チケット情報はこちら


お正月の浅草を彩る新春浅草歌舞伎が華やかに開幕。若手の登竜門としても、すっかりおなじみとなっている。尾上松也を筆頭に、若手が大役に挑む。

151221_matsuya01.jpg

――2015年に続いて、出演者ががらりと変わって二度目の公演ですね。まずは意気込みを聞かせてください。

尾上松也(以下:松也):前回と変わらず、みんなと一致団結して、チームとして、全員で乗り越えたいという思いでおります。昨年、みんなで一生懸命やったからこその、2年目ですから、初心を忘れず、臨みたいと思っています。2年目ができたから、それでいいということではなくて、2年目を3年目につなげる、3年目を4年目につなげるということで、毎年を大事にしていくことを、常に心掛けたいと思っています。

――前回の手応えはいかがでしたか?

松也:お役のことで葛藤するのは当然ですし、それぞれが真剣にお役と向き合って成長していかなくてはいけません。浅草歌舞伎では初役が多いですから、やってみて初めて分かったことも、たくさんありましたし、みんなもそうだったと思います。心配だったのは、お客様がどれだけいらしていらしてくださるか、でしたが、初日には大入りで、みんなで手を取り合って喜びました。1か月間、僕らの最悪の予想は外れたので(笑)、ほっとしました。それくらいの危機感を持って臨んでいるので自分たちのできるだけのことをしてよかったなと思いましたし、それがあってこその2回目であると、その認識は昨年出演をしたメンバーの共通した想いですね。

――顔ぶれは前回とほぼ同じですか?

松也:新悟君と国生君以外は、去年のメンバーと同じですが、歌昇君と種之助君、児太郎君は出演いたしません。今回、心強いのは、錦之助のお兄さんにご出演いただけることです。作品に厚みが増して、前回のメンバーとは違う作品が出来ると期待しています。

――チラシの宣伝写真が斬新ですね。白を基調にした衣装で飛び跳ねていますが、どんなリクエストがあったんですか?

松也:とにかく飛べ!と言われました。アクティブな動きがほしいということで。その要求に応えて、私も動いたんですけどね、結果的にチラシでは私だけ歩いてます(笑)。トランポリンを使って飛んでましたけどね。浅草歌舞伎は、近年は斬新なチラシが売りのひとつでもあるので。毎年、「なんだこれ?」と思ってもらうことは、チラシとしては大事なことですから、その辺は意識してやっていきたいところです。

shinsyunasakusakabuki.jpg

――演目ですが、『与話情浮名横櫛』はご自身の歌舞伎自主公演で取り上げていらして、与三郎を演じていらっしゃいますが、『義経千本桜』の「四の切」で狐忠信役は初役ですね?

松也:はい、そうです。狐忠信は松緑のお兄さんに教えていただきます。

――狐忠信はどういうところが難しいと思いますか?

松也:演じてみないと、わからないというのが正直なところですが。2役の違いと言いましょうか、本物の忠信と、狐の忠信、なり(衣裳)が違いますから、分かるんですけど、本物のほうは、武将としての格が必要でしょうし、後半の狐忠信になってからは、親を慕う子狐の情感にあふれた表現が必要になってくると思いますので、そのへんはきっちりと気持ちを作って。また、通し狂言ではないので、「四の切」までの、背景も自分の中でしっかりととらえておきたいです

――狐忠信は、意外なところから登場したり、一瞬でいなくなったり、けれん味もたっぷりです。

松也:非常にエンターテイメント性が高いというか、けれん味があふれていて面白いですし、お客様に楽しんでいただけると思います。第2部は、「毛抜」「四の切」で、両方ともザ・歌舞伎ですからね。「毛抜」も荒唐無稽で、大仰な仕掛けと、ありえないことばかり起こる芝居です。歌舞伎でないと成立させられないようなお芝居で僕は大好きです。「四の切」も、狐を人間がやっているわけですからね。その時点で本来はあり得ない表現ではありますが、いろいろな仕掛けを非常に古典的な手法でやるのも面白く、目でも楽しんでいただけるお芝居です。アクロバティックな動きもたくさんあるので、しっかり勤めたいと思っています。

――与三郎は本公演では初めてですが、自主公演で経験してみていかがでした?

