◆ ビジュアル撮影レポート ◆
舞台のウラ話の最近のブログ記事
■ミュージカル『グランドホテル』vol.4■
1920年代のベルリンにある、華やかなグランドホテル。
様々な事情を抱く人々の人生が、一夜、わずかに交錯する――。
名作ミュージカル『グランドホテル』が、イギリスの若き鬼才トム・サザーランドの手によって蘇ります。
キャストのビジュアル撮影レポ&インタビューを連載でお届けしているげきぴあですが、本日は〈RED〉チームのフレムシェン役、真野恵里菜さんをご紹介。
堤幸彦監督の演劇ユニット「キバコの会」の常連だったりと、舞台活動も活発にしている真野さんですが、今回がミュージカル初挑戦です!
日本トップクラスのキラキラのアイドルは、さすがに立ち方も可愛いですね。
■ミュージカル『グランドホテル』vol.3■
1920年代のベルリンにある、華やかなグランドホテル。
様々な事情を抱く人々の人生が、一夜、わずかに交錯する――。
名作ミュージカル『グランドホテル』が、イギリスの若き鬼才トム・サザーランドの手によって蘇ります!
キャストのビジュアル撮影レポ&インタビューを連載でお届けしているげきぴあですが、本日は〈GREEN〉チームのフレムシェン役、昆夏美さんにご登場いただきましょう。
◆ ビジュアル撮影レポート ◆
物語のヒロイン的立ち位置であるフレムシェン。
役どころの説明には「自信と野心に溢れた、若くて可愛いタイピスト。ハリウッドスターになることを夢見ている」とあります。
■ミュージカル『グランドホテル』vol.2■
今春の『タイタニック』も大好評を博したロンドンの若き鬼才、トム・サザーランドが贈るミュージカル『グランドホテル』。
1920年代の大都市ベルリン、華やかなグランドホテルを舞台に、そこに集う人々の人間模様を描いていく作品で、ブロードウェイでは1989年に初演、日本では1993年に宝塚歌劇団月組が上演した名作中の名作です。
今回は、〈GREEN〉と〈RED〉の2チームでの上演なのですが、こちら、単なるWキャストではなく、トムさんがそれぞれのチームとじっくり向き合い、そのチームの個性から生まれるドラマを大切にしていくそうで、なんと結末も2パターン用意される予定、とか!
げきぴあではこの注目のミュージカルのビジュアル撮影現場を取材、同時にキャストインタビューも行ってきました。
今回はREDチームで主人公・オットーを演じる成河さんに迫ります。
成河さんといえば、軽やかにどんな役も演じてしまう、その演技力の高さが観る者を惹きつけ、国内外の演出家たちに引っ張りだこですが、この手のミュージカルへの出演は非常に珍しい。
演劇ファンもミュージカルファンも、成河さんが演じるオットー、気になるのではないでしょうか!?
◆ ビジュアル撮影レポート ◆
成河さんが演じるオットー・クリンゲラインは、重い病を患う元会計士。
貯めたお金を全て使い、人生最期の日々を豪華なグランドホテルで過ごそうと、ここにやってきました。
ミュージカルと言って抱く華やかなイメージとは一線を画した、重いものを背負っているような主人公です。
デザイナーさんと、全体のコンセプトなどを確認中。
「笑顔は基本、なくていいですから」とデザイナーさん。
■ミュージカル『グランドホテル』vol.1■
ミュージカル『グランドホテル』の上演が決定しました!
1920年代の大都市ベルリン、華やかなグランドホテルを舞台に、そこに集う人々の人間模様を描いていくミュージカル。
あるひとつの場所に、様々な事情をもった複数の人々が集まり、それぞれに物語が展開していく...という、いわゆる群像劇のことを〈グランドホテル方式〉と呼ぶくらい、オーソドックスで有名な作品です。
演出を手がけるのは、今年上演された『タイタニック』も大評判だった(チケットはソールドアウト、立ち見も出る大人気!)、ロンドンの気鋭の演出家トム・サザーランド。
ちなみに『タイタニック』も群像劇で、それぞれの人が抱えるドラマが複層的に重なり、やがて壮大な交響曲になっていくような、美しい作品でした。
しかも今回は、〈GREEN〉と〈RED〉の2チームでの上演という気になる試みです。
こちら、単なるWキャストではなく、トムさんがそれぞれのチームとじっくり向き合い、そのチームの個性から生まれるドラマを大切にしていくそうで、なんと結末も2パターン用意される予定、とか!
