稽古場レポートの最近のブログ記事

チケット情報はこちら

trische_01.jpg 舞台「トリスケリオンの靴音」赤澤ムック・碓井将大・粟根まこと・堤泰之

碓井将大・赤澤ムック・粟根まことの3人が出演する舞台「トリスケリオンの靴音」の公開稽古が行われた。

本作は堤泰之 (プラチナ・ペーパーズ)の書き下ろし作品。プロデューサーがキャスティングした3人の俳優のイメージを元に、物語を作ったという。

本作はとある田舎町が舞台。10年前に亡くなった彫金家の工房を資料館として公開したいと考える建築事務所職員(碓井)、彫金家の弟子だった男(粟根)、彫金家の娘の3人がそれぞれの思惑を持って対峙する。

 
本作の公開稽古が行われ、一部のシーンが報道向けに披露された。動画はこれをダイジェストにしたもの。【動画3分】

記事全文をエントレで観る


エントレで観る
Youtubeで観る

(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

romale_03.jpgミュージカル「ロマーレ」花總まり、松下優也

花總まり、松下優也らが出演するミュージカル「ロマーレ」の公開舞台稽古が行われた。

本作は19世紀に描かれたメリメ原作の「カルメン」をベースに、カルメンがロマ族として当時の社会でどのように生き抜いてきたかに注目し、小説やオペラで描かれていない部分をより強く描く。

出演は宝塚歌劇団「激情-ホセとカルメン-」(1999年)でカルメンを演じた花總まりが、今作でもカルメンを演じる。
またNHKの朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」に栄輔役で出演した松下優也がホセを演じる他、伊礼彼方、KENTARO、太田基裕、福井晶一、団時朗らが出演する。

演出・振付はTSミュージカルファンデーションの謝珠栄が手掛ける。
 
本作の公開舞台稽古が行われた。動画は劇中曲を中心にダイジェストにしたもの。【動画3分】

記事全文をエントレで観る


エントレで観る
Youtubeで観る

(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

 
■ミュージカル『1789』2018年版特集vol.1■


フランス生まれ、日本では2015年に宝塚歌劇団で初演され、翌2016年には東宝版として新たに上演されたセンセーショナルなミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』
20_小池加藤_1276 - コピー2.JPG
『ベルサイユのばら』や『レ・ミゼラブル』など、ミュージカルではお馴染みの「フランス革命」を時代背景に、打ち込みなども多用された斬新なサウンド、ファッションショーのような美しい衣裳、迫力の演出と、今までのミュージカルの価値観を破り「革命を起こした」と呼ばれるこの作品。

多くの熱狂的なファンも獲得し、初演ではチケットが完売となったことも、記憶に新しいです。
そんな本作が、2年ぶりに帝国劇場に帰ってきます!

初演時もその創作過程を追ったげきぴあ、今回も3月上旬の某日、キャスト・スタッフが一堂に会する「顔寄せ」の場を取材しました。
1789_2018_01_01_1260.JPG
1789_2018_01_01_1194.JPG


【『1789』2016年公演バックナンバー】

# 製作発表レポート速報
# 製作発表レポート詳報
# 神田沙也加ロングインタビュー
# 加藤和樹 インタビュー
# 顔寄せレポート
# 稽古場レポート Part1
# 稽古場レポート Part2
# 初日前会見レポート

【『1789』2018年公演バックナンバー】

# 製作発表レポート


メインキャストでは2名がニューフェイスに。
そのほかは、好評だったオリジナルキャストが再集結!

主人公のロナンはWキャスト。
こちらは小池徹平さんIMG_1239.JPG

こちらは加藤和樹さんです。02加藤和樹_1187.JPG

ロナンは農夫ですが、父を貴族に殺されたことがきっかけで、革命運動に身を投じていきます。
俳優として、タイプも印象も異なる小池さんと加藤さんのダブルキャストは、初演時にも話題でした。ぜひ両ロナン、見比べて欲しい!

チケット情報はこちら

■ミュージカル「メリー・ポピンズ」特集(8)■

3月18日(日)からプレビュー公演が始まるミュージカル『メリー・ポピンズ』

げきぴあでは稽古場に潜入し、【歌唱シーン編】に続き、囲み取材編】をお届け!

