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■『レディ・ベス』2017年公演特別連載 vol.4■


『エリザベート』『モーツァルト!』などの作者として知られるミヒャエル・クンツェ(作)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽)による新作として2014年に世界初演されたミュージカル『レディ・ベス』が、3年ぶりに上演されます。

演出は、日本ミュージカル界が誇る鬼才・小池修一郎

『エリザベート』『モーツァルト!』の日本版潤色・演出も手がけ、クンツェ&リーヴァイ作品を日本に根付かせた最大の功労者である小池さんが、ふたりとタッグを組んだ "日本発の新作" として世に送り出したのが、この『レディ・ベス』です。

3年ぶりの上演となる2017年版、カンパニーが改めて作品と向き合い、単なる再演ではなく、ブラッシュアップされたものになるようですが、今回の見どころや変更点、ほぼ全員が続投となるキャストの魅力や期待を、小池さんに存分に語ってもらいました。

前・後編に分けて、お届けします!
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◆ 世界初演となった2014年、創作の苦労は...


「2014年は、作者であるミヒャエル・クンツェさん、作曲を手がけたシルヴェスター・リーヴァイさんのおふたりご自身が来日され、稽古場で机を並べて日々、作業をされていました。ドイツでも(クンツェ氏はハンブルク、リーヴァイ氏はミュンヘン在住)別々の都市に住んでいらっしゃるので、こういうケースは少ないだろうと思います。日本だからそうせざるを得なかったのでしょうが...。

もちろんおふたりが作られた最初のベースはあるのですが、私だけでなく製作の東宝の方や、各スタッフからも色々な意見が出てきますので、それを調整して仕上げる、つまり加筆訂正や削除、添削をしていくような作業です。セリフや歌詞をクンツェさんが書き、それに対してリーヴァイさんが音楽を書く。それをバンバン目の前でやっていらっしゃる。そのことに圧倒されました。エキサイティングな時間でした。

同時に、昨日まであった場面が今日はなくなったり、昨日なかった場面が今日作られたりするので、それに対応していかなきゃならない。これが結構大変でした。予定してた段取りが変わるわけですから。まして、日本語に翻訳するという作業も挟まれる。さらに歌の場合は日本語を音に乗せていかなければいけない。出来上がるものを追いかけてその作業をしつつ、稽古もしなければならない。立体的に作り上げる作業を同時進行でやっていく。プレビューやトライアウトというシステムがある欧米では皆さん慣れているのだろうと思いますが、我々日本人は慣れていませんから、スタッフもですが、俳優さんたちも大変だったんじゃないかと思います。初演ではプレビューを2日間とり、その間にも長かったところを少しずつ削ったりしましたが、一番最後にリーヴァイさんが「これを足したい」と仰ったものがあった。明日初日という中で、しかもただやればいいということではなく、色々新たにしなければならないものもあり、さすがに俳優さんたちも青くなってました(笑)。最後の最後はお願いして諦めてもらいましたが、でもそういう創作意欲、ものの作り方の違いはとても勉強になりました。過去にも外国の方と一緒に創作したことはありますが、自分が作者(脚本)でやっていたりしたので、自分の中で処理が出来るところもあったのですが、今回は脚本・音楽とも別の方ですのでそうもいかない。自分だけの判断では出来ないところもありましたからね」LadyBess17_04_02_8260.JPG

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10/7(土)~10/9(月・祝)に東急シアターオーブで開催されるワールド・ミュージカル・コンサート『ソング&ダンス・オブ・ブロードウェイ』ブロードウェイやウエストエンドにて現役バリバリで活躍中の海外ミュージカルスターが、このコンサートのためだけに来日し、その歌声を日本で聞くことができる!という贅沢かつ貴重な大好評シリーズも今回で5回目。

歌う楽曲も耳なじみのある王道ミュージカルから、最近の話題のミュージカルの楽曲まで幅広い上、今回のテーマはなんと"歌""ダンス"!ミュージカルスターのみならず、ブロードウェイで活躍中の演出家とダンサーも招き、これまでとも一味ちがったステージが展開されます。"ダンス"という視点で選ばれたミュージカル曲はオシャレでスタイリッシュ! ジャンルもポップス、ロック、バラード、ジャズと多岐にわたります。本場の歌とダンスに酔いしれること間違いなし!

