10月9日、東北応援無料ツアー3日目! 岩手県を後に、今日は宮城県・気仙沼市へ。宿泊先からのバスでの移動中、陸前高田に近づくに連れて震災の被害の痕が未だに歴然と車窓に広がります。ニュースの映像などで状況を伺い知っていた一行も、実際に目の当たりにすると声ひとつ出せず、車内は沈黙に包まれました。あの突然の天災から半年以上が経過しているのに......、途中に立ち寄った川の駅(パーキングエリア)や行き違う車も被災者やボランティアの方の移動が多く見受けられました。
会場の気仙沼市はまなすホールは気仙沼市役所の本吉総合支所に隣接した図書館や美術館、イベント広場などが集積した"はまなす文化タウン"の中にあります。日曜日ということもあって、朝から図書館にやってくる地元の方々が通るロビーにはボランティア受付、そして、ホールの裏の芝生にはボランティアの方が寝泊まりしている数々のテント......今でも誰かのために頑張っている人達が沢山いる、そんな中をキャラメルボックスのメンバーも演劇の力を信じて、早速、準備開始です。



アズビィホールに無事に到着した一行は早速、準備に取りかかりました。今回のツアーはいわゆる休演日というものがないので、到着→準備・仕込み・リハーサル→本番→撤収・片付けを毎日繰り返していくのですから、これはだいぶハード!いや、間近で見ているとそんな一言では表せません......本当に......。それも俳優全員と限られたスタッフで行わなければならなくて、俳優たちも全員で機材や荷物の積み下ろしを行い、舞台部、衣装部、照明部、音響部に分かれてテキパキと働いています。俳優たちはそれに加えて、当たり前ですが芝居を演じきるのですから、ものすごいパワーが必要なのは言うまでもありません。



















































