【その1】早霧せいな『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』ビジュアル撮影レポ

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元宝塚歌劇団 雪組トップスター・早霧せいなさんの退団後初となる主演ミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』が、5月に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、6月に東京・TBS 赤坂ACT シアターで上演されます。

本作は、『シカゴ』『キャバレー』『蜘蛛女のキス』など日本でもお馴染みの作品を手掛けたジョン・カンダー&フレッド・エッブの華やかな楽曲で、笑いあふれるラブロマンスを描くコメディミュージカル。トニー賞最優秀スコア、脚本、主演女優賞、助演女優賞の4 冠に輝いた傑作です!

上演台本・演出・訳詞を務めるのは、ミュージカル『フランケンシュタイン』やオフ・ブロードウェイ・ミュージカル『フォーエヴァー プラッド』を手掛けた板垣恭一さん。

そして、主人公の人気ニュースキャスター・テスを演じるのは、昨年7月に宝塚歌劇団を退団した元雪組トップスター・早霧せいなさん! これが退団後初の主演ミュージカルとなり、これまで男役を演じてきた早霧さんがバリバリのキャリアウーマンを演じます。

早霧さんと言えば...'14年のトップ就任から'17年の退団まで、宝塚大劇場での公演全5作で"100%以上の稼働率"という劇団史上初の記録を打ち立て、本拠地でのサヨナラパレードでは約6,000人のファンが集まり見送った大スターです。その早霧さんが「宝塚歌劇退団後、一人の役として舞台に立つ事はこれが初めての挑戦になります」(公式コメントより)というミュージカル。本当にたった一度しか見られない"初"の作品ですから、早霧さんのファンはもちろん、舞台ファンも要チェックです!

というわけで、げきぴあではビジュアル撮影に潜入!
【その①→早霧せいなさん】【その②→相葉裕樹さん】【その③→宮尾俊太郎(Kバレエ カンパニー)さん】
という連載でお送りします!
後半にプチインタビューもありますので、ぜひご覧ください。

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1.jpg

いきなり、うつくしい~~~!!!

早霧さんが演じるのは、その年の最も輝いた女性に贈られる賞"ウーマン・オブ・ザ・イヤー"の授賞式を控えた人気ニュースキャスターのテス・ハーディング。バリバリのキャリアウーマン道まっしぐら!という女性です。

2.jpg▲真っ白なパンツスーツがこんなに美しく映える方、そうそういませんよ! スタッフの「綺麗!」という声に、早霧さんは「性転換中ですから(笑)」。男役の面影...ありますか!?

3.jpg▲撮られた写真を確認。画面を見て「あ、わかりました」と、ジャケットのとめ方などを微調整されていました。見え方を熟知しているからこその対応...さすがです!

4.jpg▲軽やかに足を上げていますが、ヒールの高さは10cm以上! グラグラなんて一切せず「これ、得意みたいです(笑)」と笑っていらっしゃいました。いやいや、普通の人には成せぬワザ!

「いい!」「すばらしい!」の声が次々と上がり、このスタイルの撮影はあっという間に完了。
そのまま、スポット動画&コメント動画の撮影にうつります。

5.jpg▲合成用のグリーンバックで、キャスター風に作品紹介をする早霧さん。こんな美しいキャスターがニュースを読む番組、一日の締めに最高ですね! 動画のできあがりは、公式のアップをお待ちください!

6.jpg▲仕事はバリバリのテスですが、プライベートではスピード結婚した風刺漫画作家サム・クレイブ(相葉裕樹)との新婚生活で、仕事を最優先するがあまり離婚危機に陥って......という役どころ。プライベートのテスの姿も早く見てみたいですね~。

動画では、作品紹介のほかに出演への意気込みやメッセージもお話された早霧さん。あっという間に撮影完了し、お衣裳をチェンジ............これがまたすごいんです!

7.jpgう、うつくしい~~~!!! そして、かっこいい~~~!!!

8.jpg▲デザイン性の高い衣裳は、早霧さんだから着こなせるというもの。スタジオでも一気に温度が上がり、「きれい!」「かっこいい!」の声が止まらなくなっていました。

9.jpg▲表情もさることながら、添える手の美しさにも釘付けです!!

10.jpg▲前半で紹介した、白スーツの早霧さんと表情やポージングをぜひ比べてみてほしいです。衣装によってこれほど変わるんですか!という感動を味わえますよ。

と、大興奮した撮影の合間に、早霧さんに少しだけお話を聞かせていただきました!

11.jpg

――撮影をしていかがですか?
今回はウィッグをつけまして、地毛よりも長いんですよ。なので気分も性転換が進んで(笑)、女性なんですけど、女性気分をより味わえる撮影をしていただいています。やはりこういう撮影自体が役作りの一環といいますか、キャスター風のスーツに身を包ませてもらって、テス・ハーディングという役に一歩近づいていく感じが味わえました。いい撮影ができてよかったなと思います。


――テスとして撮られるうえでどの辺りを意識されましたか?
仕事をする一人の女性として、キリッとしたところも意識しました。あとはやはり売れっ子のキャスターということで、華やかさも必要でしょうし、ニュースを伝えるだけでなく表現者の一人なので、見られている意識も持ちましたね。


――宝塚歌劇団で男役を演じてこられた早霧さんですが、女性役はやはり違いますか?
そうですね。やはり今までとは全く違います。今回はパンツスーツで撮影しましたが、それでも女性的なラインや手の表現など、男役とは全然違うなと思っています。


――事前に研究などして来られるんですか?
例えば宝塚歌劇団時代の娘役さんとか一般の女性...私も一般の女性ですけど(笑)、いろんな映画や雑誌や自分の中の記憶を辿りながら、ですね。練習はしません、恥ずかしいので。あはは!


――この作品で楽しみにされてることは?
共演したことのない方々とお芝居を通じてコミュニケーションを取ることが楽しみです。そしてそこで生まれたいい化学反応をお客様に楽しんでいただくことが一番の楽しみです!


公演は5月19日(土)から27日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、6月1日(金)から10日(日)まで東京・TBS赤坂ACTシアターにて。

(ライター:中川實穗/カメラマン:石阪大輔)

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