松也:実は、名セリフ以外は特に仕どころがなく、本当にいいところだけもっていくお役だなという印象ですね。蝙蝠安(こうもりやす)のお膳立てがあってこその与三郎だということが、演じてみると、よくわかりますね。蝙蝠安がよくなっていないと、与三郎が生きてこない。そのギャップがあるからこそ面白いので。蝙蝠安はアンパンマンで言うところのバイキンマン的な感じ(笑)ですよ。特に世話物は、チームワークで作っていくものですだから、息が合わないとよくならないんです。自分たちの芝居心だけで空気とかを作っていくので、時代物とは、また違った難しさがありますね。


チケット情報はこちら



浅草・浅草寺で開催される年中行事《羽子板市》に、『新春浅草歌舞伎』の出演者が登場しました!

《羽子板市》について・・・
江戸時代、毎年12月17日、18日にお正月用品や縁起物を売る店が境内に集まり、「歳の市」と呼ばれ、江戸随一の《市》としてその名が知れ渡っていたそうです。
現代では、「歳の市」が《羽子板市》としてその形をとどめ、浅草で毎年この時期に開催されています。


P1050408.jpg
浅草公会堂前での記念写真
左から、中村隼人、坂東新悟、坂東巳之助、中村米吉、中村錦之助


P1050410.jpg
俳優の足元には、浅草ゆかりの俳優、落語家、歌手、芸能人の方々の原寸手型とサインがあります。


P1050420.jpg
浅草寺に移動後、各俳優が自分を模した羽子板を持っての決めカット。

チケット情報はこちら

2016年2月、世田谷パブリックシアターで、日本・韓国を牽引する2人のダンサー、白井剛キム・ソンヨンがコラボレートし、荒木経惟の写真集『往生写集―東ノ空・PARADAISE』の世界観を舞台化したダンス作品、『原色衝動』を上演します。

げきぴあでは、今年9月、京都・春秋座公演を前に白井さん、キムさんにインタビューしています
記事はこちら

gekipia_3_201602『原色衝動』撮影:荒木経惟 13-41.jpg

撮影:荒木経惟


まったく違ったダンスのバックボーンを持ちながらも、見え隠れする存在の共通性を見いだし、遠ざけ、重なり、暴露しあい、関係を壊し、作り出すことを、この3年間、白井剛とキム・ソンヨンは日本と韓国を往復しながら繰り返してきました。それは、ダンスのコラボレーションというよりは、人と人がどう出会っていけるかを探る時間でもあったと言えます。その過程で、ある日見いだされたものが「衝動」という言葉でした。

踊ることから、より見えてくる「衝動」の形、勢い、熱。それはひとつではなく、無数の方向を持っています。その中に、互いへのそして自分達を浸食し、傷つけもする世界への本質的な愛の態度を見いだすことができるのでしょうか。荒木経惟(アラーキー)の原色の世界は、痛みの果てに優しさの沈黙と饒舌が満ち満ちています。


gekipia_1_201602『原色衝動』撮影:荒木経惟   02-41.jpg


gekipia_2_201602『原色衝動』撮影:荒木経惟 11-49.jpggekipia_4_201602『原色衝動』撮影:荒木経惟 19-42.jpg

荒木経惟 

「新種の爬虫類が組んず解れつ、別世界のラブシーンが見たいね。どっちが武蔵で小次郎か、これは新しい決闘だよ。」(撮影時コメントより)


チケット情報はこちら

■ミュージカル『グランドホテル』vol.1■


ミュージカル『グランドホテル』の上演が決定しました!
1920年代の大都市ベルリン、華やかなグランドホテルを舞台に、そこに集う人々の人間模様を描いていくミュージカル。
あるひとつの場所に、様々な事情をもった複数の人々が集まり、それぞれに物語が展開していく...という、いわゆる群像劇のことを〈グランドホテル方式〉と呼ぶくらい、オーソドックスで有名な作品です。

