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宝塚歌劇団星組で6年以上、男役トップスター・柚希礼音に寄り添いトップ娘役を務めた夢咲ねね。100周年の宝塚を牽引した稀にみる大型トップコンビだっただけに、その後の活動に注目が集まっているが、夢咲は退団後一作目にミュージカル『サンセット大通り』の出演を決意した。退団から数日後、髪を切り晴れやかな表情で現れた彼女に、今の心境を聞いた。

夢咲ねね_DSC125.jpg「退団は柚希礼音さんと一緒に、というのが私の夢でした。その退団の日が目の前に迫ってきたとき、12年間宝塚一筋できた私は、やめてからどうしたらいいのか分からなくて...。しばらく休養しようかなとか、色々考えていたときにこの舞台のお話を頂きました。まず星組のトップでいらした、とうこさん(安蘭けい)がいらっしゃるということで安心しました」。主役の大女優ノーマを演じる安蘭とは、星組に組替え後すぐ『赤と黒』でみっちり芝居をした間柄。「あのときは心細かった私を、お食事に誘って下さったりとても優しかった。今回も『何でも頼ってきてね』とおっしゃって頂いて、本当に心強いです」。
 
『サンセット大通り』は1995年トニー賞7部門に輝いた傑作ミュージカル。売れない脚本家ジョーが、一世を風靡した大女優ノーマの豪邸に住み込むようになり、男女の愛、孤独とプライド、さまざまな感情が絡むドラマへと発展する。夢咲は1950年公開の映画も日本初演の舞台も観たという。「アンドリュー・ロイド=ウェバーさんの音楽によって、舞台はよりサスペンス要素が濃厚だなと感じました。私が演じるベティは婚約者がいながら同じ脚本家のジョーに惹かれていく女性。ノーマがミステリアスなら、ベティは明るく前向きな女性だなと思いました。ジョーにとって"北風と太陽"の"太陽"のように演じたいです」。


夢咲ねね_DSC054.jpg今回、安蘭けい&平方元基、濱田めぐみ&柿澤勇人という二組のノーマ&ジョーと絡むのも挑戦だ。「平方さんと柿澤さんは、舞台を拝見しても全然違う持ち味の方だなと思いました。おふたりとも違う炎を持ってらっしゃるというか! ジョーとは"ザ・ラブデュエット"という感じの素敵な曲があります。今は転調や拍子の変化にびっくりする楽譜を見ながら、音符と格闘中(笑)。お芝居を大切にされるという、演出の鈴木裕美さんにみっちりお稽古して頂いて、新しいベティが生まれたらいいなと思います」。
 
スタイル抜群の可憐な容姿とは裏腹に、これまで数々の大作でヒロインを演じ切った"底力"と実力がある。「本来の私は自分の思いを人に伝えるのがちょっと苦手。だからこそ、役を通して感情を伝えるお芝居がとても好きで、それが私の生きる手段なのだと気付きました」。舞台の初日が誕生日という偶然も、新たな一歩を踏み出す後押しになったという。「宝塚では本当に120パーセントの力を出し切ってやってきたので、その経験を生かして頑張れたら」。新たに生まれ変わった夢咲ねねに出会えるはずである。
 
公演は7月4日(土)から20日(月・祝)まで東京・赤坂ACTシアター、7月25日(土)・26日(日)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、7月31日(金)から8月2日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。チケットは発売中。

取材・文:小野寺亜紀
撮影:奥村達也

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★速報★『RENT』製作発表レポート

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■『RENT』2015年 vol.1■


今年も『RENT』がやってきます!

20世紀末のNY、セクシャルマイノリティー、HIVポジティブ、貧困、麻薬中毒...様々な現代的な悩みを抱えながらも、夢に向かって生きている若者たちの姿を描き、1996年度トニー賞では10部門にノミネート(うち4部門で受賞)という旋風を巻き起こしたロック・ミュージカル。
若者が抱えるセンシティブな感情が、『Seasons of Love』などの珠玉のナンバーで綴られ、世界中で熱狂的なファンを獲得している作品です。
(ちなみに今をときめくイディナ・メンゼルは本作のオリジナルキャストであり、本作は彼女にとってのブロードウェイ・デビュー作でもあります)

日本でもたびたび上演されている作品ですが、2012年にはオリジナル版の演出を手掛けたマイケル・グライフによる新演出版が登場、好評を博しました。
2015年もその新演出版での登場。
新キャストも加わり、どんな『RENT』が誕生するのか楽しみです!

★2012年版の特集はコチラから!


6月8日、本作の製作発表会見が都内ライブハウスにて行われました。
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「ア・フュー・グッドメン」稽古場取材

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ア・フュー・グッドメンの稽古場取材に行って参りました!

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淵上泰史さんは本作品が初舞台とのことですが、瀬奈じゅんさんとのかけ合いはとても迫力がありました!
平埜生成さんは本物の海兵隊と言わんばかりの堂々たる演技で、見ているコチラの背筋が思わずピシッとなります。
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田口トモロヲさん演じるジェセップ大佐は権力を振りかざし、相手をねじ伏せようとする人物、
小西遼生さん演じるロスは聡明で且つ冷静沈着な人物、どちらも個性的なキャラクターを見事に演じきっていました。
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その後は一般のお客様を交えての座談会!
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司会進行は阿部丈二さん、素敵な進行でキャストの皆さんも和やかな雰囲気です。
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演出の鈴木勝秀さんも含め、笑いありの楽しい座談会となりました!
公演初日は6月19日(金)19:00 天王洲 銀河劇場にて。前売券のほかに様々な企画チケットも絶賛発売中です!

当日の稽古場レポートとチケットに関する情報に関しては下記をクリック!

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「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE」
第5弾キャストが発表になりました!キャストからのコメントをご紹介させていただきます♪

◆西園寺日寄子役 水越朝弓さんコメント◆
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皆さま初めまして。西園寺日寄子役を演じさせていただきます水越朝弓です。
ダンガンロンパは、初演の『ダンガンロンパTHE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~』を観させて頂いていて、多くの個性的なキャラクターやその世界観がとても印象深く残り、それからアニメも見るようになりました。この作品に携われる事になりとても光栄です。
今回演じさせて頂く西園寺日寄子のような毒舌キャラクターは、初めての役なので今からどうなるのかすごく楽しみです!
皆様の期待に応えられる『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~』を作っていきたいと思います。宜しくお願いします!

小泉真昼役 千倉里菜さんコメント◆
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皆さん初めまして!小泉真昼役を演じさせて頂くことになりました、千倉里菜です。
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』はすでにアニメで見ていて、今回『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~』の舞台に出演できることが決まって、すぐゲームを買いに行きました!さっそくハマっています...みんな個性豊かで素敵なキャラクターばかりで。
舞台では小泉真昼ちゃんの素敵なキャラを私なりにもっと引き出せるように一生懸命頑張ります!



◆公演情報◆
「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE」
日時:2015年12月3日(木)~2015年12月13日(日)
会場:Zeppブルーシアター六本木

『トロイラスとクレシダ』制作発表レポート

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■『トロイラスとクレシダ』vol.5■

「現代日本の姿も映す」シェイクスピアの問題劇、今夏上演
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シェイクスピア劇の中で、世界的に見ても特に上演機会の少ない異色作『トロイラスとクレシダ』がこの夏上演される。6月2日、都内にてこの作品の制作発表会が開催され、タイトルロールを務める浦井健治とソニンをはじめとする出演者たち、演出の鵜山仁らが登壇した。 

紀元前のトロイ戦争を背景に、男女の愛と裏切りと、国同士の戦いという二本の柱を軸に、一癖も二癖もある登場人物たちの姿が描かれていく作品。喜劇、悲劇、歴史劇のすべての要素があり、分類不能であることから"問題劇"と称されることも多い。だが翻訳を務める小田島雄志は「以前、イギリスの知人が『この作品は演出家が一番やりたがる本であり、観客が一番観たくない本である』と言っていた(笑)。ただ最近になって、人間というものははっきり割り切れるものではないという人間観が広まってきてから、この芝居が面白いのではという興味が観客側にも沸いてきたと思う」と、今上演することへの期待を語る。また演出の鵜山は「愛や信義、名誉といったプラスのもの、良きものが壊れていく時にどのくらいのエネルギーを出すか。その崩壊のエネルギーを極大に感じられた時、崩壊した後に生きていくには何が必要になるか、何が支えになるか、そういうことを描いた作品だと思っています」とポイントを話した。 

クリエイター陣の意気込みを聞き、出演陣からも作品の上演意義を深く掘り下げたコメントが続く。トロイの王子・トロイラスを演じる浦井は「鵜山さんが仰った『混沌から未来へ』というのがテーマなんだろうな思いながら伺っていました。結論が出ないけれど結局は進んでいかなきゃいけないというのがとても現代的であり、現代日本の姿も表しているのかなと思います」と話し、ヒロイン・クレシダ役のソニンも「喜劇なのか悲劇なのか歴史劇なのか...という話ですが、人生って、時に悲劇だったり、すごく滑稽だったり、美しかったり汚かったり、そういうものが混ざっている、混沌とした世界なんじゃないかなとふと思いました」と語る。ふたりともこの作品の世界が我々の世界と地続きであることを感じているようだった。 

この日の登壇者はほかに岡本健一、渡辺徹、今井朋彦、横田栄司、吉田栄作、江守徹。意気込みを熱く雄弁に語る共演者を見て、年長の江守が「みんなよくしゃべるのでひと言だけ...。新人のつもりで頑張ります」と話し、一同が大笑いする場面も。気心の知れた豪華出演陣が、この壮大な戯曲をどう舞台上に描き出すのか、楽しみに待とう。 
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公演は7月15日(水)から8月2日(日)まで、東京・世田谷パブリックシアターにて。チケットは発売中。ほか石川、兵庫、岐阜、滋賀公演あり。



...ということで、6月2日に『トロイラスとクレシダ』の制作発表会見が行われたのですが、キャストインタビューなどすでにこの作品の魅力を続々とお伝えしていますげきぴあは、もう少し詳しくレポートをお届けします!

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舞台やドラマでの活躍が目覚ましい、大阪府出身の俳優、水田航生が、アンドリュー・ロイド=ウェバーが手掛けたミュージカル『サンセット大通り』に出演する。作品に対する思いを聞いた。

水田航生_DSC0088.jpgミュージカルの歴史に名を残す、アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲した『サンセット大通り』は、1993年にロンドンで初演。その後ブロードウェイで開幕し、1995年にはトニー賞7部門を受賞した。日本では鈴木裕美の演出で2012年に上演され大きな話題を呼んだ。今回再演が決定し、「あのロイド=ウェバーさんの作品に初めて出演できるなんて、本当に光栄で嬉しいです。しかも演出は、よく舞台を拝見していて面白い作品を作られるなぁと尊敬していた鈴木裕美さん。早く鈴木さんと作品について語り合いたいです」と、舞台稽古に入るのが待ちきれないようだ。

ビリー・ワイルダー監督の傑作同名映画をベースに、ハリウッドでかつては名を馳せていた大女優ノーマが、過去の栄光を忘れることができず、仕事や男性に執着し、暴走していく姿をサスペンスやホラー仕立てで描く。「日本版の初演の映像を見たら、劇場の温度が5℃下がっていくような怖さでした(笑)。客席にスモークや霧が漏れていくような感覚ですね」。楽曲を聞くだけで、その独特の世界観が今でも甦るという。「一曲の中で調や拍子がドンドンと変化していくのがロイド=ウェバーさんの楽曲の難しさ。リズムを取るのも大変ですし、セリフの掛け合いが多い。曲を聞かせるだけではなく、会話としても成立させなければいけないんです」

水田航生_DSC0047.jpgノーマは若い脚本家のジョーと恋に落ちる。水田が演じるのは、ジョーの親友で映画助監督のアーティだ。「アーティは明るくてハッピーな人ですが、彼の婚約者ベティもジョーに恋心を持つんです。アーティが魅力的であればあるほど、観客にアーティを選んだほうがいいのにと思ってもらえる。アーティの魅力との対比で、舞台の重くて妖しい世界がより際立つようにしたいですね」。ジョーはダブルキャストで平方元基と柿澤勇人が務める。「元基くんもカッキ―(柿澤)も気心しれた仲で、会ってもくだらない話しかしない(笑)。でも、ふたりとも今やミュージカル界を引っ張る存在なのですごいです。僕も相手によって芝居を変えるのではなく、そのときのリアルな感情を表現できれば」と意気込む。

