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彩の国さいたま芸術劇場で2006年に設立された高齢者だけの演劇集団、さいたまゴールド・シアター。さまざまな仕事にエネルギーを注いだ故・蜷川幸雄が、晩年となった10年をかけて格闘したのが、演技経験がほとんどない高齢者を俳優として舞台に立たせる取り組みだった。その甲斐あって、2013年以降は世界各地の演劇祭に招聘され、上演地で絶賛を浴びるまでになった。その新作『薄い桃色のかたまり』が開幕。作・演出の岩松了に詳細を聞いた。

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「これまで2作、ゴールドに戯曲を書き下ろしているんですけど、どちらも蜷川さんが演出をしてくれました。今回もその前提で話が進んでいましたが、それが叶わなくなり、僕自身が演出もすることになりました」

 その2作とは、ゴールドの本格始動となった2007年の『船上のピクニック』と、2011年の『ルート99』。ゴールドは、主に日本の現代劇作家の戯曲を上演してきたが、書き下ろし作を複数という形で関わったのは岩松のみ。自身以外の作品でも、公演がある度に足を運ぶなどして、メンバーについては少なくない知識がある岩松は、ごく自然に、今回の演出も引き受けることになったという。

「ゴールドの魅力は......極端な言い方をすると、ルール違反だと思っているんですよ(笑)。たとえば僕の最近の仕事で言うと『少女ミウ』という作品があって、それは若い俳優が中心だったんですが、役者たちはみんな純粋なんです。せりふに必死に取り組むし、作品全体が成功するように全力で向かっていく。そうしなければ殴られるぐらいの緊張感があったわけで、まあ、普通はそれが舞台をつくるということなんですけど。でもゴールドではその方法は通じない。せりふを覚えられない人、スムーズに動けない人が大半というのが前提になっていますから」

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やる気の問題ではなく、自然の摂理として、人間は老いると体の可動範囲が狭くなり、声も出にくくなり、記憶力が低下する。過去の公演でも、せりふが出てこなくなった時のため、客席に蜷川を筆頭にしたプロンプターが控え、メンバーをサポートしたことがあったが、不思議なことに全体の印象が損なわれることはなく、むしろそれは些細なことだと思える大きな感動が、ゴールドを観たあとは残った。

「そう、それを考えると、純粋なものばかりが演劇とは言えないと気付かされるんです。不純もまた演劇だと考えていくと、こっちがそれを許容できるかどうかという問いになって返ってくる。言ってしまうと、そもそも演技が下手なんです。でも、上手くて不純な俳優はたくさんいて、そういう人は技術が鼻について"もういいよ"という気分になりますけど、ゴールドは下手で不純だから、むしろある瞬間にすごいおもしろみが生まれる。逆転の可能性があるわけです。もちろん稽古中にもそれは生まれていて、そういうのを観ていると、下手だから意味があるんじゃないかとさえ思えてくるんですよ(笑)」

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『薄い桃色のかたまり』は、避難指示が解除された福島のある区域を舞台に、重く速度を増していく世間の無理解と無関心、人間がいなくなった町を侵食する自然、協調することに疲れた地元の人々、それらの不協和音に翻弄される若者の恋などが描かれる。

「『少女ミウ』も被災地の話でしたけど、テレビ番組が出てきたり、もうちょっと抽象的でした。この作品は、地震で途切れた線路をつくる人たちがいて、町があって、そこに暮らす人の家があってと、より地面を踏まえて書いている感覚があります。その違いは、蜷川さんとの仕事ということが影響しています。というのは、蜷川さんは人間がどこに立たされているかという、場所に対する強い意識を持っていた。逆に自分はそこが曖昧で、人間関係の過激さに走る傾向がある。それを考えた時に、具体的な土壌、社会問題をはらんでる土地に立っている人たちの物語を蜷川さんに託そうという思いがありました」


 執筆のために2度、福島に取材に出かけ、地震から何年も経つのに、津波でひしゃげた家がそのままだったり、かつて桜の名所だった通りに行っても、満開なのに地元の人がほとんどいなかったりという光景を目にして、帰ってきたくても帰れない人が多数いることを実感した。「入ってくる情報が生々しく、それらにリアクションする形で、話を書き進めていった」という。