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今回、このコンサートのために来日するミュージカル・スターは4名。第一線で活躍し続ける実力派ミュージカル・スターばかり! ですが、あまり海外ミュージカルは詳しくなくて、、、という方のために、来日される出演者の皆さんと持ち歌コーナーにて披露される楽曲をそれぞれご紹介します!

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まず1人目はアール・カーペンターさん! 『レ・ミゼラブル』のクールフェラック役でウエストエンド・デビューし、ブロードウェイ版では彼の代名詞ともいえるジャベール役も務めています。『美女と野獣』のガストンや主役のビースト、『サンセット大通り』のジョー、そして『オペラ座の怪人』のファントムなど有名作品にメインキャストとして参加!現在はロンドン、アメリカ、カナダそしてアジア圏でも活躍しています。持ち歌コーナーではずばり『レ・ミゼラブル』から「スターズ」を披露してくれるそうです!

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つづくシボーン・ディロンさんは今回が初来日!イギリスで放送された、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の主役を演じるスター発掘リアリティショーでファイナルまで勝ち進み注目を浴び、『グリース』のパッツィー役でウエストエンド・デビュー。その後ヒロインのサンディ役も射止めました。ウエストエンドで『キューティ・ブロンド』、『ゴースト』、『ミス・サイゴン』にも出演。2016年にはハリウッド女優グレン・クローズが再びノーマを演じることで話題となった『サンセット大通り』ウエストエンド公演のベティ役にも抜擢される実力派。コンサートでは『キャバレー』から「キャバレー」を披露してくださいます!

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Photo:DARREN BELL PHOTOGRAPHY

3人目のウィレマイン・フェルカイックさんは昨年の『シネマ・ミュージカル・コンサート』以来の2度目の来日。ミュージカル『エリザベート』で初舞台、のちに主人公・エリザベート皇后役も務めました。2013年『ウィキッド』のエルファバ役でブロードウェイ・デビューし、ウエストエンド公演でも同役で出演されました。また彼女はディズニー映画『アナと雪の女王』のエルサ役ヴォイス・キャストにも抜擢され、ドイツ語版(歌のみ)とオランダ語版で「Let It Go」を歌唱。今回の持ち歌コーナーでは『ウィキッド』の「ディファイング・グラヴィティ」を披露くださいます!

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エリック・クーンジーさんも今回が初来日!『レ・ミゼラブル』のマリウス役でブロードウェイ・デビューし、『ミス・サイゴン』のクリス、『くたばれ!ヤンキース』のジョー・ハーディー役で注目を集めました。2016年と2017年にマニラで上演された『ファンホーム』ではレア・サロンガの相手役としてブルース役を熱演。持ち歌コーナーでは『ミス・サイゴン』の「神よ何故?」を歌ってくださいます!

たった約10ヶ月の活動期間の間に、140点以上の作品を残し忽然と消えた浮世絵師・東洲斎写楽。2010年「写楽は女だった...?!」という大胆な着想で、写楽の謎に迫りながら、喜多川歌麿、葛飾北斎、十返舎一九、太田南畝(別号・蜀山人)など、寛政の時代に、熱く自由に生きる芸術家たちの姿を、等身大の人間として描き好評を得たミュージカル『戯伝写楽』。8年の時を越え、2018年新春、装いも新たに上演されることが決定した。2018年版は、演出を河原雅彦、作詞を森雪之丞が担当し、まったく新たな"日本産ミュージカル"『戯伝写楽 2018』が誕生する。

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キャストは、主役の斎藤十郎兵衛に橋本さとし。情感豊かでパワフルな歌声と、スケールの大きな存在感で、ストレートプレイからミュージカルまで数々の舞台、映像で活躍する橋本が、再び斎藤十郎兵衛を演ずる。ヒロイン・おせいには、歌手、女優として活躍し、近年はミュージカル『ブラック メリーポピンズ』、『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』、妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』など、話題の舞台に続々と出演し、舞台でも実力を発揮している中川翔子。その他、小西遼生壮一帆東山義久(Wキャスト)、栗山航(Wキャスト)、山崎樹範吉野圭吾村井國夫など、演劇界の実力キャストが、粋で華やかな大江戸絵巻を演じ、歌い、踊る。

