【CHESS in Concert:vol.5】稽古場レポート!

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2012年1月の日本初演に続いて、今月12月に二度目の上演が行われる『CHESS in Concert』
今回は、単なる再演ではなく"セカンドバージョン"と銘打っています。
どのあたりがパワーアップされているのかも気になるところ!
キャストは、荻田さん曰く「こういう人たちが活躍している今だからこそ、やっと『CHESS』ができる」という最強メンバー、安蘭けい石井一孝中川晃教が初演から続投、さらにマテ・カマラス戸井勝海が加わります。

キャストの皆さん+荻田さんには、じっくりお話も伺っていますので、こちらも併せてどうぞ。


さて、12月初旬の某日、その『CHESS in Concert』稽古場に伺ってきました
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開幕の約10日前、前日に2幕最後までの小返し稽古を終え、この日は久しぶりに1幕アタマからやる、というタイミング。

おっ、チェス盤もあります!
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演出の荻田浩一さんが、アンサンブルの皆さんの立ち位置を入念にチェック。
荻田さんのこだわりは、『in Concert』といえどもハンパなく!
「大野さん、出はもうちょっと下手で」と指示をしていくその「ちょっと」が、半歩よりも小さいレベルだったりで、そんな細かいこだわりから、あの美しい荻田ワールドが生まれるのだなあ...と思ってしまいました。
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こちらがその、荻田浩一さん。
癒し系のニコニコ笑顔で、次々と細かい指示を飛ばしていきます。
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こちらは、ひのあらたさんに演出をつけているところ。
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ここで少しストーリーをおさらい
舞台は、チェスの世界大会です。
対戦するのはこのふたり、
アメリカ合衆国のフレディ(中川)と、ソビエト連邦のアナトリー(石井)。
だが時は米ソ冷戦の真っ最中、ふたりの試合は単なるゲームの枠を超え、国家を背負った勝負となっています。
そんな中、フレディのセコンドであり恋人でもあるフローレンス(安蘭)は、対戦相手であるアナトリーと恋に落ちてしまい、さらにアナトリーは亡命を決意し...。
彼らの恋も人生も、チェスのゲームのように、様々な要因に翻弄されていきます...。

登場人物の相関図は公式HPにわかりやすいものがあがっています。sokanzu[1]-thumb-350x205-15038.jpg
(公式HPより)


さて、動線の確認がひと段落し、一幕アタマからの通しがスタート!
オープニングナンバーは、アービター(審判)マテ・カマラスさんとアンサンブルの歌う「The Story of Chess」
物悲しいメロディラインのナンバーを、マテさんがシリアスに重厚に歌い、一気に物語の世界に観る者を誘います。
このナンバーではマテさんがナレーター的なセリフも担当。
マテさん、また一層、日本語が上手くなっていました。
「審判を努めるのはこの私」
という言葉がピシリと決まり、ゾクっとするカッコよさ!
アービターはチェスの世界を支配する存在。
別次元から、人間たちの恋も争いもクールに見下ろすようなアービター、マテさんの圧倒的な存在感で、面白いものになっていそうです。
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"チェスの支配者"マテ・アービターと、"チェスの精"大野幸人さん、この世のものではない二者の緊張のやり取りも、不思議な空気を作り出します。
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そしてその試合で対戦するのは、
中川さん扮するフレディと、石井さん扮するアナトリー。
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冒頭早々、戸井勝海さん演じるウォルターも登場!
このポジションは、初演では割愛されていた役どころ。
テレビカメラに向かって解説をしているウォルターですが、「やつはアメリカ合衆国から送られてきた犬だ!」というセリフがあったりして、彼が、そしてこの試合自体、表には見せていない裏があることがわかります。
さっそく、初演にはさほど色濃くはなかった国同士の戦いという大きな渦がチラチラ。
"セカンドバージョン"です!!
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ここで歌われるのは「Difficult And Dangerous Times」
小気味の良いナンバーで、"危うい駆け引き""人生、負ければすべてが終わる"などの歌詞から、対戦前の緊張感が伝わってきます。
"It's the U.S. versus U.S.S.R."というリズミカルな言葉も気持ちいい!


フレディ
役の中川晃教さんは、相変わらず、音楽の塊みたいな声!
自由に音階を操っているような伸びやかな歌声は、天才・フレディにぴったりです。
天才ならではの、攻撃的な奔放さも。
ただ、ソロナンバー「Pity the Child #1」では、オルゴールのような繊細な音色をバックに、囁くような歌声で、抱える孤独を吐露していました...。CHESS2013_0416.JPG

こちらはアナトリー石井一孝さん。
いつも楽しい石井さんですが、アナトリーは大人の魅力。
待機中は面白い石井さん(その面白さは後ほど...)でしたので、そのギャップに驚かされてしまいましたが、渋い石井アナトリー、素敵です。
パワフルな歌声も、もちろん健在!
アナトリーといえば、1幕ラストの大名曲「Anthem」があります。これは亡命するアナトリーがそれでも国を思って歌う感動のナンバー。
今回のセカンドバージョンでは、国同士の争いが初演以上に重みをもって描かれるとのことですので、「Anthem」もさらなる深みで聴かせてくれるのではないでしょうか...!
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フレディのセコンド、フローレンス安蘭けいさん。
ふたりは恋人でもありますが、対戦相手をののしったりと傍若無人なフレディとの間に、少しずつ距離が出来ているようで...。
安蘭さんのスコーンとした歌声も楽しみです!
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この日はお顔があまり見えなかった安蘭さん、せっかくなのでと別日の稽古場のお写真をいただきましたので併せてご紹介♪CHESS2013_0419.JPG

