劇団四季の最近のブログ記事
撮影 阿部章二
ドイツの小説家エーリッヒ・ケストナーが1949年に発表した児童文学『ふたりのロッテ』を基に、劇団四季がオリジナルミュージカルとして舞台化。両親が離婚し異なる環境で育った双子の姉妹、ロッテとルイーゼが偶然出会い、互いにこっそり相手になりすましたために起こる騒動を通して、家族愛のあり方を描いている。
劇団四季では、ニッセイ名作劇場として1971年に初演。児童公演の傑作と高く評価され、同年には児童福祉文化賞(厚生大臣賞)に輝いた。以来、681回以上の上演が重ねられ、2000年には、装置・衣裳デザイン・振付を一新、より魅力的な舞台へと進化した。
そして2014年4月からは全国各地で巡演。そんな中、7月24日にひこね市文化プラザにて合同取材が実施され、ロッテ役の高橋伶奈とルイーゼ役の吉良淑乃が作品の見どころなどを語った。
まず、見どころについて聞くと「少女2人が偶然に出会ったことから始まるこの作品のテーマはまさに"家族愛"です。小さなお子様から、ご年配の方まで、見方はそれぞれですが、どんな年齢でもお楽しみいただける作品です」と高橋。吉良は、「ロッテとルイーゼ2人の心情の変化に合わせて舞台が転換していきます。歌うナンバーの歌詞にも大切なメッセージが込められておりますので、ぜひご注目ください」とポイントを教えてくれた。
そして「公演後の"お見送り"で、小さなお子様やご家族の楽しそうな笑顔を見るとエネルギーがもらえます。『また見たい』『家族で来てよかった』と思っていただけるように頑張ります』(高橋)「私たちは各地の会場を廻り、公演をいたしますが、ご来場いただくお客様にとっては大切な1回。常に新鮮な気持ちで舞台に臨んでいます」(吉良)とそれぞれ意気込みを語った。
【チケットぴあニュース】
東京・電通四季劇場[海]にて上演中のミュージカル『ウィキッド』が7月3日、国内通算上演回数2000回を達成した。同日、記念の特別カーテンコールが行われ、劇場はお祝いムードに包まれた。
2003年にブロードウェイで誕生した『ウィキッド』は、今や世界中で累計観客動員数3600万人を超える大ヒットミュージカル。『オズの魔法使い』の知られざるプロローグを描く内容で、賢いが激しい気性と緑色の肌を持つエルファバ、自己中心的だが美しく人気者のグリンダというふたりの魔女の友情と成長がドラマチックに描かれる。日本では劇団四季によって2007年に東京にて初演。以来大阪、福岡、名古屋と公演を重ね、2013年8月からは再び東京にて上演中だ。
劇団四季『ウィキッド』上演回数2000回突破の続きを読む
父から子に注ぐ愛、子どもから父へ向けた尊敬の念、そして父から子へ、そしてその先へも受け継がれる大切なモノ...。
アフリカのサバンナを舞台に、ライオンの父子を中心に壮大に描かれる生命の物語、それが『ライオンキング』です。
父の日(6月15日(日))に観たいミュージカルといえば、やはり『ライオンキング』!
その父の日を目前にした6月8日、『ライオンキング』東京公演に、佐々木健介さん(2011年ベストファザー賞・スポーツ部門受賞)・北斗晶さん(2014年 ベストマザー賞・スポーツ部門受賞)ご一家が来場されました!
今年、デビュー40周年を迎えている世界的ポップグループABBA。
そんな彼らの名曲が散りばめられたミュージカルと言えば、『マンマ・ミーア!』。
撮影:下坂敦俊
物語はエーゲ海の小島を舞台に、シングルマザーとしてひとりで娘を育てあげた母親、20歳で結婚をしようとしている娘、このふたりの母娘を中心にした騒動を賑やかにハートフルに描き出すもの。
既存の音楽を使用する「ジュークボックス・ミュージカル」でありながら、このストーリーのためにこの楽曲が作られたのかと思えるほどに、音楽がマッチしている物語の巧みさ、
さらに必ず客席が総立ちになる熱狂のカーテンコールなど、ミュージカルの良さがたくさん詰まったステージです。
1999年にロンドン・ウエストエンドで開幕、2001年にはブロードウェイで開幕。
両公演とも現在もロングランを続けているヒット作。
日本では2002年12月、電通四季劇場[海]のこけら落としとして開幕しました。
この作品が日本上陸から11年半にして初めてCD化、4月30日についに発売になりました!
劇場での臨場感をたっぷり味わえるライブ録音版です。(2014年3月8日、9日に収録)
オーヴァーチュア、アントラクト(間奏曲)含め本編の全24曲、さらにカーテンコールの『マンマ・ミーア』『ダンシング・クイーン』『ウォータールー』の3曲もしっかり収録!
