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本日11月6日、大阪・シアターBRAVA!にて超新星のグァンスとゴニルがWキャストで主演を務めるミュージカル『RUN TO YOU~Street Life~』が幕を開ける。ナイトクラブでDJ、ウェイター、客引き、として働いているジェミン、スチャン、ジョンフンという3人の若者たちの、夢と希望、そして挫折を描いた青春の物語。7月には東京公演を終えたばかりで、この大阪公演は4度目。初日前日にはブロガーを集めての公開記者会見を実施。多くのファンの前でグァンスとゴニルが心境を語った。


初演は2012年。会場は大阪松竹座だったことから、大阪への思い入れも深い。「大阪に来ると今でも熱い気持ちになります。初演のとき、最後の方では年配の方もみんな楽しんでくださって、今でも感謝しています。この大阪公演では、今までとは違った新しい姿を見せられたらと思います。一生忘れられない作品になると思います」とグァンス。

彼らがWキャストで演じるのは、夢を向かって大きな舞台を目指すジェンミという若者の役。「この大阪公演で、ジェンミというキャラを本当に理解して演じられのではないかと思います。ぜひ期待してください」と見どころを語るゴニル。グァンスも「どんなダンスグループにも負けないパフォーマンスに注目してください」と自信を覗かせる。

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公開記者会見の後に行われたゲネプロでも、グァンスは『ピゴピゴ』を、ゴニルは『美女と野獣』を歌うシーンを披露。『ピゴピゴ』は社会の底辺で生きる若者の憤りを歌っているだけに、怒りに任せたかのように激しく表現するグァンス。一方、パーティーチューンの『美女と野獣』では、弾けるように歌い踊るゴニルの姿が印象的。それぞれ熱のこもった芝居で魅せた。

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7月の東京公演が最後だと思っていたので、こうして大阪でアンコール公演ができてすごくうれしいです。その一方でプレッシャーもあったのですが、韓国と大阪での稽古でプレッシャーをぶっ飛ばしました! 大阪公演を思いっきり楽しんで、最後の"ジェンミ"を見てほしいです」(グァンス)、「明日から3日間、グァンスとゴニルの『RUN TO YOU』が始まりますが、ステージの上ですべてを見せますので、(今ここで)言葉は要りません。後悔させないよう頑張ります」(ゴニル)と、それぞれ意気込みを語り、大阪公演へ思いを込めた。

公演は、11月8(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。当日引換券は発売中。



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目の前で起こる"不思議"。
マジックの既成概念を壊し、その不思議を目にする人すべてに衝撃と驚きを与える、テレビでもおなじみのスーパーマジシャン、セロ

昨年12月に開催された『マジック新世紀 セロ IMAGINATION WORLD TOUR』ではたくさんのオーディエンスを熱狂と興奮に巻き込んだ彼が今月、ふたたびライブを開催します。
約1年ぶりのステージ『セロ WORLD TOUR 2015 THE SECRET』を目前にしたセロさんに、話を訊いてきました。
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◆ セロ INTERVIEW ◆


――テレビでもよく拝見しますが、今回はステージでのショーですね。ステージとTVショーでは、違うものなんでしょうか?

「大きく違うところがあります。テレビの世界でお見せするのは、3~5分のシーンだけ。すごく短いです。ライブは2時間かけて、僕との魔法の旅を体験するパフォーマンス。ひとつの物語になっています。音楽と振付があり、ストーリー性があり、僕が生まれてからやり続けてきたパフォーマンス・マジックの世界。大掛かりなマジックもやりますし、皆さんが見たことのない、もうひとつのセロの顔が見られます」


――ステージは約1年ぶりですね。

「去年の12月に、東京国際フォーラムで5年以上ぶりにやりました。その前はずっと、東南アジアやブラジルでテレビ番組を作り続けていて、ライブからちょっと離れていたんです。でも去年久しぶりにライブをやって、もっとやりたくなって、今回11月の東京公演を皮切りに『セロ WORLD TOUR 2015 THE SECRET』をやることにしました。まだ発表していない公演地も含め、世界各地に行きますよ!」


――気になる内容は...『THE SECRET』とのことですが。

「はい、皆さんが劇場に来てからのお楽しみ、です。少しヒントを言うと、<もちろん、テレビで見たことのあるマジックもやります>、<皆さんが見たことのない新マジックもあります>、<僕の中から生まれたパフォーマンスの世界です>、そして今回は<皆さんが、自分の手でマジックを体験できるものも考えました>!」
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■『ダンス オブ ヴァンパイア』vol.8■

