会見・イベントレポートの最近のブログ記事
去る6月13日に、ミュージカル『シェルブールの雨傘』の製作発表が行われました。
原作は1964年のカンヌ国際映画祭グランプリなど数々の賞を受賞した、フランス映画の傑作。
ヒロイン役のカトリーヌ・ドヌーブの美しさも印象的。
その映画が公開されて50年を迎える記念すべき今年、5年ぶりに舞台作品として上演されます。
舞台版は日本でも何度か上演されていますが、今回は2009年に上演された謝珠栄演出版の再演。
運命に翻弄される恋人たち、ギイとジュヌヴィエーヴに扮するのは井上芳雄と野々すみ花。
前回に引き続き主演する井上さんと、宝塚娘役トップとして活躍した野々さんの初顔合わせも注目です。
『シェルブールの雨傘』製作発表レポートの続きを読む
父から子に注ぐ愛、子どもから父へ向けた尊敬の念、そして父から子へ、そしてその先へも受け継がれる大切なモノ...。
アフリカのサバンナを舞台に、ライオンの父子を中心に壮大に描かれる生命の物語、それが『ライオンキング』です。
父の日(6月15日(日))に観たいミュージカルといえば、やはり『ライオンキング』!
その父の日を目前にした6月8日、『ライオンキング』東京公演に、佐々木健介さん(2011年ベストファザー賞・スポーツ部門受賞)・北斗晶さん(2014年 ベストマザー賞・スポーツ部門受賞)ご一家が来場されました!
6月1日、帝国劇場にてミュージカル『シスター・アクト~天使にラブ・ソングを~』が開幕しました。
名作映画を元にした、ハッピーでコミカル、そして"歌の力"に溢れるミュージカル!
ヒロイン・デロリスを瀬奈じゅん、森公美子というまったくタイプの異なる女優がWキャストで演じているのも話題です。
5月30日、初日を目前にした出演者たちが意気込みを話しました。
ひと足先にニュースサイトでもお伝えしましたが、げきぴあではもうちょっと詳しくレポートいたします!
ひと足先にニュースサイトでもお伝えしましたが、げきぴあではもうちょっと詳しくレポートいたします!
「日本初演、その開幕のドキドキワクワクを私たちも味わいながらお稽古しているところです。みなさんに楽しいミュージカルをお届けしたいと意気込んでおりますので、どうぞよろしくお願いいたします」とデロリス役の瀬奈じゅんさん。
苦労した点は「とにかく曲数とセリフの量と出番がとても多くて、それに途中まで追われていました。でも大変ではあったのですが、その大変さが役に生きたような気がしますので、それをいい効果に変えてお届けできれば。あとは私、どうしても前世のクセでキザってしまって、イイ目線を送ってしまうので、そこをちょっとやりすぎないように気をつけようかなと思っています。...でもやります!(笑)」
...やるんですね(笑)。
同じくデロリスを演じる森公美子さんは
「日本初演ということで、本当に私たちも手探り状態のところがたくさんあったんですが、すばらしい舞台になっていると思います! 皆さまが感動できる舞台になっていますので、ぜひぜひ、劇場に足をお運びください」。
そして森さんも、苦労したポイントは「本当に出番が多くて...」と話します。
「私、稽古の時から(黒人歌手の役のため)黒塗りしていたんですが、後半白人になってしまいました(笑)。それくらい汗をたっぷり出すんです。熱中症にならないように気をつけなければならないというのが私の課題。ホントにアツイんです。これが8月まで続くかと思うと痩せる思いです(笑)」。
■『レディ・ベス』世界初演への道 vol.11■
ミュージカル『レディ・ベス』東京公演も残すところ5日となりました。
ミュージカル『レディ・ベス』東京公演も残すところ5日となりました。
この公演を多角的に追っている本連載ですが、今回は5月9日に行われたトークショーの模様をレポートします。
この日のトークショー参加者は、平野綾、加藤和樹、吉野圭吾、石川禅の4名。
しょっぱなから平野さんが「なんでこのメンバーなんだろう!(石川さんと吉野さんとは)ほとんど絡みがないのに」と疑問を呈せば、加藤さんも「僕も圭吾さんとは...(全然会わない)」と言い、「(吉野さんとは)唯一の会話がスペイン語だし」と平野さんが話し、石川さんが「ココ(石川さんと吉野さん)はガッツリ絡んでいますから」と返す...と、ワイワイキャッキャしだす皆さんです(笑)。
『レディ・ベス』5月9日トークショーレポートの続きを読む
6月の東京・帝国劇場にて日本初演の幕を開けるミュージカル『シスター・アクト~天使にラブ・ソングを~』。
この作品の<開幕直前スペシャルイベント>が5月13日、同劇場にて行われました。
登壇者は出演者全員という、なんとも豪華なイベントです!