_DSC1130.JPG

今回は、メリー・ポピンズ役(Wキャスト)の濱田めぐみさん平原綾香さん、バート役(Wキャスト)の大貫勇輔さん柿澤勇人さんが登壇した【囲み取材】の様子をまるっとお伝えします。

*******

――稽古の進行状況は?

平原:毎日朝から晩までみんなで力を合わせて稽古をしている状態です。あともうちょっとで開幕ですが、しっかりと頑張っていきたいと思っています!

濱田:最初に比べて作品に慣れてきました。1日中みんなで稽古場で過ごしているので、その親密さや信頼が築けているので、このままの調子で舞台稽古と公演初日を迎えられたらなと思っています。

大貫:やっていて"慣れ"がすごく大事だなと思っています。振り付けの量がものすごく多いので、振りと身体の動きと台詞と感情が身体に染みないとできなくて、それにかなり苦労した期間があったんですけど、少しづつできるようになってきて。やっとお芝居をしている感じになってきました。

柿澤:毎日9時間くらい稽古場にいて。ぶっちゃけ超つらいんです(笑)、ハードな稽古で。でもそれくらいやらないと、子供から大人まで楽しめるエンターテインメントに仕上がらないと思うので。僕たち演者もスタッフさんも一丸となって、苦しんで楽しんで乗り越えたら、3月には素晴らしいものになると信じています。

――『メリー・ポピンズ』といえば仕掛けも多いですが、その練習はいかがですか?

平原:メリーは特に魔法を使うことが当たり前という役なので、たくさん魔法が出てきて、けっこうパニックです(笑)。魔法を覚えないといけないので。まずは小技から練習しています。

濱田:今、綾が言ったように、小さい魔法から段階を経て、だんだん大きな魔法を、魔法学校の先生に習っています。今はまだ見習いなので!

_DSC1062.JPG

――バートは天井のタップもあるそうですね。

大貫:壁と天井でのタップがあるんですけど、2月に入ってからその稽古を少しずつしています。足をおろせば鳴るものが、上げないとならないというのがちょっと不思議な感じで、最初全然慣れなかったんですけど、やっと少しずつ慣れてきたのかなって。

柿澤:難しいですね。勇輔が言ったように壁も天井も一周するんですよ。宙ぶらりんになってタップの練習をしています。

大貫:ハーネスをつけたまま......

平原:(小声で)ハーネスなんて言っちゃダメだよ。

柿澤:(笑)。

大貫:まああの...魔法のね、鎧を着けるんですけど(笑)。それで1シーン演じるので大変ですね。


_DSC1072.JPG

――メリー役のおふたりは、役柄はもう染み込みましたか?

平原:メリー・ポピンズはいつも背筋がスッとしていて、話し方も
テキパキしてるので。滑舌が良くないといけないのでそこは苦労しながら、メリー・ポピンズの"宇宙人らしさ"をどうやって出したらいいのか、毎日向き合ってます。

濱田:自分の中に近いものもあったりもするのですが、最終的に決断するときは"濱田めぐみの決断する部分"と"メリー・ポピンズの決断する部分"が違うんですよね。だから"似て非なるもの"と"すごく似ているところ"と"まったく違う部分"の3種類が役と自分の間にあって、それを照らし合わせながら、お稽古の中でどれをチョイスしていくのかという作業に今、入っています。でも子供たちとやっていたりすると、いろんな化学反応が起きて楽しいです。

_DSC0908.JPG

――Wキャストはライバル関係もありますか?

柿澤:もう、ギスギスですよ!

大貫:ほんとに!?

柿澤:見てわかる通り......嘘です!

4人:(笑)。

柿澤:僕と勇輔は全然タイプも違いますし、メリーもそれぞれ全然違いますし。他のキャストもWキャストが多いので、何通りの組み合わせになるんだろうね? いろんな化学反応が起きるので、何回でも観ていただきたいなと思います。

_DSC1011.JPG

――最後にメッセージをお願いします。

濱田:とにかく何も考えずに劇場に来て下されば、必ず素敵な思い出をお持ち帰りできると思います。誰でも誘い合わせのうえ、劇場で楽しんでいただけたら!