注目のキャストは、こちら。(シングルキャストの方もいます)
〈GREEN team〉
中川晃教/宮原浩暢/戸井勝海/昆夏美/藤岡正明/味方良介/木内健人/大山真志/金すんら/友石竜也/青山航士/杉尾真/新井俊一/真瀬はるか/吉田玲菜/天野朋子/岡本華奈/湖月わたる(スペシャルダンサー)/春野寿美礼/光枝明彦/安寿ミラ
〈RED team〉
成河/伊礼彼方/吉原光夫/真野恵里菜/藤岡正明/味方良介/木内健人/大山真志/金すんら/友石竜也/青山航士/杉尾真/新井俊一/真瀬はるか/吉田玲菜/天野朋子/岡本華奈/湖月わたる(スペシャルダンサー)/土居裕子/佐山陽規/草刈民代
主人公オットー・クリンゲラインを演じるのは、中川晃教(GREEN)と、成河(RED)。
重い病を患う元会計士で、人生の最期を悟り、貯金を全て豪華なグランドホテルで過ごすことに費やそうとやってきた男です。
中川さんと成河さん、タイプの違うふたりの天才が、それぞれどんなオットーを演じるのか。
これは演劇ファンなら見逃せませんよ。
げきぴあでは本作のビジュアル撮影現場を取材、同時にキャストインタビューも行ってきました。
(※全員分ではありません、ごめんなさい。でもかなりの人数、登場予定!)
まずはGREENチームでオットーを演じる中川晃教さんが登場です。
まずはGREENチームでオットーを演じる中川晃教さんが登場です。
◆ ビジュアル撮影レポート ◆
演じるオットー・クリンゲラインは、自分の死期を悟っている会計士。
真面目に実直に生きてきた、そんな男性でしょうか。
撮影現場はこんな雰囲気です。
今年10周年を迎えている梅田芸術劇場を宝塚OGたちが祝う!
『SUPER GIFT! ~from Takarazuka stars~』と題した公演がこの秋に上演されます。
出演は、剣幸、杜けあき、安寿ミラ、姿月あさと、湖月わたる、こだま愛、森奈みはる、星奈優里、彩乃かなみ。
さらにスペシャルゲストとして、
紫苑ゆう、涼風真世、一路真輝、稔 幸、愛華みれ、真琴つばさ、和央ようか、水 夏希、大和悠河、壮 一帆ら
元男役トップスターも出演、加えて大阪公演には宝塚歌劇団より専科の美穂圭子、華形ひかる、沙央くらまの出演も決定!
梅田芸術劇場での宝塚OG公演といえば、<TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY>と題した公演が2014年に向けて上演されていたのも記憶に新しいですが、今回もまた素敵なショーが期待できます。
今回は2幕構成で、第1幕【10th Anniversary】では、梅田芸術劇場で上演されてきた演目を中心に、永遠に語り継がれる宝塚歌劇の曲を披露。
梅芸で上演された宝塚のレパートリーでは、『ME AND MY GIRL』『コパカバーナ』『Ernest in Love』『雨に唄えば』などがありますので、あの曲やあの曲も聴ける...のかもしれません!
第2幕は【Gift For You】と題し、今最も輝くスター達が皆様にお届けしたいギフトをつめこんだオリジナリティ溢れるショー...とのこと。
懐かしさと新鮮さ、両方から彼女たちの魅力を堪能できそうです。
この公演に出演される安寿ミラさんのポスター撮影風景を取材、さらにお話も伺ってきました。
★ ポスター撮影風景レポート ★
名ダンサーでもある安寿さん。
さすがに身体のラインがとっても綺麗です。
燕尾の裾をなびかせるために風を起こしているのですが、カメラマンさんの声がその風の音で邪魔されてしまうようで、安寿さん、苦労されていたようですが...。
それでもやっぱりビシっと決まるのが、さすがですね。
今年、10周年を迎えている梅田芸術劇場。
大作ミュージカルからストレートプレイ、外国のプロダクションの招聘公演、宝塚歌劇団の公演まで幅広い舞台を上演していますが、宝塚歌劇100周年(2014年)へ向けて、元トップスターたちが集結した華やかなOG公演が行われていたのも印象的です。
そんな宝塚OGたちが、梅芸10周年にも集結、
『SUPER GIFT!~from Takarazuka stars~』 と題した公演がこの秋に上演されます。
出演は、元男役トップスターの剣幸、杜けあき、安寿ミラ、姿月あさと、湖月わたる、
元トップ娘役からはこだま愛、森奈みはる、星奈優里、彩乃かなみ。
この顔ぶれですと...剣さん&こだまさんの元月組トップコンビ(初演のミーマイ!)、安寿さんと森奈さんの元花組トップコンビ(ブラック・ジャック!)が実現しますね。
さらにスペシャルゲストとして、紫苑ゆう、涼風真世、一路真輝、稔 幸、愛華みれ、真琴つばさ、和央ようか、水 夏希、大和悠河、壮 一帆ら元男役トップスター、
加えて大阪公演には宝塚歌劇団より専科の美穂圭子、華形ひかる、沙央くらまの出演も決定!
