劇団四季が新作ストレートプレイとして上演する『恋におちたシェイクスピア』の出演候補者が一部発表になった。
『恋におちたシェイクスピア』は、アカデミー賞7部門を受賞したマーク・ノーマンとトム・ストッパード脚本による同名映画(1998年米国/1999年日本公開)をベースに、リー・ホールが舞台脚本を手掛け、2014年7月より翌15年4月まで、英国ウェストエンドにて上演された作品。劇団四季はこの英国版の舞台脚本を用いて、新たな演出で"ノンレプリカ公演"として上演する。四季でのストレートプレイ新作上演は、2006年初演「鹿鳴館」以来12年ぶり。また演出は青木豪を起用。外部の演出家を招いて上演することも、劇団四季では非常に珍しい。
オーディションでは、その青木豪らが審査に参加。劇団内からのべ200名の俳優が挑戦し、10役以上あるメインの役柄の内、主要4役の出演候補者が決定した。主人公のウィリアム・シェイクスピアにはこれまでに『リトルマーメイド』エリックや『人間になりたがった猫』ライオネルなどを演じている上川一哉。ほか田邊真也、山本紗衣、阿久津陽一郎ら、劇団を代表する俳優陣が名を連ねている。創立65周年を迎える劇団四季が、12年ぶりに贈る新作ストレートプレイに注目だ。
以下、発表になった出演候補者。
ウィリアム・シェイクスピア
(主人公、若手の劇作家。妻と子どもを故郷に残し、ロンドンでひとり劇作に苦闘している)
上川 一哉
クリストファー・マーロウ
(シェイクスピアの親友。スランプである彼に、創作のヒントを与えてくれる人気劇作家)
田邊真也
ヴァイオラ・デ・レセップス
(ヒロイン。資産家の娘で演劇を愛している。シェイクスピアの新作オーディションに男と偽り参加する)
山本 紗衣
リチャード・バーベッジ
(カーテン座の看板役者。シェイクスピアの才能を認め、彼の作品を上演したがっている)
阿久津陽一郎
【公演情報】
6月22日(金)~8月26日(日) 自由劇場(東京)
一般発売:3/17(土)