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■Coloring Musical『Indigo Tomato』特別特集 vol.3■


小林香が手掛けるオリジナルミュージカル『Indigo Tomato』
映像記憶能力や芸術的な能力が非常に優れている「サヴァン症候群」の青年とその家族が織りなす物語を、たった5人のキャストで描き出す新作ミュージカルです。

5月某日、その稽古場を取材してきました。
前後編でレポートをお届けします!IndigoTomato03_90_2290.JPG

この日は冒頭から最後まで止めずにやる、「通し稽古」の日。

平間壮一さんが演じる主人公のタカシは、数学や暗記に特殊な能力を持つサヴァン症候群の青年。IndigoTomato03_01_2262.JPG彼の頭の中を表すような楽曲は、円周率や素数といった数字の羅列だったり、とっても変わった歌詞なのですが、音がとってもキラキラしていて美しい!

音楽を担当するのは堀倉彰さん
作・演出の小林さんとは、昨年の『I LOVE A PIANO』に続いてのタッグですね。

それでもって、平間さんの演技も素晴らしいです。
障害を持つ青年を演じるということは、役者にとって、非常に難しく、気も遣うことだと思いますが、とても真摯に役と向き合っているのが伝わってきます。
また、喋り方も当然、普段とはまったく違うものなのですが、その喋り方から歌に変わっていくところも違和感がない。

何よりも、暗記や計算能力に秀でる能力を持つタカシです。

...平間さん、円周率を一体何桁まで覚えたんだろう!? という凄いシーンもあります!

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2004年女優の深井順子により設立し、作・演出・音楽の糸井幸之介が生み出す唯一無二の「妙―ジカル」を上演する「FUKAIPRODUCE羽衣」

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妖艶かつ混沌とした詩的作品世界、韻を踏んだ歌詩と耳に残るメロディで高い評価を得るオリジナル楽曲、圧倒的熱量を持って放射される演者のパフォーマンスが特徴の、FUKAIPRODUCE羽衣の最新公演は、深井順子40歳記念 第23回公演「春母夏母秋母冬母」。
5月24日に初日を控えた本公演の稽古場の様子が、作家部・平井寛人さんより届きました。

***

こんにちはこんばんは。僕はFUKAIPRODUCE羽衣(の作家部)の平井寛人と申します。舞台を書いたり演出したりを主にしています。でも羽衣の作品に大きく創作面で携わっているかというとそうでもなく、頭があまり良くないので演出助手のような事も出来る訳なく、ただ観測者のような立ち位置で、たまに出来る事には力を尽くしつつ、入って2年弱も経ちますが、何はともあれ羽衣の奇怪な立ち位置にいます。僕は、一緒に誰かと歩いていると、少し立つ側を変えただけなのに見失われたり、自動ドアがひどい時間差を置かないと開かなかったりします。そうした、稽古場に紛れ込んだ妖精のような、こっそりとした視点で今作の稽古場を見ていきたく思います。羽衣を盗み見るような視点での、稽古日誌です。

――

春盛りの日。色味でいえばピンクも赤ばみ、桜も散って、外は快適というにはいやな汗玉を肌にまみらせつつあるところ。一方、某所ではFUKAIPRODUCE羽衣次回公演『春母夏母秋母冬母』の稽古が熟されていっている。セリフの交わらば風が吹き、その都度じんわりと沁みる温もりだけ残る。感情の揺れ動きが役者がた2人によって精査されていっている。作家であり演出家の糸井さんが舵を切れば、その方向にと帆は張られ諸処構われる。セリフが芽吹けば舞台は動き、未知のシーンが見えてきて、みに来ている身には楽しい。morishita_1.jpg

台本会議が途中挟まれる。シーンは全体の3分の1ばかり書き出されており、そこから繋がる『春母夏母秋母冬母』のドラマを、その場の関係者総員で重厚なものにしていこうと言葉が投げかけられる。創作の場で導き出された言葉が糸井さんに飲み込まれたようで、「では4月中にここまで仕上げてきます」と宣言がなされる。言葉は色とりどりに作品のイメージを鮮烈にした。役者がたにもその場の誰にも落とし込まれたような色合いは、タイトルにたがわない美麗さで、作品を詭弁なく形成するのを疑わせなかった。

