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本日4月21日(金)、東京・自由劇場で劇団四季『ブラックコメディ』が開幕します。
開幕を翌日に控えた20日には、最終舞台稽古が行われました。
『ブラックコメディ』は、『エクウス(馬)』や『アマデウス』などの作品で名高い英国劇作家ピーター・シェーファー(昨年6月逝去)作のスラップスティックコメディ。
若き彫刻家が美術コレクターの大富豪とフィアンセの父親を我が家に迎える大事な夜に、突然起こった停電。
電気がついているシーンは舞台上が暗く、停電になると照明がついて明るくなる「明暗逆転」の手法で、停電中のパニックを見せる異色作です。
1965年にロンドンで初演され、その後パリ、ニューヨークでも上演し大ヒット。
四季では1970年の初演以降、2006年に自由劇場で36年ぶりの再演を果たし、2008年までに東京の他、福岡・名古屋・京都で上演。各地で好評を博しました。
今回はその2008年公演以来、約8年ぶりの上演とあって期待も高まっています!
3月18日(土)、自由劇場(東京都港区・浜松町)において、
ファミリーミュージカル 『エルコスの祈り』 が初日を迎えました。
劇団四季のファミリーミュージカル創作は、1964年に始まりました。
以後、半世紀に亘り次々と作品を創作しながら続き、そのレパートリー数も30を越えています。
作品に共通するのは、「愛と勇気」「友情と連帯」「生命の尊重」といったテーマ。
"生きていく上で大切なこと" が物語に織り込まれた多くの作品は、子供たちの情操教育という見地からも有効との評価
を得ています。
今回の演目『エルコスの祈り』 は、近未来のとある学園を舞台に、問題児のレッテルを貼られた子供たちと、人間が忘れか
けているという「心」をもったロボット「エルコス」との交流を描く四季オリジナルミュージカルです。
1984年の初演以来、全国ツアー公演を中心に、1500回を超える上演を重ねてきています。
【出演俳優コメント】 エルコス役 古田 しおり(ふるた しおり)
「この作品は、思いやりや他人を許す心など、子供だけでなくつい大人も忘れてしまう大切なことが描かれています。エルコス
が教えてくれる優しく温かいメッセージをしっかりお客様にお届けできるよう、一回一回の舞台を精一杯務めたいと思います。」
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劇団四季「エルコスの祈り」 東京公演
●公演期間:3/18(土) ~ 4/4(火)
●会場:自由劇場
●席種・料金:指定席大人 6,480円 /
子ども 3,240円 ※小学生以下
12月11日(日)に開幕する劇団四季の海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』。初日を目前に控えた8日、公開舞台稽古が開催され、その全貌がひと足早く報道陣に披露された。
『ノートルダムの鐘』は15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む異形の青年カジモド、彼を世話する大聖堂大助祭フロロー、警備隊長フィーバス、その3人が同時に愛するジプシーの娘エスメラルダを中心に紡がれる物語。2014年にアメリカで開幕したこのミュージカル版は、1996年に公開されたディズニー長編アニメーションに基き、アニメで使用された名曲の数々も多数登場する。アニメ版でも印象的だったナンバー『ノートルダムの鐘』から始まり、哀愁溢れるメロディがグッと物語の中へ観客の心を誘うオープニング。だがアニメでは描かれなかったフロローの暗い過去やカジモドとの関係性、フィーバスの心の傷なども描かれ、よりディープな"大人のための演劇作品"となっている。
12月に開幕する、劇団四季の海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』。
1996年に公開されたディズニー長編アニメーションに基き、2014年にアメリカで開幕したミュージカルの、日本初演です。
劇団四季では今までにも数多くディズニーミュージカルを上演していますが、今回はアニメ映画でお馴染みの楽曲なども使われますがそのストレートな舞台化ではなく、ヴィクトル・ユゴーの原作小説を最重視し、作ったミュージカル。
アニメでは描かれなかったシビアでシリアスな面も描かれた、大人のための演劇作品になっています。
11月24日、その稽古場取材会が開催されました。
その模様をレポートします。
物語は15世紀末のパリが舞台。
街の中心に存在するノートルダム大聖堂の鐘突き塔に住んでいる、カジモドという名の鐘突きは、その容貌からこの塔に閉じ込められて、外の世界と隔離されている。
友と言えば、何故か彼を前にした時に生命を宿す石像(ガーゴイル)と、鐘だけ。彼は塔の上から町を眺め、いつも自由になることを夢見ていた...。
稽古場で披露されたのは3つのシーン。
まずは主人公・カジモドが外の世界への憧れを歌うナンバー『陽ざしの中へ』。
日本では『僕の願い』というタイトルで親しまれている、作品を代表するナンバーですね。
カジモド役候補・海宝直人さん。
この物語、原題は『The Hunchback of Notre Dame』となっているとおり、カジモドはHunchback(せむし男と訳されることが多い)という外見的特徴を持っています。
登場した海宝さんを見て、正直なところ「よくこの演技をしながら歌えるな...!」と思ってしまいました。
身体の使い方も、声の出し方も普段とは違っています。
海宝さん、熱演。
『シェルブールの雨傘』など、数々の名曲を生み出しているフランスの巨匠ミシェル・ルグランの、美しくもどこか哀愁もある流麗なメロディ。少し不思議で可笑しく、そしてロマンチックな物語。
パリ・モンマルトルの空気を感じる小粋でおしゃれなフレンチミュージカル『壁抜け男』が、現在東京・自由劇場にて上演中です。
物語は20世紀ごろのパリ・モンマルトルが舞台。
郵政省に務める役人で、趣味はバラの手入れと切手集めという平凡な男・デュティユルは、ある日突然、壁を抜ける力を手にしてしまいます。
戸惑いながらも自分の"特技"を活かし、"怪盗ガルー・ガルー"として義賊さながらの壁抜け泥棒となったデュティユル。そんな彼が薄幸な人妻・イザベルへの恋心から、ある決意をして......。
わずか11名のキャストが時にコミカルに、時に切なく贈る、愛に溢れた温かなミュージカル。
この作品で主人公・デュティユルを演じている飯田洋輔さんに、お話を伺ってきました。
その美しいバリトンボイスを武器に、『美女と野獣』の野獣役や、『キャッツ』アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ役、オールドデュトロノミー役など劇団四季を代表する作品の主要な役どころを数々演じている飯田さん。
デュティユル役は2012年から務め、いまや『壁抜け男』の"顔"となっています!
【開幕レポート】
◆ 飯田洋輔 INTERVIEW ◆
――飯田さんが当サイトにご登場いただくのは初めてですので、まずは飯田さんご自身についてお伺いさせてください。現在、劇団四季のさまざまな作品で主要キャストを務めていらっしゃいますが、もともとミュージカル俳優を目指していらっしゃったんですか?
「いえ、もともとはただ歌が好きで。特に小さいころからミュージカル俳優に...! という夢があったわけではありませんでした。子どもの頃は、パイロットになりたかったんです。今もなりたいですけど(笑)。ほかにも歯医者さんとか、なりたいものは色々あったんですが、中学2年生の時に、授業で『キャッツ』のLDを観て。ロンドンのものだったんですが、それに衝撃を受けたんです。そうしたらその作品がちょうど名古屋でやっていたんですよ。それで、当時住んでいた福井から名古屋まで、ひとりで行って。今思えば中学生がすごいな、と思うんですが...運命というか、惹かれたんでしょうね。その時は"行きたいから、行く!"という感覚で、親に頼んでチケットを買ってもらったんです。そこで生でみた舞台は、さらにいっそうの衝撃がありました。田舎でしたから、それまで舞台芸術に触れる機会はあまりなかったですし、最初に観たロンドン版のLDと違って日本語なので、ダイレクトに心に来た。そこからですね。ミュージカルをやりたいと漠然と思って、ミュージカルに出るにはどうしたらいいのかなと。それで"音大に行って四季に入れば『キャッツ』に出られるんだ"みたいな人生プランが出来ました(笑)」
――飯田さんといえば、やはり歌のイメージがあります。入団前に弟の達郎さんとアカペラグループを組んでいたのも有名ですよね。
「結局、なぜ歌を突き詰めようと考えたかというと、『キャッツ』をはじめミュージカルに出ていらっしゃる俳優さんたちのプロフィールを見ると「3歳からバレエを始めた」「5歳からダンスを始めた」とか書いてあるんですよ。これは無理だ、もう自分には遅いじゃないか、じゃあ何ができる、歌しかない!...みたいな(笑)。それでもういちど出演俳優さんたちのプロフィールを見ると、皆さん音大を出ていらっしゃる。音大というものがあって、そこで専門的に学べばミュージカルが出来るんだ! ...というところから、本格的に歌を始めたんですよ(笑)。高校2年生くらいまでは、先生にもついておらず、本当に趣味の延長で歌っていましたから」
――歌は身近にあった少年時代だったんでしょうか?
「両親がもともと合唱をやっていたので、そこの練習に週に1・2回、強制的に連れて行かれて。といっても僕らは絵を描いたりして遊んでいるんですが、傍らで両親たちが練習している合唱が耳に入ってくるんです。あとはドライブに行くときなども、両親は発表会に向けて車の中で練習をしているんです。それに合わせて、僕らも一緒にハモったり。そういったことを、自然とやっていました。だから入団前にアカペラ番組に兄弟で出演したりしたのも、その影響です。ハーモニーを作ることが楽しすぎてしょうがない。今も『壁抜け男』をやっていますが、実はメインボーカルを歌うより、ハーモニーを作りたくてしょうがないんですよ(笑)。だから、携帯で多重録音するアプリで、ひとりアカペラをやったりしています。そんな趣味があるんです(笑)」
――そうなんですね! そして今出演されている、『壁抜け男』について。この作品との出会いは?
「これも高校3年生の時に、地元の福井で観ました。ツアー公演で。ちょうど声楽を学び始めてしばらくした頃だったので、音楽の魅力にまず感動しました。それにちょっと、小洒落た感じがありますよね。そこがすごく魅力的でした。当時出ていたVHSビデオも買って、達郎とふたりでずっと観ていました。達郎もハマっていたと思います」
劇団四季の海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』の製作発表が6月8日、都内にて行われました。
会見では、劇団四季の吉田智誉樹代表取締役社長、ディズニー・シアトリカル・プロダクションズのフェリペ・ガンバ国際戦略担当ディレクターが作品の魅力や、上演の意義を語るとともに、注目が集まっていた出演候補者(主要5役)も発表になりました。
本作のキャストは劇団内外を問わず、公開オーディションを実施。
書類応募総数1600通という中から選ばれた精鋭たちがこの場で初披露となりました。
その会見の模様をレポートします。
【『ノートルダムの鐘』バックナンバー】
▽ カジモド役候補3名
▽ フロロー役候補
▽ エスメラルダ役候補
▽ フィーバス役候補
▽ クロパン役候補
劇団四季が上演しているミュージカル『アラジン』が5月24日、上演1周年を迎えた。
『アラジン』はこれまでも『美女と野獣』『ライオンキング』『リトルマーメイド』など、夢と愛に溢れた素敵な物語をミュージカルにしてきたディズニーが、2014年にブロードウェイで初演した作品。原作は1992年に公開された劇場版長編アニメーションで、砂漠の王国アグラバーを舞台に、王国の姫ジャスミンに恋をした貧しい青年アラジン、おなじみランプの精ジーニーらが活躍する冒険とロマンといった原作映画の魅力がそのまま舞台上にも広がる。劇団四季が上演する日本版は、2015年に米国に続いて世界2番目のはやさで開幕し、1年たったいまでも数ヵ月先までチケットがとれない人気っぷりだ。
その人気のほどは、24日時点での総公演回数337回、通算入場者数は約39万人、この1年間、全ての公演日が完売。空席ゼロ(有効販売席中)という数字からも見てとれることができよう。
この日は本編終了後、出演者を代表してジーニー役の瀧山久志が「サラーム、皆さま、本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。『アラジン』日本公演は、本日、上演1周年を迎えました」と客席に報告。重ねて「開幕以来、劇場にお運びいただいたお客様は、のべ39万人。『アラジン』を愛し、育んでくださったすべての皆様へ、出演者・スタッフ一同、心より御礼申し上げます。これからも、皆さまへ作品の感動をお届けできますよう、一回一回の舞台を精一杯つとめてまいります。どうぞ、1万年以上のロングランとなりますよう、ご支援よろしくお願い申し上げます」と感謝の言葉を伝えた。
観た者すべてをとりこにする、エンターテインメントの要素がすべて詰まった大ヒットミュージカル。チケットはかなりの争奪戦ではあるが、ぜひ一度劇場へ足を運び、その人気の理由を体感してほしい。
文:平野祥恵(ぴあ)
劇団四季ミュージカル『アラジン』大ヒット1周年!の続きを読む
【チケットぴあニュース】