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かつては、理由を言わず何時間も同じせりふを繰り返させた鬼の演出家は「僕もだんだん体力が無くなってきて、そうそう厳しい演出はできなくなりました。こっちの老いと彼らの老いが、2本の川がひとつになるようにうまく出合ったのかも。老老介護ですよ」と笑った。

 多くの人が、遅かれ早かれ経験する老い。この厄介なものの正体を、演劇を通して過激かつチャーミングに教えてくれるさいたまゴールド・シアター。66歳から91歳までのメンバーが、岩松の舵取りでどこまで行き、私たちにどんな光景を見せてくれるのだろうか。

めぐろはづき

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クラシックのコンサートやイベントなどの情報を初心者にも解りやすく紹介するフリーペーパー「ぴあクラシック」

 

9月発行の最新号では、天才作曲家モーツァルトの死の謎について描かれる舞台『アマデウス』を特集します。

 


演出&サリエーリ役の松本幸四郎さんと今回初めてモーツァルト役に挑戦する桐山照史さんの対談は充実の4ページ。
公演の話から音楽の話まで、たっぷり語ってくださいました。

 

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ところで、演劇ファンには馴染みの薄い「ぴあクラシック」ゆえ、どこで手に入るの?という方のために、詳細な配布場所をげきぴあでご紹介いたします。
お近くの店舗や劇場、ホール等で見かけましたら、ご自由にお持ちください。

 

【お願い】ひとりでも多くの方に手に取っていただきたいので、おひとり様1冊でお願いいたします。

※フリーペーパーなので、配布場所での予定数が終了した場合はご容赦ください。

 

★ぴあクラシック配布場所★


【北海道】
札幌コンサートホール Kitara


【東京】
桐朋学園大学
東京音楽大学
国立音楽大学
国立音楽大学
東邦音楽短期大学
朝日カルチャーセンター
めぐろパーシモンホール
サントリーホール
すみだトリフォニーホール
浜離宮朝日ホール
武蔵野音楽大学
ティアラこうとう
府中の森芸術劇場
東京文化会館
東京芸術劇場
ディスクユニオン新宿クラシック館
ディスクユニオンお茶の水クラシック館
東京都立多摩図書館
みなと図書館
TSUTAYA TOKYO ROPPONGI
朝日カルチャーセンター(新宿)
公益財団法人立川市地域文化振興財団
オリンパスホール八王子
トーンフォレスト(音楽教室)
スタジオグランブルー荻窪北口店
Blue Note Tokyo
新国立劇場
サンシャイン劇場
ヤマハミュージックリテイリング 銀座店
ヤマハミュージックリテイリング 池袋店

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新国立劇場開場20周年記念演劇公演の第二弾として、2014年の米ピュリッツァー賞で最終候補になった秀作、ジョーダン・ハリソン作の『プライムたちの夜』が11月、小劇場にて上演される。

新国立劇場開場20周年記念公演

『プライムたちの夜』
-世界の今を伝える現代演劇セレクション-

http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/16_009663.html

チケット一般発売は9月9日(土)から


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本作は「世界は今...」をキーワードに、現在の海外の演劇シーンから上質な戯曲を紹介するという、新国立劇場の企画。同劇場は過去にも、現代の海外戯曲をたびたび取り上げているが、それらはいずれも明確なコンセプトの元、演劇芸術監督の宮田慶子自らがセレクトしている。"日本初演"にこだわり、同時代の劇作家たちが世界の何を見、どんな切り口で問題提起しているかを日本に初めて伝える役割も担っている。

過去、同劇場がセレクトした作品は『負傷者16人-SIXTEEN WOUNDED-』『永遠の一瞬-Time Stands Still-』『バグダッド動物園のベンガルタイガー』『フリック』の4作品。

最初の3作品は、いずれも戦争が切り口。一作目となる『負傷者16人』は宮田慶子演出で井上芳雄が新国立劇場に初登場した。宗教に身を捧げたが故に、大切な人との心の交流をついに断ち切る男。人生の岐路に立たされた男は、最後に自爆テロという悲劇の道へと突き進む。2012年上演。まさにタイムリーなテーマを扱う作品で、全公演がほぼ完売するなど、反響も大きかった。

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東京・サンシャイン劇場で上演中のキャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』に急遽追加公演が決定!!

辻村深月さんの同名小説を舞台化した本作は、7月5日に開幕すると同時にネットで口コミが広がり、土日の前売り券は早々に完売。

劇場では当日券を販売していますが、こちらにも大勢のお客様が列を作る盛況ぶりで、いよいよチケットの確保が難しくなることが予想されることから、予定には無かったステージを1ステージ追加で上演が決定しました。

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★7月16日(日) 18:30 追加公演決定!!★
チケットぴあにて7月12日(水)18:00より発売開始!

※16日(日)14時の「千秋楽」のステージの後に上演しますが、「千秋楽イベント」は14時のステージのみで、この追加公演は通常ステージと同等の内容で行います。

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チケット情報

■料金(税込み)
一般 7,000円

ユース(24歳以下) 4,000円
小中高生シート 1,000円
OVER60割引 4,000円

■チケットのご予約・お求め方法

【ご予約】

チケットぴあ
Web・スマホ 
◆電話
・一般チケット:0570-02-9999(Pコード:457-920)
・ユースチケット/小中高生シート/OVER60割引(Pコード:457-921)

【店頭販売】
・チケットぴあ 店舗検索 

・セブンイレブン

・サークルKサンクス

【当日券】

開演の30分前からサンシャイン劇場前の受付で販売いたします。

※当日券の準備状況は、当日の朝に劇団公式Twitterアカウントでご案内します。

【ハーフプライスチケット(当日半額券)】
下記のチケットぴあで当日朝までの時点で余ったお席を3,500円でお求めいただけます。
【池袋】チケットポート池袋店(池袋パルコ店6階)
【渋谷】チケットポート渋谷店(渋谷109 2F)
【銀座】チケットポート銀座店(銀座ファイブ 1F

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このチャンスをお見逃しなく!!

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チェーホフの四大戯曲をケラリーノ・サンドロヴィッチが演出するシス・カンパニーの企画第3弾として、『かもめ』『三人姉妹』に続いて『ワーニャ伯父さん』が登場します。KERAが奇をてらうことなく戯曲にじっくり向き合い、チェーホフの面白さをじわじわと引き出している好評のシリーズです。

段田安則の主人公ワーニャの姪、ソーニャを演じるのは黒木華。宮沢りえ扮する美しい義母エレーナを眩しく見つめながら、叶わぬ恋を胸に秘めて働き通しに働いているという、かなり切ない女性を演じます。映像から舞台まで、作品ごとに違う顔を見せてくれる黒木さんに、稽古を前にした心境を伺いました。

051aコピー.jpgくろき・はる 1990年、大阪府出身。舞台『赤鬼』『書く女』『るつぼ』『お勢登場』、映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』『ちょっと今から仕事やめてくる』『海辺のリア』、ドラマ『真田丸』『重版出来!』『みをつくし料理帖』など幅広く活躍。

──黒木さんは高校演劇のご出身ですよね。演劇部時代にチェーホフには触れていましたか?

「当時は日本の現代劇ばかりやっていて、チェーホフもシェイクスピアも経験がないんです。『ワーニャ伯父さん』は戯曲を読んだのも今回が初めてでした」

──読んでみての印象は?

「まずは暗い......と思いました(笑)。時代背景もあるでしょうけど、自分の人生を悲観して諦めている人が多いんです。私が演じるソーニャも『人間、いつか死んだら自由になるのだから、それまでは働いて生きないと』という考え方。みんな常にグチを言っていますし、ケンカしてもなぁなぁで、何も解決していないんじゃない?と思ったり(笑)。でも、みんながちょっとずつ後ろ向きなところが、チェーホフの面白さじゃないかとも思います。未知な分だけ、お客さんの反応も楽しみです」

──KERAさんとは初顔合わせですね。

「お仕事をご一緒するのは初めてですけれど、KERAさんの舞台はよく拝見していて、ナイロン100℃の舞台ももちろん、古田新太さんとの振り切れたシリーズも大好きです(笑)。KERAさんというと音楽や映像、ダンスも加わってお洒落でスタイリッシュな舞台で......という印象ですが、ストレートにチェーホフをなさるのか、ちょっとひねるのか、どちらにしてもきっと面白くなると思います! 稽古場でKERAさんの演出を面白がれるように、私自身はいつでもフラットな状態でいたいです」

──エレーナ役の宮沢りえさんとはドラマ『グーグーだって猫である』でも共演されていますね。

「はい、りえさんは舞台もたくさんやってらっしゃいますし、こうしてじっくり舞台でお芝居できるのがすごく楽しみです。ソーニャは自分に自信が持てず、エレーナに憧れている役なので、役作りにはあまり苦労しないんじゃないかと思います(笑)」

──ソーニャの報われない恋心も切ないです......