脚本は、「劇団☆新感線」座付き作家でもある中島かずき。数々のエンターテインメントな創作時代劇を生み出してきた中島の、武器をふんだんに生かした今作。演出は河原雅彦。『八犬伝』、残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』、音楽劇『魔都夜曲』など、ジャンルや規模を縦横無尽に行き来し、緻密で美学に貫かれた作風で、今最も注目される演出家の一人である。加えて、作詞に森雪之丞、音楽に立川智也と力強いクリエイターが集い、新版『戯伝写楽 2018』を産み出す。絵師たちの夢、版元達の野望、花魁の恋、そして稀代の天才"写楽"の謎に迫る、新春にふさわしい、華やかなエンターテインメント作品に期待が募る。公演に先駆け、脚本の中島かずき、演出の河原雅彦、主演の橋本さとし、ヒロインの中川翔子から以下の様にコメントが届いた。

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■『レディ・ベス』2017年公演特別連載 vol.3■



『エリザベート』『モーツァルト!』などの作者として知られるミヒャエル・クンツェ(作)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽)による新作として、日本ミュージカル界が誇る鬼才・小池修一郎演出で2014年に世界初演されたミュージカル『レディ・ベス』が、3年ぶりに上演されます。


今回の再演は、2014年のオリジナルキャストがほぼ全員続投!

あの、陰謀と波乱に満ちた、しかし美しい女王の半生が、最強の顔ぶれで蘇ります。

初演もがっつりとこの作品を追っていたげきぴあ、今回も稽古場に潜入してきました!

来ました稽古場。3年ぶりの『レディ・ベス』の世界です。
稽古も佳境に入っている9月半ばの某日。
まずは入念にボイストレーニングをする皆さん。LadyBess17_03_11_6466.JPG

初演ではいなかった子役さんもキャスティングされ、
さらに宣伝担当さんからも
「結構、前回から変わってますよ」
という言葉をもらって挑む稽古場取材。

さて!?

この日は、一幕の最初から返しながらやっていきましょう、という日でした。
山口祐一郎さん扮するロジャー・アスカムが、物語の世界へ誘うプロローグ。
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天文時計を模した美しい舞台セットと、山口さんの壮大な歌が、時を超えさせてくれるよう......なのは、初演から変わらず!

そんな山口さん、舞台上の段差があるハズのところ(稽古場には段差はありません)でつまづいてみせたりと、ちょっとお茶目。
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■『レディ・ベス』2017年公演特別連載 vol.2■


『エリザベート』『モーツァルト!』
などで知られるウィーン・ミュージカル界のクリエイター、ミヒャエル・クンツェ(作)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽)による新作として、日本ミュージカル界が誇る鬼才・小池修一郎演出で2014年に世界初演されたミュージカル『レディ・ベス』 が、3年ぶりに上演されます。

約45年もの長きにわたり女王として君臨し、イギリスに繁栄をもたらしたエリザベス一世

彼女が王位に就くまでの波乱の半生――異母姉メアリーとの相克、偉大なる父王ヘンリー八世と処刑された母アン・ブーリンへの思い、そして吟遊詩人ロビンとの秘めた恋――を、リーヴァイ氏ならではの美しくも壮大な音楽で綴っていくミュージカル。

メインキャストはほぼ初演から続投となり、若き日のエリザベス一世......まだ即位する前、"レディ・ベス"と呼ばれていた主人公は、花總まり平野綾扮します。

宝塚歌劇団でトップ娘役として活躍し、数々のヒロインを演じてきた花總さんと、声優界ではトップランナーながら、初演当初はまだミュージカル出演3本目だった平野さんのダブルキャストは、ミュージカルファンの中でも大きな注目となりました。

平野さんご自身も「かなりプレッシャーだった」という初演時の心境や、大作ミュージカルの世界初演を作り出していった当時のエピソード、3年の経験を得て新たにベスに挑む現在の気持ちを、平野綾さんに伺いました。

◆ 平野綾 ロングインタビュー ◆

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● 初演時は「あまりの責任の重さに不安に」


―― 初演が2014年。この時、平野さんは帝国劇場の主役という経験を初めてされましたね。初演の、初日のことを覚えていらっしゃいますか?