劇団四季が上演しているミュージカル『オペラ座の怪人』が来年3月、横浜で上演されることが決定し、5月23日、製作発表会見が行われた。会見には劇団四季の吉田智誉樹代表取締役社長と、黒岩祐治神奈川県知事が出席。4年ぶりとなる四季の横浜公演に対する両者の熱い思いが語られた。
『オペラ座の怪人』はパリ・オペラ座の地下に棲み、歌姫クリスティーヌに恋をする"怪人"の悲しい愛の姿が描かれたミュージカル。巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーの美麗な楽曲が全編を貫く、ミュージカル界を代表する傑作であり、全世界で30ヵ国・13言語で上演され、1億4千万人以上が観たというメガヒット作だ。日本ではブロードウェイと同じ1988年に初演、以降現時点で6645回上演されている。首都圏では、東京・電通四季劇場[海]で上演されていた2013年6月以来の登場だ。
▽吉田智誉樹 劇団四季代表取締役社長
また、劇団四季の横浜公演は2012年11月まで上演されていた『キャッツ』以来。吉田社長は「あざみ野に本社と稽古場を構える四季にとって、横浜はお膝もと。横浜に更なるマーケットを作り、微力ながら経済に貢献したい」と横浜での上演に気合を入れる。黒岩県知事も「私も『オペラ座の怪人』の大ファン。CATSシアターがなくなったときは、寂しいなと思っていました。神奈川県では"マグカル(マグネット・カルチャー)"の考えのもと、横浜をNYのブロードウェイのようにしたい、とやってきた。"ミュージカルが溢れる神奈川"というものが、一気に広がっていけば」と期待を寄せる。さらには「これをひとつのきっかけとして、劇団四季さんとは長い付き合いをし、色々な形で連携を深めていきたい。本当は劇団四季の全国の劇場を、すべて神奈川に持ってきて欲しいくらいです!」と話すほど、熱いラブコールを四季に送っていた。
▽黒岩祐治神奈川県知事
劇団四季の海外新作ミュージカルとして発表されている『ノートルダムの鐘』。
現在、この出演候補者オーディションが行われているが、4月18日、メインキャストであるカジモド役、エスメラルダ役のオーディション本選が行われた。そのレポートをお届けする。
オーディションは劇団内に限らないオープンオーディションで、約1600通書類審査の中からさらに予備審査を通過した85名が本選に残っている。
ミュージカル『ノートルダムの鐘』は世界的文豪ヴィクトル・ユーゴーの代表作『Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)』を原作に、2014年に米国で開幕した作品。1996年のディズニー劇場版長編アニメーションをもとに、『美女と野獣』『アラジン』等を手がけたアラン・メンケンが音楽を、『ウィキッド』等を手がけたスティーヴン・シュワルツが作詞を担当している。15世紀のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む男カジモド、その彼を密かに世話する大聖堂聖職者フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3人が愛するジプシーの娘エスメラルダを中心に、人間が抱える暗部と、その中に輝く愛の美しさを描き出す。今回上演されるディズニー製作版は、大掛かりで機械的な舞台機構に頼らず、世界観を簡潔にまとめた装置の中で、クワイヤ(聖歌隊)を舞台上に終始存在させるなど、きわめて演劇的な演出が見どころだ。
この日、報道陣に公開されたのは、まずエスメラルダ役のオーディション。
現在『ウェストサイド物語』アニタ役を好演している岡村美南、『リトルマーメイド』の愛らしいアリエルなどを持ち役としている三平果歩、『レ・ミゼラブル』エポニーヌ役などを経て劇団四季に入団した平田愛咲をはじめ、松山育恵、宮田愛、吉田絢香の6名が受験。
ディズニーアニメの中でも特に人気の高い作品を舞台化、フライングなど演劇的技術を駆使し、海の中の世界をファンタジックに描くミュージカル『リトルマーメイド』。
2013年4月に開幕したこの作品が4月7日、上演3周年を迎えました!
3年間での通算入場者数は約114万人という数字からは、人気のほどが伺えます。
(C)Disney
劇団四季『リトルマーメイド』が3周年を迎えましたの続きを読む