演劇・小劇場の最近のブログ記事

   

ご自身でワークショップを開催するなど"演劇活動"に積極的に取り組んでいるキャラメルボックスの鍛治本大樹さん。

数多あるステージの中から気になる公演をチョイスして、稽古場からレポートをお届けする新企画【鍛治本大樹の稽古場探訪記】を始めます。

「演劇をもっと知りたい、学びたい」という鍛治本さんが、芝居が創られていくプロセスを"役者目線"でご紹介します!

   

『かのような私-或いは斎藤平の一生-』稽古場レポート

 

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8月某日。

 

信濃町駅から文学座のアトリエに向かう。

 

文学座といえば、今年で創立81年の歴史を持つ、由緒正しき劇団だ。

稽古場である「文学座アトリエ」も1971年に改装されてはいるものの、竣工68年。その佇まいから、伝統と風格を感じずにはいられない。

僕のような演劇経験10年やそこらの人間からしてみると、アトリエの中にお邪魔する前から、圧倒的な雰囲気に飲み込まれそうだった。

 

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今回の作品は、劇団チョコレートケーキの古川健さんの書き下ろし

斎藤平という一人の男の一生を通して、終戦直後から学生運動、バブルを経て、現代までの戦後の日本を再考する作品だそうだ。

 

稽古は一幕の立ち稽古からスタートした。

 

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あの宝塚歌劇団に、終戦直後9年間だけ存在した"男子部"。その実話をもとに、宝塚の舞台に立つことにすべてを捧げた男子たちの熱い青春を描いた舞台『宝塚BOYS』
2007年に初演され、その後も上演を重ねるこの人気作が現在、東京芸術劇場 プレイハウスにて上演中です。
 
5年ぶり・5度目の上演となる今回は、これまでにもこの作品に出演経験のあるメンバーを中心とした「team SEA」と、フレッシュな「team SKY」の2チーム制での上演ですが、先に上演された兄貴分の「team SEA」に続き、いよいよ8月15日(水)からフレッシュな「team SKY」が登場。
そのゲネプロレポートをお届けします。
 


 

【ゲネプロレポート】
 

言わずと知れた "女の園" 宝塚歌劇団にかつて終戦直後の9年間だけ実在していた「男子部」の顛末を記録した本『男たちの宝塚』(辻則彦・著)を原案にした舞台『宝塚BOYS』。脚本に人情味ある喜劇を描かせたら随一の中島淳彦、演出に作品の核を追求しジャンルを問わぬ活躍を続ける鈴木裕美という演劇界の職人が組んだこの作品は、2007年に初演。以来変わらず愛され、男子部員を演じるBOYSのキャストを変えながら、再演を重ねてきた。そして今夏、5度目の上演が実現。初の試みとして、これまで本作に出演経験のあるキャストを中心としたteam SEAと、本作には全員初登場の期待の若手からなるteam SKYの2チーム制で行われている(宝塚風にいえば「海組」と「空組」といったところか)。先陣を切った兄貴分のSEAが全9回(8月4日~11日・東京芸術劇場プレイハウス)の公演を見事に務め上げ、フレッシュな弟分にバトンタッチ。いよいよ15日から、team SKYのバージョンが初お目見えする(8月15日~19日・東京芸術劇場プレイハウス、ほか地方公演もあり)。その初日に先立って行われたゲネプロを見学した。
 
なお出演は永田崇人、溝口琢矢、塩田康平、富田健太郎、山口大地、川原一馬、中塚皓平(以上BOYS)、本作の紅一点、寮のまかない担当・君原役とBOYSの世話役となる歌劇団の社員・池田役も新キャストとなり、それぞれ愛華みれと山西惇が演じる。

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あの宝塚歌劇団に、終戦直後9年間だけ存在した"男子部"。その実話をもとに、宝塚の舞台に立つことにすべてを捧げた男子たちの熱い青春を描いた舞台『宝塚BOYS』
2007年に初演され、その後も上演を重ねるこの人気作が現在、東京芸術劇場 プレイハウスにて上演中です。
 
5年ぶり・5度目の上演となる今回は、これまでにもこの作品に出演経験のあるメンバーを中心とした「team SEA」と、フレッシュな「team SKY」の2チーム制での上演ですが、先に登場している「team SEA」のメンバーによるアフタートークが、8月8日の公演終了後に開催されました。
その模様をダイジェストでお届けします。TakarazukaBoys2018_03_00_0068.JPG
 
アフタートークの出席者はBOYSの7名、良知真次、藤岡正明、上山竜治木内健人百名ヒロキ石井一彰東山義久
公演終了後ほどなく登場し、良知真次さんが「いままで公演をやってきて、どうですか」と話をふるやいなや、藤岡正明さんの「僕は今日が来るのが楽しみで楽しみで。このアフタートークに命をかけてきました。......今日は上山竜治デーだと思っていただければ!」というひと言から、愛すべき上山さんのエピソード大会に!

