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ファン待望の女体シェイクスピア第4弾!
『失禁リア王』まもなく開幕!!


劇団「柿喰う客」代表の中屋敷法仁さんが、女優のみによるシェイクスピア上演企画「女体シェイクスピア」シリーズを始めたのが2011年。
男優のみで演じる"オールメール"は珍しくなくなった昨今ですが、女優のみで演じるシェイクスピアの舞台は、本場イギリスでも珍しいといわれています。

「女優」という表現者のからだを通すことで、シェイクスピア作品の新たな魅力を感じられるこのシリーズ。
今回は第4弾として、シェイクスピアの最高傑作との呼び声も高い「リア王」を上演します。

リア王に愛された3人の娘たちの心理を中心に、家族の愛のすれ違い、そして破滅までを描きます。
また、リア王に寄り添う道化を「娼婦」と位置付け、死期の迫った権力者の愛を巡る4人の女たちの物語に仕立て上げました。

タイトルの「失禁」は劇中における最大の罪である肉親を裏切るという「禁」を失うというところから取り、リア王が病に伏せている(=sick in)との言葉遊びにもなっています。


いったいどんな中屋敷ワールドが展開するのか気になるところ。
そんな中、8月31日に行われた稽古場での最終通し稽古の様子が現場から到着しました。
貴重な稽古場写真とともにご紹介いたします。


★制作だより~『失禁リア王』稽古場より~

 

柿喰う客 女体シェイクスピアも今作で4作品目となりました。
2011年9月より「悩殺ハムレット」「絶頂マクベス」「発情ジュリアス・シーザー」と上演を重ね、今回は「失禁リア王」です。<親も兄弟も関係ない血で血を争う大抗争!まさにシェイクスピア悲劇の最高峰!あらゆる"禁"を失いし壮大な愛憎劇、ここに開幕!!>と銘打ち、今回は「リア王」を音楽劇として表現します!

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舞台冒頭のリアとコーディリアのシーン。写真でわかるか微妙ですが、リア役の深谷さんは口髭を生やしております。イメージは「ゴッドファーザー」。舞台美術もいつもとは異なり、かなりの物量となっております。またこの舞台美術、劇場では全ての面が微妙に傾いており、「リア王」の歪な世界観を表現するために重要な枠割を担っております。


第36回日本アカデミー賞・最優秀作品賞をはじめ数々の映画賞を総なめにし、映画界に一大センセーションを起こした『桐島、部活やめるってよ』

この大ヒット映画でメガホンをとった吉田大八監督、そして脚本を手がけた喜安浩平さんが、この秋、演劇で新たな挑戦をされます!!

吉田監督は2011年に本谷有希子が発表した『ぬるい毒』を原作に初めての舞台演出に挑戦、喜安さんは名作映画『ショーシャンクの空に』の初舞台化で脚本を担当されます。

そんなおふたりに、それぞれの舞台についてたっぷりお話を伺いました。

★ぴあ映画生活インタビュー:吉田大八監督&喜安浩平
インタビュー【前編】を読む

インタビュー【後編】を読む


★インタビューの様子は動画でもご覧いただけます。

映像撮影&編集:エントレ


【公演情報】

舞台「ぬるい毒」
9月13日(金)~26日(木)
紀伊国屋ホール

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舞台「ショーシャンクの空に」
11月2日(土)~10日(日)
サンシャイン劇場

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★『ショーシャンクの空に』の舞台化に挑む!演出・河原雅彦インタビュー
インタビューを読む

ONEOR8「猿股のゆくえ」公演の軌跡★第十五回

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「猿股のゆくえ」を語るとき、中村方隆さんのことは外せない。
6年前、この台本を書いている最中に一枚の写真が送られてきた。
それは抗がん剤の副作用でスキンヘッドになった方隆さんの写真。
様変わりした姿にショックを受けたと同時に、無理はさせられないと予定よりも少し、出番を減らしたことを覚えている。

稽古場での方隆さんは、こちらの心配をよそに元気そのものだった。
いつもの細かすぎる芝居で皆を笑わせ、独特の間で私を唸らせる。稽古後に酒も飲んでいたし、こっそりタバコも吸っていた。
しかし、この作品が方隆さんの最後の舞台になった......。

