2013年4月に、劇団四季60周年の新作として開幕した、ミュージカル『リトルマーメイド』。
ディズニーアニメの中でも特に人気の高い作品を舞台化、フライングなど演劇的技術を駆使し、海の中の世界をファンタジックに描くミュージカルです。
この作品が4月7日、上演2周年を迎えました!
当日時点での総公演回数は671回、通算入場者数は約76万人。
2年間でのチケット販売率は約99%(!!)と、開幕して2年たってもいまだその人気は衰えていません。
この日は本編終了後に、特別カーテンコールを実施。
キャスト全員で、劇中最後に登場するナンバー『フィナーレ』をもう一度合唱した後、キャストを代表して、トリトン役の芝清道さんが
「これからも、お客様一人一人の心に熱い感動をお届けできるよう全力で泳いでまいります」と感謝の気持ちを客席に伝えました。
(C)Disney 撮影:下坂敦俊
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「リバーダンス」初日レポート
何の予備知識も不要!驚異的な身体能力で繰り出される超スピードの足技と、懐かしさと神秘さを併せ持った一流のアイルランド音楽によって、アイルランドの5000年にも及ぶ歴史と人々の想いを2時間で体感できる、大興奮のショーです。
『リバーダンス』は、欧州で開催されるエンタテインメントの祭典・ユーロビジョンソングコンテストでアイルランドが開催国となった1994年に作られた題目をもとにして作られた、伝統とモダンが共存するエンタテインメントショーです。20周年を迎えたプロダクションで7年ぶりの来日ツアーということで、東京公演に足を運んできました。
新演出版 ミュージカル『タイタニック』が、4月5日(日)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて、大盛況のうちに千秋楽を迎えました!
東京19回・大阪6回の長期にわたる公演は、連日鳴り止まない拍手でカーテンコールが繰り返され、当日販売の立見券も完売するほどの大好評。
実際に船のセットが沈没すると言う前演出と異なり、キャスト22名が登場人物62名を次々に演じ分けると共に、巨大な豪華客船の沈没をシンプルな舞台セットで表現する、今回の新演出版。
一等客室の上流階級の人々から、
三等客室に乗船した庶民、
そして乗務員が、それぞれ描く、豪華客船タイタニックに対する希望。
その船が沈没という現実に対して、それぞれが向き合う選択と運命。
登場人物やキャストの誰かにハイライトを当てるわけでも、大規模なセットを使用するわけでも無いのに、目が足りなくなるくらい引き込まれる舞台でしたが、最後にスクリーンにタイタニック号沈没で亡くなった乗船者名簿が映し出されると、ほうっと一息つくと共に、涙をすする音が会場内から聞こえてきました。
演出家トム・サザーランドがげきぴあの顔合わせレポートにて「実際に生きていた人たちの物語に焦点を当てることがこのミュージカルのメインテーマ」「このミュージカルは人間性そのものを讃えている」とコメントしていた通り、タイタニックに乗船していた人々の思いや生き方が濃厚に描かれていた作品でした。
最後に、加藤和樹さんの、千秋楽公演でのご挨拶をご紹介させていただきます;
本日はミュージカル『タイタニック』大阪千秋楽にお越しいただき、ありがとうございました。
3月、東京で幕が開き、早いもので今日4月5日、無事に大千秋楽を終えることができました。
トムがイギリス ロンドンより来日し、僕達に演出していく中で、もちろんパンフレットやチラシにも書かれていることですが、船の悲劇ではなく、そこに生きた人達の物語であるということを僕達キャストそれぞれがそれぞれの役で解釈しながら演じてきました。
ですが、僕達が演じたのは、先ほど犠牲者の名前がありましたが、ほんの一部です。
きっとそれぞれにもっと色々な物語があったはずですし、ちゃんと起きた事実をしっかり受け止めながら、一日一日僕達も命を懸けて演じてきました。
今日でこのミュージカルは終わってしまいますが、僕達もそれぞれの活動の中で、命を懸けてでもやらなければいけないことがあると胸に刻みながら、それぞれの活動に邁進していきたいと思いますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。
本日はどうもありがとうございました!
いよいよ世界初演の幕を開ける『デスノート THE MUSICAL』。
初日前日、4月5日にはゲネプロが公開され、同時に浦井健治、柿澤勇人、小池徹平の囲み取材が行われました。
その囲み取材で発せられた、皆さんの意気込みをお届けします!
