先日の4人のルドルフ大集合イベントの時にも、井上芳雄さんが「今回はアイススケートのシーンに苦労している」といったようなお話をされていましたが、まさにそのアイススケートのシーンのお稽古をやりますよと訊いて、『ルドルフ』集中連載をしているげきぴあ、稽古場に伺ってまいりました!
アイススケートのシーン、出演する皆さんはローラーブレードを履いています。
本番舞台はともかく、稽古場の仮舞台は板なので...板目とかにひっかかったりしないのかしら?
という私の内心の心配をよそに、みなさんスイスイ滑っています。
しかも、結構なスピードです。
写真はアップをする皆さん。
ローラーブレード、これは"運動"ですので、皆さん、普段の稽古より暑そう。
さらにこの日は雨模様で湿度が高く、ただでさえ蒸し暑かった日。
その上、ルドルフ役の井上さんとマリー役の和音美桜さんは、コートを装着させられてしまいました。舞台は冬ですからね...。
あちこちから「かわいそう...」の同情の声があがっていましたよ(笑)。
それにしても滑りながら演技して歌うのって大変...。
でも、楽しそうでもあります!
お馴染み、演出のデヴィッド・ルヴォー。
相変わらずかっこいいです。ルヴォー、ブルーベリーがブームなのでしょうか。スタッフの皆さんに買ってきたブルーベリーを配っていました。
そんなルヴォーからは
「普通の人たちがスケートを楽しんでいるように。オリンピック選手が滑っているわけじゃないからね。でもちゃんと舞台としてきちんと見せたいので、スタートするとき、ストップするときのモーションはきちんと」
という言葉が。
こちらはスケート指導の小泉博さん。
小泉さん、1970年代に一世を風靡したローラーゲームのチーム「東京ボンバーズ」のメンバーです。小泉さんからは「舞台の奥にいる人もきちんと大きく、ひとつひとつのモーションをきちんとやって、ひとりひとりの完成度を高めてください」と注文がつきます。
さらにこの日は振付(ウィーン版の振付も担当しています)のジョン・オコネルさんの姿も。
さて、このシーンのウィーン版で登場した"アレ"は、日本版でも登場します。
中身は山名孝幸さん!
山名さん、スケートも滑らかです。
何のことだろう?と思われた方、本番の舞台をお楽しみに~。
スケートリンクのセンターにいます。
スケート、普通に滑るだけでも大変だと思うのですが、照井裕隆さんは回り舞台の動いている部分と動いていない部分を乗り越えて滑るシーンが。
動いている盆で繰り返し練習する照井さんですが、抜群の安定感。
すごい!
その後ロマンチックなシーンに突入するルドルフとマリーは、ひときわスケート時間が長いです...。
和音さんの頬があっという間に赤く上気していくのがわかりました。
井上さんも汗だく。
私、密かに、転んでテヘヘなオフショットなどを狙っていたのですが、まず転ぶ方がいらっしゃいませんでした...皆さん、すごい。
最後には小泉さんが「狭い中、お互いが見えていて良かったです。今はまだやらなきゃいけないことをやることでいっぱいいっぱいの状態かもしれません。足が棒になっているので、足首や膝にも気をつけて。それからきれいに楽しく。楽しさが伝わるように、これからトレーニングを重ねていきましょう」と総括。
そしてルヴォーからは「スケートのシーン、非常に前進しています。期待しています」という満足げなせりふも出て、このシーンの稽古は終わりました。
公演は7月5日(木)から29日(日)まで、東京・帝国劇場にて行われます。
チケットはチケットぴあにて発売中です!