稽古場レポートの最近のブログ記事
雪がまだ残る開幕を迎えた2月中旬、男七人が熱く接戦し合うM&Oplaysプロデュース「サニーサイドアップ」の稽古場を訪れた。
荒川良々を主演にある男の一生を描くこの物語。作・演出を務め、また自らも出演するノゾエ征爾はこう語る。
「荒川さんのことを考えていたら一本の物語ができました。
赤堀さんや小野寺さん、はえぎわ男子もそこに重ねていったらさらに膨らみました。
このメンバーだからこその作品に行き着きました。
ある男の一生と、彼を取り巻く男たちの、壮大?な喜劇です。」
と。
訪れたこの日も物語は、可能性の膨らみを増していっていた。
父親役の町田水城と息子役の荒川良々が会話をしながら進めるシーン。
通したあと、町田からノゾエに「右手はこういう動き方のほうがいいかな」と問いかけ、動きが決まっていく。また荒川も「この方がいいんじゃない」と提案し、ノゾエの意図するものを体現していく。
荒川の、よりわかりやすく、より面白くしようと積極的に提案していく姿が印象的だった。
人間を表現できる俳優、人間を究めることができる脚本家・
倉本聰主宰富良野塾一期生。テレビドラマの脚本・
手がけたドラマのシナリオは200本以上、舞台の脚本・
◆スペシャルイベント◆
2月13日(木)14時公演 トークショー ゲスト:角田光代
2月13日(木)19時公演 トークショー ゲスト:川原和久
2月14日(金)14時公演 石田ショーキチ・アコースティックライブ
1月某日、この『ヒトミ』の稽古場に伺ってまいりました。
舞台版『ショーシャンクの空に』稽古場潜入レポートもいよいよこの第4弾で最終回!
10月半ばの某日、稽古を終えた直後のタイミングで演出の河原雅彦さん、そして主演の成河(ソンハ)さんと益岡徹さんにインタビューを敢行した。
★稽古場レポートvol.1はコチラ
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稽古場レポートvol.4
(※一部ネタバレを含みます)
9月の下旬に稽古はスタートしたが当初は脚本の読み込み・解釈にじっくりと時間をかけており、立ち稽古が始まったのは10月の初旬。
そこから10日余りを費やして、第1幕から最終の第3幕までひと通りの動きをつけていった。
そろそろ稽古も折り返し地点。
それぞれにどのような手応えを感じているのだろうか?
河原:やはり題材としてとても難しいことにチャレンジしていますが、形になりそう、面白いものができそうだという手応えは感じています。
成河:ここまでみんなで一丸となって作ってきて、この先は自分の力で深めていかないといけない部分。
もちろん、俳優として共演者のみなさんには頼らせてはいただきますが、ここからが自分にとって本当のスタートだなという思いです。
益岡:まずはおしまいまで、でこぼこしながらも必死でたどりつきました。
自分の役は、まだまだいくつも山を越えないと、はっきり見えてこないだろうと思う。
また明日から、きついけど面白い稽古になりそうです。
舞台版『ショーシャンクの空に』の稽古場潜入レポートもすでに第3弾。
9月の終わりに始まった稽古もおおよそ半分の日程を消化し、この日で立ち稽古もラストシーンまで到達!
演出の河原雅彦さん、主演の成河(ソンハ)さん、益岡徹さんさんらも、まだまだ試行錯誤の最中とはいえ、ラストシーンまでの動きをひと通りつけたことにホッと安堵の表情を浮かべ、それぞれに感じた"手応え"も明かしてくれた。
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稽古場レポートvol.3
(※一部ネタバレを含みます)
午後1時過ぎに、最終幕の第3幕の序盤シーンから始まったこの日の稽古だが、幾度かの休憩をはさみながら午後7時過ぎには最終盤のクライマックスシーンに到達した。
前回のレポート(vol.2)ではこの第3幕において、ほぼ出ずっぱりの益岡さん演じるレッドの存在の大きさ、その凄まじさについて言及した。
刑務所に入る原因となったレッドが犯した罪、その罪を背負い、数十年にわたって誰にも言えないままに抱えてきた思い、アンディーが与えてくれた希望、新たな一歩を踏み出す恐怖、そして再生――河原さんが漏らした「威力あるね、益岡さん」という言葉がその凄さを物語るが、そんなレッドの存在感をより一層、高めているのが成河さんをはじめとする魅力的な共演陣の存在である。