演出を手がけるのは、今年上演された『タイタニック』も大評判だった(チケットはソールドアウト、立ち見も出る大人気!)、ロンドンの気鋭の演出家トム・サザーランド
ちなみに『タイタニック』も群像劇で、それぞれの人が抱えるドラマが複層的に重なり、やがて壮大な交響曲になっていくような、美しい作品でした。

しかも今回は、〈GREEN〉〈RED〉の2チームでの上演という気になる試みです。
こちら、単なるWキャストではなく、トムさんがそれぞれのチームとじっくり向き合い、そのチームの個性から生まれるドラマを大切にしていくそうで、なんと結末も2パターン用意される予定、とか!

注目のキャストは、こちら。(シングルキャストの方もいます)

〈GREEN team〉
中川晃教/宮原浩暢/戸井勝海/昆夏美/藤岡正明/味方良介/木内健人/大山真志/金すんら/友石竜也/青山航士/杉尾真/新井俊一/真瀬はるか/吉田玲菜/天野朋子/岡本華奈/湖月わたる(スペシャルダンサー)/春野寿美礼/光枝明彦/安寿ミラ


〈RED team〉
成河/伊礼彼方/吉原光夫/真野恵里菜/藤岡正明/味方良介/木内健人/大山真志/金すんら/友石竜也/青山航士/杉尾真/新井俊一/真瀬はるか/吉田玲菜/天野朋子/岡本華奈/湖月わたる(スペシャルダンサー)/土居裕子/佐山陽規/草刈民代



主人公オットー・クリンゲラインを演じるのは、中川晃教(GREEN)と、成河(RED)。
重い病を患う元会計士で、人生の最期を悟り、貯金を全て豪華なグランドホテルで過ごすことに費やそうとやってきた男です。
中川さんと成河さん、タイプの違うふたりの天才が、それぞれどんなオットーを演じるのか。
これは演劇ファンなら見逃せませんよ。

げきぴあでは本作のビジュアル撮影現場を取材、同時にキャストインタビューも行ってきました。
(※全員分ではありません、ごめんなさい。でもかなりの人数、登場予定!)
まずはGREENチームでオットーを演じる中川晃教さんが登場です。
GH_nakagawa01_3882.JPG


◆ ビジュアル撮影レポート ◆


演じるオットー・クリンゲラインは、自分の死期を悟っている会計士。
真面目に実直に生きてきた、そんな男性でしょうか。
GH_nakagawa02_3821.JPGGH_nakagawa04_3831.JPG
撮影現場はこんな雰囲気です。
GH_nakagawa03_3807.JPG

チケット情報はこちら

開催間近!世界ミュージカルスターが一同に集まりフランク・ワイルドホーンと共演する夢のコンサート「フランク・ワイルドホーン&フレンズ」

new_メイン画像(縮小).jpg


豪華なキャスト5名のアダム・パスカル(米)、トーマス・ボルヒャート(独)、ジャッキー・バーンズ(米)、サブリナ・ヴェッカリン(独) そして和央ようか(日)の組み合わせでコンサートを行うのは日本が初めて!
フランク・ワイルドホーン氏が、それぞれのキャストに合わせてセットリストを作成中ですが、本番のセットリストの一部を特別に第二弾まで発表!

これで公演前の予習もバッチリ★


<第一弾 セットリスト内容>
▶ 炎の中へ 「スカーレット・ピンパーネル」 アダム・パスカル/トーマス・ボルヒャート
Into The Fire (from The Scarlet Pimpernel) - Adam Pascal & Thomas Borchert

▶ハリケーン 「デスノート」 アダム・パスカル
Hurricane (from Death Note) - Adam Pascal

▶イカれた帽子屋 「アリス・イン・ワンダーランド」 ジャッキー・バーンズ/サブリナ・ヴェッカリン
The Mad Hatter (from Wonderland) - Jackie Burns & Sabrina Weckerlin

▶長く生きるほど 「ドラキュラ」 トーマス・ボルヒャート/和央ようか
The Longer I Live (from Dracula) - Thomas Borchert & Yoka Wao

