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歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが2月20日都内で会見を開き、美しい日本の山々を後世に残すための植樹活動「ABMORI(海老蔵の森)」構想について概要を語りました。
今回、植樹活動が長野県山ノ内町・志賀高原で行われることから、阿部守一長野県知事や植樹指導の横浜国立大学名誉教授・宮脇昭氏らも登壇。
会見で海老蔵さんはこの活動のきっかけが自身のブログだったと明かし、次のように語りました。
「最近、夏はすごく暑かったり、冬はすごく寒かったり、また空気も少しずつ汚染されているんじゃないかなと感じてきていまして、何か自分に出来る事はないかとひとりで思っておりました。そうした中、昨年4月からはじめたブログで『何かできることは無いのかな』とボソっと呟いたところ、ものすごく反響がありまして、多くの方々からご意見を頂戴しました。その中に『海老蔵の森を作ってみたら?』というコメントがあり、これは面白いかもしれないと思いました。そこで妻の麻央に相談したところ、以前テレビ番組で宮脇先生と一緒に(植樹を)やっていたという話を聞きまして、それならちょっと連絡を取ってもらえないかという話になり、あれよあれよと言う間に話が進みまして、今日のこの場に私がいるわけです(笑)」
と、急な展開に戸惑いながらも、ここに至るまでの経緯を丁寧に説明されていました。
41年ぶりの上演、昼の部『心謎解色糸』(こころのなぞとけたいろいと)に引き続き、一座勢ぞろいで華やかに「節分祭」豆まき!
2月3日、新開場後初めての節分となる歌舞伎座で上演中の2月公演「二月花形歌舞伎」、昼の部『心謎解色糸』(こころのなぞとけたいろいと)に引き続き、恒例の「節分祭」豆まきが行われました。
『心謎解色糸』は、四世鶴屋南北作で、実に41年ぶり、歌舞伎座では初めての上演です。
昼の部の終演後に再び幕があくと、舞台には豆を持った出演者が並び、お祭り左七と半時九郎兵衛の二役を演じる市川染五郎の『新しい歌舞伎座初めての追儺式(ついなしき:鬼払いの儀式のこと)でございます』との挨拶に、客席から大きな拍手が起こりました。
本庄綱五郎を演じる尾上松緑、芸者小糸を演じる尾上菊之助、九郎兵衛女房お時と糸屋の娘お房の二役を演じる中村七之助をはじめとする花形出演者が豆入りの大入り袋をまき、用意された約1,800袋の豆をまき終わると、劇場内が歓声と笑顔に包まれ、お客様と共に邪気を追い払った出演者は、一年の無病息災を願いました。
右より=藤間大河、尾上松緑、市川染五郎、尾上菊之助、中村七之助