物語は黒人クラブ歌手のデロリスが、ある殺人事件を目撃したことでマフィアに追われ、修道院に逃げ込んだことから起こる大騒動を描くもの。
大ヒット映画『天使にラブ・ソングを...』をもとに2009年にロンドンで初演された作品で、これが日本初上陸となります。
作品の舞台が修道院、劇中ゴスペルも登場するとのことで、冒頭では日本ゴスペルシンガーの第一人者である亀渕友香&The Voices of Japanも登場。
その高らかな歌声に森さんも「涙が止まらない...。こうやって歌わなきゃいけないんだ、と勉強になりました」。
去る5月14日、宝塚歌劇団が花組公演『エリザベート-愛と死の輪舞-』の制作発表を行いました。
『エリザベート』は劇団を代表する人気作であり、1996年の雪組初演以来、公演回数799回、観客動員数192万3千人という記録を誇ります。
今回は2009年月組公演以来5年ぶり、8度目の上演。
新トップスター、明日海りおの大劇場お披露目公演としても注目が集まっています。
小林公一理事長も「『エリザベート』は宝塚の財産となった」と話し、「それも、再演のたびに、各組がその時々の新たな『エリザベート』を作り上げてきたからだと思います。今回も花組でしかお見せできない『エリザベート』をお届けできるはず」と期待を語りました。
宝塚歌劇花組公演『エリザベート』制作発表レポートの続きを読む
■『レディ・ベス』世界初演への道 vol.10■
『レディ・ベス』東京公演も折り返しを過ぎました。
この公演ではさまざまな<終演後イベント>が行われていますが、本日は5月5日に行われたトークショーの模様をレポートします。
この日の登壇者は
平野綾、山崎育三郎、未来優希、平方元基の4名。
まず中日(なかび)を過ぎた現在の心境を。
「本当にあっという間でした。お稽古期間もぎゅっと凝縮されていたので、初日も「あ、もう本番なんだ」という印象でしたし、そこからもすごく早かったです」と平野さん。
山崎さんは「世界初演ということで、稽古のあいだは毎日、台本も変更が入ったり、楽曲がカットされたり増えたり、キー(音程)がチェンジされたりと、変更の連続でした。本番開けてから、お客さまとともに完成されていった感じがします」。
それに対し平方さんも「本当に開幕してから、お客さまがいてくださることで、安心感がこんなにあるんだなということを今、実感しています」と同意。
未来さんは「(今日ここにいる)皆さんWキャストなので、公演回数はいっぱいあるんですが(出番は)半分ということもあり、あっというまにここまできちゃった、という感じです。毎回新鮮で緊張感を保てたまま舞台に立てるのがすごくいい」。
...皆さん揃って"あっという間"という心持ちのようです。
『レディ・ベス』トークショーレポートの続きを読む
■『レディ・ベス』世界初演への道 vol.7■
ミュージカル『レディ・ベス』が4月11日・12日のプレビュー公演を経て4月13日、東京・帝国劇場にてついに開幕しました。
開幕ニュースはコチラにも掲出しましたので、併せてご覧ください。
4月13日の初日は、カーテンコールで出演者によるご挨拶もありました。
まずはロジャー・アスカム役、山口祐一郎さんの
「本日は世界初演ミュージカル『レディ・ベス』にご来場たまわり、まことにありがとうございます。この若葉萌える季節にぴったりの若々しい主役のおふたりに今日は初日のご挨拶をしていただきたいと思います」というご紹介で。
主人公、レディ・ベスを演じた平野綾さん。