平原:メリー・ポピンズが主役ではあるのですが、キャラクターがみんな濃くて。1人1人が主役のような舞台だと思っています。感情移入できる役柄がそれぞれありますし、メリー・ポピンズの台本を初めて見たとき、最後は泣きながら読んでいる状態でした。それくらい実は泣けるミュージカルでもあります。なのでぜひ劇場に大人も子供もみんなで足を運んでいただけたらと思います。

大貫:ディズニー作品ということもあり夢と希望と愛に溢れた作品で。稽古すればするほど、気付きや学びがあるので、稽古場で涙するシーンが何回かありました。それくらい胸に響く、届くとこと作品なので、そこをもっともっと深めていきたいです。未就学児の4歳から観られますし、色んな人たちにこの作品を観てもらえたら本当に嬉しいです。

柿澤:全部言われちゃいましたね(笑)。お子さんは初めての観劇のいいきっかけになる最高の作品だと思いますし、大人は仕事だったりで疲れている方にぜひ観ていただきたいです。そしたら、忘れかけていた思いやりや愛をきっと感じることができると思います。是非劇場に足を運んでください!

公演は、3月18日(日)から24日(土)まで東京・東急シアターオーブにてプレビュー公演後、本公演を3月25日(日)から5月7日(月)まで東急シアターオーブにて、5月19日(土)から6月5日(火)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。

取材・文:中川實穗

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

 
■『リトル・ナイト・ミュージック』特集vol.1■


『ウエストサイド物語』の作詞や『太平洋序曲』 『スウィーニー・トッド』の作詞・作曲などを手掛け、アメリカ演劇界最高峰の栄誉トニー賞をこれまで8度受賞しているミュージカル界の大巨匠スティーヴン・ソンドハイム
その巨匠の最高傑作と称される ミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』が、4月に上演されます。

主役の大女優デジレに大竹しのぶ、その昔の恋人フレデリックに風間杜夫という豪華共演で実現する今回の上演、その稽古場にいち早く潜入してきました!
LNM2018_01_01_00308.JPGLNM2018_01_02_00299.JPG

物語の舞台は19世紀末のスウェーデン。
恋多き大女優デジレと、その昔の恋人である中年弁護士フレデリックを中心に、3つの家族、数組のカップルの恋が入り乱れるラブ・コメディです。

この日は全員揃っての「歌入り本読み」が行われるということで、それまで個々、歌パートの練習などを重ねてきたキャストさんたちが、全員であわせる初めての場。
作品の全体像が立ち上がる瞬間です。

全員が顔を揃えるのが初とあって、簡単に出演者・スタッフの紹介があり、演出のマリア・フリードマンさんからの挨拶もありました。

マリアさん、数々の受賞歴を誇るイギリスの大女優です。特に『パッション』『ラグタイム』ではオリジナルキャストとして、ローレンス・オリビエ賞の主演女優賞を受賞しています。
そしてかつて『リトル・ナイト・ミュージック』にも出演しています。LNM2018_01_05_00143.JPG

そのマリアさん、出演者の皆さんに向かって「本当に美しいキャスティングだなと感動しています。ここから数週間、皆さんとご一緒するのが楽しみ。最終的に美しい作品になっていくだろうと確信しています」と話しました。

チケット情報はこちら

3月9日(金)に開幕を控えた『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』。

本作は、鹿賀丈史さん市村正親さんコンビが、最強の夫婦愛で導く"家族の絆"を描くミュージカルコメディ。鹿賀さんと市村さんは08年、12年、15年に続き4度目の夫婦役(祝10周年!)を演じるほか、08年版より演出を手掛ける山田和也氏氏、キャストも愛原実花さん真島茂樹さん新納慎也さん香寿たつきさん今井清隆さん森公美子さんが続投。ジョルジュ&アルバンの息子役に新キャストとして木村達成さんが出演します。

今回、その稽古場にげきぴあが独占潜入! その様子をお届けします!!

(詳しいあらすじはコチラから!)

*****

稽古は全員揃っての発声練習からスタート。続投キャストが多いということもあってか、和やかな雰囲気が漂っていました。そんなカンパニーの中心にいるのが、このおふたり!

