明日開幕!『アンドリュー・ロイド=ウェバー ミュージカル・コンサート』

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6/9(土)~6/10(日)に東急シアターオーブで開催される『アンドリュー・ロイド=ウェバー ミュージカル・コンサート』。毎回、様々なテーマにそって海外のミュージカルスターを招いて催される東急シアターオーブの「ワールド・ミュージカル・コンサート」シリーズですが、今回のテーマはタイトルの通り、巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーが手がけた作品にフォーカス!

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ロイド=ウェバー作品といえば、全国各地で繰り返し翻訳上演されている『キャッツ』『オペラ座の怪人』『エビータ』『サンセット大通り』と大ヒットミュージカルが目白押し。クラシックの手法をベースに、ありとあらゆる音楽技法を駆使したロイド=ウェバー作品の魅力は、ドラマティックでメロディアスな旋律。そんな名曲の数々はミュージカルという枠を超え、オペラやポップス歌手たちも好んで歌い、CD化もされているほどです。

今回のコンサートでは、そんな多くの人を虜にする感動作品からの選りすぐりの名曲を、ブロードウェイやウエストエンドなどでロイド=ウェバー作品の主役として名を馳せる4人のミュージカル・スターたちの歌声で堪能できるまたとないチャンス! 開幕前のリハーサル見学とともに、ご出演される4人にもお話をうかがってきました!

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この日、プレス向けに披露されたのは「エニー・ドリーム・ウィル・ドゥ」(『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』より)「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド」(『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』より)の2曲。皆さん、本番を間近にひかえ準備万端の様子で、素敵な歌声を聞かせてくれました!

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レベッカ・ルーカーさんは今回が初来日。『オペラ座の怪人』のクリスティーヌ役でブロードウェイ・デビュー。オリジナルキャストのサラ・ブライトマンのあとを継いだのは彼女でした。舞台のほかにも、オペラ歌手のプラシド・ドミンゴとレコーディングしたCDを発売するなど、歌手としても活躍されています。
ロイド=ウェバーについて彼女は「実はつい最近、ハワードさんと一緒にワークショップに参加して、その中で自分が知らなかったロイド=ウェバーの曲にも触れたのですが、本当に素晴らしい作曲家だと思いましたし、彼に対する尊敬の念もますます大きくなりました」。今回のコンサートについては「今まで歌ったことがなく、そしておそらく自分はキャスティングもされないだろう役の歌を歌えるのが今から楽しみ。具体的には『サンセット大通り』と『エビータ』ですね」と楽しみにされている様子。

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セリンダ・シューンマッカーさんはオランダ出身で、現在はロンドンをベースに、ミュージカルからオペラまで歌いこなす歌声の持ち主です。『レ・ミゼラブル』のファンテーヌ役でウエストエンドデビューの後、『オペラ座の怪人』にクリスティーヌ役で出演。ウエストエンド30周年記念公演でヒロインを演じ、スペシャル・カーテンコールではベン・フォスター、ジョン・オーウェン・ジョーンズ、シエラ・ボーゲスらと共演して注目を集めました。
東京が大好きというセリンダさんは「(ロイド=ウェバー作品の)キャラクターを自分で演じてきているので、その役柄への解釈はできていると思います。それをもって日本の皆様に歌をお聞かせできるのは素晴らしい機会を与えてもらえたと思っています。演じたことのない役の歌についても楽しみながら歌いたいですね」

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ハワード・マクギリンさんは3度目の来日。ブロードウェイで活躍するベテラン俳優である彼の代表作といえば、なんといっても『オペラ座の怪人』。彼のファントム役はブロードウェイ最多出演回数を誇り、未だにその記録は破られていません。まさに"ミスターファントム"の異名をとる彼の歌声を生で聴けるチャンスです。

