10月某日と深井順子
目が覚める。昨日の夜飲みすぎている。体が重い。トイレに行ったり顔を洗ったり。ご飯を食べる。卵かけごはんはおいしい。
ぼーっとしたりゲームしたり。
ラジオを聞いている。
もう稽古に行く時間か。今日もまったく時間を有効に使っていない。あぁ。
コンビニに立ち寄る。1日に1回は行く。東京に来てもう10年以上経つ。私も一人前のコンビニ中毒者だ。
あ、どうも夏目慎也です。東京デスロックという劇団に所属し、今回「甘え子ちゃん太郎」に出演させていただきます。よろしくお願いいたします。
電車に乗る。この時間は大抵座れる。Podcastを聞きながら。
稽古場に着く。
おはようございます。
みんながいる。
深井順子がいる。
私は稽古をみている。白熱している。彼女は変な顔と体勢で歌い、踊る。真剣にやっている様にも見えるし遊んでいる様にもみえる。そして時にヒヤヒヤしたりはっとさせられたりする。
しばらくして休憩になる。彼女は汗だくになった体をふき、喉の渇きをうるおす。にこやかに談笑する。若い男性俳優をいたずらに扱う。みんな楽しそうに笑う。
私は彼女の自由さをうらやましいと思う。それからすぐに思い直す。
彼女はいつだって先頭に立つ。その無邪気さで。無邪気にすべてを背負おうとしている。それにみんながついていく。だから無邪気ではあるが自由ではないのだ、と思う。
私は彼女を頼もしく思い、この劇団に出演させてもらってよかったとちよっとだけ思う。
あと怒られないうちにセリフを覚えよう、やばいやばい、と思う。
今日も1日が終わる。
「甘え子ちゃん太郎」面白いと思います。皆様お時間ございましたらぜひ。
よろしくお願いします~。