IMG_9724.JPG

鹿賀さん市村さんのゴールデンコンビです! 鹿賀さん演じるジョルジュと、市村さん演じる妻・アルバン。20年同棲し、事実上の夫婦として生活してきた男同士のカップルです。20年連れ添った雰囲気が滲み出ていてとても素敵。ですが...実は彼らより鹿賀さんと市村さんの歴史のほうが長いんですよね。「劇団四季」で出会ってもう45年のおふたり。この"長く一緒にいたふたり"らしい空気感も、おふたりならではであることは間違いなしです!

この日の稽古は、一幕の冒頭ジョルジュがオーナーを務めるゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」のショーからスタート!

IMG_9511.JPG

真島さん(33年前からハンナ役!)や新納さん(19年前からシャンタル役!)が出演するショー。キャーキャーと騒がしく愛らしい彼らのパフォーマンスは、ド派手で賑やかなダンス・ショー。観ると必ず笑顔になります!



IMG_9797.JPG

真島さんのムチさばきはもう熟練(!?)。ムチのシーンになると、キャストの皆さんが楽しそうに見ていらっしゃいました。

IMG_9533.JPG

新納さんはこのミュージカルが「1、2を争う大好きな作品」(コメント動画より)なのだそう。本当にすっごく楽しそうに演じていらっしゃいましたよ。

IMG_9628.JPG

▲「ラ・カージュ・オ・フォール」の看板スター・ザザが、アルバンです! メイクをしてアルバンからザザになっていくシーンはとても魅力的。女性...特に毎日メイクするのが少しめんどくさいなと思っている人ならなおさら、このシーンを観た翌日は、メイクもちょっと楽しめるんじゃないかなと思います!

IMG_9602.JPG

▲アルバンとジョルジュは倦怠期とはいえ仲良し! 機嫌を損ねた妻をなだめて笑顔にする夫のやりとりは最高にかわいいし、それ以外のちょっとしたやりとりも、「こんな夫婦いいなあ!」という気持ちになります。夫婦のやり取りは熟練のおふたりならではの自然さで突然、笑わされることも(笑)。

IMG_9653.JPG

▲そんなふたりの息子がジャン(木村)。ジョルジュの過ち(?)から生まれた彼を、アルバンは母親代わりとなって手塩にかけて育て、こんなに大きくなりました。木村さんの演じるジャンは、のびのびすくすく育てられたんだろうな~と思わされる、おっとり感満載の青年! これまで出演してきた2.5次元作品とはまた違う芝居&歌をみせてくれますよ。

00000719.JPG

▲そんなジャンがある日突然、結婚を宣言するのですが、そこには問題が...。その相手・アンヌ(愛原)の親は、「ゲイクラブを厳しく取り締まるべき」と主張する政治家ダンドン議員夫妻なのです。

IMG_9925.JPG

ダンドン議員夫妻のおふたり(今井、森)。今井さんは威厳ある父親を演じていらっしゃるのですが、森さんと市村さんのアドリブ芝居に誰よりも早く笑ってしまう一面も(笑)。休憩中には、夫婦の間に愛原さんが座って3人で楽しそうにおしゃべりするなど、本当の親子のような姿も見られました。

IMG_9759.JPG

▲ジャンとしては、そんな彼女の両親には、母が男であることもゲイクラブの看板スターであることも隠したい...。こんなに素敵なザザなのに! こんなに楽しいショーなのに!

IMG_9661.JPG

▲そこでジャンは、パパにある残酷なお願いをします。それがアルバンを傷つけるものであることは明らかなのですが、自分のことで頭がいっぱいのジャンはなかなか気付けない。そこに問いかける鹿賀さんのお芝居は温かで、大人の姿として憧れるものがありました。

IMG_9872.JPG

▲いろいろありつつ、ジャンに"マトモな家族"のふるまいを要求される夫婦とメイドのジャコブ(花井貴佑介)。さてさてうまくいくのでしょうか...。

IMG_9967.JPG

▲そんなピンチの家族を助けてくれる、ジャクリーヌ(香寿)。香寿さんのまとった明るい空気、揺るがぬ笑顔が、それまでのシーンで生まれたモヤモヤにヒヤヒヤを一掃します! 観ていてとても気持ちのいい瞬間でした。

IMG_9968.JPG

▲ジャクリーヌのレストランでの食事会では、アルバンが一曲披露することになります。ここはとっても素敵なシーン。市村さんの美声が響き渡りますよ!