帝国劇場が「帝国劇」に変わる1ヵ月!
4年ぶりに、『ダンス オブ ヴァンパイア』が開幕しました。

ヴァンパイアのクロロック伯爵と、ヴァンパイア研究の権威・アブロンシウス教授の対決を軸に、ヘンな登場人物が入り乱れる物語。
伯爵様のお城と化した劇場は、今宵も...今昼も...熱狂のダンスパーティが開催されるに違いありません。

さて11月3日に開幕した『ダンス オブ ヴァンパイア』ですが、その初日直前・10月31日には、帝国劇"城"にて、キャスト総出でのハロウィン・イベントが開催されました。
ヴァンパイアとハロウィン、、、相性が良さそうです!
げきぴあは、そのイベントに潜入してまいりました~。
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劇場も、ハロウィン仕様!
ジャック・オー・ランタンと本作のマスコット・リー君が並んで飾り付けられています。
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『ライオンキング』大阪公演の千秋楽が決定!

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10月28日に開幕3周年を迎えたミュージカル『ライオンキング』大阪公演。本公演の千秋楽が2016年5月15日(日)と決定した。大阪四季劇場での上演は3年7か月となり、総公演回数は1196回となる予定だ。

前回の大阪初演以来12年ぶりの再演となった今回の公演は、2012年10月28日に大阪四季劇場で開幕。その後、2014年11月に関西地区最長ロングラン記録を達成し、2015年4月には日本公演総入場者数が1000万人に到達。7月には日本公演通算回数1万回を迎え、10月11日には関西地区でのロングラン公演回数が1000回に届くなど、様々な記録を達成してきた。国内通算公演回数は10199回(10月28日現在)と、国内ミュージカル上演回数第1位を誇る。

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10月28日の本編終了後には、開幕3周年の感謝と千秋楽決定の報告を兼ねた特別カーテンコールが実施され、出演者を代表してシンバ役の田中彰孝より「千秋楽は決定いたしましたが、一人でも多くのお客様に作品を楽しんでいただけるよう、一回一回の舞台を精一杯努めてまいります」と舞台挨拶が行われた。

また、終演後には今年4月に襲名した文楽人形遣いの二代目吉田玉男が『錦秋文楽公演』で遣う人形とともに来場、出演者との交流を行った。『ライオンキング』は日本の文楽、歌舞伎やインドネシアの影絵技法など、世界各地の表現技法を採り入れた壮観な舞台となっている。二代目吉田玉男は「『ライオンキング』と文楽は似ている箇所もあり、勉強になりました。お互い関西の芸術文化を高め合えたら」と語った。

ミュージカル『ライオンキング』は2016年5月15日(日)まで大阪四季劇場で開催中。
チケットは2016年2月28日(日)公演分までは発売中。2016年3月2日(水)~5月15日(日)公演分は12月6日(日) 一般発売開始。

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ミュージカルをはじめ、歌手、女優として活躍する神田沙也加。2006年の初演以来、再演を重ねる人気ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』では「長年目標にしてきた」という、ヒロイン、サラ役を射止めた。念願が叶った今、改めて作品への思いを聞いた。

神田沙也加_G0W6966.jpg 「私だったらどの役をやりたいか、と常に考えながらミュージカルを見るのがクセなんです。サラは、初演や再演のときもそういう目で見ていて、すでに役の構想だけは膨らんでいました(笑)。また、最初はゴシック調で、最後はお祭り騒ぎになる客席参加型の作品の魅力にも取りつかれたんです」

神田沙也加_G0W6882.jpgミュージカル『エリザベート』で知られるミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を担当する作品は、ヴァンパイアの故郷、トランシルヴァニアが舞台だ。ヴァンパイアの研究者の老教授とその助手のアルフレート、彼らが滞在する宿屋の娘、サラたちがヴァンパイアと出会い、その世界にひかれ、巻き込まれていく。稽古に入った今、「長年夢見てきた舞台の答え合わせをしているような段階。外の世界に憧れるヒロインはか弱いイメージですが、私が思っていた以上にサラは我も芯も強い。可憐さと危なっかしさと強さが同居していて、そのバランスが絶妙なんです」。
 
アルフレート(平方元基、良知真次のWキャスト)と、ヴァンパイアのクロロック伯爵(山口祐一郎)もサラに魅了されていく。「自分が無知な状態のときは、知識や経験が豊富な人と話してみたいし、教わりたい。私もそういう面があるので、断然、サラと同じで伯爵についていきます! アルフレートは子どもすぎて(笑)。それに、クロロックを演じているときの山口さんが昔から大好きなんです。今回、さらに迫力となまめかしさが増幅されたと思います」