小学生から習うダンスも舞台に映える水田。ミュージカル界を担う若手のひとりになるであろう、彼に注目したい。

公演は7月4日(土)から20日(月・祝)まで東京・赤坂ACTシアター、7月25日(土)・26日(日)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、7月31日(金)から8月2日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。チケットは発売中。

取材・文 米満ゆうこ
撮影:奥村達也

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舞台 「アドルフに告ぐ」が本日開幕!!

舞台 「アドルフに告ぐ」が本日より開幕します。
昨日、開幕に先立って行われたゲネプロ公演の様子をお届けします。

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ベルリンオリンピック開催の裏で、ある秘密文書が消えた。
アドルフ・ヒットラーの出生の秘密が記されたこの文書に、
ふたりの青年アドルフ・カウフマンとアドルフ・カミル、
そして多くの男女の運命が翻弄されていく物語。

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協合通信のドイツ特派記者である峠草平(鶴見辰吾)の回想シーンから物語は始まる。秘密文書について重要な役割を担い、本作の一連の事件は彼の回想で語られている。


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幼少期のアドルフ・カウフマン(成河)と、母の由季江・カウフマン(朝海ひかる)。
ドイツ人の父と、日本人の母のハーフであるアドルフ・カウフマンは、父親の強い要望によりナチスの幹部養成所への入学を進められ、抵抗を試みるもドイツ本国へと送られてしまう。

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幼少期のアドルフ・カミル(松下洸平)とアドルフ・カウフマン。
2人は親友だったが、カウフマンがドイツへ送られてから、それぞれの過酷な環境が彼ら自身と彼らの関係性を変えていく。


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ドイツに送られたカウフマンは、強烈な教育により徐々にナチズムへと染められていく。

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2015年9月に初来日公演を行うブロードウェイミュージカル「ピピン」のスペシャルサポーターに女優・米倉涼子が就任した。


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                                   Masahiro Noguchi


スペシャルサポーター 米倉涼子 コメント》

 

すごく楽しかったです。素晴らしい音楽に加えて、ダンスや、歌唱力、衣裳、ライティング、

サーカス要素など、見どころが沢山あって、とにかく満足!です。

 役のピピンの心情が、英語がわからなくても、紙芝居のように、彼が今どんな気持ちでいるのかが良く分かります。もしも私が舞台に立っていたら、えらいこっちゃ、と思って見てました(笑)

 演の方もサーカスをやっているし、歌も、フォッシー・スタイルのダンスも多いし、お話をリードしていかなければならないので、とても大変だなと...

とにかくピピン、凄かったです!


2012年にブロードウェイ公演の「シカゴ」に主演した米倉涼子は、この「ピピン」の大ファンで、2013年のリバイバル版初演時にもニューヨークで観劇している。「シカゴ」とピピン」の共通点は、2作品ともブロードウェイの鬼才ボブ・フォッシーによる名作のリバイバル(再演)であるということ。

ボブ・フォッシーは、自身のキャリアはダンサーから始まり、振付、舞台演出、そして映画「キャバレー」や「オール・ザット・ジャズ」を生んだ映画監督となり、1987年に60歳で他界した。1973年には「ピピン」(初演時)でトニー賞、「キャバレー」でアカデミー賞、「ライザ・ウィズ・ア・Z」でエミー賞の三冠に輝き、舞台芸術と映像の分野で、米エンターテイメント界の伝説となった。

彼の独特な振付「フォッシー・スタイル」は、ブロードウェイやダンス界でもひとつのジャンルとして確立され、世界中の多くの人々を魅了している。米倉もフォッシーの魅力にとりつかれた1人であり、この度の「ピピン」スペシャルサポーターに就任する最大の要因となった。