そんな話題からこの日のアフタートークはスタートです。TakarazukaBoys2018_03_11_0075.JPG

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思わず苦笑いを誘ったり、チクリと胸を突いたり。軽快かつ繊細な会話の応酬で、深層に潜む心情をすくい上げ、観る人の心にさざ波をもたらす作風が注目されている大阪出身の劇作家・横山拓也さん。横山さんが主宰する演劇ユニット、iakuの人気作『粛々と運針』が、9月8日、相模女子大学グリーンホール・多目的ホールにて上演されます。「消耗しにくい演劇作品」を掲げて日本各地を回り、自作の再演を精力的に行っている横山さんに、「自信を持って発表できる」と自負する本作を中心に、劇作スタイルや演劇に対する姿勢など、幅広くお話を伺ってきました。

 


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横山拓也

 

◆◆◆ 横山拓也インタビュー ◆◆◆

 

十年経っても色褪せない作品を目指して

 

――横山さんは2012年にiakuを立ち上げ、活動を開始。昨年発表されたこの『粛々と運針』はiakuの9作目のオリジナル作品で、今年はまず5月のこまばアゴラ劇場にて、「iaku演劇作品集」と題して4作品上演されたうちの一本として再演されました。その後、6月は愛知県知立市から始まって仙台、福岡、札幌と再演ツアーを実施。この9月の相模原公演が、今年のツアー千秋楽となります。それ以前までの横山作品とは雰囲気が大きく異なる、転機となった作品だとか。 

 

「そうなんです。この『粛々と運針』以前の作品はすべてワン・シチュエーションの物語で、具象の舞台美術で......、たとえば家のリビング・ルームだったり、駅のホームだったり、喫茶店だったり、といった形で上演していました。決められたシチュエーションの中で、しかも、ひと連なりの時間の中での、暗転を挟まないお芝居が多かったんですけど、もう少しチャレンジできないかなと思ったんですね。それまでは、"場所を動かさないこと"、"時間を飛ばさないこと"を、自分に課したルールとして楽しんで書いてきたんですが、もしかしてそうしたルールを定めてしまうのは、演劇の豊かさを一つ、放棄していることになるんじゃないか...って思いに至りまして。じゃあ新たなことをやるとしたら、何だろう? それぞれ、まったく関係のない場所で交わされていた二組の会話が、突然ひとつの場で合わさって、「はじめまして」「誰ですか、あなたは?」みたいなやりとりもないままに、議論がそのまま進行して、深まっていく......、そういったことをやってみようかな、と思いついたのが、初演時でのチャレンジでした」

 

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――登場する一組は、独身で自由に暮らす兄と、結婚して堅実に働いている弟。癌を患い病床にいる母親のことで、熱く議論を交わします。横山さんご自身と弟さんをモデルにされていると伺いましたが...。

 

「はい、まさにこの兄弟は自分の体験に近いと言いますか(笑)。親はまだ健在ですけど、僕が演劇の仕事をしているものだから、弟はずっと僕に反発していたんですね。自分自身は堅実な仕事を、ちゃんとお金を稼げる道を選びたいと宣言して、演劇の仕事をしている僕のことをちょっとだけバカにしている感じだったんですよ(笑)。そんな兄弟関係と、両親が住んでいる大阪の家をどっちが継ぐの?といった実際に起きた話を念頭に、物語を深めていったという感じですね」

 

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――そしてもう一組は、一軒家を購入して長期ローンを払い始めたばかりの、共働き夫婦。「妊娠したかもしれない」という妻の告白から、こちらの会話も熱を帯びていきます。

 

「この話もとくに取材したわけではなく、僕の身近で増えてきている話題を取り上げました。僕は今41歳ですが、世代的に一緒に演劇をやってきた仲間には、結婚はしたけど子供を産むことに悩んでいるとか、結婚そのものに悩んでいる女性も多いんですね。話を聞いているうちに、これはいろんな問題を孕んでいるなと思いまして。僕自身も子供がいますが、結婚して5年くらいは子供をもうけなかったんです。そのへんは妻のほうにもいろいろと葛藤があったり。劇作スタイルとしては、自分の体験をもとにしたり、近しい人からエピソードを集めたりして作品を作っていく傾向はあると思います」

 

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――その二組の物語がいつしか交錯して......という展開だけでも興味深いし、成立させられるように思います。でもそこに、さらに"運針する二人"が加わる構成にうならされます。その巧妙な関係性については、げきぴあ読者の皆さんにはぜひ舞台で直接確かめていただきたいですね。

 

「ああいった、いわゆるファンタジックな人物設定はこれまでやったことがなかったので、あれもチャレンジというか、むしろ怖いな、ホントにこれは大丈夫なんだろうか!?と思いながら稽古していました(笑)。時間が止まらずに進んでいくことを象徴する人物が欲しいなと思って、この二人を置いたんですが...。僕は別に「実はこういう人でした」みたいなミステリーっぽい運びにするつもりはまったくなかったんですけど(笑)、まあ一種のエンターテインメント性はそこに発生したかなと。僕としてはかなりイレギュラーな人物設定で、今後はやらないだろうなと思っていますね」

 

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――タイトルにあるように、「運針」が重要なキーワードですね。どこか懐かしさを感じる素敵な単語です。

 

「タイトルは内容よりも先行してつけました。とくに運針という言葉は、どう使うかも決めないままにちょっとメモしていたんですね。当初は、単に裁縫の"並縫い"の意味しか持たない言葉だと思っていたんですけど、時計の秒針が進むことも運針ということをあらためて知りまして。それで、議論を二つ闘わせる中で、時間だけは誰にも平等に進んでいくところを表現してみたいと、この二人を配置したわけです」

 

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――こまばアゴラで上演された「iaku演劇作品集」の中に、岸田國士の『葉桜』を原案とした『あたしら葉桜』という作品がありましたが、岸田國士の時代の作品を好んで、影響を受けていたりもするのでしょうか。

 

「そういうことはとくにないんですが...、ただ、大正、昭和の初期あたりで岸田國士作品が評価されていった、その理由は何だろうと考えた時に、やっぱり僕は台詞の力だったんじゃないかと思うんですよ。で、僕自身も、自分の作品のどこが推せるかといったら、台詞のような気がしていて。僕は、言葉の裏にあるもの、芯の深さといった、表層だけでは語りきれないことを描いて、戯曲にしていきたいんですね。だから、一読しただけではさらっと読めてしまうと思うんです。でも稽古をつけていくうちに、俳優が考えなければいけないサブテキストがいくつも出てくる、そこに面白味を感じていて。そんな、言葉の厚みといったものを表出していけたらなと。もしかしたらそこに岸田國士作品に通じるものがあるかもしれないな......なんて、自分で勝手に思っていますね」

 

――厚みのある言葉を大切にして、再演を重ねていらっしゃると。

 

「そうですね。言葉もそうですし、作品自体ができるだけ古くならないように...といったことは意識して書いています。十年経っても、上演できるものを、と。自分の戯曲が何年経っても図書館に置いてあったら、すごく素敵だなと思うんですよ。それが一つの目標でもありますし、活字で残ることを意識した作品づくりはしていますね」

 

――また、人と人との直接的な言葉のやりとりを大事に考えているところもあるのでしょうね

 

「それは昔からそうなんだと思います。対話の中で、誰もが上手に嘘をついていると思うんですね。別に嘘をついていると意識していなくても、たとえば初対面で相手によく思われようとすること自体を嘘だとすれば、そうだし。登場人物を立ち上げて会話をさせる時に、どういう仮面を被っているのかな? どういうことを知ろうとしているのかな?と探っていきます。その仮面が徐々に剥がれていくと、議論になっていったり、深い会話ができるようになっていく。その様子自体をエンターテインメントとして描けるのではないかな...とは、役を立ち上げた時点から思っていますね」

 