▶罪な遊戯 「ジキル&ハイド」 ジャッキー・バーンズ/トーマス・ボルヒャート
Dangerous Game (from Jekyll & Hyde) - Jackie Burns & Thomas Borchert

▶ネバー・セイ・グッドバイメドレー(ワン・カード/マイ・テイスト・オブ・ウーメン/運命の人/ネバー・セイ・グッドバイ) 和央ようか
Medley from Never Say Goodbye - Yoka Wao
(One Card/My Taste In Women/The Women In My Life/Never Say Goodbye)

▶あんなひとが 「ジキル&ハイド」 サブリナ・ヴェッカリン
Someone Like You (from Jekyll & Hyde) - Sabrina Weckerlin

▶地獄に落ちろ! 「モンテクリスト伯」 トーマス・ボルヒャート
Hell to Your doorstep (from The Monte Cristo) - Thomas Borchert

▶ワン・ソング・グローリー 「レント」 アダム・パスカル
One Song Glory (from Rent) - Adam Pascal

▶オール・ザット・ジャズ 「シカゴ」 和央ようか
All That Jazz (from Chicago) - Yoka Wao

▶自由を求めて 「ウィキッド」 ジャッキー・バーンズ/サブリナ・ヴェッカリン
Defying Gravity (from Wicked) - Jackie Burns & Sabrina Weckerlin


<第二弾発表 セットリスト内容>
■私という人間 「ルドルフ ザ・ラスト・キス」 トーマス・ボルヒャート
Measure Of A Man (from Rudolf) - Thomas Borchert

■サラ 「南北戦争」 アダム・パスカル
Sarah (from The Civil War) - Adam Pascal

■ブロークン・ハーツ  サブリナ・ヴェッカリン
Where Do Broken Hearts Go? - Sabrina Weckerlin

■後ろを振り向かずに 「MITSUKO~愛は国境を越えて~」 和央ようか
Don't Look Back (from Mitsuko) - Yoka Wao

■愚かな愛 「デスノート THE MUSICAL」 ジャッキー・バーンズ
When Love Comes (from Death Note) - Jackie Burns

■あなたこそ我が家「スカーレット・ピンパーネル」サブリナ・ヴェッカリン/アダム・パスカル You Are My Home (from The Scarlet Pimpernel) - Sabrina Weckerlin & Adam Pascal

■時が来た 「ジキル&ハイド」 トーマス・ボルヒャート
This Is the Moment (from Jekyll & Hyde) - Thomas Borchert

■今日やりたいこと 「アリス・イン・ワンダーランド」 ジャッキー・バーンズ
Finding Wonderland (from Wonderland) - Jackie Burns

■ヤツの中へ 「デスノート THE MUSICAL」トーマス・ボルヒャート/アダム・パスカルPlaying His Game (from Death Note) - Thomas Borchert & Adam Pascal

■ゴールド 「GOLD~カミーユとロダン~」 サブリナ・ヴェッカリン
Gold (from Camille Claudel/Gold) - Sabrina Weckerlin

■新たな生活 「ジキル&ハイド」 ジャッキー・バーンズ
A New Life (from Jekyll & Hyde) - Jackie Burns

■ハヴァナ 「ハヴァナ」 ジャッキー・バーンズ/サブリナ・ヴェッカリン/和央ようか
Havana (from Havana) - Jackie Burns, Sabrina Weckerlin & Yoka Wao

■鏡の国へ 「アリス・イン・ワンダーランド」 全員
Through The Looking Glass (from Wonderland) - All

2015年12月14日の予定です。曲目は変更になる場合もございます。

<公演情報>
フランク・ワイルドホーン&フレンズ
12月23日(水・祝) 12:00/17:00 
梅田芸術劇場 メインホール 

12月26日(土)・27日(日) (土)12:00/17:00 (日)13:00 
東急シアターオーブ 

S席-12000円 A席-6000円  学生当日引換券-5000円

★東京公演は現在お土産付きチケット販売中★

チケット情報はこちら


チケット情報はこちら

みなさんこんにちは。おふぃす3○○ 制作部です!
渡辺えり還暦記念公演『ガーデン』初日を目前に控え、
渡辺えりの愛弟子であり、今回の出演者でもある奥山隆渡辺えりにインタビュー!
その様子をちょこっと公開!
還暦という節目を迎え、記念公演を『ガーデン』にした経緯、この作品への思いや誕生秘話を伺いました。


garden_3828.jpg

――数ある上演作品の中から還暦公演になぜガーデンをチョイスしたんですか?
 