IMG_9970.JPG

▲圧巻の歌唱シーン! 歌に関しては言うまでもありません。どのシーンもぜひ楽しみにしてください!!!

というわけで、稽古場レポートはここまで。ストーリーも、芝居も、歌も、ショーも、ひとつひとつに心が動かされる舞台です。本番まであとわずか。期待して開幕をお待ちください!

公演は3月9日(金)からから31日(土)まで東京・日生劇場にて上演後、福岡、静岡、大阪、を巡演。チケットは現在発売中。また一部日程にて学生当日引き換え券も発売中。

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

■ミュージカル「メリー・ポピンズ」特集(7)■

3月18日(日)からプレビュー公演が始まるミュージカル『メリー・ポピンズ』

『メリー・ポピンズ』は、パメラ・トラバースの小説を基にウォルト・ディズニーが自らプロデュースし、世界中を虜にしたファンタジー映画として知られる作品ですが、そのミュージカル版は、2004年にキャメロン・マッキントッシュ(『オペラ座の怪人』『CATS』『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などを生み出し続ける名プロデューサー!)率いるクリエイティブチームによって制作され、世界中で愛され続ける超大作ミュージカルです。

今回、そんな名作がついに日本初上陸!オーディションによって選ばれたキャストは、メリー・ポピンズ役(Wキャスト)は濱田めぐみさん平原綾香さん、バート役(Wキャスト)には大貫勇輔さん柿澤勇人さんなど、名前を見るだけでも楽しみになる方ばかり。

げきぴあでは、そんな気になる本作の稽古場に潜入!

【歌唱シーン編】【囲み取材編】にわけ、その模様をお伝えします!

*******

まず披露されたのは「鳥に餌を(Feed The Birds)」のシーン。

メリーが「お金の価値は、"いくら"という金額の大小ではなく、どう使うかによって決まる」ということを子供たちに教えた帰り道で、鳥の餌を売る女性(バードウーマン)と出会うシーンで、身なりがボロボロの女性を見て気味悪がる子供たちにメリーが「見た目の奥を観ることが大事」と教えるナンバーです。

1回目はメリー・ポピンズ平原綾香さん×バードウーマン島田歌穂さんのコンビ、2回目はメリー・ポピンズ濱田めぐみさん×バードウーマン鈴木ほのかさんのコンビで披露されました。

静かなメロディ、メリーとバードウーマンのハーモニーが美しく、深い歌詞と歌唱から伝わるものも大きいこの楽曲。演出補のジャン・ピエール・ヴァンダースペイ氏は「この曲の中でメリーは子供たちにとても大切なことを教えています。自分のことばかりに目を向けるのではなく、自分よりも大変な境遇にある人に対してもちゃんとやさしい心を持つ、思い遣る、ということです。作品の中でもとても大切な瞬間ですし、メリーという存在そのものの精神面に力強くふれる楽曲だと思います」と解説しました。


_DSC0946.JPG_DSC0913.JPG

▲平原さんバージョンのメリーは凛とした雰囲気。子供たちにブレることのないひとつの勢を見せるような空気を感じました。

_DSC0980.JPG

_DSC0986.JPG

▲濱田さんバージョンのメリーは包み込む雰囲気。子供たちだけでなくバードウーマンをも温めるような空気を感じました。

ちなみにこの楽曲「鳥に餌を」は、ウォルト・ディズニーが最も愛した楽曲。「ブラームスの子守歌よりもずっといい」と、毎週金曜日に個人的に作詞・作曲のシャーマン兄弟をオフィスに呼んで、この楽曲を歌ってもらっていたのだそうですよ!

ふたつめに披露された楽曲は「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス (SUPERCALIFRAGILISTICEXPIALIDOCIOUS)」

これは、メリーが子供たちに「なにを言うかじゃなくて、どう言うかが大切」ということを教えるナンバー。公園にあるミセス・コリーの"おしゃべりのお店"で、1オンスの会話(15文字のアルファベット)を買い、子供たちは34文字の世にも不思議な言葉を生み出します。