方隆さんとの出会いは14年前、私が"すごい"と思った最初の役者さんだ。
以来、私のオファーを二つ返事で受けてくださり劇団にも二度出演、まだ素人同然の私たちを菩薩のような笑顔で見守ってくれた。
劇団にとっても忘れられない役者さんである。
病気を患い入院しても、心配かけまいと見舞いを拒否する方だった。
だから、稽古場で酒やタバコをのんでいたのも、体調の良さを装っていたのではないかと推測する。
治療しながらの稽古はさぞお辛かったに違いない。
そんな方隆さんに向けたメッセージのような台詞を、この作品にはしたためてある。
ご本人に伝わっているか定かではないが、今、読み返すと気恥ずかしい台詞である。
しかしその分、とても思い入れの強い作品になった。

方隆さんが演じた「坂本」という役は今回、モロ師岡さんが演じる。
方隆さんのイメージが強すぎて演出に戸惑ったが、モロさんのおかげで「坂本」を再構築することが出来た。

初演をご覧くださった皆様の期待を裏切らない仕上がりになったと思います。
そして今からアメリカ人みたいなことを言いますが、この作品を中村方隆さんにも捧げます。

作・演出:田村孝裕

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(左から恩田隆一、江端英久さん、中村方隆さん。(劇団公演「パレード」より)


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主宰の徳尾浩司を中心にした、男性だけの劇団「とくお組」。
ちょっとした異空間を舞台にした男たちの群像劇を得意とする彼らは2003年に旗揚げ、今年でこっそり10周年を迎えています。

こっそり、と書きましたが、どことなく奥ゆかしさを感じるこの劇団、2007年にはフジテレビ主催「T-1演劇グランプリ」審査員特別賞、2008年にはアミューズ主催「TOKYO GEKIDAN FES'08」東京代表に選ばれるなど、実力は折り紙つきなのです。
演劇業界にもファンが多い、しかしマイペースな不思議な劇団、それがとくお組。

彼らの最新作『砂漠の町のレイルボーイズ』が8月7日(水)より座・高円寺1にて上演されます。
舞台は、とある国にある小さな駅「さばく駅」。
もう何年も列車が止まっていないこの駅で、のんびり屋の駅員たちは喫茶や図書館、マッサージにクリーニングなど、駅とは全く関係のない独自のサービスを展開しています。
ところがある日、セントラルステーションから監査人がやってくることに。
中央に無断で勝手なサービスを提供している彼らは隠蔽工作を余儀なくされるも...。

外の世界を知らない男たちが奮闘するシチュエーションコメディですが、仕事や生きがいということもちょっと考えさせられるほろ苦さもある物語。
この舞台の稽古場を取材してきました。
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1994年にアメリカで公開されてから20年近く経ついまでも、多くの映画ファンに愛されている映画『ショーシャンクの空に』。人気作家スティーヴン・キングの中編小説「刑務所のリタ・ヘイワース」を基に映画化された本作が、今秋日本で初めて舞台化される。

演出を担当するのは『時計じかけのオレンジ』や『八犬伝』などの話題作でその手腕を発揮し、幅広いジャンルで活躍中の河原雅彦。脚本は第36回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した映画『桐島、部活やめるってよ』(2012年8月公開)を手掛けた喜安浩平が担う。

キャストは元銀行員のアンディー役を成河、彼の友人で調達屋の老囚レッド役を益岡徹が演じる。

現在、プロデューサーらを交え日々打ち合わせを重ねている中、演出の河原雅彦に話を訊いた。

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イキウメの前川知大が、ドストエフスキーの「地下室の手記」を現代の日本に置き換え演劇にした。

"カタルシツ"(語る室)と銘打ち、ホームベースとしているイキウメからはみ出したものをやるための別館を作ったという前川。
その第一回が今回の「地下室の手記」だ。

世間から軽蔑され虫けらのように扱われた男は、自分を笑った世界を笑い返すため、自意識という「地下室」に潜る。
世の中を怒り、憎み、攻撃し、そして後悔の念からもがき苦しむ、終りのない絶望と戦う元小官吏のモノローグ。
舞台は帝政ロシアから現代日本に。
ネットのストリーミング生放送で、カメラに向かって理路整然と罵詈雑言。

