Dステがシェイクスピア没後400年に贈る、青木豪×シェイクスピア×Dステの本格的喜劇作品 Dステ19th「お気に召すまま」。Dステにとっては『ヴェニスの商人』『十二夜』に続くシェイクスピアシリーズ3作目です。
来月の本番を前に、熱がこもる稽古場からキャストの皆さんからメッセージが届きました!
さて今回、メッセージを寄せていただいたのは、
オリヴァー役とコリン役を演じる三上真史さんと、、、
チャールズ役とジェイクイズ役の加治将樹さんのおふたり!
まずは三上真史さんから。
Q1 Dステ19th『お気に召すまま』のここが面白い!というポイントは?
三上「単に人の善悪を描くのではなく、宮廷と自然とを対比させることで、豊かな宮廷暮らしは心を狭め、自然の中での質素な暮らしは心を寛大にしてくれることを伝えているように感じます。現代社会にも通じるところがあって、巧みな言葉遊びと相まって味わい深く面白いです」
Q2 青木豪さんの演出はいかがですか?
三上「役者の自主性を重んじ、僕らの個性を引き出し伸ばしてくれます。時に厳しく、時にユーモアを持って的確に演出してくださり、志高くカンパニーが一丸となれます。尊敬する演出家さんです」
Q3 御自身の役どころを教えてください。
三上「オリヴァーは身分や周りの目にとらわれてばかりの心が狭い人間臭い男です。そんなオリヴァーを宮廷側と表すなら、自然側を表すのがコリン。セリフは当たり前のことを言っているのですが、それが深い。観劇後にコリンと、改心した将来のオリヴァーとが重なって見えてくれたら幸いです」
Q1 青木豪さんの演出についてお聞かせください。
加治「Dステ×豪さん×シェイクスピアは3作目ですが、とにかくお客様の笑いが多い気がします。それは豪さんがとてもわかりやすくしてくださっているおかげだと思います。豪さんと松岡先生のありがたい作品解説に可能性を感じ、楽しくやらせてもらっています。その場その場をとにかく楽しんで!」
Q2 御自身の役どころについて教えてください。
加治「僕が演じるチャールズはとにかく笑ってくれればうれしい限りです。ジェイクイズはとにかく苦戦しています。未知です。しかし楽しいです。こんな奴いるのかよと思い、でも妙に説得力があったり、本当に不思議な男です。いや、男かどうかもわかりません。本当に不思議な力を持った人です。お楽しみに!!」
Q3 共演者のここがおすすめというところを教えてください。
加治「山田悠介の底力、成長をすごく感じています。悠介の引き出しの多さには、感激しました。西井幸人は女性を心の底から楽しそうに演じていて見てると、こっちを楽しい気分にさせてくれる素敵な女優さんです(笑)」
最後におふたりからメッセージを!
三上「400年経った今もなお、生きた言葉として共感を呼び上演され続ける作品。ああ現代でもこんなことあるなー、こういう人いるいると笑いながら、恋の甘さやほろ苦さ、人間味溢れる物語をお気に召すままにお楽しみいただけたら嬉しいです。ぜひ劇場でお会いしましょう」
加治「今回も激しく楽しい作品を作りますので、どうかお楽しみにしていてください。全員の個性がこんなにも爆発しているのは、今回が初なのではないでしょうか?!」
【公演情報】 Dステ19th「お気に召すまま」
2016/10/14(金)~10/30(日) 東京・本多劇場
2016/11/19(土)~11/20(日) 兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール