19世紀のフランスを舞台に、新聞王として名をはせる公爵家の子息アラン、孤児院で育ち海難事故で記憶を失った少女コリンヌ、アランに復讐を企むフランソワ、かつてコリンヌと愛を誓い合った盲目の青年リシャール、女スリのアンナなど、個性豊かな登場人物たちが織り成すロマンチックで波乱万丈な物語。
この公演より雪組トップスターに就任する早霧せいなと、同じく雪組トップ娘役に就任する咲妃みゆのお披露目公演ということもあり、話題満載の本作の制作発表が7月22日、都内にて行われました。
●ヒラノの演劇徒然草●
2014年に創立100周年を迎える宝塚歌劇団。
カウントダウンイヤーにあたる99周年の今年も、名作を立て続けに上演し、100周年への盛り上がりをみせています。
中でも目玉は、『ベルサイユのばら』。
現在、月組が〈オスカルとアンドレ編〉を上演していますが、4月からは雪組が〈フェルゼン編〉を上演します。
この雪組公演の制作発表が3月4日、都内にて行われました。
先立ってニュースとして出した記事はこちら
月組〈オスカルとアンドレ編〉の会見の模様はこちら
『ベルサイユのばら』といえば、ご存知、池田理代子による少女漫画が原作。
宝塚では1974年に初演、以降上演を繰り返しています。
作品はフランス革命へと向かう時代の中、豪華な宮廷で暮らす王妃マリー・アントワネットと、彼女を愛したスウェーデン貴族フェルゼン、また王家を守る将軍家に生まれ、女性ながら男として育てられた男装の麗人オスカルと、彼女を愛する幼なじみアンドレ...と、魅力的なキャラクターがそれぞれのドラマを作り、時代のうねりを描き出していきます。
壮大な物語ゆえ、宝塚ではそれぞれのキャラクターを主人公に、多くのバージョンで上演をしており、上演を繰り返しても単なる再演とはなっていないという点も、人気の秘訣。
また、なんと言っても、フランス貴族の豪華なコスチューム&作品世界に、少女漫画から飛び出してきたような美しいスターたちが見事にマッチし、宝塚の代名詞というべき作品になっています。
今回雪組が上演するのは、白ばら=オスカルを中心としたバージョンに対し、紅ばら=マリー・アントワネット周辺の物語をフィーチャーした〈フェルゼン編〉。
『ベルばら』というだけで注目が集まりますが、加えて今回は雪組新トップコンビ、壮一帆&愛加あゆのお披露目でもあり、一層チケット争奪戦となりそうです。
さらに、兵庫公演のみですが、星組の柚希礼音、宙組の凰稀かなめ、月組の龍真咲という3人のトップスターが特別出演する日もあり、歌劇団全体でこの公演を盛り上げていきます。
●ヒラノの演劇徒然草●
11月19日、宝塚歌劇月組『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』の制作発表が行われました。
ひと足先に出したニュース記事はこちら。『ベルサイユのばら』といえば、宝塚を代表する名作中の名作です。
原作は、池田理代子による少女漫画。
宝塚では1974年に初演、その後も上演を繰り返し、現在までの上演回数は1763回、観客動員数は426万人超。
宝塚、イコール『ベルばら』を思い浮かべる方も多いのでは。
2013年、この名作が、7年ぶりに帰ってきます。
今回は、1月から月組による『オスカルとアンドレ編』、そして4月から雪組による『フェルゼン編』を連続上演。
2014年に創立100周年を迎える宝塚、2013年からは「アニバーサリーイヤー」と銘打ち名作、大作を上演していくとのことですが、その第1弾となります。
それぞれに他組のトップスターが特別出演したりと、宝塚あげてのお祭りムードも満載です!
月組公演では、メインキャラクターのオスカルとアンドレは、龍真咲と明日海りおが役替わりで務めるのも話題。
そして、花組トップスター蘭寿とむと、次期雪組トップスター壮一帆(12/25に就任)が、アンドレとして一部日程に出演します。
制作発表冒頭には月組トップスター龍真咲、準トップ明日海りお、娘役トップスター愛希れいかによるパフォーマンスも披露されました。