豪華なステージになりそうで、期待が高まります。
この公演に出演される杜けあきさんのポスター撮影風景を取材、さらにお話も伺ってきました。
★ ポスター撮影風景レポート ★
さすが元トップスター、どんなポーズをとっても決まる杜さん(しかも次々素敵なポーズが繰り出される)!
ご本人も撮影したカットを見ながら「今のいいですねぇ」とその出来に満足そう。
また、まわりのスタッフさんにも「これ素敵ですね」等々、積極的にコミュニケーションを取っていく杜さんに、現場の空気も明るく軽やかになり、撮影も滑らかに。
さらには「昔の自分みたいねぇ! 二番手時代の顔(笑)」なんてコメントも...。
ABBAのベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァースが音楽を手掛けたミュージカル『CHESS』。
その音楽性の高さから熱狂的なファンも多く、世界各国でコンサート版として上演される機会も多い作品です。
日本でも2012年、2013年とコンサート版で上演、実力派揃いのキャストが美しい楽曲をみごとに歌い、大きな評判を呼び、着実に作品のファンを増やしていきました。
ストーリーはチェスの世界大会が軸。
アメリカ代表のフレディ、ソ連代表のアナトリーの対決の裏の心理戦、ふたりの間で揺れ動く女性・フローレンスとの三角関係といった人間ドラマのみならず、フレディとアナトリーの戦いを隠れ蓑に火花を散らす、冷戦さなかのアメリカ対ソ連の対決が、ドラマチックに描かれていきます。
現代日本に住む者にとっては少々馴染みの薄い"チェス"というゲーム、さらには"冷戦"というキーワードですが、演出家・荻田浩一の絶妙な手腕がほどこされたコンサート版では、知的でスリリングな展開が観客の心をぐっと掴み、その好評を経てついに2015年、"ミュージカル版"での上演が決定しました。
キャストは、奔放な性格のチェスの天才・フレディに中川晃教、国家を背負いチャンピオンに挑む苦悩のソ連代表アナトリーに石井一孝、自身も複雑なバックボーンを持ち、さらにフレディのセコンドでありながらアナトリーと恋に落ちる女性・フローレンスに安蘭けい...と、コンサート版のメンバーが続投。
そして、チェスの世界を支配する"審判"アービターには、歌唱力に定評のある田代万里生が新たにキャスティングされました!
今回はその新キャスト・田代さんのビジュアル撮影風景を取材、また少しお話も伺ってきました。
◆ ビジュアル撮影レポート ◆
田代アービターはこんなビジュアルです!
アービターは上演国によってかなり印象が変わるキャラクターではありますが、それにしてもコンサート版初演・再演ともまったく異なるイメージで、新鮮です。
最初に「クールでスタイリッシュに」と言われた田代さん。こんなポーズです。
ちなみに涼しげな顔で撮影に挑んでいる...ように見える田代さんですが、メガネ着用のため、角度によってはレンズがライトを反射してしまうので、顔の向きなど、かなり細かくカメラマンさんに指定されているんです。大変。
【チケットぴあニュース】
『レミゼ』のレジェンド、日本版に「最高!」
『レ・ミゼラブル』の世界初演で主人公ジャン・バルジャンを務めた"伝説の男"コルム・ウィルキンソンが日本で初のコンサートを開催する。現在このコンサートのために来日中の彼が4月16日、東京・帝国劇場でプレビュー公演中の日本版『レ・ミゼラブル』を観劇し、出演者たちと交流をした。
映画版のヒットも記憶に新しい『レ・ミゼラブル』だが、日本でも28年のあいだ愛され続けており、2013年からは"新演出版"が好評を博している。この日もキャストたちの熱演が客席の涙を誘っていたが、コルムも「皆さん情感豊かで素晴らしかったです。最高でした。本当にこの場に呼んでくださって光栄に思います」と賞賛の言葉を贈っていた。
コルムのコンサートに出演するアール・カーペンター、スーザン・ギルモアもともに観劇。"世界一のジャベール"と称されるアールはロンドン・ブロードウェイ等でジャベールを演じ、スーザンもファンテーヌを演じていた経験がある。ふたりも「ファンタスティック!素晴らしいステージで、皆さんを観ることが出来て嬉しい体験でした」(アール)、「本当に皆さんが素晴らしくて、今日は涙が止まらなかった」(スーザン)と日本版を絶賛。その後笑顔でハグを交わすなど、出演者たちとなごやかに交流をしていた。
『Colm Wilkinson Broadway and Beyond Japan ~コルム・ウィルキンソン 日本スペシャルコンサート~』は4月18日(土)から22日(水)まで東京・東急シアターオーブ、4月25日(土)・26日(日)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演。チケットは発売中。『レ・ミゼラブル』東京公演はプレビュー公演を経て、本日4月17日(金)に初日を迎え、6月1日(月)まで帝国劇場で上演。その後、愛知、福岡、大阪、富山、静岡でも上演される。
ついに開幕した『十二夜』。
とってもロマンチックで楽しくて、素敵な舞台になっていますよ~!
この公演を追っているげきぴあは、開幕早々の3月9日に行われたアフタートークショーの取材をしてきました。
この回の出席者は演出家ジョン・ケアードさん、音月桂さん、橋本さとしさん、の予定でしたが
公式HPには「※飛び入りでその他の出演者も参加するかも!?」との記載があり...。
実際は、ジョンさんの呼び込みで...
こんな大勢がアフタートーク参戦です!
そしてジョンさんの「どなたかこの中に質問がある方、いらっしゃいますか?」という問いかけで、お客さまからの質疑応答大会に!
観劇し終えたばかりのお客さまからも積極的に手が上がっていきます。
まずは、本作で双子の兄妹、セバスチャンとヴァイオラのふた役を演じている音月さんに「役作りで大変だったことは?」という質問から。
音月さん、「今回は言葉を大切に、とにかくシェイクスピアの流れる詞のような、歌のような言葉をちゃんとお届けしようと最初に言ってもらっていました。私はこれまで役を創る上で感情を先にする演技法をやっていたので、今回は言葉を大切に、丁寧にする。今までとは逆の方法で役作りをするという初めての挑戦だったので、そこは壁にぶつかりましたし、自分の中での葛藤がありました」と苦労した点を語ります。
『十二夜』アフタートークショーレポートの続きを読む
ジョン・ケアード演出、音月桂主演の『十二夜』。
シェイクスピアが描いた、幻想的なロマンティック・コメディです。
今回のプロダクションの美術・衣裳を担当したのは南アフリカ出身で、オペラやクラシック作品なども手がける、世界的に著名なアーティスト、ヨハン・エンゲルス。
残念ながら昨年11月、この作品のデザインを仕上げた直後に亡くなられました。
『十二夜』は彼の遺作となります。
会見で、ジョン・ケアードは次のように語っていました。
「コスチュームとセットは本当に美しいものになっています。私の親しい友人だったヨハン・エンゲルスさんが手掛けたものです。11月に、この作品のデザインをし終えたその直後に亡くなりました。僕はこのデザインを見るたびにほろ苦さと甘さをもって思い出します。芝居自体が死や喪失、時間経過を表しているだけに、特にそう思います。この作品を心の中でヨハンに捧げようと思います」
そのヨハンさんと20年ともに仕事をし、今回はコスチューム・スーパーバイザーとして本作に参加しているビニー・ボワーマンさんに、お話を伺ってきました。
◆ ビニー・ボワーマン氏 INTERVIEW ◆
――ビニーさんから見て、ヨハンさんの手掛ける衣裳というのは、どういった特徴がありますか?
「彼はたくさんのことを話していましたので、説明するのは難しいのですが、よく「セクシーであるべきだ」と言っていました。そして、リッチで、最上級よりさらに上(over the top)。ヨハンさん本人のように「オーバー・ザ・トップ」なものを作っていました。
また彼は特徴的であったり、スペシャリティがあるようなタイプではない...というのが特徴でもあります。ほかのデザイナーはもっとモダンなことをしようとしますが、彼はもっとオーセンティック。すごくゴージャスではありますが、時代に即したものを作ります。(演出の)ジョンも、そのことを知っているから、彼に今回の仕事をオファーしたのだと思います」
『十二夜』を彩る衣裳の世界の続きを読む