1回目はメリー・ポピンズ平原綾香さん×バート柿澤勇人さんのコンビ、2回目はメリー・ポピンズ濱田めぐみさん×バート大貫勇輔さんのコンビで披露。

通称「スパカリ」と呼ばれているこの曲、聞くと「ああ、この曲!」という方もきっと多いはず。メリーとバート、アンサンブルキャストたちが賑やかに盛り上げる、楽しいビッグナンバーです。ジャン氏は「メリーがその言葉を発明するところから始まります。ミセス・コリーのお店にいる人たちが、この言葉を口にすることによってインスピレーションを受けたり喜びを感じたりしながら、この言葉を学んでいくという楽曲です」と解説しました。

_DSC0995.JPG

_DSC0996.JPG

▲ポップでダンスも激しいこの楽曲。やはり気合いが必要なのか「しゃ!」と声に出して立ち位置につく平原さん。それを見て、周りを囲むアンサンブルキャストのメンバーも「しゃ!」。始まる前から楽しそうな雰囲気です。曲中で、平原さんと柿澤さんはきれいなソプラノボイスも披露されましたよ!

_DSC1006.JPG_DSC1028.JPG

▲柿澤さんのバートはフレンドリーな雰囲気。アンサンブルキャストと息を合わせたダンスも、柿澤さんの発する熱がアンサンブルキャストはもちろん、その先にいる私たちにまで届いている感じがして、つい身体を動かしたくなりました!「サイコー!」を伝える訳詞が、柿澤さんバージョンと大貫さんバージョンで違ったのですが、その差もふたりの個性の差を表していて素敵! ぜひ注目してほしいポイントです。

_DSC1054.JPG_DSC1056.JPG

▲1回目を終えたばかりでアンサンブルキャストたちの息が上がりっぱなし! 大貫さんが笑いながら「もうちょっと休もうか」と声をかけます。楽曲が始まると、濱田さんのウキウキとしたいたずらっ子な感じがかわいい! タイトルのスペルを表現する振りでは、大貫さんの身体表現を見ているだけで楽しくなります!

_DSC1085.JPG

_DSC1084.JPG

▲大貫さんのバートはチャーミングな雰囲気。たくさんのアンサンブルキャストと踊るダンスシーンでは、大貫さんが空気に波をつくって彼らの身体を動かしているかのような錯覚を覚え、日本を代表するダンサーならでは!といった感じでした。

_DSC1048.JPG

_DSC1116.JPG

「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!」のあとは皆さん笑顔。これは本当に"魔法の言葉"かも!? 楽しそうな雰囲気が伝わってきます!

(※ちなみに、どちらの楽曲にも実際は子供たちが出演しますがこのときはお休みでした)

公開稽古編はここまで! 次回は囲み取材編をお届けします。

公演は、3月18日(日)から24日(土)まで東京・東急シアターオーブにてプレビュー公演後、本公演を3月25日(日)から5月7日(月)まで東急シアターオーブにて、5月19日(土)から6月5日(火)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。

取材・文:中川實穗

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら


■夢幻朗読劇『一月物語』特別連載 その1■


芥川賞作家・平野啓一郎の代表作を、音楽・バレエを融合したあたらしい形の朗読劇として上演する夢幻朗読劇『一月物語』 が3月に上演されます。

作品は、明治の日本・十津川村を舞台に、格調高く流麗な文体で綴られた幻想的な物語。

幽玄の世界と、その擬古典的文体があいまって、「現代の神話」とも称される名作です。

構成・演出を手がけるのは、「斬新な手法と古典的な素養の幸せな合体」(永井愛)と評された、ポップでロックで文学的な創作スタイルで、脚本・演出ともに幅広く評価を受ける 谷賢一

出演には、朗読という表現方法にも積極的に取り組んでいる、元宝塚雪組男役トップスターの水夏希、世界的バレエダンサーの横関雄一郎ら実力派が揃い、さらにミュージカル、ストレートプレイ、コンサートと幅広く活躍するかみむら周平の音楽が、その世界を彩ります。

2月末の某日、この作品のキャスト・スタッフが一堂に会する「顔あわせ」を取材しました。ichugetsu01_00_1170.JPG

●あらすじ(オフィシャルより)
明治三十年、奈良県十津川村。
神経衰弱の気鬱を逃れ、独り山中をさまよう青年詩人・真拆は、老僧に毒蛇から救われ、山寺に逗留する。
俗世から隔絶された奇妙な時空の中で、真拆は、いつしか現実と夢界の裂け目に迷い込み、運命の女と出逢った。 それは己の命を賭けることでしか成就しない愛、だが、刹那に失われる運命の愛だった......。
古典的風格さえ漂う端麗な筆致で描かれた聖悲劇。