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2013年に鈴木勝秀が書き下ろし、篠井栄介&千葉雅子のタッグでわずか1回のみ、上演されたリーディング公演『シスターズ』。
ベテラン俳優ふたりが時に鋭く、時に寄り添うように声を戦わせ紡ぎだした不思議な姉と妹の物語は、その質の高さもあいまって "伝説の公演" となった。


2017年3月、設定を姉と弟に、タイトルも『シスター』と変え、豪華実力派メンバーを揃え4年ぶりに上演。
好評を博し、その後5月・7月と、世代も活躍する世界も異なるさまざまな俳優・女優たちにより続演を重ね、スズカツの『シスター』は朗読劇の新たなる定番作品となりつつある。

この作品の、『シスター』としては5演目となる上演が決定した。

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【開幕レポート】
 
日本でも『ART』『大人は、かく戦えり』(ロマン・ポランスキー監督で「おとなのけんか」として映画化)などが上演されているフランスの女性劇作家ヤスミナ・レザの最新作『大人のけんかが終わるまで』が、6月30日・7月1日の東京・THEATRE1010でのプレビュー公演を皮切りにスタートした。キャストは、メインとなる不倫中のカップルに鈴木京香北村有起哉、彼らが出くわす夫婦に板谷由夏藤井隆、その姑に麻実れいという"大人の"充実した顔ぶれ。そんな5人の浅いような深いような会話で編み上げたレザ戯曲を、自身のセンスも交えて上演台本にしたのは岩松了。今春に文学座を退座し新たな一歩を踏み出した演出家・上村聡史が、それらを束ねて人間くさくも洒落た悲喜劇に仕上げた。
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ローリング・ストーンズ「サティスファクション」が流れる冒頭。シングルマザーのアンドレア(鈴木)と妻子持ちのボリス(北村)は粋なレストランでデート中だが、些細なことから口論が始まる。帰ろうと車を発進させたそのとき、ある奇妙な老女と接触。その女性・イヴォンヌ(麻実)は、ボリスの妻の親友・フランソワーズ(板谷)の夫(厳密には内縁関係)・エリック(藤井)の母であり、彼らもイヴォンヌの誕生日を祝いに、このレストランを訪れていた。「一杯だけでも」とアンドレアたちを誘ったエリックの一言で、2組のカップルと老女が織り成す嵐のような一夜が始まる......。otonanokenka02_11_8823.JPGotonanokenka02_12_8803.JPGotonanokenka02_13_8843.JPGotonanokenka02_14_8715.JPGotonanokenka02_15_8702.JPG

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ただいま前売券販売中の宮崎吐夢さんの「真夏のダイエット(orリバウンド)歌謡ショー(仮)」ですが、ご本人には内緒のマル秘サプライズゲストが決定したとのこと!

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主催者からの発表は以下の通り。

宮崎本人には内緒で、げきぴあをご覧の皆様にだけこっそりお知らせします!! 今回なんと!阿部サダヲが、サプライズゲストとして登場します! ドラマの役作りでダイエットに成功した経験を、同期の吐夢に伝授! あくまでもサプライズとなりますので、こちらのげきぴあをご覧になった皆様だけの秘密にしてください!

これはなんて楽しみなサプライズ!皆さん、秘密にしておいてください!くれぐれもご本人には内緒ですよ。

★セットリストの一部をご紹介!

また、当日のセットリストも一部公開になりました。

今回の歌謡ショーでは、宮崎吐夢のスマッシュヒット「バスト占いのうた」「mini mini chimpo」「I・SHI・DA・I・RA...」のダイエットバージョンを初披露する予定です。

※なお今回は時間の関係で、毎回ご好評いただいている「降霊術」はお休みです。期待高まる公演まであと2か月弱。吐夢のダイエット(orリバウンド)した姿を是非ご覧ください!!

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
『吐夢のマル秘ダイエット手帖』発売記念
「真夏のダイエット(orリバウンド)歌謡ショー(仮)」
8月24日(金) 18:00開場 19:00開演
東京キネマ倶楽部
出演:宮崎吐夢
ゲスト:池津祥子、伊勢志摩 根本宗子(月刊「根本宗子」)、吉田能、 金山寿甲(東葛スポーツ)、金子鈴幸(コンプソンズ)ほか
料金:4,300円(整理番号付きスタンディング/ドリンク代別)
※前売券好評発売中!

