2016年9月アーカイブ
昨年4月、宝塚退団2カ月後に行われ、好評を博した凰稀かなめコンサート『The Beginning』。
歌あり、踊りあり、コントあり......と盛りだくさんで、コンサートの枠を超えた楽しいライブが、今年はさらにパワーアップ!
『The Beginning2』 として9月16、17日に東京、9月29、30日は大阪で行われます。
――昨年は退団して間もない時期でしたが、それから約1年を経ての第2回目ですね。
「前回とはまた全然違う内容になっています。歌に踊り、コントもあり、いろいろなことをやりましたが、今回はさらに盛りだくさんな感じですね。
前回は、映像で楽しんでいただくシーンがあって、私が休憩できる部分もあったんですが(笑)、今回はそういうのがないんですよ。
休ませないぞ! ということでしょうかね。本当に出ずっぱりで、歌もダンスの量もすごく多いんです。男性の歌から女性の歌まで幅広く歌わせてもらうので、音域も広くなって、ちょっと喉もビックリしてますね。
でも、幅広い年代の方がご存知の曲が出てくるので、お客様もきっと一緒に歌ったり、踊ったり、楽しんでいただけると思いますよ」
――どんな内容になるのでしょうか?
「見てのお楽しみなのであまり言えませんが、今までにお見せしたことがないようなものもありますし、宝塚時代の懐かしのあの場面とか、"ああ! これはやって欲しかった!"というものもね。フフフ......(意味深な笑い)」
――ファンの方たちが見たかった作品のシーンが見られるということでしょうか? もしかして、現役時代にやって欲しかったけれど、やっていない"あれ"でしょうか?
「んー、どうだろう。"あれ"じゃないかもしれないよ(笑) 期待していてください!」
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《公演情報》
凰稀かなめ「The Beginning 2」
9/16(金)19:00/17(土)13:00・17:30
EXTHEATER ROPPONGI
[出演者]
凰稀かなめ
石坂勇(THE CONVOY)
トクナガクニハル(THE CONVOY)
IYO-P(Bugs Under Groove)
白華れみ
宮菜穂子
[構成・演出]
TETSU (Bugs Under Groove)
山本耕史、マルシア、中尾ミエ、上條恒彦、古谷一行ら出演、
痛烈な皮肉に満ちたブレヒト&ヴァイルの最大の問題作が音楽劇として現代に蘇る!
9月6日(火)より幕を開けた、『マハゴニー市の興亡』。
本作は、劇作家ベルトルト・ブレヒトと「三文オペラ」での名コンビで知られる作曲家クルト・ヴァイルが手掛けた、欲望だけが支配する街マハゴニーの隆盛と衰退を描く物語を、音楽劇として演出の白井晃が現代に蘇らせる。
出演者には、抜群の歌唱力と演技力で舞台に留まらずテレビでも重要な役柄での出演が続く山本耕史、
近年は舞台での活躍がめざましいマルシア、
歌手・女優として舞台の第一線に立ち続ける中尾ミエ、圧倒的な歌唱力で多くの名作ミュージカルを支えてきた上條恒彦、
各分野で核となる役柄を演じ続けている古谷一行と、強力な布陣が揃った。
本作の公開ゲネプロの様子と、出演者コメントを公開!
《出演者コメント》
白井晃
「KAAT神奈川芸術劇場の芸術監督に就任して2作品目になりますが、思い切った作品を作りたいなと思い、劇場を一つの街に見立てて使っています。マハゴニー市民席は舞台上でお客様に市民のように参加していただく席です。
例えば場所を移動してみたり、立ち上がって一緒に参加してもらったりして欲しいと思ってます。私がマハゴニー市長的な役割りでお客様をお迎えしますので楽しんでいただきたいです。私から皆さんに指令がいくかもしれません(笑)。」
山本耕史
「稽古は短かったような、長かったような感じです。白井さんとは何作品か一緒にやらせていただいて、ブレヒト作品、音楽、豪華な俳優陣、白井さんの演出と今回もまた新しいものに出会わせていただきました。
一言でこの作品を説明をするのは難しいですが、いろいろな人に観てもらいたいですし、観た人の心になにかしらの爪痕を残せるような作品にしたいです。」
マルシア
「白井さんの演出はスピーディーなので、稽古に付いていく為に、頭をフル回転させていました。稽古が大変だった分終わってしまうのは寂しいなと思います。
明日プレビュー初日を迎えますが、今回舞台上にマハゴニー市民席があり、本番でお客様が入ってから気づく発見が日々あると思います。千秋楽で全てがわかるのでこの作品に出会えてよかったと思える千秋楽にしたいです。」
中尾ミエ
「この作品は音楽が難しいんです。結構長い間この世界にいますが一番苦労しました。でも本当にいい曲で耳に残るし、家に帰ってからも歌を口ずさんでました。出演者が全員悪ということはなかなかないので、私は苦労しております(笑)楽しませていただいています。」
上條恒彦
「僕にとっては全員初めての人でしたので、皆さんにすごいなと感心しています。本当にもう圧倒されましたね。皆さんも話されていますが辛くて楽しい稽古でした、そのおかげいい作品になりました。」
古谷一行
「ブレヒト作品は若いころに何本もやっているので初心の気持ちに戻って頑張ろうと思っています。白井さんはなかなかしつこい方で早く帰してくれません(笑)でも稽古は楽しくやっていました。この作品は僕らの同世代が観に来た時にどういう印象を持つのか、楽しめるのか、どんな反応をするのかとても楽しみにしています。」
撮影=二石友希
『マハゴニー市の興亡』は、9月6日(火)~22日(木・祝)までKAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて上演。
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「髑髏城の七人」は劇団☆新感線の代表作といわれる作品。1990年に初演して以来、1997年、2004年、2011年と7年ごとに再演を繰り返し、規模と精度を高め続けてきた作品だ。
本作の製作発表が行われ、主要キャストが登壇した。
今回は豊洲に新しくできる「IHI ステージアラウンド東京」という、客席が舞台に360°囲まれている特殊な劇場の、こけら落とし公演。誰もが初めて体験する劇場だけに、各人のコメントもこの「新しい劇場システム」について多く語られた。
動画は、小栗 旬、山本耕史、成河、りょう、青木崇高、清野菜名、近藤芳正、古田新太の挨拶部分を収録したもの。【動画7分】
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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ)