4月にKAAT神奈川芸術劇場 中スタジオで上演されるロックミュージカル 『5DAYS 辺境のロミオとジュリエット』。
【脚本・作詞・演出・石丸さち子】×【音楽・和田俊輔】という初タッグで描く、 「ロミオとジュリエット」 を下敷きにしたオリジナルミュージカル作品である本作。血縁、国境、性別、人種、宗教、経済など、見えない"ライン"に隔てられた若者が、その"ライン"をも飛び越え命を燃やした、たった5日間の恋を描きます。
詳しい作品概要・あらすじは コチラ!
げきぴあではそのビジュアル撮影に潜入!
東啓介さん・豊原江理佳さん・柳下大さんの撮影レポート 前編 に続き、今回の後編で、中山義紘さん・大山真志さん・マルシアさんのレポートをお届けします!!
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まずはこの方......中山義紘さん!

△中山さんが演じるのは、主人公ハワルの友人・ナウチ。

△Tシャツにジャージにスニーカーというラフなコーディネートですが、中山さんの力強い表情と立ち姿が、この作品の空気感を伝えます。

△顔の位置や体のひねり具合など、カメラマンの指示に一つひとつ的確に応えていく器用さ、そして全力投球で挑む姿が印象的な中山さん。「いい男だねえ!」と言われたときは、思わず笑顔に!

△躍動感を求められ、芝居をしているかのようにどんどん動いていきます。なめらかに飛んだり跳ねたりする姿は、ちょっと忍者のよう!?

△中山さんは関西発の俳優集団「劇団Patch」の一員。Patchでの活動は関西が中心ですが、NHK連続テレビ小説 『ごちそうさん』 『あさが来た』 『べっぴんさん』 に出演していたり、関西の朝の番組 『おはよう朝日土曜日です』 でも長く活躍されているので、テレビで観たことがある方も多いのでは? ナウチがどう物語に絡むのかはまだ謎に包まれていますが、中山さんの好演にぜひ注目したいところです!
そしてお次はこの方......大山真志さん!
△大山さんが演じるのは、ヒロイン・リェータ(豊原江理佳)の兄シーラ。ゼムリャという街の血と種を守る民族運動の若きリーダーです。

△だだもれる大人の男の色気!! 1カット1カットでパキパキとポーズを取っていく大山さんに、カメラマンも「完璧!」と声をかけながらどんどん撮影していきます。
△服装もカジュアルではありますが、東さんたち若手メンバーとはちょっと違う雰囲気。こういったところからもシーラのポジションが見えてきそうです。
△「かっこいい」「素晴らしい」とカメラマンに絶賛され、すぐに撮り終わってしまった大山さん。「最後、素敵な笑顔で!」と言われてニッコリ!

△NHK大河ドラマ『真田丸』 の真田信政役も務めた大山さん。舞台では、 『英雄のうた』 『トワイスアップ』 などの主演作品から、ミュージカル 『グランドホテル』 や 『ALTER BOYZ』 、『CLUB SEVEN 10th stage!』 、 『Club SLAZY』 、舞台 『弱虫ペダル』 などなど...作品名を並べただけでもあらゆるジャンルで活躍されていることがわかりますね! そんな大山さんが妹の恋をどう受け止めるのか、そして歌声も、楽しみです!!
ラストはこの方......マルシアさんです!
△マルシアさんが演じるのは、経済復興特別区【グラント】に引かれた"ライン"上に暮らす女・ドゥーシャ。レースとニットのワンピース&ヒールでドレッシーなコーディネートは、20代キャストと一戦を画します。その姿も、ただ大人の女性というだけではなく、そこに強い意志があることを一目で感じさせてくれるのが、マルシアさんのすごいところ!

△撮影中に美しいスタイルの秘訣を問われ、「役によって筋肉のつけ方が変わる」と女優魂を感じる答え。写真はキリッとした表情ですが、カメラマンに褒められて「なにおっしゃる!」と思わず笑ってしまっていたフレンドリーさも素敵でした。
デビュー30周年という節目のマルシアさん。ここ最近でも、シアタークリエ10周年記念公演 『TENTH』 、舞台 『ペール・ギュント』 、2月の 「『リトル・マーメイド』イン・コンサート」 と、芝居そして歌で魅了する作品に次々と出演されています。今回も"ライン"上に暮らす女という重要な役どころをどう演じるのか、20代のキャスト達の中でどんな存在感を放つのか、すごく楽しみですよね。
..........というわけで、ビジュアル撮影レポートはここまで。作品の雰囲気、伝わったでしょうか。開幕まであと約2か月、これからどうつくられていくのか楽しみにお待ちください!
公演は 4月3日(火)から23日(月)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ にて。
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ライター:中川實穂
撮影:源賀津己







△シンプルなファッションがこんなにもサマになってしまう、187cmの身長とこのルックス! 躍動感を出すためにジャンプするも、身長がありすぎてフレームからはみ出してしまうというまさかの展開も!(笑)
△若者たちの世の中に対する怒り、今を自由に生きたいという心の叫びをイメージし「険しい表情を意識しました」と東さん。常に子犬的癒しオーラを放っている方ですが、撮影中は微塵も感じさせません!
△豊原さんの役は、ヒロインのリェータ。「ロミオとジュリエット」 のジュリエットをイメージした役です。民族運動の若きリーダーである兄を持ち、対立する街で暮らすハワルとは引き裂かれてしまう役柄です。
△タンクトップにデニム、スニーカーというカジュアルなコーディネート。健康的なセクシーさが際立って、「そりゃハワルも一目で恋に落ちますよ!」と納得!
△「乙女チックに」という要望にこのポーズ! カメラをジッと見つめる姿に可憐さが漂います。
△ダンスをするようにポーズを取っていた豊原さん。カメラマンからも「キレキレでいいね!」と声がかかっていました。現代版のジュリエット...果たしてどんなヒロインを演じるのか、期待が高まります。
△豊原さんは、2008年のミュージカル「アニー」 アニー役、2016年の城田優さん演出のミュージカル 「アップル・ツリー」、昨年は音楽劇 『マリウス』 など、ミュージカルを中心に活躍する方。2015年にはニューヨークに留学して歌や演技の勉強もされていて、今回どんな姿&歌声を披露してくれるのか楽しみですね!
△柳下さんが演じるのは、ハワルの友人・ポドフ。リェータの兄・シーラ(大山真志)と衝突する、血気盛んな役どころです。
△直前まで東さんと仲良く会話していた柳下さんですが、撮影が始まると、スッと役に入り、強い目線でこぶしを握ると、グワッと何かが滲み出てきました。カメラマンから「キレイ!」という声がかかります。
△「若い躍動感」というリクエストを受け、ポケットに手を入れたまま走る感じをつくる柳下さん。その発想力!さすが!
△次々とポーズをきめていき、あっという間に撮影完了。余談ですが、柳下さんはこの作品の前も「ロミオとジュリエット」をベースにした作品(舞台 『Shakespeare's R&J シェイクスピアのロミオとジュリエット』 )に出演して、"ジュリエットを演じる学生"を演じるんですよ~。











