詭弁なく作品が形成されるのは大変ではあるけれど重大にも思えるもので、それが順調に達成されそうと思える色めく創作の場は、一個人として爽快だった。

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カラフルな現場だった。稽古の最初には体幹トレーニングが取り入れられ、僕はそのタイムを計測してアナウンスする役割でもあったので集中して喋りはしないのだけど、それなりに酷なトレーニングをさぼることも無いのに、役者がたは話し続けるのをやめなかった。多彩な話題が出て、それが色んな実を結んだかとハッとする間に次の話題に移ったりした。ただ賑やかに場が明度を増すこともあった。この人間味は、表現するものの資格であるとさえ思った。どの瞬間にも、稽古場は、きちんとカラフルな色合いを保っている。

端的にそうしたカラフルな作品になると思った。森下さん、深井さん両人の、人間味がまま染みたような。

そうしたことが良い悪いではないけれど、そうした作品に向かっていると感じた。そこに裏切りはないままに。カラフルなのにはカラフルな作品になると思った。その色味は詭弁ない全関係者の人柄の色ままに。そうした作品にはきっとなっていくだろうと春盛りの日に感じた。

次の稽古場ではどう変化しているか、また記したい。

どうぞ皆々様、お体ご自愛下さい。

***

FUKAIPRODUCE羽衣 深井順子40歳記念 第23回公演 「春母夏母秋母冬母」は、5月24日~5月28日まで、吉祥寺シアターにて。チケットは現在発売中。

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5月15日より日生劇場で開幕する、「シラノ・ド・ベルジュラック」。当時本国フランスでは、ジャン・バルジャンやダルダニャンを抜いて人気だったというシラノを演じるのは吉田鋼太郎さん。そしてシラノが思いを寄せるロクサーヌには、鋼太郎さんのラブコールで出演が決まったという黒木瞳さん。シラノに助けられ、ロクサーヌと結ばれるクリスチャンは大野拓朗さん白洲迅さんがWキャストで演じます。さらにド・ギッシュ伯爵に六角精児さん、その甥のヴァルヴァーニ子爵役に平野良さん。またシラノを崇拝する気のいいカフェの主人・ラグノー役に石川禅さん、シラノと同じガスコン青年隊に所属する親友ル・ブレ役に大石継太さんと豪華なキャストが 揃います。

初日に向けて稽古にも熱が入る中、4月末日に報道陣に稽古場の一部が公開されました。
この日公開されたのは、2幕の2場、ロクサーヌとクリスチャンが結ばれるも、ド・ギッシュ伯爵によって戦地へ送られるシーンから。

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六角精児さん演じるド・ギッシュ伯爵は、本人は結婚していながらもロクサーヌを狙い、ことあるごとにシラノ、クリスチャンの恋路を邪魔する役どころ。この場も、そんなド・ギッシュ伯爵によってシラノとクリスチャンが送られた戦地から、話がスタートします。そんなド・ギッシュ伯爵にいつもついてまわる甥、ヴァルヴァーニ伯爵は「少々頭が足りない」と言われている、ちょっとおとぼけなキャラクター。平野良さんがコミカルに演じています。

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woman_06.jpgミュージカル「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」早霧せいな

早霧せいなの宝塚退団後初となる主演ミュージカル「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」の公開稽古が行われ、劇中曲3曲を歌唱披露した。

本作は「シカゴ」「キャバレー」「蜘蛛女のキス」など数多くのミュージカルを手掛けてきたジョン・カンダー&フレッド・エッブによる華やかな楽曲が魅力のコメディミュージカル。

元宝塚歌劇団 雪組トップスター・早霧せいなが、退団後初となる主演ミュージカルで、バリバリのキャリアウーマンを演じる。

共演は相葉裕樹、今井朋彦、春風ひとみ、原田優一、樹里咲穂などミュージカル界で活躍する俳優に加え、バレエダンサーの宮尾俊太郎(Kバレエ カンパニー)が出演する。

本作の公開舞台稽古が行われ、劇中に登場する3曲が歌唱披露された。動画はこちらをダイジェストにしたもの。【動画3分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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晴れやかな春の日、劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)のアトリエでは公演が数日後に迫った「華~女達よ、散り際までも美しく~」の稽古の真っ最中。
この日は衣裳やメイク、かつらなどすべて本番さながらに行われる衣裳通しと呼ばれる稽古かあるということでお邪魔させていただいた。