神田沙也加_G0W6900.jpgWキャストで舞羽美海もサラ役を演じる。「努力家でとてもストイック。美海ちゃんをはじめ、アルフレート役の元基君、良知君とは同世代で、初めて会った気がしないほど皆、仲がいい。もし、大きな枠があったとしても、皆でそれをはみ出すぐらいにフレッシュで躍動感のある舞台になると思います」
 
昨年音楽ユニット『TRUSTRICK』を結成。「女優と歌手で頭の切り替えが大変ですが、毎日すごく充実しています」。歌手として見ても、壮大でロックテイストあふれる今作の楽曲は、「すごく歌いやすくて日本人の心に刺さる旋律」だという。「息まじりだったり、キラキラした気持ちや困惑をどう声にのせるかだったり、歌声には多彩な表現法があるので、とにかく声の質感を大切に整えたい。それが私の武器にもなると思うんです」

神田沙也加_G0W6927.jpg公演は11月3日(火・祝)から30日(月)まで東京・帝国劇場、2016年1月2日(土)から11日(月・祝)まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、1月15日(金)から17日(日)まで愛知・愛知県芸術劇場 大ホールにて上演。チケットは発売中。

取材・文:米満ゆうこ
撮影:福家信哉


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■ミュージカル「プリンス・オブ・ブロードウェイ」■


ブロードウェイの巨匠、ハロルド・プリンスの最新作『プリンス・オブ・ブロードウェイ』がついに開幕しました!

ハロルド・プリンスの手がけた作品の名曲群をジューク・ボックス的に見せていくとともに、彼の人生の――同時に、ブロードウェイの歴史を紡いでいく内容になっている本作。
世界のミュージカルシーンで活躍する10名のスターが、圧巻のパフォーマンスを魅せる、豪華なステージになっています。

先日一足先にニュース記事として掲載しましたが、げきぴあではもう少し詳しく公演レポートをお届けします!

ニュース記事はコチラ→



●宝塚のレジェンド柚希礼音、退団後初ミュージカル出演!
ブロードウェイ・スターに負けない存在感をアピール


オープニングナンバーは『フローラ、赤の脅威』より「ALL I NEED IS ONE GOOD BREAK」
日本の観客には少々なじみの薄い作品ではありますが、かのライザ・ミネリのブロードウェイデビュー作!
「たったひとつのブレイクがあれば」「チャンスをもらえたらやってみせる」という歌の内容は、市村正親さんの声で語られる、ハロルドのモノローグ(自分の人生において、「運」がどれだけ大事だったか...)ともマッチしていて、『プリンス・オブ・ブロードウェイ』のテーマをくっきりと浮かび上がらせます。
(2幕でもこのナンバーのフレーズは登場します)
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何より、10名の豪華キャストがワンフレーズずつ歌い継ぐ豪華さ!
そして、これだけ個性的なキャストなのに、美しく溶けあうハーモニーの素晴らしさ!
オープニングからノックアウトされること、間違いありません。

ケイリー・アン・ヴォーヒーズから始まり、9名のブロードウェイ・スターが出揃った中、センターを割って登場する柚希礼音さんのカッコよさにも注目!
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続けて登場する『くたばれ!ヤンキース』では、柚希さんのセクシー姿も!
トニー・ヤズベックさん扮するジョーを誘惑する魔女ローラを、魅惑的に、かつユーモラスに演じていて、客席も大喝采。
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しかし、見事な開脚です。
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男性キャストのハーモニー(可愛らしいハミングも♪)も、心が踊ります!
特にジョシュ・グリセッティさんの高音の美しさ、素敵。
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古川雄大が人気ミュージカル『黒執事』で主演!

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大人気マンガを原作に、2009年から昨年までにシリーズ4公演を上演してきたミュージカル『黒執事』。原作の持つ耽美で怪しい世界観を忠実に再現し、人気を博す舞台が、今回、古川雄大を主演に迎えて上演される。演目は、昨年上演された"地に燃えるリコリス"。コミックス初期シリーズの中でも特に人気の高い「赤執事編」を舞台化したもので、古川をはじめとする新キャスト、新演出、新たな楽曲で見せる。

古川雄大_MG_9353.jpg 同シリーズを2度観たことがあるという古川も、その世界観に魅了されたひとりだ。「原作もアニメも見たことがなかったので、漠然としたイメージしか持っていなかったのですが、舞台を観たときに、スッとその世界に入り込んで没頭することができたんです。ふと"あれ?ここどこだっけ?"って思うような、ミステリアスで、エロティックな世界観で...、それでいてコミカルなところもある。すごく丁寧に、忠実に作られているなと思いました」と、その印象を語る。