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シニカルな大人のコメディを描く手腕に世界的に評価の高いフランスの女流作家、ヤスミナ・レザの最新作『大人のけんかが終わるまで』 が、まもなく日本初演されます。

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ヤスミナ・レザといえば、ロマン・ポランスキー監督が映画化した、子どものケンカがやがて親同士の大ゲンカになっていくコメディ『おとなのけんか』(『大人は、かく戦えり』のタイトルで2011年に日本でも上演)などでも知られている作家。

あるシチュエーションのもと、大人たちが本能をむき出しにしていくような物語を多く送り出していますが、本作『大人のけんかが終わるまで』は不倫カップルと、彼らとレストランで居合わせた夫婦とその母親、5人の大人たちの一夜の会話劇です。

挑むのは、鈴木京香北村有起哉板谷由夏藤井隆麻実れい という実力派俳優5名。
演出は麻実れい主演の『炎 アンサンディ』が各所で絶賛された上村聡史が手掛けます。

6月中旬、その稽古場を取材しました。

 
物語は、レストランの駐車場から始まります。
稽古場には車が!本物!!otonanokenka01_11_8312.JPG
そこにいるのは、アンドレア鈴木京香さん)とボリス北村有起哉さん)。
大人のムードです。
ふたりはなにやら言い争いをしているようで...。

太宰治、没後70年。

彼の生い立ちから自殺までを描く舞台『グッド・バイ』が、太宰の誕生日であり命日である桜桃忌(6月19日)に劇場入りし、6月21日に開幕しました。

 

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池下重大が主人公「田島周二」を、大空ゆうひがヒロインの「永井キヌ子」と「津島修治」の2役を演じます。

その他、キャラメルボックスの原田樹里、永楠あゆ美、野本ほたる、飛鳥凛らなど多彩な顔ぶれが出演し、脚本・演出は、悪い芝居の山崎彬が手掛けています。 


 

初日を終えた出演者と山崎さんからコメントが到着しました!

 
★池下重大さん

パンフレットの鼎談で、大空ゆうひさんが今回の芝居のことを、音楽のライブをやるような感覚だと言っていましたが、初日を終えて、完全に同意します。最初の音を出したなら、あとは休憩を含めた2時間20分を一気に駆け抜ける。
これからの毎ステージが楽しみです。何が出るやら。

 

★大空ゆうひさん

一度舞台に上がったら何が起こるかわからない、まさに音楽のセッションのようなライブ感を感じています。
毎日、不安を抱えたまま、敢えて舞台に飛び出したい。
いい意味で地に足をつけないで無重力空間を楽しみたいです。その先に奇跡が、グッドバイがあると信じて!

 

☆山崎彬さん(脚本・演出)

出逢いと別れ。生と死。幸と不幸。作家・太宰治と人間・津島修治。
太宰治未完の遺作『グッド・バイ』を元に彼の生き様を描こうとしたら、結果的に太宰作品をたくさん散りばめたような舞台になりました。
没後70年の節目に、この芝居をこの座組で打てることに運命的なものをちょっぴり感じながら、毎日「グッド・バイ」し続けます。
「グッド・バイ」するにはまず出会わなきゃいけない。ぜひ劇場まで会いにきてください。

 

 
舞台写真(撮影:交泰)

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あの宝塚歌劇団に"男子部"が存在していた――。
意外な実話をもとに2007年に初演、2008年、2010年、2013年と再演を重ねた『宝塚BOYS』が5年ぶりに上演されます。

終戦直後の1945年に特設され、"明日の宝塚スター" を夢みてレッスンを重ねた宝塚男子部の面々。しかし彼らは宝塚大劇場の舞台に一度も立つことがなく、9年後、解散。
女性が男性を演じてこそのタカラヅカ、に挑んだ彼らの青春は、ちょっと可笑しく、ほろ苦く、熱く、切ない......。

5代目BOYSは2チーム制で登場します!!

○team SEA
良知真次、藤岡正明、上山竜治、木内健人、百名ヒロキ、石井一彰、東山義久
○team SKY
永田崇人、溝口琢矢、塩田康平、富田健太郎、山口大地、川原一馬、中塚皓平


さらに両チーム共通で愛華みれ、山西惇が加わり、2018年版『宝塚BOYS』が始動します。


【『宝塚BOYS』バックナンバー】
2008年版稽古場会見
2010年版開幕レポート
・2013年版
 # 稽古場レポート
 # 開幕レポート


今回、team SEAに出演する良知真次さん、藤岡正明さんにお話を伺ってきました。
良知さんは2013年、藤岡さんは2010年にも出演したBOYS経験者。
同じ「竹内重雄」役を演じたふたりが、今回は同じチームになっていますが...?