主人公・夜神月(やがみらいと)役の浦井健治さんは
「いま興奮状態です。世界初演、日本初演のオリジナル作品ということで、カンパニーが一致団結して、『デスノート』の世界に酔いしれて作っている状況です」と現在の心境を。
また「ワイルドホーンさんが1曲1曲、本当に『デスノート』を愛して作ってくださった。各キャラクターの歌があり、死神のリュークやレムまで歌うというのがミュージカルならでは。さらに日本という身近なフィールドを舞台にしているというのも、栗山さんの演出では効果的に扱われていて、様々な問題提起も感じることが多い。素敵な演劇的な部分もある作品になっているんじゃないかなと思います」とアピールポイントを語ります。
同じく夜神月を演じる柿澤勇人さんは
「世界初演とは思えないほどの順調ぶり。キャスト、スタッフ一同、一致団結して、明日の初日に向けて準備をしています。早くこの作品をお届けしたい。健ちゃん(浦井)が言ってくれたとおりなのですが、原作の漫画の濃いキャラクター性で、アニメのような面白さももちろんありますが、今回のミュージカル化では現代日本を舞台にしているということで日本人が観たら誰でも、何かしら突き刺さるメッセージがたくさん含まれている。音楽もすごく魅力的なので、マンガを知らない方も、映画を見た方も、ファンの方もそうでない方も楽しめる作品になっていると思いますので、本当に自信を持ってやるだけです」と自信を見せます。
そしてふたりのライトと対決する、探偵L(エル)は小池徹平さん。
「劇場に入って照明などが入ることで、すべてのスタッフさん、キャストがまとまって、みんなが「こんな感じなんだな」と自覚が出て、ここからいよいよスタート。みんなかなり気合いが入っています。本当に楽しんでいただける作品になっているんじゃないかなと思います」と話しました。
Lは原作でも人気の高いキャラクターですが、小池さん、なかなかのビジュアル再現率!
そして会見は裸足で登場です。
「ラフすぎて申し訳ないな、この場には似合わないなと思いますが、Lは見た目を気にするよりも頭脳を使って追い詰めることにすべてをかけてる人だと思いますし...衣裳の着心地はいいです」とのこと。
さらにメイクについても「クマとか(原作を)意識はしてやってるようにしています。(メイクですか?と聞かれ)稽古のしすぎ(でクマが出来ている)とかじゃないです(笑)、僕自身は健康です!」と笑っていました。
宝塚歌劇星組「ミュージカル・プレイ『黒豹の如く』/ダイナミック・ドリーム『Dear DIAMOND!!-101カラットの永遠の輝き-』」東京公演が3月27日、東京宝塚劇場で開幕しました。
この公演は、2009年より星組トップスターとして組を牽引し、絶大な人気を誇った柚希礼音のサヨナラ公演。
柚希とコンビを組んでいたトップ娘役・夢咲ねねも同時退団。
様々な名作を贈り出した人気トップコンビの宝塚での最後の公演ということで、大きな注目を集めています。
初日に先駆け同日、柚希、夢咲が取材に応じました。
その会見の様子をレポートします。
==ミュージカル・プレイ『黒豹の如く』==
==ダイナミック・ドリーム『Dear DIAMOND!!-101カラットの永遠の輝き-』==
柚希礼音&夢咲ねね 囲み取材
「こうして取材していただくのも最後だと思うと...。(報道陣からそんなことないと言われ)そうでもない(笑)? あの、幸せです。最後までよろしくお願いいたします」と柚希さん。
夢咲さんも
「私も最後の公演なので、精一杯自分の力を出し切って燃え尽きたいと思いますので、最後までよろしくお願いいたします」とご挨拶。
■CLUB SEVEN 10th stage! 集中連載vol.4■
★ 開幕レポート ★
節目にして集大成の『CLUB SEVEN』開幕!