古川雄大_MG_9173.jpgシリーズ化もされ、好評を得てきた舞台への主演。大役を任された古川だが、プレッシャーを感じるどころか、前向きに捉えている。「劇場も作品も大きいので普段ならプレッシャーを感じるはずなんですが、"よし、やってやろう!"という気持ちになりましたね。多分、自分の中で目指すところが明確になってきたというのもありますし、いろんな舞台を踏んでステップアップできているのだと思います」

古川雄大_MG_9183.jpg漫画やアニメを原作にした"2.5次元"の舞台はミュージカル『テニスの王子様』で経験済み。表現するうえでは「多少の違和感を意識して演じることが大事」と語る。「映像や現代劇はナチュラルに見せることで観る人がスッと入り込めると思うのですが、漫画を原作にした舞台は、その世界を再現するために、声の出し方とかも意識しないといけない。普通ならちょっと違和感のあることも沁み込ませて見せたいと思っています」
 
演じるのは、悪魔の正体を持つ万能執事・セバスチャン。2代目セバスチャンとしての意気込みは...。「前回までと別物を作りたいとは思いますが、それを意識して作るのではなく、自分が感じたままに作った結果、"別物のセバスチャンだね"って言われたいですね。メンバーも続投する方がいるので心強いとは思いますが、再演ではなく"新生"として、みんなで新しい作品を作っていきたいと思っています。変化を感じていただける舞台にしたいですね」

古川雄大_MG_9202.jpg公演は、11月7日(土)から10日(火)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。その後、宮城、東京、福岡でも上演される。チケットはいずれも発売中。

取材・文:黒石悦子
撮影:木村正史

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「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~」 に出演の
椎名鯛造さん・伊崎龍次郎さん・濱頭優さんよりメッセージ動画が到着いたしました!

  


「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~」 
公演期間:2015/12/3(木) ~ 2015/12/13(日)
会場:Zeppブルーシアター六本木 (東京都)
S席 7,500円
※未就学児童は入場不可。
★チケット絶賛発売中です!

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新国立劇場バレエ団「ホフマン物語」が10月30日から新国立劇場で上演される。バレエダンサーの小野絢子に見どころを語ってもらい、さらに稽古場を案内してもらった。

バレエ「ホフマン物語」は振付家ピーター・ダレルの大傑作と言われる作品。壮年を迎えた主人公のホフマンが、若かりし頃の恋の話を回想していくという形式で、3人の女性との恋の話がバレエで展開される物語だ。ストーリーがわかりやすく演劇的なため「ドラマティックバレエ」とも称される本作の魅力はどんなところにあるのか? 新国立劇場バレエ団のプリンシパルで、日本を代表するバレエダンサーのひとりである小野絢子に伺ってきた。【動画6分】


 ――ホフマン物語について

小野絢子(ダンサー/アントニア役)
「ホフマン物語はフランスのオペラで有名なものなんですけども、それを振付家のピーター・ダレルがバレエにしたものです。最初の場所の設定は19世紀のドイツで、50~60代くらいのホフマンという詩人が恋人の到着を待っている間に、街の人にせがまれて、若かりし頃の3人の女性との恋愛遍歴を語っていく物語です。」


「私がやらせて頂くアントニアという女の子は、とても心臓が弱くて病弱で、本当は踊ったり過度な運動をしてはいけない子なんですけども、バレリーナを夢見ている女の子なんです。そこにドクター・ミラクルというキーパーソンが登場して、彼に催眠術をかけられてしまうんです。心臓は全く良くなってバレリーナになれる夢を見させてくれるんですね。ホフマンにピアノを弾いてくれとせがみ、私は治ったのよと踊り狂ってしまうので、最後は悲劇的な結末になってしまうんです。」


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 ――ドラマティックバレエとは?

「本来はおそらくドラマティックバレエという用語はないのですが、見せるものの主がバレエなのではなく、ドラマの要素を主において、ドラマを見せるためにバレエがある。もちろん感情や言葉を伝えるためにはテクニックは必要なんですが、テクニックそのものを見せるようになってはいけない。例えば今日私はソロのところで『形になり過ぎている』というダメ出しを受けたりしました。『踊りはあくまでせりふと一緒』ということだと思いますね。」


小野絢子へのインタビュー取材をした後に、休憩中の共演者のところに案内してもらい、さらに4人のダンサーからもそれぞれの視点で「ホフマン物語」の魅力について語ってもらった。
最初にアントニア、ジュリエッタの2役を務めるダンサーの米沢唯に話を聞いた。