入ってまず目を引いたのは、衣装の荘厳さである。平安時代の十二単のような鮮やかで派手なものとは違い、紫や白、黒を基調としながらそこに散りばめられた無数の華々。普段の練習では、自分の浴衣を稽古場に持ってきて、着物に慣れるよう稽古に取り組んでいるそうだ。

そんな衣裳を身にまとうのは「スーパーエキセントリックガールズ」と呼ばれる劇団SETの魅力的な女性たち。さらにゲストとして、歌手・ミュージカル等で活躍中の河西智」、元タカラジェンヌの花奈澪、夢みるアドレセンスの小林れい、ダンスグループ・Red PrintのMIHO BROWNKieである。

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ホットポットクッキングの第4回公演『GJ』
が4月13日(金)より、赤坂RED/THEATER にて上演されます。HPC_GJ_1_01_HPCGJ.png

ホットポットクッキングは、元アイドリング!!!のメンバーを中心に、<あらゆるジャンルの美味しい人材を、そのキャリアに関わらず、演劇という鍋に大胆に投げ込んでコトコト煮込み、舌がトロける美味しい舞台作品を作り上げるために結成した演劇プロジェクト>

第4回公演となる今回の『GJ』は、旗揚げ公演から連続出演している高橋胡桃玉川来夢橋本瑠果を軸に、Wake Up, Girlsの吉岡茉祐永野愛理、そして元宝塚雪組トップ娘役・愛加あゆ らが参加します。

この、女子力が高そうな面々とタッグを組むのは、なんと "男芝居" を得意とするスズカツこと鈴木勝秀さん!
鈴木勝秀さんらしい、人間の深層心理に食い込むサスペンスフルな物語と、フレッシュなメンバーとの融合はいったいどんなものになるのでしょう。

その稽古場を覗いてきました。


 
初日まであと6日間! 佳境に入った稽古場で行われた「通し稽古」にお邪魔しました。舞台上には、幾本もの棒が立てられた抽象的なセットと、椅子。本番の舞台ではどんな美術になるんでしょうか...? そのあたりの想像を掻き立てられつつ、静かなオープニングから舞台は幕を開けます。HPC_GJ_1_02_3753.JPG

ジュンコ高橋胡桃)、セリナ玉川来夢)、イヨ橋本瑠果)の3人が、ふたりの男・ミヤタ深沢大河)とミヤシタ吉本考志)とともにとある洋館を訪れるシーンから物語はスタート。どうやらこの洋館はジュンコの死んだ父親のもので、その遺産整理の話し合いにやってきた。母親とは離婚していて...ということが会話から浮かび上がってきます。

▽ 高橋胡桃HPC_GJ_1_11_3764.JPG
▽ 玉川来夢HPC_GJ_1_12_3787.JPG
▽ 橋本瑠果HPC_GJ_1_13_3697 - コピー.JPG
▽ 吉本考志HPC_GJ_1_14_3777.JPG

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■『リトル・ナイト・ミュージック』特集vol.6■


27年ぶりの共演が話題の大竹しのぶ風間杜夫を中心に、豪華キャストで上演するミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』
その初日が目前に迫ってきました!

稽古場取材やインタビューから、この作品を開幕まで追っている当連載ですが、今回は「オケ合わせ」の様子を取材してきました。
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「オケ合わせ」とは、それまで稽古場ピアノで練習してきたキャスト陣と、オーケストラが、稽古場で音を合わせる作業。

『リトル・ナイト・ミュージック』は巨匠スティーヴン・ソンドハイムによる美麗な音楽が大きな見どころ・聴きどころのひとつ。
やはりオーケストラの重厚な音が入ると、その音楽の素晴らしさが際立つようで......。

稽古場レポート、どうぞ!


初日まで約1週間のミュージカルの稽古場は、どんな感じなのでしょう?

興味津々で稽古場に入ると、キャストが発声練習中。ピアノに合わせて「ア~ア~♪」と声を出していきます。ミュージカルに初挑戦の風間杜夫さんものびのびと声を響かせて楽しそう。声のウォーミングアップをしたところで、いよいよ稽古がスタート。

この日行われたのは、「オケ合わせ」。ずらりと並んだオーケストラはハープもありの16人以上というなかなか豪華な編成です。まずは脇を固める5人のキャスト、"リーベスリーダー" による『ナイトワルツ』の抜き稽古から。大竹しのぶさん演じる大女優のデジレ、風間杜夫さん演じるその元恋人のフレデリックを軸に、男女の絡み合った愛が描かれた『リトル・ナイト・ミュージック』のテーマとなるワルツです。マエストロの合図でオケ演奏が始まると、柔らかく豊かな音楽に包まれるよう。音楽を聴いているだけで胸躍りドラマが浮かぶのは、さすが巨匠スティーヴン・ソンドハイムの作品です。LNM2018_06_11_1802.JPGLNM2018_06_03_1793.JPGLNM2018_06_04_1799.JPG

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highlife_01.jpg 左から演出の谷賢一、出演の伊藤祐輝、古河耕史、細田善彦、ROLLY

舞台『High Life -ハイ・ライフ-』の公開稽古が行われ、一部のシーンが公開された。

本作は、カナダの劇作家リー・マクドゥーガルの戯曲処女作で、1996年にカナダ・トロントで初演。その後、欧米で数多く上演されている人気作で、日本でも多くの劇団やプロデュース公演が行われている。

今回、上演台本と演出を担うのは、先般異色の音楽劇「三文オペラ」で世間の注目を浴びた演出家・谷賢一。
音楽にはOpen Reel Ensembleから吉田悠・吉田匡、そしてドラムに山口 元基(moltbeats)が参加。映像をDRAWING AND MANUAL清水貴栄が担当し、古河耕史、細田善彦、伊藤祐輝、ROLLYといった魅力的な4名のキャストと奇才・谷賢一とともに不協和音をステージで奏でる。

 
本作の公開稽古が行われ、一部のシーンが公開された。動画は稽古の様子と、各人のコメントを抜粋したもの。【動画3分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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■ミュージカル『1789』2018年版特集vol.3■

ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』、稽古場レポートの後半です!
3月上旬、まだ全体稽古が始まったばかりでしたが、非常にテンポよく進んでいく稽古場でした。1789_2018_03_01_1421.JPG1789_2018_03_02_1389.JPG
稽古場レポート、前半はコチラ→★

王妃を助けるためとはいえ、関係のない無実のロナンを投獄させてしまったオランプは、彼を救出しようと動き出します。

一方で王弟アルトワ伯は、事件の真相――本当は王妃マリー・アントワネットと、その愛人のフェルゼンが逢引きしていた――に薄々感付き、オランプを問い詰めます。


オランプ(Wキャスト)神田沙也加さん1789_2018_03_51_1320.JPG
オランプ(Wキャスト)夢咲ねねさん1789_2018_03_12_1417.JPG

オランプは仕える国王一家への忠誠心がありながらも、人としての善悪の判断はしっかり持っている聡明な女性。
神田さんも夢咲さんも、可憐さの中にその聡明さをきちんと作り出しています。

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■ミュージカル『1789』2018年版特集vol.2■


待望の再演となるミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』顔寄せに続き、稽古場も取材してきました。
そのレポートをお届けします。1789_2018_02_01_1306.JPG

この日の稽古場で最初にあたっていたシーンは、バスティーユ監獄のシーン。
バスティーユといえば、この物語の舞台であるフランス革命前夜の時代には主に政治犯が収容されていた場所。
その彼らを解放しようと市民たちが襲撃した事件、「バスティーユ襲撃」といえばフランス革命の始まりであり、バスティーユ監獄はフランス革命の象徴的アイコンです。

物語の主人公・ロナンは、王妃マリー・アントワネットとその愛人フェルゼン伯の逢引きに遭遇。
王妃の侍女オランプのとっさの機転で、やってきた秘密警察から王妃は逃げることが出来たものの、その騒ぎにまきこまれたロナンはたまたま革命派が印刷したビラを持っていたことから、捕えられ監獄へ入れられてしまったのです。

ロナン(Wキャスト)小池徹平さん1789_2018_02_11_1300.JPG
ロナン(Wキャスト)加藤和樹さん1789_2018_02_12_1327.JPG

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