「本当に。私自身も叶わない恋が多かったので、ソーニャの気持ちはすごくよくわかります」

──お、そんな共感ポイントもあるんですね。この作品ではみんなが「辛い」とか「自分は不幸せだ」とかしょっちゅう言っていますが、それについてはどう思いますか。

「意地悪な見方をすれば『ああ、私、こんなにしんどい』という姿をまわりの人に見せたいようにも思えるし、本当にそう言わなければやっていられない、という面も両方ある気がします。私自身は『ご飯がおいしい』とかわりと単純なことで幸せを感じられるタイプなので、あまりそういうことは言わないですけれど。何よりもお芝居がすごく好きなので、いろんな作品に出させていただけることが一番の幸せなんです。お休みがあってもどうしていいかわからなくて、結局お芝居とか映画を観に行っちゃいますし。趣味がお芝居です(笑)」

──うーん、まさに芝居の申し子ですね。凛とした着物姿で幸せそうに料理しているかと思えば、カリスマ的魔性の少女で観る者を震え上がらせたり。黒木さんは作品、役柄によってまったく見せる顔が違って、毎回「もともとそんな人だったんじゃないか?」と思えるのが不思議なんです。

「そう見えるとしたらありがたいです。自分自身を押し出すのがあまり好きじゃないのかもしれないです。自分の中の美学として。もちろん自分がやっているので出てしまいますけど、自我が表に出るのが恥ずかしくて。でも表に出る仕事をしているという、矛盾の中でやっています(笑)。私はいつも『もっとお芝居が上手くなりたい!』と思うんですが......。今回出演される方々も本当に素敵なお芝居をなさる方ばかりなので、私が足を引っぱらないようにしたいです」

(取材・文=市川安紀)

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井上ひさしの幻の名作『イヌの仇討』が7月からこまつ座で上演されます。

本作は、誰もが知る「忠臣蔵」の事件を、井上ひさしが独自の視点で見つめ直し、一般的に"悪役"とされてきた吉良上野介側に立って物語を再検証、日本史の隠された真実を暴き出した物語。

同時に、赤穂浪士の討ち入りの際に上野介が身を隠していた"炭小屋"を舞台にしたワンシチュエーションの会話劇でもあり、井上戯曲の面白さを存分に楽しめる作品です。

1988年の初演以降、上演されていなかった本作が29年ぶりに上演されます。
出演は、大谷亮介、彩吹真央、久保酎吉、植本潤、加治将樹、石原由宇、大手忍、尾身美詞、木村靖司、三田和代
演出は劇団桟敷童子の東憲司。2015年に『戯作者銘々伝』でこまつ座に初参加した東が、初めて井上戯曲に挑むのも話題です。

その中で、大谷亮介さん演じる吉良上野介の側女・お吟を演じるのが彩吹真央さん


宝塚歌劇団を退団後、数々の舞台に出演している彩吹さんですが、こまつ座への出演も、井上戯曲への出演も初。
作品について、演じる役柄について、そして井上戯曲について、お話を伺ってきました。

◆ 彩吹真央 INTERVIEW ◆

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● こまつ座にも出たかったし、時代劇もやりたかった。二重に嬉しいです


―― 彩吹さん、宝塚を卒業してからは、時代物は初でしょうか?

「そうなんです。日本人を演じることはありましたが、時代物、着物を着て演じるのは初めてなんです。時代劇、やりたかったんですよ。もともと日本物が好きで、着物や日舞も好き。特に、色々なミュージカルに出たり、お芝居の経験を重ねてここ数年、「そろそろ着物を着たいな」「ちゃんと、着物を着た日本の女性を演じられる女優になりたいな」と思っていました。こまつ座に出たいという思いも強かったのですが、その初めてのこまつ座が、時代物だとわかった時は二重に嬉しかったです」


―― こまつ座の舞台も、井上ひさし戯曲への出演も初ですね。ご覧になったことは?