ロイド=ウェバーについては「本当に素晴らしいメロディを書く作曲家。初めて日本にきたときのコンサートでのことだったと思うのですが、冒頭の曲の、最初のいくつかの音を聞いただけで、お客さんから拍手が沸き起こったんです。これは稀なことだと思うんです。最初の数音を聞いただけで、人の心をつかむことができる。そんなメロディを作れる作曲家はそんなに多くいないが、ロイド=ウェバーはそれができるひと。今回もファントムの歌を歌わせてもらいますが、何度歌ってもうれしい気持ちになる。また、『ジーザス・クライスト=スーパースター』の曲を歌えるのも楽しみ。『ジーザス~』の初演時のことはよく覚えていて、アメリカのミュージカルシーンになかった、今までとまったくちがう、それまでのルールや伝統を打ち破った作品なので、今回歌えることで当時の思い出が蘇ってくるような気がします」

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マイケル・ゼイヴィアさんは2016年にウエストエンド、そして2017年にブロードウェイで上演された『サンセット大通り』でグレン・クローズの相手役としてジョー・ギリス役を演じた実力派英国人俳優です。昨年、東急シアターオーブで記念すべきワールド・プレミア公演を開催した『プリンス・オブ・ブロードウェイ』のブロードウェイ公演にも出演して話題になりました。今回のコンサートについては「ミュージカルの中ではひとりの登場人物を演じる中で歌うが、コンサートではいろんなキャラクターのいろんな歌を歌うことができる。ロイド=ウェバーの素晴らしい歌を歌え、実際にはキャスティングされないだろう歌を歌えるのが楽しみ」。そしてロイド=ウェバーについては「あまり知られていないと思いますが、すごくユーモアがあって、チャリティや未来のスターを育てるためにも寄付を行っている素晴らしい方」と作品以外の一面についても教えてくれました。

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そしてもうひとかた。今回、ステージングを手がけるマーク・スチュアートさん。同シリーズの2017年の『シネマ・ミュージカル・コンサート』や今年の『ミューイヤー・ミュージカル・コンサート2018』でも素晴らしいステージを作り上げた彼が、今回も素敵な舞台を届けてくれます。
今回のコンサートのステージングについては「一番重点を置いたのは、何より邪魔をしないこと。音楽が素晴らしい。作品も素晴らしい。ここにいる4人のシンガーも素晴らしい。それを際立たせるため、何かを足すというよりもステージングはシンプルにして、その素晴らしい部分を際立たせようと思っています」。また、それに続けて「あと、ひとつ告白をすると、今回のセットリストを決めるにあたって、タイトルをみて知らない曲が多いなと思いました。でも、その曲を実際に聴いてみると実は知っている曲ばかり!自分では知らないと思っていても、実はちゃんと聞いたことがある曲ばかりだったという意味でも、ロイド=ウェバーの音楽は素晴らしいです」

ロイド=ウェバーの手がけた名作・名曲の数々!多彩なミュージカル・ナンバーを楽しむことができそうです!

発表済みのセットリストはこちら!

★ラブ・チェンジズ・エブリシング/『アスペクツ・オブ・ラブ』
★メモリー/『キャッツ』
★アルゼンチンよ、泣かないで/『エビータ』
★アナザー・スーツケース・イン・アナザー・ホール/『エビータ』
★ゲッセマネの園/『ジーザス・クライスト=スーパースター』
★王様の歌/『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』
★エニー・ドリーム・ウィル・ドゥ/『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』
★ティル・アイ・ヒア・ユー・シング/『ラブ・ネバー・ダイ』
★ラブ・ネバー・ダイズ/『ラブ・ネバー・ダイ』
★トゥー・マッチ・イン・ラブ・トゥ・ケア/『サンセット大通り』
★サンセット・ブルバード/『サンセット大通り』
★アンエクスペクテッド・ソング/『テル・ミー・オン・ア・サンデー』
★オール・アイ・アスク・オブ・ユー/『オペラ座の怪人』
★オペラ座の怪人/『オペラ座の怪人』
★ミュージック・オブ・ザ・ナイト/『オペラ座の怪人』
★アイ・ビリーブ・マイ・ハート/『ウーマン・イン・ホワイト』
★ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド/『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』 ほか


※楽曲は予告なく変更になる場合がございます。

公演情報
2018/6/9(土)~6/10(日)
東急シアターオーブ (東京都)にて。

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