これまでに音楽朗読劇『ヴォイサリオン』、リーディングドラマ『サンタ・エビータ』、『パンク・シャンソン~エディット・ピアフの生涯~』など "朗読" というジャンルに果敢に挑戦している水夏希さん。
今回は日本情緒溢れるこの世界で、どんな声を聴かせてくれるのでしょう。
水さんは、この作品の要といえる地の文を担当するとともに、謎めいた女・高子を演じます。ichugetsu01_01_1159.JPG

チケット情報はこちら

uchoten_05.jpg 喜劇「有頂天一座」渡辺えり、キムラ緑子

渡辺えり、キムラ緑子らが出演する喜劇「有頂天一座」が2月1日から新橋演舞場で開幕する。

本作は2015年に上演に東京・京都で上演し、好評を博した喜劇「有頂天旅館」に続く有頂天シリーズの第2弾。女剣劇一座の中で巻き起こる座長の座を巡っての「女いくさ」をコメディータッチに描いた喜劇作品だ。

出演は渡辺えり、キムラ緑子、林翔太(宇宙Six/ジャニーズJr.)、広岡由里子、村田雄浩、段田安則など。

 
本作の囲み取材と公開舞台稽古が行われた。動画はこれをダイジェストにまとめたもの。【動画3分】

記事全文をエントレで観る


エントレで観る
Youtubeで観る

(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら


■ミュージカル『マタ・ハリ』特別連載(8)■


日本初演のミュージカル『マタ・ハリ』 が作られていく過程を追っている当連載ですが、本日は冒頭のシーンの稽古の様子をお届けします。

mata07_01_DSC2558.JPG

作品の舞台は1917年、パリ。
第一次世界大戦が終わりが見えないまま3年目に突入し、パリ市民はドイツ軍の襲撃に怯えている...といった時代の物語です。

冒頭は、そんな時代感を観客に伝えるかのように、混乱する市民たちの様子が描き出されます。

演出の石丸さち子さんは、「幕開きのこの曲は、"リアルなこと" と、"リアルじゃないこと" を共存させて表現したい」と話し、
まずは、男性陣と女性陣に分けて動きがつけられていました。

mata07_04_DSC2542.JPG舞台手前にいる男性陣は、まさに前線で戦っている兵士たち。
舞台奥にいる女性陣は、パリの街を逃げ惑う市民たちのようです。

ここに登場する男性陣=兵士たちは10人に満たないメンバーですが、「100人が駆けてきて、塹壕に飛び込む!」「爆風に煽られて!」といった石丸さんの説明と、振付の加賀谷香さんがつける動きが、この世界を創りだしていきます。mata07_05_4734.JPG

石丸さんの目には、リアルな戦場が映っているようで、俳優たちに伝えていく言葉ひとつひとつが、明確。
それは "イメージとしての戦場" "戦争のアイコンとしての銃を持った兵士" ではありません。
「塹壕は(実物としては登場しないが)このくらいの深さで、(その中にいる兵士たちにとっては)地面はこのくらいの高さにあって...」と、そこに登場する兵士たち全員に、この世界の共通認識を伝えていきます。

一方で、その兵士だった彼らが一瞬で街の人々になっていくような "リアルじゃないこと" もあり、そういったところからは、無常感溢れるこの時代の "空気" 全体を作り出しているようでもあります。

カテゴリー

ジャンル

カレンダー

アーカイブ

劇団別ブログ記事

猫のホテル

文学座

モナカ興業

谷賢一(DULL-COLORED POP)

劇団青年座

劇団鹿殺し

 はえぎわ

柿喰う客

ONEOR8

M&Oplaysプロデュース

クロムモリブデン

演劇集団 円

劇団チャリT企画

 表現・さわやか

MONO

パラドックス定数

石原正一ショー

モダンスイマーズ

ベッド&メイキングス

ペンギンプルペイルパイルズ

動物電気

藤田記子(カムカムミニキーナ)

FUKAIPRODUCE羽衣

松居大悟

ろりえ

ハイバイ

ブルドッキングヘッドロック

山の手事情社

江本純子

庭劇団ペニノ