ABBAの楽曲のみで構成された母と娘の物語が、世界中で愛され大ヒットしているミュージカル『マンマ・ミーア!』。
3月30日、ちょっと変わったシーンにこの作品の出演者が登場しました。
場所は東京丸の内、丸ビル・マルキューブ。
ブライダル情報提供サービス「ゼクシィ」(株式会社リクルートマーケティングパートナーズ)が推進する「プロポーズ応援プロジェクト」の一環として、フラッシュモブ(不特定多数の人間が、公共の場で突如行うパフォーマンス)でのサプライズプロポーズがおこなわれ、そこに『マンマ・ミーア!』キャストが登場したのです。
昨年末に、日本公演15周年を迎えたニュースをお伝えしたばかりの『ライオンキング』が、またまた大記録を打ちたてました。
1月10日、日本通算公演9001回に到達。この数字はもちろん日本国内の演劇作品の中で最多であり、観客動員数も909万人と圧倒的な数字を誇っています。
ちなみに、現在は東京・大阪と2会場で上演しているため、通算公演数が「9001回」というカウントになっているそう。
『ライオンキング』通算公演回数9000回を達成!の続きを読む
【チケットぴあニュース】
『ライオンキング』同一会場で15周年の快挙!
東京・四季劇場[春]で上演中の劇団四季ミュージカル『ライオンキング』東京公演が12月20日、15周年を迎えた。1998年の同劇場のこけら落とし公演として開幕して以来、日本演劇史上初の"無期限ロングラン"を継続中。この日時点での東京公演総公演回数は5195回、観客動員数は約560万人を数える。
作品はディズニーの同名アニメをもとに、1997年にニューヨークで初演されたミュージカル。アフリカのサバンナに生きる動物たちの姿から、"サークル・オブ・ライフ(生命の連環)"という深淵なテーマを浮かび上がらせる内容で、老若男女問わず人気が高い作品だ。ユニークなパペット、影絵や文楽など東洋的な手法も取り入れた斬新な演出や、エルトン・ジョンが手掛けたキャッチーな楽曲の数々も人気の要因だ。
『ライオンキング』15周年!の続きを読む
【チケットぴあニュース】
劇団四季のミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター』〈ジャポネスク・バージョン〉が12月7日(土)に東京・自由劇場で開幕した。
作品は、イエス=キリストが十字架にかけられるまでの最後の7日間の物語。民衆たちの期待と自らの無力の狭間で葛藤するひとりの青年・ジーザスを中心に、ローマ帝国、ユダヤの王、ユダヤ教という三重の支配に苦しめられていた当時のパレスチナの状況、うつろいやすい民衆の心などを描き出す。聖書の中の神格化されたキリストの物語ではない、リアルな人間の物語が、観る者の心を鋭くえぐる内容になっている。『キャッツ』『オペラ座の怪人』などを手がけたアンドリュー・ロイド=ウェバーのブローウェイ・デビュー作で、1971年の初演以来、世界各国で上演を繰り返している。
和と洋の融合で"芯"が際立つ四季の『ジーザス』の続きを読む
【チケットぴあニュース】
劇団四季が上演しているミュージカル『キャッツ』が11月11日、日本上演30周年を迎えた。日本で初めてロングラン公演を行うなど、日本演劇界に革新を起こし続けた奇跡のミュージカルは、現在は静岡市民文化会館 大ホールにて上演中。この日の時点で国内総公演回数8617回、総入場者数は約860万人を数える。
撮影:荒井健
作品は、都会のごみ捨て場に集う個性的な猫たちの姿を綴ったアンソロジー。個性的な猫たちの生き様と、猫を高い身体能力で演じきる俳優たちの演技、そして魅力的な音楽の数々は、老若男女問わずファンの心を掴んでいる。日本初演は1983年11月11日、東京・西新宿の黒いテント劇場。日本初の欧米型ロングラン公演を実現する一方で、「ぴあ」との提携でコンピューターによるオンライン・チケッティングシステムを構築。チケットビジネス界への影響も大きい。その後もコンスタントに日本各地で上演を重ね、これまでに9都市のべ20公演地で、各都市の記録を塗り替えるロングラン公演を行っている。
劇団四季『キャッツ』東京初演(1983年)のキャッツ・シアター 撮影:山之上雅信
30周年の記念日となったこの日は、この特別な日を祝おうと全国から集ったキャッツ・ファンの熱い視線が注がれる中、〈30周年記念特別カーテンコール〉が行われた。巨大スクリーンに歴代キャッツ・シアターが映し出されるなど、30年の歴史を振り返ったあと、マンカストラップ役の萩原隆匡が「これほどの公演を重ねることができましたのも、お客様お一人お一人が作品を愛し、育んでくださったからこそと、出演者、スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。今後とも変わらぬご声援を賜りますようお願い申し上げます」と挨拶。舞台上には巨大な「30」のオブジェも登場、舞台上と客席が一体になり記念日を祝った。
静岡公演は12月1日(日)まで。チケットは発売中。
撮影:荒井健