのトレーニングに入ります。
「ジャグリング」です。 ※ここからは眼さんも参加します。
ジャグリングをすれば脳の記憶する部分が鍛えられるらしいのです!
結城と目次さんはメキメキと上達しています。ジャグリングが苦手な眼さんは...、お手玉でやってます。
続いては「記憶力テスト」です。
実際にある種法を使って記憶力を鍛えてみよう!と始まった稽古です。
"とあるもの"を、ホワイトボードに書きだして制限時間内に覚えるというトレーニング。
こちらは本番のシーンにも繋がるので、当日のお楽しみです♪
この時間ばかりは、己との闘いです。見てください、この眼さんに表情(笑)。必死です!
稽古が始まって二週間ほど経ちますが、三人とも記憶力が着々とアップしております!!
ここからようやく脚本稽古に入ります。
...と思いきや、お話好きなメンバーが集まっているため、雑談が始まってしまい、なかなか稽古にならないことが多いのです。
お話が止まらないのは稽古場が仲がいい証拠なのですが、もはや、ちょっとしたおばさんの集まりです(笑)。
大歳さんから新しいシーンの台本が配られたら、いよいよ稽古スタートです。
毎日やってくる、台本。これぞ大歳さんスタイル!?
東京のはずれの国道沿いにある「ブックセンターきけろ」。
店長(眼)のもとに、「ここの店でバイトをしたい」とコウタ(結城)がやってくる。
常連客のカズマサ(目次)はお店を手伝っており、先輩としてコウタに仕事を教える。
なかなか仕事を覚えられないコウタに店長は...。
本屋のお仕事についてのシーンで、参考資料を見せてくれる大歳さん。
実力派の三人に向けて、演出にも熱が入ります。
仲良くお稽古も進んでいるところで、最後に、結城と大歳さんからメッセージを!
■結城洋平
『ブックセンターきけろ』をどのような物語にしてゆくか。多くの時間を掛け脚本・演出の大歳倫弘さんと話をしてきました。頭の中だけにあったブックセンターきけろを、魅力的なキャラクターの眼鏡太郎さん、目次立樹さんと共に現実世界へと立あがらせて行く作業はとてもワクワクします。大歳さん含め男4人で、「ああでもない、こうでもない」と話しをしながら創っているこの作品を、贅沢すぎるスタッフさん達と共に劇をできる喜びを感じております。11月11日より下北沢に現れるブックセンターきけろに是非ご来店ください。
■大歳倫弘
稽古、紆余曲折を経ながらも着々と製作進んでおります!今回のお芝居は、記憶術にまつわるお話で、稽古場レポートにもある通り、記憶術のトレーニングは、結城さんや役者さん達にお任せして、僕はあえて記憶術のトレーニングに入らず、お客さん目線にいつづけています。僕を「おおっ!」と驚かせてくれるまで、記憶術トレーニングをやりつづけてもらおうと。みんなのトレーニングを見てる時間が、一番アイデアが思い浮かぶ時間です。まだまだみんなマスターしないでいてほしい!
アフタートークも決定しました!
【登壇者】
・11月11日(金)19:00公演
結城洋平、大歳倫弘、今井隆文(劇団プレステージ)、本多力(ヨーロッパ企画)
・11月12日(土)18:00公演
結城洋平、大歳倫弘、松居大悟(ゴジゲン/映画監督)
<公演情報>
結城企画『ブックセンターきけろ』
脚本・演出:大歳倫弘
出演:眼鏡太郎 目次立樹 結城洋平
日程:2016年11月11日(金)~13日(日)
会場:下北沢・Geki地下Liberty
HP:http://yuukiyohey.wixsite.com/yuukiyohei