稽古場レポートの最近のブログ記事
主人公・九重秀隆役の荒川務さん。
■『マイ・フェア・レディ』vol.7■
『マイ・フェア・レディ』開幕まであと1週間切りました!
数日前、まさに稽古佳境!といった雰囲気の稽古場にまたまたげきぴあは伺ってきましたよ。
以前伺った時よりひと回り大きいお部屋に場所をうつし、大型セットも入った稽古場で、キャストの皆さんは集中しつつも楽しそうにお稽古をされていました。
イライザ役=霧矢大夢さんです。
こちらもイライザ役=真飛聖さん。
関西を拠点に活動している石原正一さんが主宰する"石原正一ショー"。
その作風は70~80年代の漫画を基にしたサブカル風ドタバタ演劇です。
自称"80年代小劇場演劇の継承者"という石原さんは、肉声肉体を酷使し漫画の世界を自身で表現するパフォーマンス"漫画朗読"の元祖として活躍。
さらにラジオでも漫画朗読師匠として人気の石原さん。
そんな石原さんと"石原正一ショー"のメンバーは、現在ゴールデンウィークに東京で開幕する最新作の稽古の真っ最中。
80年代のノリと現代の若者の感覚がどのように融合するのか!?
面白い化学反応に期待したいですね。
そこで、大阪で行われている稽古場の様子を石原さんがレポートしてくださいました!
げきぴあをご覧のみなさん
こんにちは 石原正一ショーの代表、石原正一です。
5月1日(水)からこまばアゴラ劇場で始まります最新作「筋肉少女」の稽古場の模様をレポートします!
1983年の創立以来、井上ひさしの戯曲を専門に上演してきたこまつ座。
99回目を数える公演に選ばれたのは、作家・井上ひさしの原点である『うかうか三十、ちょろちょろ四十』。
昭和33年(1958年)に雑誌「悲劇喜劇」で初めて活字になった戯曲にもかかわらず、これまでこまつ座で上演されたことがなかった幻のデビュー作。
満開の桜の下で展開される二十年あまりの物語。
その長い年月の変化がぎゅっと凝縮されたこの作品が、井上作品の演出を手掛けたら右に出る者はない鵜山仁によって上演される。
主人公のとのさまを演じるのは近年舞台での活躍も目覚ましく、一昨年『イロアセル』で鵜山とタッグを組んだ藤井隆。
鵜山さん、藤井さん、そして鵜山演出作品初参加のD-BOYS鈴木裕樹さんの3人に作品の見どころを語ってもらいました。
■『マイ・フェア・レディ』vol.3■
新装『マイ・フェア・レディ』、またまたげきぴあは稽古場に潜入してまいりましたよ!
稽古場レポート第3弾となる今回は、お待たせしました! Wイライザ、ヒギンズ教授、ピッカリング大佐、ヒギンズ夫人らメインキャストが勢ぞろい!
チラシビジュアルにもなっている、〈アスコット競馬場〉のシーンです。
『マイ・フェア・レディ』は、下町育ちでひどい下町訛りのイライザが、言語学者のヒギンズ教授の特訓で、美しい言葉と上流階級の作法を身に着け、淑女となる...というのがおおまかな筋。
イライザのひどい訛りは特訓でもなかなか矯正されませんが、ある言葉が上手くいったことがきっかけで、突破口が開きます。
〈アスコット競馬場〉は、そんな"一皮剥けた"イライザが、淑女の装いで、上流階級の人々の中にまざりレースを観戦する場面です。
イライザの淑女っぷりが通用するかを試すわけですね。
オードリー・ヘップバーンの映画でも印象的。
『マイ・フェア・レディ』と聞いて思い浮かべる、イライザの白と黒のドレスが登場するシーンでもあります。
※全体のあらすじなどは、vol.1をご覧ください。
■『マイ・フェア・レディ』vol.2■
日本初演から50年、新しく生まれ変わる『マイ・フェア・レディ』。
本日の稽古場レポートは、〈ドゥーリトル編〉です!
ドゥーリトルは、ヒロイン・イライザの父親。
イライザは下町育ちですので...もちろん、ドゥーリトルも下町のおっちゃんです。
酒が大好き、女も大好き、娘が稼いでくれると嬉しい...そんな男ですが、独特の論理思考を持っていて、人生についての考察も鋭く、さながら「下町の哲学者」といった感じでしょうか。
ドゥーリトルに扮するのは、ミュージカル初出演の松尾貴史さん。
製作発表の場で、「ミュージカルはなぜ感極まって歌い出すのか、酔っ払いが歌うんだったらいいけど、と昔から言っていまして、そうしたら酔っぱらって歌う役が来たので断る理由がなくなった」と仰っていましたが...
その、酔っ払って歌うシーンです!