俳優兼演出家であり、日本を代表するタップダンサーでもある玉野和紀が贈るショー・ステージ『CLUB SEVEN 10th stage!』が4月2日(木)、東京・シアタークリエで開幕する。勢いのある旬の俳優を配し、幅広い層から人気を集めるシリーズだが、今回も東山義久、西村直人、中河内雅貴、相葉裕樹、佐々木喜英、大山真志、白羽ゆり、蒼乃夕妃ら、実力派からイケメン俳優、元宝塚スターまで豪華なメンバーが揃った。4月1日には開幕に先駆けて最終舞台稽古が公開。その模様をレポートする。
舞台はソング&ダンスパート、スケッチと呼ばれる寸劇の数々、ストーリー性のあるミニ・ミュージカルなど、あらゆるエンターテインメントの要素を詰め込み、スピーディに展開。スケッチでナンセンスな笑いに客席を落とし、ドラマチックなダンスシーンでうっとりとさせ、ミニ・ミュージカルではホロリとさせる。舞台の勢いにあわせ観る側の感情もジェットコースターのように大きく起伏する。その臨場感はライブ・エンターテインメントの究極の楽しみだ。
また人気コーナー『五十音順ヒットメドレー』では、100曲近いナンバーを数珠繋ぎで披露。音楽からCM、芸人、キャラクターなど最近のヒットのパロディが次々と登場し、観る側はお気楽に大笑いできる楽しいコーナーだが、女装に扮装、カブリものと怒涛のように衣裳も替え演じていく俳優陣は見るからにハードそう。だがそのハードさが俳優たちのリミッターを外すのだろう、汗とともに俳優たちから溢れんばかりの魅力がほとばしる。今回も玉野、東山、西村らベテラン陣が様々な得意技で自分のフィールドに空気の流れを持っていけば、負けじと中河内、相葉、佐々木、大山ら若手が瞬発力良くハジケていて、素敵な表情を見せていた。アドリブ性も高く、真剣勝負でありながらも俳優たちの素の表情も垣間見れるのも、ファンにとっては嬉しいところ。
2003年から始まり、今回で記念すべき10回目の公演を迎えるが、玉野によると今回は節目であり集大成とのこと。どんなジャンルであれ、ライブ・エンターテインメントが好きな人は観ておくことをおススメする。
公演は4月20日(月)まで同劇場にて。その後4月23日(木)に福岡市民会館 大ホール、4月27日(月)に愛知県芸術劇場 大ホール、4月25日(土)・26日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。チケットは発売中。
以下、舞台写真とともにその魅力を少しばかりご紹介。
(掲載は順不同です)
(抜粋のご紹介ではありますが、まっさらな状態で観劇されたい方は、以下ご注意ください)
▼ 玉野和紀さん
日本を代表するタップダンサーでもある玉野さん、やっぱりタップのシーンは圧巻です!
▼ 東山義久さん
クールガイなイメージの東山さんですが、誰よりも激しくヒドイ(←悪口ではないですあしからず...)扮装を嬉々として着こなしていらっしゃいました(笑)。
▼ 西村直人さん
皆勤賞の西村さんはおなじみのキャラも多数!
▼ 中河内雅貴さん
ベテランチームと若手チームの橋渡し的なポジションで、大奮闘の中河内さん。
その芸達者ぶりに唸らされます。
▼ 相葉裕樹さん
スケッチでもミニミュージカルでもその演技力が爆発。
コメディセンスも抜群です。
▼ 佐々木喜英さん
時折りみせるはにかんだ笑顔も素敵。
そして臆せず見せる変顔も!
▼ 大山真志さん
今回初参加にして最年少。
ということで無茶ぶりも多く降りかかる...か!?
五十音順メドレーでは様々なキャラに扮します!
ああ、本当は全部ご紹介したい...。
▼ 白羽ゆりさん
ダンスに歌にとマルチに活躍。
そしてミニミュージカルでは泣かせます...。
▼ 蒼乃夕妃さん
名ダンサーでもある蒼乃さん。
東山さんとのペアダンスをみせたこのシーンは、濃厚かつハイレベルで見惚れてしまいました。
■CLUB SEVEN 10th stage! 集中連載vol.3■
稽古場レポートをお届けしている『CLUB SEVEN 10th stage!』ですが、今回は脚本・構成から演出・振付・出演までこなす、玉野和紀さんのインタビューをお届けします。
「今回が集大成」という衝撃的な発言も...!
★ 玉野和紀 INTERVIEW ★
――『CLUB SEVEN』も10回目になりましたね。もう玉野さんのライフワークと言ってよいものになっているのではないでしょうか。
「そうですね、ライフワークになりました。もう、はじめてから12年です」
――ご自身で作品を作ったり、海外ミュージカルの演出等々もやられていますが、なぜこのショーを創ることにこだわってやっていらっしゃるのでしょう。
「やっぱり、最近の日本のエンタメシーンからショーがなくなってきはじめましたから、それを伝えたいというのがまずあります。僕たちが若い頃は色々なショーがありました。先入観なしにとにかく楽しく観られるものをなくしちゃいけないという気持ちが大きいです。1本のミュージカルで、ちゃんとストーリーがあって感動できるものと、ショーのように娯楽としてのエンターテインメントの舞台、両方やっていきたいなと思っているんです」
日本でも絶大な人気を誇る作曲家、フランク・ワイルドホーン。
ブロードウェイの第一線で活躍する音楽家で、彼が手掛けた作品は『ジキル&ハイド』をはじめ、『スカーレット ピンパーネル』『ドラキュラ』『MITSUKO』『ルドルフ ザ・ラスト・キス』『ボニー&クライド』『アリス・イン・ワンダーランド』『GOLD~カミーユとロダン~』etc...とヒット作揃いであり、この日本でも数多く上演されています。
まもなくワールドプレミアが開幕する『デスノート THE MUSICAL』もワイルドホーン作品。
ミュージカルに詳しくない方でも、『ジキル&ハイド』の劇中歌「時が来た」は1992年アルベールビル冬季オリンピックの公式テーマ曲にもなっている、といえばその凄さが伝わるのではないでしょうか。
そんな偉大なる作曲家フランク・ワイルドホーンのコンサートが初来日決定!