「もちろんあります! 時間のある時は必ず拝見しています。こまつ座は、ストーリー全体ももちろん面白いのですが、とにかく井上先生の書かれた戯曲の言葉の美しさが素晴らしいなと思っています。現代の話もあれば、昔の物語もあるのですが、どれも今の時代の私たちにもストレートに伝わるセリフのチョイスで...」


―― 本当に一文字一文字こだわって書かれるとお聞きしたことがあります。「一文字だけ変えた台本の1ページがぺらっと送られてくる」というようなお話も。

「本当にそうなんですよね。一作品一作品、一文一文、一言一言にこだわりをもって作ってらっしゃるのを感じるので、一言も解釈の間違いがないように演じたい。今回私が演じるお吟は架空の人物ですが、なぜお吟はこういう言葉を発するのか、先生がどういう思いでこれを書かれたか、常に想像します。ご存命でしたら直接お伺い出来たのですが、もう出来ませんので、そこは演出の東憲司さんや共演の皆さんとセリフを合わせ、お話させて頂けば、自然と役作りが出来るのではないかな、と思っています」


―― 井上先生にお会いしたことは?

「残念ながら、ないんです。ご存命の間に作品を拝見してはいましたけれど。同じ事務所の井上芳雄さんが、先生が最後に書かれた作品(『組曲虐殺』)に出演されていて、色々とお話を伺ったりはしていましたけれど、実際にお会いしたことはなくて...。こんなに愛されている作家さんもいないですし、多くの俳優さんが、こまつ座に出たいと思っていらっしゃる。劇場によってお客さまの雰囲気は違うものですが、こまつ座の空気は客席に座っていてもほっこりします。もぎりの方が法被を着てらっしゃるのもいいですよね。この作品は29年前に初演をご覧になっている方もたくさんいらっしゃると思います。待望の再演とも言われていますので、その期待を裏切らないようにしないといけませんね」
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こんにちは、暑くなってきてますね。

ご無沙汰してます。ゴジゲンの松居です。

今日はより暑くなるためにお知らせをお届けに参りました!

待っていただろう!お待たせ!!

ゴジゲン番外公演

「なんかすごいSF的なやつ」

7月6~10日に下北沢B1、で上演されます。

再来週です。

自分は関わっていないのですが、なんかすごく盛り上がってるみたいです。

(タイトルをもじった訳ではありません)

その公演は元ザ・プレイボーイズの善雄よしおが脚本、ゴジゲンの目次が演出を手がけ、ゴジゲンでお世話になってるメンバー・やりたかったメンバーが勢ぞろいで、本公演よりもゴジゲンづいているのです。

チラシをよく見たら、ゴジゲンのロゴの濁点の部分がぐちゃぐちゃにしてあり、「コジゲン」と呼んだらいいのか、最強と東も不参加でレギュラーメンバーが半分ということで内部では「ニーテンゴジゲン」とか、逆に「ジュウジゲン」ってパターンもあるだろとか論争が起きてました。まぁ呼び方なんてなんだっていいです。冠もなんだっていい。

稽古場をちょっとだけ覗いたら、そこはシンプルに面白いものを作るために集まった男達、という純粋な空間でした。

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この公演おまえ別に関係ねえじゃねえか、

という熱い彼らの背中がまぶしくて、ただうらやましくて、劇やりてえなぁ、と素直に思いました。

今年3月もやる予定でできなかったから、劇の神さまはいつも僕に厳しいです。

ばかやろう!おぼえとけ!

公演は、アフターイベントもやるみたいで、

7月7日に僕と東と最強も出ます。

◎アフターイベント詳細

7/7()19:00
「戦極ゴジゲンバトル~松居と東と最強の殴りこみ~」


7/8()18:00
「大村まなる生誕祭~最高に祝えるのは誰だ~」


7/9()18:00
「堀善雄プレゼンツ ゲーム王は俺だ!~なんかすごい盛り上がる的なやつ~」

らしいですね!

全部たのしそうです!

