5月9日に開幕したミュージカル『エリザベート』東京公演が6月27日、大盛況の中終了した。
2000年の初演(東宝版)から数えて12年目の『エリザベート』。
すでに円熟の域に達している演目で、今回のツアー公演中に上演回数1000回を数える(8月・中日劇場公演にて)ほどの人気だが、今回も単なる再演に落ち着いてしまわない、熱いステージが繰り広げられた。
■『エリザベート』への道 2012 第33回【番外編】■
東宝版『エリザベート』を中心に追っている当連載ですが、
今年2012年は、ウィーンでの『エリザベート』初演から20年目のアニバーサリー・イヤー。
現在上演中の
・東宝版『エリザベート』
以外にも
・ウィーン版ミュージカル エリザベート20周年記念コンサート(10月)
・エリザベート スペシャル ガラ・コンサート(宝塚OG版/11~12月)
と、日本で3バージョンの『エリザベート』関連公演が上演されます。
トリで登場するのが『エリザベート スペシャル ガラ・コンサート』。
ファンの方はよくご存知かと思いますが、『エリザベート』日本初演は1996年の宝塚雪組公演。
『エリザベート』の日本での歴史は、宝塚版の大ヒットから始まったのです。
その宝塚版、これまでに7回、上演されています。
今回の「ガラ・コンサート」では、その歴代のスターたちが出演するであろうことで、注目が集まっていましたが、本日6月28日、製作発表会見が行われ、出演者が発表になりました!
まずは本日の会見の出席者のみなさんはこちら。
■集中連載『ルドルフ ザ・ラスト・キス』 第7回■
■集中連載『ルドルフ ザ・ラスト・キス』 第6回■
『ルドルフ ザ・ラスト・キス』、現在7月5日(木)の初日に向けてお稽古真っ最中のルドルフ役・井上芳雄さんからの動画メッセージをお届けします!
今最もホットなランドマーク、スカイツリーをバックに、"演出の変わる再演"ならではのご苦労や、ルドルフという人物の魅力などを語ってもらいました。
どうぞ!
↓
三谷幸喜版『桜の園』が6月9日(土)、PARCO劇場で開幕した。
今なお世界中で上演が繰り返されるアントン・チェーホフ「4大名作」のひとつ。
とはいえ、ロシアの世界的文豪が約100年前に書いた戯曲と聞けば、何やら分厚い百科事典でも目にするようで、早くもまぶたが落ちそうになる。が、三谷版は違った!
手始めに前座と称して出演者の青木さやかが登場。「桜の園が、ガンガン倒れるぅ♪ 」と悲しき物語の顛末を陽気なメロディにのせて歌い始めたかと思えば、最後には「アントン?」「チェーホフ!」とまさかのコール&レスポンス!