フランクの楽曲を日本のミュージカルスターが歌うコンサート『フランク&フレンズ』というのは過去にも上演されていますが、今回は彼自身がプロデュースし、彼のバンドが演奏する形態で、海外でも上演されているバージョンの来日公演です。
3月25日、この来日記者会見が行われました。
登壇者はフランク・ワイルドホーン、和央ようか、トーマス・ボルヒャートの3名。
ということでまずはこのコンサートの出演者をご紹介。
●トーマス・ボルヒャート
ドイツ語圏ミュージカルで数々の主役・タイトルロールを務めているスター。
ワイルドホーン作品では『ジキル&ハイド』ジキルとハイド、『ドラキュラ』ドラキュラ伯爵、『モンテ・クリスト伯』エドモンなど。
ほかに印象的な役としては『ダンス オブ ヴァンパイア』のクロロック伯爵や、『モーツァルト!』初演のレオポルトなどがあります。
●和央ようか
元宝塚宙組トップスター。退団公演『NEVER SAY GOODBYE』はワイルドホーンが音楽を書き下ろしました。ブロードウェイの作曲家が宝塚に楽曲提供するのはこれが初めてのことでした。
その後『ドラキュラ』のドラキュラ伯爵役を演じ、これは世界で初めて女性が伯爵役を演じたことでも話題に。
そして、ワイルドホーン氏の婚約者でもあります!
会見の後半はほぼおふたりのラブラブな話題に質問が集中しました。
●サブリナ・ヴェッカリン
来日経験もあるので日本のミュージカルファンにもおなじみかもしれません。ヨーロッパで活躍する若手スターです。
『三銃士』のコンスタンス、ドイツ版『ウィキッド』初演のエルファバなど錚々たる役どころを演じていますが、日本と関係あるところでは、東宝制作のミュージカル『マリー・アントワネット』が初の海外進出したブレーメン公演で、主人公のひとりマルグリット・アルノーをオリジナルキャストとして演じています。
●ダグラス・シルズ
ブロードウェイからはトニー賞主演男優賞ノミネートの実力派が来日。
ダグラスは『スカーレット ピンパーネル』の主人公パーシーのオリジナルキャストです!
●ジャッキー・バーンズ
2009年、トニー賞で最優秀リバイバル・ミュージカル作品賞獲得を受賞した『ヘアー』のオリジナルキャスト。
『ウィキッド』のエルファバも長らく演じていました。
『If/Then』ではヒロイン・エリザベスも演じています(この役、ファーストキャストはあの『アナ雪』の、そして『RENT』モーリーンのイディナ・メンゼル!)
ヨーロッパ勢2人、ブロードウェイ勢2人、プラス日本代表1名、の豪華布陣です!
■CLUB SEVEN 10th stage! 集中連載vol.2■
玉野和紀が贈る怒涛のジェットコースター大娯楽エンターテインメント『CLUB SEVEN』。
玉野和紀が贈る怒涛のジェットコースター大娯楽エンターテインメント『CLUB SEVEN』。
前回に続き、稽古場の様子をお届けします。
『CLUB SEVEN』にはカッコいいダンスナンバーやミニミュージカルとともに、スケッチと呼ばれる寸劇がいくつも盛り込まれています。
今まで9回の公演を重ねる中で、スケッチのシーンにも人気キャラクターが数多く誕生しました。
玉野さんが扮する何を言ってるかわからない【監督シリーズ】や、今回ご紹介するこのシーンのキャラクターなどが筆頭格!
【玉子・ニャンコシリーズ】、今回も登場です!
玉野さんが扮する"玉子"と、西村直人さん演じる"ニャンコ"のコンビが大活躍。
ふたりとも、意外とカワイイ!? のです。