■ミュージカル『グランドホテル』vol.3■
1920年代のベルリンにある、華やかなグランドホテル。
様々な事情を抱く人々の人生が、一夜、わずかに交錯する――。
名作ミュージカル『グランドホテル』が、イギリスの若き鬼才トム・サザーランドの手によって蘇ります!
キャストのビジュアル撮影レポ&インタビューを連載でお届けしているげきぴあですが、本日は〈GREEN〉チームのフレムシェン役、昆夏美さんにご登場いただきましょう。
◆ ビジュアル撮影レポート ◆
物語のヒロイン的立ち位置であるフレムシェン。
役どころの説明には「自信と野心に溢れた、若くて可愛いタイピスト。ハリウッドスターになることを夢見ている」とあります。
スターを夢見る「野心」、
そして「タイピスト」という技術も手にし、自立する女性でもある。
「若くて可愛い」だけではない、1920年代という時代で、きちんと自分の力で、生きている女性でもあります。
昆さん、可愛らしさの中に芯の強さを感じさせる役どころは、なんだかとてもしっくり来るようで。
どんなフレムシェンを作り上げてくれるのでしょう?
お話も少し、伺ってきました!
◆ 昆夏美 INTERVIEW ◆
――まず『グランドホテル』という作品に対して、どんな印象を抱きましたか?
「トムさんが演出された『タイタニック』を観たのですが、あの作品はタイタニック号というひとつの舞台でのお話でした。今回も、ホテルというひとつの舞台上で起こるお話。前回は船で、今回はホテルで、その中で色々なお話が流れていく。ひとりひとりの登場人物のお話を、『タイタニック』のようにもっともっとトムさんが深く演出してくださったら、お客様にわかりやすく、ドラマとして理解していだけるんじゃないかな...という思いで、台本を読みました」
――フレムシェンは若くて可愛い女の子ですね。ご自身と共通する部分もあるとか?
「"若くて可愛い"というところが、じゃないですよ(笑)。まだ詳しいストーリーはわからないのですが、粗く訳した本を読ませていただいたときに、今まで自分が演じてきたことのない役どころだな、と思いました。フレムシェンは、例えば、自分が目指していることを叶えるためには、手段は選ばない女の子。例えば男の人の前で服を脱ぐこともするかもしれない。でも、自分の叶えたい夢のために何でもする、というのは誰しもが持っている気持ちだと思いますし、自分と共通するかはわかりませんが、共感はできる。そこまでして彼女はハリウッドに行きたいんだ...その気持ちを今は目指して、自信に溢れて見えるように、頑張りたいと思っています」
――フレムシェンがハリウッドスターへの野心を抱いているように、昆さんがこの舞台にかける野心は?
「そうですね...。役の説明として「優れたダンサーである必要がある」という一文があって(苦笑)。実際にフレムシェンが歌うナンバーを調べたら、すごい踊っているんです。でもすごく可愛くて。しかもその可愛い音楽の中で彼女が言っていることは「私はハリウッドに行きたいんだ」ということ。ですので、可愛さと、目指しているものに突き進む強さのギャップを見せたいですね!」
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【公演情報】
・4月9日(土)~24日(日) 赤坂ACTシアター(東京)
・4月27日(水)・28日(木) 愛知県芸術劇場 大ホール
・5月5日(木・祝)~8日(日) 梅田芸術劇場 メインホール(大阪)
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受付日時:12/23(水)11:00まで受付中