関西を拠点に活動している石原正一さんが主宰する"石原正一ショー"。
その作風は70~80年代の漫画を基にしたサブカル風ドタバタ演劇です。
自称"80年代小劇場演劇の継承者"という石原さんは、肉声肉体を酷使し漫画の世界を自身で表現するパフォーマンス"漫画朗読"の元祖として活躍。
さらにラジオでも漫画朗読師匠として人気の石原さん。
そんな石原さんと"石原正一ショー"のメンバーは、現在ゴールデンウィークに東京で開幕する最新作の稽古の真っ最中。
80年代のノリと現代の若者の感覚がどのように融合するのか!?
面白い化学反応に期待したいですね。
そこで、大阪で行われている稽古場の様子を石原さんがレポートしてくださいました!
げきぴあをご覧のみなさん
こんにちは 石原正一ショーの代表、石原正一です。
5月1日(水)からこまばアゴラ劇場で始まります最新作「筋肉少女」の稽古場の模様をレポートします!
劇場入り直前の稽古場。
午前10時に集合。しかし、主役のが丹下が来ない...。
そこにメールが。
「歯が痛くて堪らないのでお医者に行かせてください」
そして遅れた丹下曰く
「親知らずが虫歯でした」
波乱含みの稽古幕開けでしたが、始まれば皆元気な様子。
振付の確認と、まだできてなかった最後の振付けを行うと俄然女優たちのテンションも揚がります。
群唱も、全員がバッチリ決まるように何度も確認します。
僕の作品は「カワイイ女優が暴れ回る」のが特徴です。
男子顔負けのテンションで弾けています。
少年マンガのような世界を舞台に誕生させています。
普段そんなお芝居はしないみんなも最初は勘が掴めないようですが、踊る阿呆に観る阿呆と申しますように、今ではすっかりおバカな展開を楽しんでくれています。
"とあるヒーローの娘だと告白されたスケバン女子高生、高野ひろみ。
彼女の内に秘めた正義の心が、悪のはびこる女子学園に愛と勇気と友情で平和を勝ち取る。
ストーリーはシンプルです。
そこにプロレス技が散りばめられています。
主役の丹下真寿美。
関西の劇団では引っ張りだこの注目の女優。
可愛さと元気さは一番ではないでしょうか?
AKBなら大島優子的存在?!
対するライバルに永津真奈。
ブルーシャトルのメンバーであり最近はAripeなるユニットを立ち上げ精力的に活動中。
羨む美貌の持主ながら3枚目もこなす関西的なお姉さん。
AKBなら真理子さまでしょうか?
もともと僕は劇団時代に座長の生瀬勝久さん、山西惇さんの背中を観てコメディやストレートプレイ、活劇の面白さを学びました。
つか芝居の台詞回しやハイテンションなギャグ、笑わせる空気の作り方は僕の血となり肉となり、いままた若手の女優たちにバトンを渡しています。
80年代のノリを現代の若者たちが演じるとどうなるか、そこも見所だと思います。
元気になること間違いなしのメンバーでお届けする110分。
ゴールデンウィークの行楽の一つに是非ともいかがでしょうか!!
劇場でお待ちしています!
わけもなく、なんか感動できると思います!
☆☆ ★★★ ☆☆ ★★★ ☆☆ ★★★ ☆☆ ★★★
◎第27回石原正一ショー「筋肉少女」
東京・こまばアゴラ劇場 5月1日(水)~3日(金)
大阪・中崎町common café 5月5日(日)・6日(月)
大阪・日本橋in→dependent theatre 1st 7月5日(金)~8日(月)
作・演出:石原正一
出演:丹下真寿美、永津真奈(Aripe/ブルーシャトル)、中谷真由美、森口直美(パプリカン・ポップ)、西村朋恵(こまち日和)、西分綾香(劇団壱劇屋)、渡辺綾子(イッパイアンテナ)、鈴木ちひろ、南勇樹(芝居処味一番 5/3 12時,5/6,7/7 17時休演)、溝端理恵子(茶ばしら、5/3 12時,5/6, 7/7 17時出演)、吉陸アキコ(sunday)、石原正一
中道裕子(東京のみ)
生田朗子(大阪のみ)
日替りゲスト(東京):今奈良孝行(EHHE)、オクスリ、吉村やよひとひげ太夫たち、豊田真吾