 

良知真次藤岡正明 INTERVIEW

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● 『宝塚BOYS』は「本当に尊い思い出」

―― おふたりとも2回目の『宝塚BOYS』ですね。前回出演した時の思い出を教えてください。

藤岡「もうね、思い出がありすぎて。事件もたくさんありました(笑)。体力的にも精神的にもタフでハードな作品ですし、夏の公演だったから、そういった意味でも疲弊していくんですよ。でもその感じも含めて『宝塚BOYS』だなって思う。やっぱり "夏" なんですよね。夏の青春の1ページ。なんかもう、部活みたいな感じです。僕らの時は兵庫公演があったんですが、移動の新幹線もわざわざみんなでギュッと固まって座って、座席を回転させて、遠足みたいな状態(笑)。名古屋で一瞬停車するあいだに、じゃんけんで負けたヤツがキオスクで名古屋土産を買ってくる、とか(笑)。まぁ、負けたのは俺で、しかも買ったのが八ッ橋で、みんなに「名古屋じゃないじゃん!」って言われたのですが(笑)。そういうこと全部が、修学旅行みたいで。本当にみんなと離れたくなかったし、それはあの作品の力と、出会えたメンバーの力なんだろうなと思っています。ただただ、本当に尊い思い出。当時を思い出すと、そこにいたのが竹内なのか、自分なのか、ちょっとわからないくらいです」

良知「本当に夏にぴったりの作品だと思います。作品的にもすごく熱いので、季節を考えたら夏ですよね。僕ら同い年なんですが、もう忘れた青春時代をまた思い出して、新たに作れるってなかなか出来ないこと。しかもお互い年を重ねた今回、また青春を過ごすことが出来るのは本当に奇跡だと思います。その奇跡を起こそうと思って起こせなかった――夢を叶えられなかった人たちの話なので、僕たちも命をかけてやらなければいけないな、と毎回思います」

▽ 良知真次

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―― 前回の出演から今までのあいだ、様々な経験をされてきたと思いますが、改めてこの作品に向き合って作品に対する思いの変化などはありましたか?

藤岡「僕は作品に対しての思いの変化はあまりないです。ずーっと、ただただこの作品が好きだと思っている。ほかの作品であれば「あの頃はああだったな、今やるならこう出来るかな」と思うこともあるかもしれませんが、『宝塚BOYS』はまた出演できるなんて思っていなかったし、いちファンとして、作品がずっと残ってくれたらいいなと、この作品を愛してきました。逆に言えば、今回まさかまた出来ることになるとは思っておらずビックリしているので、これから何が出来るかなということを考えていきたいです」

▽ 藤岡正明TakarazukaBoys2018_01_13_8919_fix.JPG


良知「僕は、そうですね...。あまり前回の記憶がないんですが...」

藤岡「あまり好きじゃなかったの!?」

良知「いや(笑)、いい意味で、好きも嫌いも結構忘れてしまうんですよね、僕。だからこそ前のことを引きずらずに次に進めるのかなって勝手に思っているんですが。でも色々な体験、経験があるからこそ、違う形で今回また作品に挑むことが出来る。そうじゃなかったら、違うキャストがいても、自分は同じことをやろうと思っちゃいますよ。でも今回はメンバーも変わり、全然違うカンパニーになるので、伝えたいメッセージも変わってくると思う。そういったものを、新しいメンバーと探っていきたいなと思います」

藤岡「良知、良いこと言うなぁ! 本当にその通りだよね。でも良知はこの間で、宝塚の振付をやったわけじゃん」

良知「そうね、それはやっぱりひとつ大きな経験としてあります。宝塚の稽古場に入った時に「ここかぁ!」と思いました。『宝塚BOYS』も、稽古場に入るところから物語が始まるので。凄いところに来たな、と思いましたし、その「凄いところに来た」という感覚を、いかにリアルに伝えられるかということを、今回は目指したいと思います」
※良知は2017年月組公演『瑠璃色の刻』でフィナーレナンバーの振付を手掛けた。
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