「......それでも俺は四十までは頑張ってきたんだ。他人と、社会と上手くやろうと努力したんだ。だがよく聞けボンクラども、もうこれ以上我慢できん。俺はもう降りる。こんな人生はウンザリだ。」

地下室の訪問者に小野ゆり子を迎え、コメントにブチ切れる大人を、安井順平が実演します。
(前川知大) 

----チラシより----

ONEOR8「猿股のゆくえ」公演の軌跡★第二回

7月27日(土)に一般発売を迎えましたONEOR8「猿股のゆくえ」公演の軌跡第二回をお届けします。

劇団の稽古場風景という、なかなかレアな光景を覗けちゃいますよ。

今回のレポートは、伊藤俊輔さん!


ONEOR8「猿股のゆくえ」公演の軌跡★

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注目劇団、「ONEOR8(ワンオアエイト)」の夏公演、「猿股のゆくえ」いよいよ明日より一般発売!

げきぴあでは、公演までの軌跡を追いかけます。

今回は記念すべき第一回目、山口森広さんの記事を紹介致します!
稽古場の画像もお届け。

ONEOR8一回目.png

読み合わせ(劇団で最初に台本を読む工程。)途中でしょうか?


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株式会社ヴィレッヂが運営する演劇・舞台系動画のニュースサイト【エントレ】が15分・編集不可の演劇動画作品を競う「第2回 クォータースターコンテスト(QSC)」の開催を発表しました。

このコンテストは、プロ・アマの区別なく、日本各地の演劇制作者や映像制作者から演劇動画を募集するもの。
主なルールは
「12 分以上、15 分以下の演劇動画にすること」
「カメラは 1 台のみを使用し、動画編集をしないこと」
とし、参加費は無料、参加条件は特になし。

2012年にエントレと演劇ぶっくの共催で開催した、第1回クォータースターコンテスト(QSC)には、全国から110本もの作品が寄せられ、グランプリには東京で活動する FUKAIPRODUCE 羽衣の『浴槽船』が選ばれました。

―――――――――――――
出演 FUKAIPRODUCE羽衣
撮影 杉田協士
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2_original_350.jpg


募集期間は2013年8月1日(木)~9月30日(月)までの2か月間。
10月17日(木)に投稿された全ての動画の中から運営者が15本をノミネート作品として選出。
これを演劇や映像にゆかりのある審査員が視聴・評価し、審査員のコメント動画と共に11月23日(金・祝)にUSTREAM放送にて結果を発表します。
最も優れた演劇動画にグランプリ(賞金:30万円)が、次点の2作品には優秀作品賞が贈られます。

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来年2014年に創立100周年を迎える宝塚歌劇団。
日本を代表する劇団にして、世界にも名高いレビュー劇団である。
なんといっても一番の特色は、劇団員が女性のみ、というところ。
女性が演じる男性、"男役"が醸し出す色気は世の多くの女性の心を掴み、ここにしかない独特で美しい世界に熱狂的なファンも多数いるのはよく知られている。

だがかつて、この宝塚歌劇団に、「男子部」が存在した――

その驚くべき事実に迫った辻則彦のノンフィクション小説『男たちの宝塚~夢を追った研究生の半世紀』を原作に、明日のスターを夢見てレッスンに励むも、ついに宝塚大劇場に立つことが叶わなかった男たちの青春を描いた作品が、『宝塚BOYS』
おかしくも切ないこの青春グラフィティは好評を博し、2007年、2008年、2010年と公演を重ね、この夏、4度目の上演が決定。
4代目のBOYSも、個性的で実力があり、そして愛らしいメンバーが揃ったようだ。

7月某日、そんな新生BOYSが汗を流す稽古場を取材した。takarazukaboys2013_10.JPG
↑稽古場にはすでに本格的な舞台セットが組まれていました

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