影では「土田祐太の土田泥まみれ」というイベントも準備してるとかしてないとか。それが一番みてみたいです。

7日のイベントでは、ゴジゲンにまつわる大発表もあるので、ご興味あればぜひお越しください!

来年10周年に向けて、走りだします。

そうなんです、ゴジゲンは来年10周年なんです。

3年間休止してたので心苦しいものもありますが、まあ復活してるのでいいでしょうが!

息子がまだ食べてんでしょうが!

では7月に下北沢B1で!!

松居

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言わずと知れた演歌界のプリンス、氷川きよしさん。2003年に初座長公演の舞台に立って以来、2011年から始まった明治座座長公演『氷川きよし特別公演』でも、「銭形平次」「め組の辰五郎」といった時代劇の名作を上演して、歌い手のみならず、役者としての才能も見せつけてきました。今年の明治座で演じるのは「ねずみ小僧」。昼は職人、夜になると義賊・ねずみ小僧に変身して江戸の町を駆け回るというあの有名な物語にどう挑むのか。氷川さんに意気込みを伺ってきました。

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──稽古が始まりました。今、どんな手応えを感じておられますか。
「次郎吉でいるときと、ねずみ小僧になったときと、今回は二役を演じなければならない感じなので、二面性を上手く表現できればと思っているんですけど、その切り替えにまだ悩んでいるところです。というのも、脚本・演出の市川正先生の書いてくださった次郎吉が、普段ぼんやりしている人で、とくにきれいなものを見るとぼーっとしてしまうっていうところがあるので、あまりやりすぎたら、子供みたいになっちゃうなと思ったりしていて(笑)。今のところは、次郎吉のときは台詞のテンポをゆっくりにして、ねずみ小僧のときはパキパキっと早口で話すのがいいかなとか考えてるんです。ねずみ小僧と言えば、颯爽と走るというイメージがありますから」

──アクションもたっぷりありますね。
「殺陣の稽古はこれからですけど、これまでやってきた時代劇の立ち回りと違って刀を使わないようなので、どんな感じになるんだろうと楽しみにしています。たぶん、今まででいちばん身体を動かすことになるので大変だとは思いますし、基本、身体を動かすのは苦手だったんですけど(笑)。30代に入ってから健康のためにジョギングや水泳はやっているので、頑張りたいなと思っています」

──「ねずみ小僧」は昔からいろんな方が演じてこられてきた演目です。どこに魅力があると感じておられますか。
「正義の味方であるっていう部分が僕は好きですね。盗みはよくないことですけど、悪い人たちのお金を困ってる人たちに配るという心意気とか、弱者にやさしいというところは、やっぱり魅力ですよね」

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──中でも"氷川版"はどんなねずみ小僧になりそうでしょうか。

「今回の脚本は市川先生のお人柄が出ていてすごく"誠実"なイメージがあるんです。だから、次郎吉もねずみ小僧も、いろんな人から慕われかわいがられている感じがするんですね。愛されキャラといいますか。僕自身、親分肌でみんなを引っ張っていくよりは、かわいがっていただくほうが好きなので(笑)、自分には合ってるのかなと思います」

──座長としてもかわいがられる存在ですか。
「そうでありたいです(笑)。やっぱり周りは僕よりもずっと長くやってらっしゃる先輩の方々ばかりですから、勉強させてもらいたいなといつも思っています。たとえば前回も今回もご一緒する曾我廼家寛太郎師匠からは、笑わせるっていうことを学ばせてもらっていますし、やるんだったら中途半端はイヤなので、今回も面白くするところは徹底的に面白く演じられたらなと思っています」

──第二部のコンサートも、明治座ならではの演出があったりするのでしょうか。
「新しいアルバムの曲を中心に歌わせてもらうんですけど、若手の役者さん方に手伝っていただこうかなとかいろいろ考えています。芝居もコンサートも、ステージと客席が一体となって、『いい舞台だったね』と言われるように、努力していきたいと思います」

取材・文:大内弓子

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ここ数年、話題の舞台にこの男あり!

