◆ ビジュアル撮影レポート ◆
"アメリカ 音楽の魂"と呼ばれるガーシュウィンの名曲の数々、タップダンスを中心とした斬新なダンスナンバー 、そして"ボーイ・ミーツ・ガール"のストーリーと、ミュージカルのあらゆる醍醐味と魅力が存分に詰まっており、今や四季の代表的なレパートリー作品のひとつに成長している。1993年の四季での初演以来、全国各地で上演が行われ、総公演回数1,900回以上、累計観客動員数は175万人を記録と、不動の人気を誇っている。今回の公演は、2015年8月の京都公演を皮切りに全国52都市を巡演してきた全国ツアーの千秋楽で、同劇場にて2016年1月3日(日)まで上演される。
チケットは発売中。
岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット・地球ゴージャス。
そのVol.14『The Love Bugs』の公開稽古が行われました。
『The Love Bugs』は昆虫(=Bugs)たちの物語。
タイトルは「胸キュンする」や「愛らしい」を指すスラングでもあり、小さな世界の住人たちによる「命」と「愛」のファンタジックなストーリーです。
まずは、地球ゴージャスの主宰であるおふたりより挨拶。
「今日は関係者以外に見ていただく、いいチャンスをいただきました。みなさんもお仕事でしょうが、楽しんで帰っていただければと思います」(寺脇)
「地球ゴージャスは21目になりました。今回の作品が14作目になります。今回ももちろん新作で再演はありません。2016年にあるべき作品としてきちんと世の中の皆さんに送り出せるように、今、スタッフキャスト一同、厳しいけいこを積んでおります。この『The Love Bugs』が幸せな作品になれるよう、よろしくお願いします」(岸谷)
その後さっそく、4曲分の稽古と、寺脇さんのアクションシーンの稽古が行われました。
まず最初は、今回が舞台初挑戦という大原櫻子さんがメインのナンバー「THE TOP OF THE BEST!」。
幕開けの曲です。
宝塚歌劇団では花組トップスターとして活躍していた蘭寿さん。
手先から足先まで隙のない身のこなし、ダンスの美しさにうっとりしてしまいます。
「ENJOY MY LIFE」に関しては「この曲の前に3~4曲あるのでゼェゼェの蘭寿とむが見られる曲です(笑)」と岸谷さんからの説明が加えられました。
ゼェゼェの蘭寿さん......ぜひ見たいですね。
次は、城田優さんがメインのナンバー「伝説の雄」。
◆ ビジュアル撮影レポート ◆
◆ ビジュアル撮影レポート ◆
撮影:荒木経惟
まったく違ったダンスのバックボーンを持ちながらも、見え隠れする存在の共通性を見いだし、遠ざけ、重なり、暴露しあい、関係を壊し、作り出すことを、この3年間、白井剛とキム・ソンヨンは日本と韓国を往復しながら繰り返してきました。それは、ダンスのコラボレーションというよりは、人と人がどう出会っていけるかを探る時間でもあったと言えます。その過程で、ある日見いだされたものが「衝動」という言葉でした。
踊ることから、より見えてくる「衝動」の形、勢い、熱。それはひとつではなく、無数の方向を持っています。その中に、互いへのそして自分達を浸食し、傷つけもする世界への本質的な愛の態度を見いだすことができるのでしょうか。荒木経惟(アラーキー)の原色の世界は、痛みの果てに優しさの沈黙と饒舌が満ち満ちています。
荒木経惟
「新種の爬虫類が組んず解れつ、別世界のラブシーンが見たいね。どっちが武蔵で小次郎か、これは新しい決闘だよ。」(撮影時コメントより)