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今年2月に複数の劇団で導入された新サービス、「半券割」が9月に再び実施されることが決定しました!
下記の参加団体の内、購入済みのチケット半券1枚で、他の1公演を当日券500円引きで観劇できる「半券割」。
いろいろな公演を観たい演劇ファンには嬉しいサービスですね。
例えば...
その1『劇団鹿殺し』の「無休電車」前売券をもって『キャラメルボックス』の「ケンジ先生」当日券を購入に行く。→500円OFF!
その2『柿喰う客』の「失禁リア王」半券(既にご観劇済みで、もぎられたチケット)をもって『表現・さわやか』の「ストレンジストーリーズ」当日券を購入に行く。
→500円OFF!
詳しくはこちらの公式サイトをご確認ください。
公式サイト
今回の参加劇団と対象公演は以下のとおり。
このチャンスに演劇三昧の秋を満喫してみてはいかがでしょう♪♪
■「半券割」対象公演
柿喰う客『失禁リア王』
2013/9/5(木) ~ 9/17(火)
吉祥寺シアター
風琴工房『hedge』
2013/9/11(水) ~ 9/18(水)
ザ・スズナリ
ヨーロッパ企画『建てましにつぐ建てましポルカ』
2013/9/18(水) ~ 9/26(木)
本多劇場
キャラメルボックス『ケンジ先生』
2013/9/20(金) ~ 9/25(水)
サンシャイン劇場
劇団鹿殺し『無休電車』
2013年9月27日(金)~10月14日(月・祝)
青山円形劇場
表現・さわやか『ストレンジストーリーズ』
2013/10/3(木) ~ 10/14(月・祝)
駅前劇場
ブルドッキングヘッドロック『旅のしおり2013』
2013/10/09日(水) ~10/14日(月・祝)
中野ザ・ポケット
観劇後の感想はげきぴあtwitter(@gekipia)まで!
お待ちしてま~す♪♪♪
ファン待望の女体シェイクスピア第4弾!
『失禁リア王』まもなく開幕!!
劇団「柿喰う客」代表の中屋敷法仁さんが、女優のみによるシェイクスピア上演企画「女体シェイクスピア」シリーズを始めたのが2011年。
男優のみで演じる"オールメール"は珍しくなくなった昨今ですが、女優のみで演じるシェイクスピアの舞台は、本場イギリスでも珍しいといわれています。
「女優」という表現者のからだを通すことで、シェイクスピア作品の新たな魅力を感じられるこのシリーズ。
今回は第4弾として、シェイクスピアの最高傑作との呼び声も高い「リア王」を上演します。
リア王に愛された3人の娘たちの心理を中心に、家族の愛のすれ違い、そして破滅までを描きます。
また、リア王に寄り添う道化を「娼婦」と位置付け、死期の迫った権力者の愛を巡る4人の女たちの物語に仕立て上げました。
タイトルの「失禁」は劇中における最大の罪である肉親を裏切るという「禁」を失うというところから取り、リア王が病に伏せている(=sick in)との言葉遊びにもなっています。
いったいどんな中屋敷ワールドが展開するのか気になるところ。
そんな中、8月31日に行われた稽古場での最終通し稽古の様子が現場から到着しました。
貴重な稽古場写真とともにご紹介いたします。
★制作だより~『失禁リア王』稽古場より~
柿喰う客 女体シェイクスピアも今作で4作品目となりました。
2011年9月より「悩殺ハムレット」「絶頂マクベス」「発情ジュリアス・シーザー」と上演を重ね、今回は「失禁リア王」です。<親も兄弟も関係ない血で血を争う大抗争!まさにシェイクスピア悲劇の最高峰!あらゆる"禁"を失いし壮大な愛憎劇、ここに開幕!!>と銘打ち、今回は「リア王」を音楽劇として表現します!
舞台冒頭のリアとコーディリアのシーン。写真でわかるか微妙ですが、リア役の深谷さんは口髭を生やしております。イメージは「ゴッドファーザー」。舞台美術もいつもとは異なり、かなりの物量となっております。またこの舞台美術、劇場では全ての面が微妙に傾いており、「リア王」の歪な世界観を表現するために重要な枠割を担っております。
第36回日本アカデミー賞・最優秀作品賞をはじめ数々の映画賞を総なめにし、映画界に一大センセーションを起こした『桐島、部活やめるってよ』。
この大ヒット映画でメガホンをとった吉田大八監督、そして脚本を手がけた喜安浩平さんが、この秋、演劇で新たな挑戦をされます!!