そんな言葉が決して大げさではない。注目の舞台へ次々と出演し、めざましい活躍を見せる成河

 

昨年末から今年1月にかけては『わたしは真悟』で自我に目覚めた産業用ロボット・真悟を体現したかと思えば、3月より上演中の劇団☆新感線の『髑髏城の七人』 Season花では、"悪の華"とも言える天魔王を凄まじいまでの存在感をもって熱演し、称賛を浴びています。 

 

そんな成河さんが「僕にとって、この15年ほどやってきたことの"総決算"になる」と並々ならぬ覚悟で臨むのが野村萬斎の演出による舞台『子午線の祀り』です。

 

「平家物語」を題材に、歴史に名高い源平の合戦を描いた木下順二の傑作戯曲が、萬斎さんの下で新たな物語として生まれ変わります。成河さんが演じるのは、過去に萬斎さんの父・野村万作さんや市川右近さん(現:市川右團次)ら演じてきた源義経。「いまは恐怖のどん底にいますよ」──そう苦笑しつつも、新たな挑戦を前に目を輝かせる成河さんに話を伺いました。

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 21日に開幕した岩松了の新作、M&O playsプロデュース「少女ミウ」は、若手中心の俳優10名で繰り広げる青春群像劇。岩松が200席規模のザ・スズナリで作品を発表するのは6年ぶりとなる。タイトルロールのミウを期待の20歳・黒島結菜が、ミウに惹かれていくTVキャスター広沢役を24歳の堀井新太が演じている。

miu02.JPG  作品について予備知識がほぼなかった筆者の耳に"ヒナンシジクイキ""センリョウ"という語句が飛び込んできた。岩松が今回、東日本大震災をモチーフにしたことは大きな注目点であるだろう。"あの会社"の社員で賠償問題の責任者だった人物を父に持つ中学生のミウ(黒島)。6年前、母、妊娠中の姉とその夫、そしてミウの一家は「社会的な制裁」であるかのように避難指示区域に住んでいたが、父はその3ヶ月前に家族を残して失踪。またミウは、自分と同じ歳の異母姉妹がいることを知らされる。その少女が一家を訪れた日、家族はミウだけを残して心中する。そんな衝撃の幕開け。かくして少女ミウは隔離された場所から一人、社会という野へと放たれる。

miu03.jpg  スズナリの小さな演技スペースを2段に分けて使い、一段降りるとそこは6年後のテレビ局である。とある番組が、震災被害者である2人の少女の復興への軌跡を長期間に渡って追うという企画を立て、その"2人の少女"こそ、ミウとあのときの少女・アオキユーコ(金澤美穂)であった。その番組の敏腕パーソナリティー・広沢(堀井)はやがて、2人の少女の間で揺れ動く。奥底にどこか野性的なものを感じさせながら純粋な処女性を放つミウと、やや鼻にかかった声や大人びた言動が蠱惑的な印象を与えるユーコ――二つで一つであるようで対照的な彼女たちの魅力に、広沢同様、観客も幻惑されてゆく。

miu04.JPG miu05.JPG  2段の舞台はそれぞれ、避難指示区域にあったかつてのミウの家とTV局(スタジオ、控え室)として使用。それらを分かつ灰色の幕は、硬質なシャッターを思わせる。場面もシームレスに入れ替わり、6年前と現在が行ったり来たり。なお6年前の場面は、新しいものから古いものへ時間が逆に流れている。そしてキャストの大半は、6年前と現在でそれぞれ別の2役を演じている。そんな少々トリッキーな作りは、まさにこの作品が描く"虚実"を表すにふさわしい。被災地の状況に対して真の実感を持てない首都圏、ドキュメンタリーとして出発するも徐々に練られたフェイクへと変化させていくメディアなど、現代の虚実にまつわる問題をビシッと突いてくる脚本でもある。

miu06.JPG miu07.JPG  ミウとユーコ、そして広沢の三角関係が、全く別の男女の三角関係とリンクしている終盤の展開には痺れた。物語はメビウスの輪のように円環をなし、再び紡がれるだろう。虚から実、そしてまた虚へ。震災や原発といういつになくリアリティあるモチーフを用いて、岩松ならではのファンタジーに仕上がった。

取材・文:武田吏都


<公演情報>
M&Oplaysプロデュース「少女ミウ」
公演期間:2017/5/21(日)~6/4(日)
会場:ザ・スズナリ(東京・下北沢)

チケットは好評発売中!

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