まず中嶋朋子ちゃんに出てもらうっていう話があって、他の作品をやろうと思っていたんだけど、以前のガーデンのビデオを見ていて中嶋朋子ちゃんが看護士の格好をやっている姿が思い浮かんでぴったし合うと思ったのと、還暦特別公演なのに自分の出番が少なかったらお客様に申し訳ないから自分が一番出るのがこのガーデンだった。しかもおばさんが少女になったりおばさんが進化する話で、60歳はおばさんだからこれはちょうどいいってことでガーデンにしたの。
 
garden034.JPG

――ガーデンを書いてるときに一番考えていたことはなんでしょう?
 
「光る時間」は実話を元にしたリアルな父親の話だったから母親の話はファンタジーにしたかったのね。母親がとても物語好きで夢見る夢子だったんだけど姉弟が体が弱かったからその分働かなくちゃいけなくて好きな文学がなかなか読めなくなったってことと、結婚して子育てで忙しすぎて本を読めなかったってのをずっと私に愚痴をこぼしていて、夢見る乙女が年を取ってその夢を忘れてしまってまたそれを取り戻す話にしたいっていうのは、そんな母親の生活を見ていてそう思ったの。
母親は私の一番の読者だったんで戯曲が掲載されるをとても楽しみしてていつも一番先に感想を言ってくれるのが母親だったのね。ところがそれが介護施設に入って全く本も読めなくなって、全く理解できなくなったっていうことでやっぱりこの作品がやりたいっていう思いがあったわけ。

チケット情報はこちら


アゴラ劇場に久々に立ちます!

実に15年ぶり。楽屋入りしたアゴラは使い込まれているうえに進化していました。
さまざまな集団が、さまざまな作品でお客様を集めてきた劇場として円熟味も増して。
スイッチや家電には、様々な言語の説明書きも。
海外のアーティストも進出している。
自分たちの15年を思い返します。

初めてアゴラ劇場で公演をしたときは、まだまだ駆け出しで。
スタッフさんも頼めないまま、自分たちで手探り状態のまま創って上演していました。
世の中も今ほど便利ではなくて、でもどこかのんびりとして。
会場時間になっても、舞台作りが終わらないなんてことも。
会場を待つお客様がずらりと階段に待っていました。
あふれる熱意と愚直さで突っ走っていましたね。
あれから15年。

それぞれ、いい歳の中高年となりました。
稽古場に台本を持ってくるのを忘れてごまかしたり、
手作り弁当の味見をし合ったり、
見あたらない自転車の鍵を全員で必死に探したり、
穏やかな稽古場風景です。

今回は、1997年の渋谷のアパートで、命を絶たれた娼婦の事件を題材に、
昼はエリート会社員、夜は娼婦として町に立っていたおんなの見ていた世界を描きます。

日替わりゲストとして、小川菜摘さんと平田敦子さんをお招きし、さらに同じ役を中村まことが一日だけ出演。
キーになる役をトリプルキャストでおおくりします。

稽古も三倍の量。
結果、三つの作品ができたようです。

劇団の歳月はゆるゆると流れていきますが、
この作品も、時間をかけて磨いていこうと思っています。
実際、3年前からリーディングの会で断片を描いて発表してきたものを、
あらたにまとめあげたのが今回。

新作がたちあがる瞬間にお立ち会いいただけたら、とっても嬉しいです。

育児や家業のための帰郷で欠場しているメンバーのぶんも奮闘中です。
どうぞよろしくお願いいたします。

千葉雅子

unnamed350.jpg

《公演情報》
猫のホテル
「高学歴娼婦と一行のボードレール」
☆今週木曜まで絶賛上演中!
12/14(月)19:00 開演
12/15(火)19:00 開演
12/16(水)19:00 開演
12/17(木)18:00 開演
会場:こまばアゴラ劇場 (東京都)

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら


painters top_photo gekipia.jpg
躍動感あふれるライブペインティングと、先端テクノロジーを融合した、今までにない斬新なアートパフォーマンス! 