「初演の初日......!(しばし考え込む)......全然覚えていないです。たぶん、いっぱいいっぱいすぎたんだと思います。囲み取材があったりと色々忙しく、いつのまにか本番が明けていたという感覚だったんじゃないかな。帝劇の主役を務めているという実感がわいたのは、カーテンコールの時です。役が少し抜けて、私自身が戻ってきた瞬間に、"帝劇の0番(=センター位置)" に立っている自分を実感しました」


―― 確かに初日ご挨拶で、感極まったように「帝劇のゼロ番に立たせていただいて」と仰っていたような覚えがあります。

「あれは、その場で浮かんだ率直な感想です(笑)。世界初演の、初日の、0番。認識したら、そのことにすごくびっくりしている自分がいました。いただいたチャンスがありがたく、幸せだなって。でもそれをチャンスだけで終わらせたくない、幕が開いてからも闘いだろうな......と思っていました」


―― この役は、オーディションで掴んだんですか?

「はい、そうです。その前に『レ・ミゼラブル』のエポニーヌ役で帝国劇場に初めて立って(2013年)。それを観ていただいて、オーディションを受けてみませんかと声をかけていただきました」


―― オーディションの時点で、すでにクンツェさんとリーヴァイさんの新作だと知らされていたんでしょうか。

「そうです。なので、声をかけていただいた時点で光栄で...。ただ何段階かあるオーディションで、最初は『レディ・ベス』の曲がまだ出来上がっていなくて、課題曲が『ダンスはやめられない』(モーツァルト!)だったんです。そこでこの曲を歌ったら、『モーツァルト!』の出演が先に決まってしまいました(笑)。ベスのオーディションだったのに『モーツァルト!』の出演が決まって、自分としては「なんだ、このミラクル!」と思っていたのですが。その後『レディ・ベス』にも出演させていただけることになり...。決まった時にはあまりの責任の重さに不安になってしまったんです。さらに共演の方々が、この顔ぶれでしょう。自分がミュージカルファンとして拝見していた皆さんでしたので、そんな素晴らしい方たちの中でやるのかと、もう恐縮しちゃって......(苦笑)」
※平野さんは2014年、『レディ・ベス』のあと『モーツァルト!』にコンスタンツェ役で出演。LadyBess17_02_11.JPG

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世界で活躍する最強のミュージカルスターが、ここ日本の地で、ミュージカルの素晴らしさを存分に歌い上げる奇跡のコンサート『4Stars 2017』が12月に上演されます!

2013年に開催された『4Stars』初回は、『ミス・サイゴン』のヒロイン・キム役のオリジナルキャストであるレア・サロンガ、『オペラ座の怪人』のファントム&クリスティーヌとして人気を博し、その続編『ラブ・ネバー・ダイズ』ではファントム&クリスティーヌ役のオリジナルキャストを務めたラミン・カリムルーシエラ・ボーゲス、そして日本が誇るスター・城田優の4名が集結して、世界レベルの歌声を響かせ、熱狂のステージとなりました。

その『4Stars』が4年ぶりに登場!

第2弾となる今回は、前回に引き続き城田優ラミン・カリムルーシエラ・ボーゲス、そして新たに『天使にラブ・ソングを...(SISTER ACT)』のロンドン公演で主人公デロリス役のオリジナルキャストを務め、2013年にはブロードウェイ公演『ピピン』のリーディング・プレイヤー役でトニー賞最優秀女優賞を受賞したパティーナ・ミラーが参加!
新しい『4Stars』がやってきます。

この公演に並々ならぬ意気込みを持つ城田優さんに、お話を伺ってきました。

城田優 INTERVIEW

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●4年ぶりの「4Stars」が始動!


―― 4年ぶりの『4Stars』ですね。前回の公演、とても素晴らしかった思い出があります。今回の第2弾については、どなたかが「またやりたい」と仰ったんでしょうか?