こちらは先ほど、動線の確認をしていた場面。
世界大会が開かれているイタリアのメラーノの風景を綴った「Merano」です。
アンサンブルさんたちのハーモニーの美しさ...。音がキラキラしています。
たった6人とは思えない厚み。
プリンシパルさんたちも最強メンバーが集まった、と思いましたが、アンサンブルさんたちも最強です!!
そしてこのナンバーも初演ではカットされていたと記憶しています。
ホントに、随分バージョンアップしていますよ!
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さて、少しキャストの皆さんにもお話も伺わせていただきました。
まず日本版『CHESS』初参戦のマテさん。
初参戦といっても、以前も『CHESS』に出ていたそうですが...
しかもフレディ役だったとか?
「そうそう。2000年、ノルウェーでね。もう、ずいぶん昔。あの頃はもっと声、高かった。今は無理ね~(笑)。アッキーさん、すごいねー!」
アービター役はいかがですか?
「楽しい!」
それにしてもマテさん、また日本語が上手になりましたね。
「ありがとう!もっともっと上手くなるよ!」
...と、通訳さんを介さず日本語で、フランクに対応してくれたマテさんでした。
この日の稽古場では、アービターが歌うナンバーはクラシカルなタイプの曲ばかりで、そんなマテさんも素敵でしたが、アービターにはその名も「The Arbiter」というロックなナンバーもあります。
ロック歌手としての顔も持つマテさんですので、これを歌うマテ・アービターも楽しみです!
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中川さんは、「再演だけど、難しいです~!」と苦笑気味!?
「一度やっているから、曲はカラダに入っているんですけれど。新曲も多くて、しかも、ひとつの繋がりの中の真ん中だけ新曲だったりもして。(初演の気持ちでやると)ここから、あそこに飛びたいのに、「...っ!」となっちゃったりして。気持ちの流れを作るのが難しいです。コンサート版だけど、やっぱり芝居として気持ちの流れは作らないといけないから」と話していました。
難曲揃いで有名な『CHESS』ですが、すでに音楽との戦いは終え、中川さん、次のステージの戦いに入っている模様です。
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そして、『CHESS』カンパニー、自由人が多いということは様々な場所で言われています。
石井さんバナナ事件、中川さん爪切り事件などは公式HPのキャストコメントなどで語られています(笑)

...この日、ふと横を見たら、石井さんがフランクフルトを食べていらっしゃいました...。
フランクフルトを食べながら他の方の稽古シーンを眺めている石井さん...。
しかもそのまま、決め写真まで撮らせていただきました(笑)。
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稽古場でもたびたび荻田さんが、「アービター!...あれ、アービターどこー?」とか、「フレディ!フレディ、呼んでますよー」と声を上げていたりして。
...決して不真面目なのではないですよ。自由なんです。多分。
そんなキャストの皆さんの愛らしさもポイントだと思います!


公演は
12月12日(木)~15日(日) 東京国際フォーラム ホールC(東京)
12月20日(金)~22日(日) 梅田芸術劇場 メインホール(大阪)
で上演されます。
チケットはともに発売中です。

チケットぴあでは、東京公演に続き大阪公演の特典付チケットも発売中!
※いずれもインターネット、店頭にて販売。電話での受付はなし。

◆軽食付S席(11000円)
【販売期間】受付中~12/10(火)23:59※軽食(サンドウィッチ・おはぎ・オレンジジュース)が付いたお得なチケットです。

◆洋菓子&カード付S席(11000円)
【販売期間】受付中~12/12(木)23:59
※「マキシム・ド・パリ」の洋菓子(1500円相当)と出演者直筆サイン(プリント)入クリスマスカードが付いたお得なチケットです。

◆お食事券付S席(11000円)
【販売期間】受付中~12/14(土)23:59
※ニューミュンヘン北大使館(大阪市北区曽根崎2-11-16梅田セントラルビル9F)のお食事券2000円分が付いたS席限定のお得なチケットです。(お食事券ご利用期間は12/16(月)~12/27(金))


チケット情報はこちら

『CHESS in Concert』では下記イベントも決定しています。

◆東京公演初日 スペシャルカーテンコール◆
対象公演:12月12日(木)14:00
※公演終了後、スペシャルカーテンコールを予定しております。内容はお楽しみに!!

◆東京公演 アフタートークショー◆
下記公演終演後、アフタートークショーを開催
対象公演:12月13日(金)14:00公演
出席者(予定):安蘭けい、石井一孝、中川晃教、マテ・カマラス、AKANE LIV、戸井勝海
※当日のチケットをお持ちの方に限りご参加いただけます。

◆マテ・カマラス サイン会◆
下記公演終演後、マテ・カマラス サイン会を実施
対象公演:
12月14日(土)17:30公演(東京)
12月20日(金)14:00公演(大阪)
※当日、公演プログラムをご購入の方のみご参加いただけます。
※当日のチケットをお持ちの方に限りご参加いただけます。
※終演後、ロビー所定の位置に並んでお待ちください。

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