米沢 唯(ダンサー/アントニア役・ジュリエッタ役)
「音楽が全幕通して素晴らしいです。私は一幕は出てませんが、一幕のお人形の踊りはオペラでも素晴らしいんです。音楽が流れると『ああ、いいな』と思うし、自分が踊る三幕の舟歌は昔から好きな曲だったので、踊れることがすごく嬉しいです。
三幕ともすごくドラマが動いていって、飽きさせない。ストーリーがスピーディーに動いていくので見ごたえがあると思います。」


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 ――小野さんと同じアントニア役をWキャストで演じますね

小野絢子
「今回は特に役作りに関しては話合ってるよね。」

米沢 唯
「踊りも一幕を練習している間、私たちはヒマだったりするので、この稽古場に来て絢子さんと『こうやってやるといいかな』と、二人で話して研究しています。」


小野絢子
「では、次はホフマン役をトリプルキャストで演じる3人に聞いてみましょう!」


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福岡雄大(ダンサー/ホフマン役)
「50代から始まって、20代、30代、...50代と年齢が変わっていくので、踊りの切り替えとかが難しいかなと思っています。」

菅野英男(ダンサー/ホフマン役)
「二幕はクラシックっていう感じだけど、一幕と三幕はコメディチックな要素も入ったりとか、人間のドロドロしたものが出てきたりとか。そういう意味でそれぞれの幕でカラーが違うから楽しめる作品だと思います。」

井澤 駿(ダンサー/ホフマン役)
「三幕に関しては『十字架を切って改心したにも関わらず、誘惑に負けそうなホフマン』っていうのがすごく人間らしいというか。最終的に後悔で終わるっていうのも人間らしいですよね。」


 ――バレエ鑑賞の初心者でも楽しめそうですか?


福岡雄大
「すごく分かりやすい作品なので、演劇を観ているような感覚だと思います。」

小野絢子
「ザ・クラシックバレエっていうのはバレエの形を知らなきゃいけないこともあるよね。ここで拍手をするとか、ここはこういう場面だとかっていう決まりがあるけれども、このバレエ「ホフマン物語」はそういうのを知らなくてもお話を楽しめるよね。」

福岡雄大
「確かに、初めてバレエを観る人でも受け入れやすいオススメの作品ですよね。」

菅野英男
「マイムとかが理解できていなくても、『ああ、こういう関係性なんだな』というのがわかりやすいもんね。」


ダンサーの方々が口々に言っていた通り、稽古を観ていた時に、どんなシーンを踊っているのかなんとなく伝わってきた。私は普段演劇ばかりを観ていて本格的なバレエを観に行くのは躊躇していたが、どうやら本作は楽しんで観られそうだ。
ドラマティック、つまり演劇的なバレエである本作で、バレエ鑑賞デビューしてみてはいかがだろうか?

公演は10月30日(金)から11月3日(火・祝)まで、新国立劇場 オペラパレスで上演。


(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ


http://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1503608

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原作は累計5900万部を超える大ヒット、アニメ化・映画化もされた、和月伸宏による大人気コミック『るろうに剣心』が、宝塚歌劇団により初のミュージカル化!
幕末に伝説の人斬りとして恐れられ、明治維新後は"不殺"を誓った剣客・緋村剣心を主人公に、個性的な登場人物が繰り広げる歴史活劇です。
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演じるのはこちらも話題になった『ルパン三世』の舞台化で、粋でオシャレ、かつユーモラスなルパン三世を作り上げ、大好評を博したトップスター・早霧せいな率いる雪組の面々。
演出は、『エリザベート』等を手がける演劇界の鬼才・小池修一郎です。
これは期待大!
原作で描かれたストーリーを中心にしつつ、宝塚版のオリジナルキャラクターを絡めて描き出すとのこと、どんなものになるのでしょうか...。

10月20日、本作の制作発表会見が開催されました。
なんと、雪組生8名も登壇、扮装姿のパフォーマンスも披露された、豪華な会見でした!

まずは、そのパフォーマンスの模様から。


主人公・緋村剣心はもちろんこの人、雪組トップスター早霧せいな
"不殺"を誓い、"逆刃刀"を手にする心優しき剣豪
原作の和月さん曰く、これは「二律背反と贖罪の物語」。
その厳しさと優しさが、すでに伝わってきます。
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一方で剣心のキュートな口ぐせ「おろ?」も飛び出ました~!
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神谷薫=雪組トップ娘役・咲妃みゆ
薫は神谷活心流道場師範代でもある、活発な女の子。
演技巧者・咲妃さんが、どう演じるのかも楽しみ。
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早霧さん&咲妃さん自身の仲の良さもにじみ出る、いい雰囲気の剣心&薫です。
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