岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット・地球ゴージャス。
そのVol.14『The Love Bugs』の公開稽古が行われました。
『The Love Bugs』は昆虫(=Bugs)たちの物語。
タイトルは「胸キュンする」や「愛らしい」を指すスラングでもあり、小さな世界の住人たちによる「命」と「愛」のファンタジックなストーリーです。
まずは、地球ゴージャスの主宰であるおふたりより挨拶。
「今日は関係者以外に見ていただく、いいチャンスをいただきました。みなさんもお仕事でしょうが、楽しんで帰っていただければと思います」(寺脇)
「地球ゴージャスは21目になりました。今回の作品が14作目になります。今回ももちろん新作で再演はありません。2016年にあるべき作品としてきちんと世の中の皆さんに送り出せるように、今、スタッフキャスト一同、厳しいけいこを積んでおります。この『The Love Bugs』が幸せな作品になれるよう、よろしくお願いします」(岸谷)
その後さっそく、4曲分の稽古と、寺脇さんのアクションシーンの稽古が行われました。
まず最初は、今回が舞台初挑戦という大原櫻子さんがメインのナンバー「THE TOP OF THE BEST!」。
幕開けの曲です。
宝塚歌劇団では花組トップスターとして活躍していた蘭寿さん。
手先から足先まで隙のない身のこなし、ダンスの美しさにうっとりしてしまいます。
「ENJOY MY LIFE」に関しては「この曲の前に3~4曲あるのでゼェゼェの蘭寿とむが見られる曲です(笑)」と岸谷さんからの説明が加えられました。
ゼェゼェの蘭寿さん......ぜひ見たいですね。
次は、城田優さんがメインのナンバー「伝説の雄」。
群舞の中でも圧倒的な存在感です。
にじみ出るカリスマ性が「伝説の雄」というタイトルそのもので、重厚感のある曲ともぴったり!
城田さんは稽古場でも周りの方を笑わせて和ませているような姿が印象的でした。
そして、今回披露された様々な曲の中でも卓越した身体能力を披露していた平間壮一さん。
あれ、いつのま間に? という素早さで上手から下手へ移動しているなど、
軽やかでリズム感溢れる平間さんのダンスや芝居を見ていると、広い稽古場も狭く見えてくるんです!
最後に披露されたのは、地球ゴージャスの主宰の1人・寺脇さんのアクションシーン。
テレビ番組や会見の場ではいつもニコニコと穏やかにされているその姿からは想像もできない、キレのあるアクション、そして殺陣を次々と繰り出す寺脇さん。
目が釘付けです。
アクションシーンを終えると、そのままのスピードで取材陣の前に正座し「ありがとうございました」と声をかけてくださいました。
そして今作の作・演出、出演もする岸谷五郎さん。
賑やかな稽古場も、岸谷さんが指示を出せばピリッとした空気に。
締めるところは締めつつも、キャストのみなさんに声をかけながらすべてを取りまとめていらっしゃいました。
公演は、
2016年1月9日(土)~2月24日(水)東京・赤坂ACTシアター、
3月1日(火)~3日(木)名古屋・愛知県芸術劇場、
3月11日(金)~13日(日)福岡・福岡サンパレス、
3月19日(土)~29日(火)大阪・フェスティバルホールにて。
東京、大阪公演のチケットは発売中です。
◎おまけ◎
取材時は、稽古が始まって約1か月という頃。笑い声が絶えない稽古場で、キャストのみなさんはちょっとした隙を見つけてはカメラにサービスしてくれました。
取材前に準備していると、タタタッと走ってきてピースを決めた城田さん。
取材陣も和みます。
次のお芝居の準備をしながらも、コソコソッと示し合わせてピースしてくれた平間さんと大原さん。
息ピッタリです。