2008年にその歴史を韓国でスタートさせ、今や、アメリカ、ヨーロッパ、中国、東南アジアと、世界各地で、絶賛される世界的エンターテイメントに成長。無口な4人が、4次元キャンバスに次々に繰り出す予測不能アートで、あなたはきっと、 笑って、驚いて、感動すること間違いなし!

げきぴあでは今後、製作発表レポートや彼らの魔法のような技の数々を紹介していきます!!乞うご期待★



チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

今年は『レ・ミゼラブル』マリウス役を射止め、今月には『アラジン』タイトルロールデビュー
大作に次々と出演している若手ミュージカル俳優・海宝直人さんが、12月10日、クリスマス・スペシャル・ナイト『"Trust me!"Naoto with U.』を開催。

そのイベントで、「2016年春 劇団四季ミュージカル『ライオンキング』シンバ役キャストへの挑戦」を発表し、同日取材会を行いました。
kaihou_xmas01_5632.JPG
子役から活躍している海宝さんですが、なんといっても1998年に開幕し、いまだロングラン公演が続いている『ライオンキング』の、ヤングシンバ オリジナルキャストのひとり。
1999年に発売された劇団四季版『ライオンキング』CDのヤングシンバは、海宝さんですよ!
(※四季の『ライオンキング』CD、2種類ありますのでご注意を)

ヤングシンバが成長し、シンバとしてサバンナに戻ってくるのは、初めてのことだそうです!
上演回数1万回を超えるロングラン・ミュージカルならではの、素敵なニュースですね。
『ライオンキング』1万回達成記事→

そして2015年は芸能活動20周年!という節目の年だった海宝さん、その長いキャリアの中でも、ヤングシンバは一番長く付き合った役とのこと。

ちなみに当「げきぴあ」では、以前、海宝さんに「捜査日誌」をご執筆いただいたことも。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』→


さて、取材会では、衝撃の発表となった『ライオンキング』へかける思いや、オーディション応募数約1500通の中から選ばれ、現在出演中の『アラジン』のことなどを、たっぷり話してくれました。
kaihou_xmas03_5705.JPG
――来春『ライオンキング』シンバ役への挑戦決定とのこと、おめでとうございます。どういう経緯で決まったのでしょうか?

「『ライオンキング』はもともと自分にとって、俳優としてやっていきたいと、舞台を続けていく大きなきっかけになった作品でもあり、チャレンジしたいなという気持ちがありました。そんな中、オーディションを受ける機会を頂いて(決まった)...という形です」


――シンバ役に決まった時の気持ちは?

「中学1年生までの3年間(1999年~2001年)、ヤングシンバとして出演していた作品なので、もちろんとても嬉しかったし、感慨深いです。僕にとっては、本当に"育ててもらった"作品です。すごくワクワクしていますし、楽しみでもあります。ヤングシンバを経験しているというのは、自分の中でひとつ、大きなこと。お父さんのムファサに抱きついた瞬間の感覚とか、なんとなくではありますが、身体が覚えている。そういう体感したものを、活かしていければと思います」


――大きくなって、今度はプライドロックの頂上へ。どういう気持ちでしょう。

「すごく記憶が残ってるんですよね、卒業式の時、プライドロックに登らせてもらったこととか(劇団四季では子役がその役を卒業する時、「卒業式」を行う)。あの3年間はすごく自分の人生の中で大きくて。すごく嬉しいといいますか...感慨深いです」

