オフィス3○○ 渡辺えり還暦記念公演『ガーデン~空の海、風の国~』渡辺えりインタビュー! by 奥山隆

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みなさんこんにちは。おふぃす3○○ 制作部です!
渡辺えり還暦記念公演『ガーデン』初日を目前に控え、
渡辺えりの愛弟子であり、今回の出演者でもある奥山隆渡辺えりにインタビュー!
その様子をちょこっと公開!
還暦という節目を迎え、記念公演を『ガーデン』にした経緯、この作品への思いや誕生秘話を伺いました。


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――数ある上演作品の中から還暦公演になぜガーデンをチョイスしたんですか?
 
まず中嶋朋子ちゃんに出てもらうっていう話があって、他の作品をやろうと思っていたんだけど、以前のガーデンのビデオを見ていて中嶋朋子ちゃんが看護士の格好をやっている姿が思い浮かんでぴったし合うと思ったのと、還暦特別公演なのに自分の出番が少なかったらお客様に申し訳ないから自分が一番出るのがこのガーデンだった。しかもおばさんが少女になったりおばさんが進化する話で、60歳はおばさんだからこれはちょうどいいってことでガーデンにしたの。
 
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――ガーデンを書いてるときに一番考えていたことはなんでしょう?
 
「光る時間」は実話を元にしたリアルな父親の話だったから母親の話はファンタジーにしたかったのね。母親がとても物語好きで夢見る夢子だったんだけど姉弟が体が弱かったからその分働かなくちゃいけなくて好きな文学がなかなか読めなくなったってことと、結婚して子育てで忙しすぎて本を読めなかったってのをずっと私に愚痴をこぼしていて、夢見る乙女が年を取ってその夢を忘れてしまってまたそれを取り戻す話にしたいっていうのは、そんな母親の生活を見ていてそう思ったの。
母親は私の一番の読者だったんで戯曲が掲載されるをとても楽しみしてていつも一番先に感想を言ってくれるのが母親だったのね。ところがそれが介護施設に入って全く本も読めなくなって、全く理解できなくなったっていうことでやっぱりこの作品がやりたいっていう思いがあったわけ。

――じゃあ本当にお父さんとお母さんの為に書いた作品だったんですね。当時書いた自分を振り返ってえりさん今どう思いますか?
 
40歳ってのはおばさんだと思っててだから40歳すぎておばさんだって笑わそうと思って書いてたのが、本当のおばさんになっちゃった。
まだ若かったよね。今思えばおばさんっていうのはまだ実感なかったね。まだ青いね、動きももっと機敏だし。
今の方が動けないんだけどでも知恵はあるから、昔わからなかったことが今わかったりはしてるけどね。
 
――当時よりもいい作品にしたいですよね。
 
「もうすぐ終わるであろう、この進化の果てがどうなるのか分からない」っていう台詞があるのよ、それは未来の日本のことを言ってるのよ実は。それが初演の時にはハッキリわかっていなかったんだけど、初演の時にはわからなかった面白さが今あると思う。
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【公演情報】
12月16日(水)~29日(火) ザ・スズナリ(東京)
当日引換券 発売中!

★豪華アフタートークゲスト決定!★
12/17(木)小日向文世
12/18(金)中村獅童
12/19(土)小泉今日子
12/21(月)篠井英介、深沢敦、山崎ハコ
12/22(火)キムラ緑子、大谷亮介、新納慎也
12/26(土)中村勘九郎、宇梶剛士
12/28(月)宇梶剛士

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