岩手県・田野畑村の公演をレポート!
10月8日、東北応援無料ツアー2日目! 今日は岩手県の沿岸北部、田野畑村・アズビィホールです。宿泊先からは早朝6時に出発。衣装の洗濯も一苦労で、乾き切らないものがバスの車中に干されています。
アズビィホールに無事に到着した一行は早速、準備に取りかかりました。今回のツアーはいわゆる休演日というものがないので、到着→準備・仕込み・リハーサル→本番→撤収・片付けを毎日繰り返していくのですから、これはだいぶハード!いや、間近で見ているとそんな一言では表せません......本当に......。それも俳優全員と限られたスタッフで行わなければならなくて、俳優たちも全員で機材や荷物の積み下ろしを行い、舞台部、衣装部、照明部、音響部に分かれてテキパキと働いています。俳優たちはそれに加えて、当たり前ですが芝居を演じきるのですから、ものすごいパワーが必要なのは言うまでもありません。
10月8日、東北応援無料ツアー2日目! 今日は岩手県の沿岸北部、田野畑村・アズビィホールです。宿泊先からは早朝6時に出発。衣装の洗濯も一苦労で、乾き切らないものがバスの車中に干されています。
アズビィホールに無事に到着した一行は早速、準備に取りかかりました。今回のツアーはいわゆる休演日というものがないので、到着→準備・仕込み・リハーサル→本番→撤収・片付けを毎日繰り返していくのですから、これはだいぶハード!いや、間近で見ているとそんな一言では表せません......本当に......。それも俳優全員と限られたスタッフで行わなければならなくて、俳優たちも全員で機材や荷物の積み下ろしを行い、舞台部、衣装部、照明部、音響部に分かれてテキパキと働いています。俳優たちはそれに加えて、当たり前ですが芝居を演じきるのですから、ものすごいパワーが必要なのは言うまでもありません。
田野畑村は地図で見るとお分かりのように沿岸部に位置しているのですが、盛岡からバスで山の中を移動してくる中では津波の被害の様子は特に見受けられず、そのままアズビィホールに到着したのです。が、それまでの平穏そうな様子とは対照的に、ホールの前には仮設住宅の棟が......。役場の方のお話によると、田野畑村は沿岸部とホールがある高台地域と二極的な地形から構成されていて、高台の周辺は無事だったものの、沿岸部の被害はとにかく甚大で、アズビィホールも最近まで約600人の方の避難所となっていたそうです。その方達の一部が仮設住宅での生活を未だに余儀なくされている、そんな中でキャラメルボックスの元気は少しでも届くのか......。
俳優たちも少しでも何かできればと、準備の合間の時間を使って、手書きの幕や寄せ書きの色紙を書き始めました。ちなみに銀河鉄道を書いたのは畑中くんです。上手いね!(マスクをしているのは風邪をひいているのではなく、乾燥からのどを守るためです。念のため。)
田野畑村の役場やボランティアの方々のご協力もあって、会場準備は着々と進みました。ホールの外には村の横断幕と、すっかりおなじみになった『賢治島探検記』の幟(のぼり)が立てられて、早くから周りの方達も中の様子が気になっている模様。さて、開場時刻が迫ってくると......どんどん人が集まってきました。村の方達はもちろん、中には以前にキャラメルボックスの舞台をテレビや東京などで観たことがあって、この東北の沿岸部で観られることが奇跡だ!と感極まるご様子の方も。用意された座席は次々に埋まっていき、場内は急遽、椅子を増やすほどの嬉しい展開に。お子様連れの方も多く、開演前はプチ運動会状態になりましたが(笑)、ひとたび開演すると子供たちも舞台にすっかりくぎ付けに。宮沢賢治+キャラメルボックスの世界に引き込まれていきました。
あっという間の80分が過ぎて、堂々のカーテンコール。坂口さんから「今回は私たちだけの力ではここに来ることはできませんでした。いろいろなところで皆さんのことを思っていることを忘れないでください」と挨拶すると、一層大きな拍手が!帰りがけには本当に熱心にアンケートを書かれるお客様の姿がとても印象的でした。
しかし、ここも限定一回公演。撤収してバスに乗り込み、中継点となる宿泊先の遠野市内に着いたのは夜10時を回ったころ。明日は朝7時過ぎには出発です。一行は岩手県を後にして、次は一路、宮城県へ! 気仙沼市・はまなすホールに向かいます!
取材・文:本田裕一郎
ツアーの詳細はコチラ
俳優たちも少しでも何かできればと、準備の合間の時間を使って、手書きの幕や寄せ書きの色紙を書き始めました。ちなみに銀河鉄道を書いたのは畑中くんです。上手いね!(マスクをしているのは風邪をひいているのではなく、乾燥からのどを守るためです。念のため。)
田野畑村の役場やボランティアの方々のご協力もあって、会場準備は着々と進みました。ホールの外には村の横断幕と、すっかりおなじみになった『賢治島探検記』の幟(のぼり)が立てられて、早くから周りの方達も中の様子が気になっている模様。さて、開場時刻が迫ってくると......どんどん人が集まってきました。村の方達はもちろん、中には以前にキャラメルボックスの舞台をテレビや東京などで観たことがあって、この東北の沿岸部で観られることが奇跡だ!と感極まるご様子の方も。用意された座席は次々に埋まっていき、場内は急遽、椅子を増やすほどの嬉しい展開に。お子様連れの方も多く、開演前はプチ運動会状態になりましたが(笑)、ひとたび開演すると子供たちも舞台にすっかりくぎ付けに。宮沢賢治+キャラメルボックスの世界に引き込まれていきました。
あっという間の80分が過ぎて、堂々のカーテンコール。坂口さんから「今回は私たちだけの力ではここに来ることはできませんでした。いろいろなところで皆さんのことを思っていることを忘れないでください」と挨拶すると、一層大きな拍手が!帰りがけには本当に熱心にアンケートを書かれるお客様の姿がとても印象的でした。
しかし、ここも限定一回公演。撤収してバスに乗り込み、中継点となる宿泊先の遠野市内に着いたのは夜10時を回ったころ。明日は朝7時過ぎには出発です。一行は岩手県を後にして、次は一路、宮城県へ! 気仙沼市・はまなすホールに向かいます!
取材・文:本田裕一郎
ツアーの詳細はコチラ