「この日を迎えられたことがまだ夢のようで、信じられない気持ちでいっぱいです。ベスの役作りのために色んな本を読んだり、彼女がどんな考えを持っていたんだろうと考えたりすればするほど、自分が未熟なことに気付かされました。ベス、そして『レディ・ベス』という作品で、私も成長させていただいたと思います。今日はやっと始まったばかり。ここからまだ長いので、その中で、もっともっとみなさまに良いものをお届けできるように成長していきたいと思います。この"0番(センター位置)"に立たせていただくということは、すごく責任のあること。至らないことばかりですが、ここにいるキャストの皆さん、スタッフさんに支えられて今、ここに立たせていただいていると思います。これから『レディ・ベス』が皆さんに愛される作品になればいいなと思います」
とうっすら目に涙を浮かべながらご挨拶。
ロビン・ブレイク役、山崎育三郎さん。
「今日この日、この瞬間のために、脚本のクンツェさん、作曲のリーヴァイさん、小池修一郎先生、本当に多くの先生方、スタッフの皆さま、そして尊敬するキャストの皆さま、オーケストラの皆さま、本当に皆で心ひとつにしてここまでやってきました。これからまだまだ長いですが、皆さんに愛される作品になるように、日々カンパニー一同進化しながら、この作品を高めていきたいと思いますので、ぜひまた劇場にお越しください」。
ミュージカル『レディ・ベス』ついに開幕!の続きを読む
【げきぴあニュース】
宝塚花組蘭寿とむ、ラストステージも「最後まで進化」
宝塚花組蘭寿とむ、ラストステージも「最後まで進化」
宝塚歌劇花組の東京公演『ラスト・タイクーン-ハリウッドの帝王、不滅の愛-』『TAKARAZUKA∞夢眩』が4月10日、東京宝塚劇場にて開幕した。同公演は宝塚100周年のアニバーサリー・イヤーのラインナップのひとつであるとともに、花組トップスター蘭寿とむのさよなら公演となる。
『ラスト・タイクーン』はアメリカ現代文学の代表的作家、F・スコット・フィッツジェラルドの未完の長編をミュージカル化した意欲作。1930年代のハリウッド舞台に、映画プロデューサーの栄光と挫折、そして愛を描く。『TAKARAZUKA∞夢眩』は"眩しい夢"の数々が"無限"の可能性に満ちた100周年となるよう願いを込められたショーで、目くるめく鮮やかなシーンが次々と披露されていく。
この東京公演が宝塚でのラストステージになる蘭寿は、初日直前の会見で「今まで1作1作、全力でやってきましたので、そのスタンスは変えずに。でも最後ですので、私らしい色んな面を見ていただければと思います。最後まで進化し続ける"蘭寿とむ"をお届けしたい」と挨拶。また、「ショーにはやはり、どうしても入れていただきたいとお願いをして、男役の黒燕尾(のシーン)を入れていただきました。これぞ蘭寿とむの黒燕尾、というところを見ていただければ。そして花組の男役の伝統である、誇り高い姿を見ていただければと思います」とアピールをした。
今月5日には100周年の記念式典に出演。「千住明先生作曲、瀬戸内寂聴先生作詞の曲の中に「栄光あれ宝塚、永久に」という歌詞があり、まさにそのとおりだなと思いながら歌いました。私たちが今できることを大切にひとつひとつやっていくことが、未来の宝塚に繋がっている。そうやって繋げてきたからこそ今があり、これから守っていくのは私たちなんだなと痛感しました」と感慨を語った。
公演は5月11日(日)まで同所にて上演される。