米国の作曲家ワイルドホーンのコンサートを開催

チケット情報はこちら

geki_wao_1.jpg

『ジキル&ハイド』『デスノート』など、人気ミュージカルを手掛ける米国の作曲家、フランク・ワイルドホーン。彼がピアノを奏で、ブロードウェイやヨーロッパのスターと自身の珠玉のナンバーを披露するコンサート『フランク・ワイルドホーン&フレンズ ジャパンツアー』が開かれる。日本を代表して今回参加するのは、宝塚歌劇団の元宙組トップスターで、ワイルドホーンと今年結婚した和央ようか。二人に話を聞いた。

geki_wao_3.jpg

ドラマティックかつ繊細なメロディが、聞き手の心を捉えて離さない。そんな楽曲がワイルドホーンの魅力だ。「文学や歴史、映画、ニュースなどからインスピレーションを得ていて、今までアイデアが枯渇したことはない。逆にアイデアがありすぎて、時間が足りないぐらい(笑)。僕の心に一番近いものを作品にし、音楽で物語を伝えたいと思っているんだ。今回、一番愛する人と舞台に立てて本当に幸運な男だよ」とワイルドホーン。一方、和央も「彼はスポーツ中継を見ながら、突然ピアノを弾いて作曲し始める。『曲ができない』と悩んでいる姿を一度も見たことがないんです。グラミー賞授賞式を一緒に見ていたときに、『今思い付いた』と、ピアノに向かって素敵なメロディを弾いてくれて。温かくて人間の器も大きい彼のそばで、一流の音楽を聞き続けている毎日です。この幸せな気持ちを音楽に乗せ、記念になるような日にしたい」と意気込む。公演では、和央の退団公演『「NEVER SAY GOODBYE」』からの同名曲も演奏する。ワイルドホーンが宝塚歌劇団に作曲し二人の出会いのきっかけとなった曲だ。

geki_wao_4.jpg

ワイルドホーンは、ポピュラー音楽の作曲家としても知られている。中でもホイットニー・ヒューストンのために書き、今回演奏予定の「ブロークン・ハーツ」は世界中で大ヒットした。「ほかにもケニー・ロジャースら、素晴らしいアーティストのために作曲してきた。ポップミュージックの作曲はすごく自由で、アーティストにフレームをつけてあげるような感覚だね。劇場音楽はそれとは全く違い、脚本家や演出家と共に、物語にServeする(仕える)のが僕の仕事。キャラクターや場面に僕の音楽で生を与え、物語を語ることなんだ」
和央は、「歌った後は、アスリートがゴールしたときみたいに爽快ですが、レンジの広さとエネルギーで喉の筋肉と体力を大多いに使い、歌手泣かせなのも彼の作品の特徴」だという。「偉大なアーティストやスポーツ選手は、困難なことに立ち向かい、それをいとも簡単にできるように見せてくれる。僕たちは彼らが陰でいかに努力しているかを知っているからこそ、好きになれる。TAKAKO(和央)のようにね」とワイルドホーン。これに和央は「では一回、自分で歌ってみてよ」と返し、周囲の笑いを誘っていた。二人で世界中を旅し「Music Like Love No Borders(愛と同じで音楽に国境はない)のが哲学」だと語るワイルドホーン。その音楽と世界観に浸ってほしい。<br><br>

geki_wao_2.jpg

チケットは発売中。

取材・文 米満ゆうこ
撮影:奥村達也

チケット情報はこちら

<< 前の10件  134  135  136  137  138  139  140  141  142  143  144   >>
アーカイブ

カテゴリー

ジャンル

カレンダー

アーカイブ

劇団別ブログ記事

猫のホテル

文学座

モナカ興業

谷賢一(DULL-COLORED POP)

劇団青年座

劇団鹿殺し

 はえぎわ

柿喰う客

ONEOR8

M&Oplaysプロデュース

クロムモリブデン

演劇集団 円

劇団チャリT企画

 表現・さわやか

MONO

パラドックス定数

石原正一ショー

モダンスイマーズ

ベッド&メイキングス

ペンギンプルペイルパイルズ

動物電気

藤田記子(カムカムミニキーナ)

FUKAIPRODUCE羽衣

松居大悟

ろりえ

ハイバイ

ブルドッキングヘッドロック

山の手事情社

江本純子

庭劇団ペニノ

劇団四季

最近のブログ記事

演劇チケットぴあ
劇場別スケジュール
ステージぴあ
劇団 石塚朱莉