「(手を上げて)はい! 僕が言いました!!」


―― おぉ、素敵です! ではまず、第1回目だった2013年公演をちょっと振り返って...。日本でこのメンバーの共演を観られるなんて、と思う最強の3人の海外スターとご一緒でしたが、城田さんは初日前の囲み会見で「緊張して泣きそう」と仰っていましたね。

「そうなんです、あまりの恐怖と感動で泣きました、本番直前に。稽古の時は「なんとかなるかな」と思っていたのですが、いざ本番直前、場あたりやゲネプロになったら、みんなの、それまでのリラックス状態からの爆発力がハンパじゃなくて、怖くなっちゃって! さらに、衣裳をつけてライトを浴びて、マイクを通して聴こえる3人の声があまりにも感動的で。感動と恐怖という相反する感情が混ざったら、涙になっていましたね。脳内がパニクってました」


―― その恐怖を超えて、本番はどんな心境でしたか。

「実際に僕、本当にゲネプロで5回くらい歌詞も飛んで、1曲の中で2度飛んじゃうくらいだった。ヤバイヤバイどうしよう、ってなってたんですが、みんなシリアスに受け止めるでもなく「どうしたの(笑)」「優、何言ってるの、大丈夫だよ」って励ましてくれた。これは僕、色々なところで言ってるのですが、レアがそこで言ったのが「Yu, you watch my eyes, you are fine(私の目を見なさい、それで大丈夫だから)」。カッコいいでしょう(笑)! そんなこと、言えますか普通! ......で、僕、実際舞台の上で緊張したら、そうした(レアの目を見た)んです。そうしたら、初日から千秋楽まで、一度も歌詞を間違えることなく終わりました!! すごいでしょう(笑)。でもそれは紛れもなく、レア、ラミン、シエラが僕に勇気をくれたおかげなんです」


―― そんな経験があって、またやりたいと。

前回、とにかく楽しかったし、自分にとってはすべてが勉強になった。彼らのメンタルの強さや自分をコントロールする力というものは、僕に足りない要素だったから、結果的に自分がすごく成長できました。やっぱり、速い人と走ると自分も速くなる...みたいなもので、世界のトップの人たちと一緒にやることで、自分のレベルも格段に上がるんです。何よりみんな温かくて、しかも日本が大好きで、実は前回の公演が終わった瞬間からみんなで「またやりたい!」と言っていたんです
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―― 全員が言っていた、というのは素敵ですね!

「それに、このメンバーで、この日本でショーが出来るということの素晴らしさは、誰よりも僕が実感しています。で、去年の春か夏かな? そのあたりで「4Starsをまたやりたいんだ」って言ったら、梅芸さんも考えていたところだったようで、結構円滑にこの第2弾が決まりました」

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■ミュージカル『ビューティフル』特別連載 vol.6■


数々の名曲を生み出しているアメリカのシンガーソングライター、キャロル・キングの半生を描いたミュージカル『ビューティフル』日本初演公演が、現在好評上演中です。
主人公のキャロル・キングには日本のディーバ、水樹奈々平原綾香のふたりが扮し、キャロルの波乱万丈の半生と、彼女たちが作り出す名曲たちを帝国劇場のステージ上に煌かせています。

そしてキャロルの夫であり、作詞家として彼女とパートナーを組むジェリー・ゴフィンを好演しているのが、伊礼彼方

キャロルの人生のターニングポイントたる"波乱"を巻き起こしていくのが、この悩める夫・ジェリーだと言っても過言ではないかと思うキーマンですが、そのジェリーを演じる思い、作品への思い、ふたりのキャロルの魅力などを、伊礼さんが熱く語ってくれました!

◆ 伊礼彼方 INTERVIEW ◆

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●『ビューティフル』は、ミュージカルの型に囚われていない作品です


―― 最近、当サイトでは常連となっている伊礼さんですが、今回の『ビューティフル』は伊礼さん、特に楽しそうですね!