吉田監督は2011年に本谷有希子が発表した『ぬるい毒』を原作に初めての舞台演出に挑戦、喜安さんは名作映画『ショーシャンクの空に』の初舞台化で脚本を担当されます。
そんなおふたりに、それぞれの舞台についてたっぷりお話を伺いました。
★ぴあ映画生活インタビュー:吉田大八監督&喜安浩平
インタビュー【前編】を読む
★インタビューの様子は動画でもご覧いただけます。
映像撮影&編集:エントレ
【公演情報】
舞台「ぬるい毒」
9月13日(金)~26日(木)
紀伊国屋ホール
舞台「ショーシャンクの空に」
11月2日(土)~10日(日)
サンシャイン劇場
★『ショーシャンクの空に』の舞台化に挑む!演出・河原雅彦インタビュー
インタビューを読む
【チケットぴあニュース】
4月に新開場して以来、連日賑わいをみせている歌舞伎座。
「九月花形歌舞伎」は次代を担う花形俳優がずらりと顔を揃え古典と新作に挑みます。
昼の部はめったに上演されない古典の代表作『新薄雪物語』と、吉原仲之町を舞台に鳥売りの男女が華やかに踊る『吉原雀』の2本を。
夜の部は夢枕獏の小説『陰陽師』を、新開場してからは初めてとなる新作歌舞伎として上演します。
出演は市川染五郎、尾上松緑、尾上菊之助、市川海老蔵、片岡愛之助、中村勘九郎、中村七之助と、現在もっとも活躍している花形が集結。
『新薄雪物語』の園部兵衛を染五郎、幸崎伊賀守を松緑、梅の方を菊之助、秋月大膳と葛城民部を海老蔵、奴妻平を愛之助、左衛門を勘九郎、腰元まがきを七之助が演じます。
『吉原雀』は夫婦の鳥売りを勘九郎と七之助が勤めます。
そして新作『陰陽師』は安倍晴明を染五郎、平将門を海老蔵、滝夜叉姫を菊之助、源博雅を勘九郎、俵藤太を松緑、興世王を愛之助、桔梗の前を七之助が演じます。
7月29日、出演者と夢枕獏さんが会見を開き、公演への意気込みを語られました。
左から七之助、愛之助、菊之助、染五郎、松緑、海老蔵、勘九郎、夢枕獏
株式会社ヴィレッヂが運営する演劇・舞台系動画のニュースサイト【エントレ】が15分・編集不可の演劇動画作品を競う「第2回 クォータースターコンテスト(QSC)」の開催を発表しました。
このコンテストは、プロ・アマの区別なく、日本各地の演劇制作者や映像制作者から演劇動画を募集するもの。
主なルールは
「12 分以上、15 分以下の演劇動画にすること」
「カメラは 1 台のみを使用し、動画編集をしないこと」
とし、参加費は無料、参加条件は特になし。
2012年にエントレと演劇ぶっくの共催で開催した、第1回クォータースターコンテスト(QSC)には、全国から110本もの作品が寄せられ、グランプリには東京で活動する FUKAIPRODUCE 羽衣の『浴槽船』が選ばれました。
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出演 FUKAIPRODUCE羽衣
撮影 杉田協士
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募集期間は2013年8月1日(木)~9月30日(月)までの2か月間。
10月17日(木)に投稿された全ての動画の中から運営者が15本をノミネート作品として選出。
これを演劇や映像にゆかりのある審査員が視聴・評価し、審査員のコメント動画と共に11月23日(金・祝)にUSTREAM放送にて結果を発表します。
最も優れた演劇動画にグランプリ(賞金:30万円)が、次点の2作品には優秀作品賞が贈られます。
女優・深津絵里が主演する舞台『春琴 Shun-kin』が、現地時間7月9日(火)、米ニューヨークのリンカーンセンター内ローズシアター(1,109席)で初日の幕を開けた。
2008年の初演から80回以上もの公演を重ねてきた『春琴』。
出演者、そしてスタッフをはじめとした関係者にとって、念願のニューヨーク公演となったこの日、千人を超す客席はほぼアメリカ人で埋め尽くされていた。
特別な思いを抱きながら舞台に立った俳優たち。
終演後は客席から温かい拍手が送られ、安堵感の入り混じった感無量の表情を見せていた。
「春琴」NY公演カーテンコール
初日を終えた深津は以下のようにコメントを寄せた。
「『春琴』の再演は2年半ぶりで、しかも初めてのアメリカ公演で、とてもハードルが高いと思っていました。でも、ニューヨークでの初日を終え、お客様が温かく迎えてくださっていることがよくわかり、『春琴』で描こうとしている「世界」や「感覚」を深く理解してくださっているように感じました。
これからまだ続くワールドツアー、サイモンと私たちの思いを込めて、きちんとこの作品を伝えていきたいと思います。」
【チケットぴあニュース】