東北応援無料ツアーに先駆けて、10月4日・5日の2日間、「キャラメルボックス東北ツアー壮行会『賢治島探検記』東北バージョンin BRAVA!」が大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!にて開催されました!2日目にはなんと1日3回公演!前説に出た製作総指揮の加藤さん曰く、これはキャラメルボックスでは1989年の『サンタクロースが歌ってくれた』以来の出来事だそうです。
秋雨の降りしきる生憎の空模様に反して、千秋楽に駆け付けたお客様は開場前からロビーにあふれんばかり!ロビーでは今回はトラックに積みきれないということで出番のちびみき丸がお出迎えをして、劇中でお客様に使っていただく手作り楽器もあっという間に用意していた数がなくなるほどの盛況ぶりでした。
秋雨の降りしきる生憎の空模様に反して、千秋楽に駆け付けたお客様は開場前からロビーにあふれんばかり!ロビーでは今回はトラックに積みきれないということで出番のちびみき丸がお出迎えをして、劇中でお客様に使っていただく手作り楽器もあっという間に用意していた数がなくなるほどの盛況ぶりでした。
『賢治島探検記』の舞台は街の片隅にある小さな空き地。そこにやってきた大学の文学部のゼミの一行を率いる教授(坂口理恵)が「ここが賢治島だ」と主張し、自説を証明するために学生たちと宮沢賢治の童話を芝居として上演します。劇中劇では『セロ弾きのゴーシュ』をもとにした『ゴーシュ弾かれのセロ』と、『銀河鉄道の夜』をもとにした『光速銀河鉄道の夜』が、歌やいろいろな楽器の生演奏を交えて展開。先述の手作り楽器の出番は中盤で、お客様の楽しそうな様子が舞台上にも確実に伝わっているのが感じ取れました。
この作品はキャラメルボックスの第二のホームタウン・神戸を襲った阪神淡路大震災の後に、女優の坂口理恵が「被災地の路上でも上演できる作品を」と提案して作られました。それゆえ東北バージョンはいたってシンプルな舞台美術に最小限の照明と音響ゆえ、俳優の表現力にかかってくるわけですが、実力派揃いの面々は渾身の演技を魅せてくれて、終幕すると場内からは割れんばかりの拍手と声援のエールが!カーテンコールで「元気を届けてきます!」(坂口)、「行ってきます!」(大内厚雄)と挨拶すると、お客様は「行ってらっしゃーい」と声を出しながら、頭の上に手を上げて拍手を送る様子がとても印象的で、関西からも東北に何かを送りたい――そんな気持ちがあふれる空間でした。
東日本大震災以降のキャラメルボックスの各地の公演で集められた寄付金で実現する今回の東北応援無料ツアー。キャラメルボックスにとっての『賢治島探検記』が沢山の人たちの想いを携えてついにスタートします。
壮行会終了後は俳優陣も総出でセットや道具などを片付けて、トラックに積み込み、一行は大阪から最初の公演地であるイーハトーブ、岩手県・花巻市に無事に到着!宮沢賢治記念館に一瞬だけ立ち寄り、そのまま会場の花巻交流会館に入って早速、準備を開始しました。
この会場は昔の花巻空港のターミナルビル。ということは、当然、全くもって"劇場"ではない空間なのですが、今回の会場はほぼ同様の環境だとか。そこで果たしてどんな演劇の奇跡が起こるのか――。これから始まる一週間をレポートしていきます。
取材・文:本田裕一郎 撮影:加藤昌史(大阪公演舞台写真)
ツアーの詳細はコチラ
この作品はキャラメルボックスの第二のホームタウン・神戸を襲った阪神淡路大震災の後に、女優の坂口理恵が「被災地の路上でも上演できる作品を」と提案して作られました。それゆえ東北バージョンはいたってシンプルな舞台美術に最小限の照明と音響ゆえ、俳優の表現力にかかってくるわけですが、実力派揃いの面々は渾身の演技を魅せてくれて、終幕すると場内からは割れんばかりの拍手と声援のエールが!カーテンコールで「元気を届けてきます!」(坂口)、「行ってきます!」(大内厚雄)と挨拶すると、お客様は「行ってらっしゃーい」と声を出しながら、頭の上に手を上げて拍手を送る様子がとても印象的で、関西からも東北に何かを送りたい――そんな気持ちがあふれる空間でした。
東日本大震災以降のキャラメルボックスの各地の公演で集められた寄付金で実現する今回の東北応援無料ツアー。キャラメルボックスにとっての『賢治島探検記』が沢山の人たちの想いを携えてついにスタートします。
壮行会終了後は俳優陣も総出でセットや道具などを片付けて、トラックに積み込み、一行は大阪から最初の公演地であるイーハトーブ、岩手県・花巻市に無事に到着!宮沢賢治記念館に一瞬だけ立ち寄り、そのまま会場の花巻交流会館に入って早速、準備を開始しました。
この会場は昔の花巻空港のターミナルビル。ということは、当然、全くもって"劇場"ではない空間なのですが、今回の会場はほぼ同様の環境だとか。そこで果たしてどんな演劇の奇跡が起こるのか――。これから始まる一週間をレポートしていきます。
取材・文:本田裕一郎 撮影:加藤昌史(大阪公演舞台写真)
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