「はい。楽しいです。プロデューサーにも言われました、今回の伊礼君はいつもと違うよねって(笑)! その理由、知りたいですか?」


―― ぜひ。

「僕は以前から主張しているんですが、ミュージカルであっても、一番大事にしなきゃいけないのは"芝居"であるべきなんです。僕、(『エリザベート』で)ルドルフをやってる時か...再演時は特に小劇場でストレートプレイ(『今は亡きヘンリー・モス』、2010年)を体験したこともあって、「いやいや、芝居が大事でしょ」って思いました。それなのにずっと「お前は何もわかってない、それよりも歌の練習、ダンスの練習だ」って芝居は後回しにされてきたの! でも今回の作品は、ミュージカルとして一番に求めているものが"芝居"。だから、楽しいんです」



―― なるほど。

「もちろん、伝統的なミュージカルの作り方をした方が良さが出る作品もありますよ。でもこの『ビューティフル』は、新しい感じがするんです。この演劇界で歴史ある東宝が、フリーダムな新しい風を送りこんでくれたことにまずは感謝したいです。ミュージカルの型に囚われていない。変に古い文化がないんです。演出家が外国の方だということもあるし、集まったメンバーも、ミュージカル畑ではない幅広いところから来ている。それでもって、全員がこの作品にかける強い思いがある。だから僕も、自らできることから始めようと思って、宣伝さんに相談して、宣伝部長の肩書きをもらいました(笑)」


―― ああ、ツイッターやインスタにキャストの動画をこまめに上げたりされていますよね!

「そうそう。現場の風景を撮ったり。外国のライセンス作品ですので契約もあるでしょうから、そのあたりは相談させてもらいつつなんですが、そういうことをやっていくと、他のキャストも「ここまで出していいんだ」ってわかってくれたりして、どんどんみんな積極的にやってくれるようになって。それに宣伝さんも、普段は自分たちから踏み込めない領域というのがあったみたいで、そこを(中にいる)僕らは踏み込んでやれるというのもあった。それでお客さんから「伊礼さんが上げてくれた動画を見て劇場に行ったから、アンサンブルの人たちを観るのも楽しかった、楽しみが倍増しました」というような感想をもらって、本当に嬉しかった。僕は常にチケット代が安く感じるくらい、より作品を楽しんでもらいたいと思ってるんです。でも今回特にそう思えるのは、この『ビューティフル』がそもそも"作品力"があるからですよね」beautiful06_11_4875.JPG

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■ミュージカル『ビューティフル』特別連載 vol.5■


【公演レポート】


ミュージカル『ビューティフル』が7月26日に東京・帝国劇場で開幕した。『You've Got a Friend』『A Natural Woman』といった名曲を数々送り出したアメリカのシンガー・ソングライター、キャロル・キングの半生を、彼女自身の曲を使って描きだすミュージカル。トニー賞、グラミー賞、オリヴィエ賞などを世界各国の名だたる賞を受賞した作品の、日本初演だ。主人公キャロル・キング役は、水樹奈々平原綾香がWキャストで務める。さっそく両バージョンを観劇した。

beautiful05_01_0913.jpg△水樹奈々

beautiful05_02_0148.jpg△平原綾香


多くのスターたちに楽曲を提供し『Will You Love Me Tomorrow?』『The Locomotion』などのヒット曲を作曲、さらに自身のアルバム『つづれおり』は2500万枚の売上げを記録したキャロル・キング。本作は、60~70年代にアメリカのみならず世界でヒットした彼女の楽曲が散りばめられた、いわゆる"ジュークボックス・ミュージカル"だ。ミュージカルファンのみならず、キャロル自身のファンも、懐かしい名曲目白押しのステージを楽しめるに違いない。


......と書き出したものの、正直なところを言えば、筆者は「キャロル・キング」をほとんど知らない。かろうじて2・3曲、なんとなく聴き覚えがある程度である。なので、「あの曲がこのシーンで!」といった、ジュークボックス・ミュージカルならではの楽しみ方は残念ながら出来なかったのだが、しかし、それが何の問題があろうかと思えるほど、ミュージカルとして極上の作品だ。キャロル・キングの生き様はドラマチックでありながらも、観る者の背中をも押してくれるような優しい力強さに満ち、その物語を彩る楽曲は、世界の多くの人に愛されたという事実が納得できるキャッチーさ。ブロードウェイ仕込みのオシャレで洗練された舞台美術・演出も観ていて楽しく、何よりも、英語圏以外では初めて上演されるというこの日本版キャスト陣が、素晴らしい歌唱と演技で魅せている。

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■ミュージカル『ビューティフル』特別連載 vol.4■


数々の名曲を生み出しているアメリカのシンガーソングライター、キャロル・キングの半生を描いたミュージカル『ビューティフル』、いよいよ本日7月26日に初日の幕を開けます!

2013年にブロードウェイで開幕、翌年にはトニー賞主演女優賞などを受賞した大人気ミュージカル。
日本初演となる今回、主人公であるキャロル・キングに扮するのは水樹奈々平原綾香のふたり。

7月24日、そのふたりのキャロルに加え、中川晃教伊礼彼方ソニン武田真治剣 幸の7名が出席し、初日前の意気込みを語りました。


beautiful04_01_3903.JPGbeautiful04_14_3927.JPG△キャロルのふたりは、キャロル・キング、カーネギーホールコンサート時の衣裳!



――初日を前にした現在の心境は。

水樹奈々(キャロル・キング役)
「ついにこの日がやってきたなと、緊張と興奮と色々な思いで、テンションが上がりまくっている状態です。私は人生初のミュージカル出演で、この初日が初舞台。初めてだからこそ出せる思い切りの良さ、勢いで、全力投球でとにかく自分を信じて頑張りたいです」beautiful04_02_3921.JPG


平原綾香(キャロル・キング役)
「ついに帝国劇場生活が始まります。ワクワクし、すごく興奮しています。この帝国劇場に入ったときに圧倒されて、いい意味での"何か"がいるなという感覚でした。ファントムみたいな、劇場の神様がいる感じ。まだお会いはしていないのですが(笑)、そういうパワーを感じるすごく素晴らしいステージです。そのパワーを感じながらお稽古をしています。慣れないことばかりですが、信頼のおける最高の仲間と一緒にいま頑張っていますので、この夏しっかりと、いい歌とお芝居をお届けしようと思っています。ぜひ皆さん観に来てください」beautiful04_03_3915.JPG


中川晃教(バリー・マン役)
「この作品の中でキャロル・キングが生み出した名曲たちをたくさん聴けるのですが、僕の演じる作曲家のバリー・マンと、未来の妻になるシンシア・ワイルのふたりが生み出していった名曲たちも、この物語の中にたくさん溢れています。音楽、音楽、音楽......、これがミュージカルのひとつの醍醐味ですが、一方でこの物語は、作詞・作曲家といったクリエイターたちの、音楽が生まれるまでの苦悩の物語も描かれています。その両面をはやくお客さまに感じていただきたいです」beautiful04_04_3934.JPG


伊礼彼方(ジェリー・ゴフィン役)
「僕はふたりのキャロルと対峙している時間が長く、本当にふたりがまるで全然違うキャロルで、彼女たちが抱えている興奮・高揚に僕も鼓舞されて、激しく脈打っています。......僕は帝国劇場では実働20分までしか立ったことがないので、ふたりのおかげで初めて20分以上、帝国劇場のステージに立たせていただきます(笑)。(「計ったの?ちなみに何て作品?」という武田さんの質問に答えて)えー、計ったことあります。『エリザベート』(ルドルフ役)と、『王家の紋章』(ライアン役)では、20分くらいの出番でした(笑)。ですので今回、意気込んでいます!」beautiful04_05_3946.JPG

7月12日、都内にて宝塚歌劇花組公演『ハンナのお花屋さん ―Hanna's Florist―』 の制作発表会が開催されました。
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作品は花組トップスター・明日海りおが主演するオリジナルミュージカル。
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ロンドンの閑静な高級住宅地ハムステッドヒースの一角にある花屋を舞台に、明日海はデンマーク人のフラワーアーティスト、クリス・ヨハンソンを、相手役の仙名彩世はクロアチア出身の少女ミア・ペルコヴィッチを演じます。


会見の冒頭では明日海さん、仙名さんふたりによるパフォーマンスも披露されました。

明日海りおさん扮する主人公クリス・ヨハンソンは、フラワーアーティストであり、お花屋さん。

自分の"幸せ"について思いをめぐらせる、クリス。
「願い事を、make a wish...」flower_hanna_12_3187.JPGflower_hanna_14_3218.JPG

お花に水をあげてます。flower_hanna_13_3194.JPG

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