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2003年に初舞台を踏んで以来、多くのミュージカルに出演し、その存在をミュージカル界に刻んできた知念里奈。世界43か国で上演されている人気ミュージカル『レ・ミゼラブル』(以下、『レ・ミゼ』)では、コゼットを振り出しに、エポニーヌ、そして現在はファンテーヌ役で出演している。作品に対する思いを聞いた。

知念里奈_MG_9388.jpg2005年にコゼットとして初めて『レ・ミゼ』に出演し、物語を体験してきた。「もともとの舞台は罪を犯したジャン・バルジャンが司教に救われ、新たな人生を歩む、宗教的な要素が強い話でしたが、日本に舞台で持ってきたときに、宗教になじみのない日本の観客のために、セリフや演出で宗教的なニュアンスが分かりやすくなるように工夫され、変わっていきましたね。特に最近は同名映画の影響もあり、登場人物が天国に行くシーンがより理解しやすくなりました」と話す。

知念里奈_MG_9233.jpg日本でも上演回数約3000回を誇る『レ・ミゼ』の歴史の中で、3人のキャストを演じてきた女優は珍しいだろう。「哀れな孤児だったコゼットはジャン・バルジャンに救われ、愛する人と結婚して幸せになる。一見、コゼットとは対極の生き方をする、エポニーヌも希望をマリウスに預ける。今、演じているファンテーヌもコゼットに望みを託し、彼女のためだけを思って死んでいく、ある意味で幸せな人」。それぞれの役を通すと、コゼットという希望で繋がり、違う視点で物語が見えるという。「お客さまもそうだと思うんです。少女のときはコゼット、失恋したらエポニーヌ、子どもを持ったらファンテーヌと状況に合わせて共感する役が違う。それが舞台が長い間愛される秘訣なんですね」。自身も9歳の男の子を育てる母親だ。「ファンテーヌを演じるのは今回で3回目ですが、愛する者のために懸命に運命に立ち向かう姿には共感できますし、その強さを尊敬しています」。

ファンテーヌが歌う、名曲『夢やぶれて』は見せ場のひとつ。「今や誰もが知っている曲なので大事な役目だと実感しています。夢はかえらないという歌詞を、夢を諦めないという気持ちを込めて大切に寂しくなりすぎないように歌いたい」。息子も舞台を見に来たそうだが、「娼婦のシーンは目をつぶっていたと(笑)。それに、家で息子に子守唄で『レ・ミゼ』の曲を歌ったら、暗すぎると却下されました(笑)」と幸せそうに明かしてくれた。
 
今後も末長く『レ・ミゼ』の舞台に出演したいという。「次は悪役のマダム・テナルディエしかないねといわれます(笑)。年を重ねて、彼女が演じられるぐらいの容量のある人間になりたい」。今しばらくは、知念の器そのもののファンテーヌを堪能したい。
 
公演は6月1日(月)まで東京・帝国劇場にて上演中。その後、名古屋、福岡、大阪、富山、静岡でも上演される。チケットは発売中。

取材・文:米満ゆうこ
写真:木村正史


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「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE」
第3弾キャストが発表になりました!
キャストからのコメントをご紹介させていただきます♪

◆花村 輝々役(Wキャスト) TEAM近藤さんコメント◆
花村輝々_TEAM近藤.jpg
花村輝々役をさせて頂きます、TEAM近藤です!
今回お話を頂いた時はゲームアニメ共に大ファンだったので最高に嬉しかったです!
花村輝々は大好きなキャラクターなので自分なりの花村を、ゲームに負けない花村を演じたいと思います!
一生懸命頑張ります!!
よろしくお願いいたします!!


◆花村 輝々役(Wキャスト) ニ梃木周平さん(ヒマワリ)コメント◆
花村輝々_ヒマワリ二梃木.jpeg
花村輝々を演じさせていただきます、ヒマワリのニ梃木と言います。ダンガンロンパシリーズは大好きでこのお話を頂いた時は嬉しくて嬉しくて、てるてる震えました。
みんな個性的なキャラクターばかりですが中でも花村輝々は大好きで、大好きなキャラクターを演じさせていただける事を誇りに思います。
沢山のダンガンロンパファンの方々の期待を良い意味で裏切れるようにスタッフ、キャストの方々と共に素晴らしい舞台にしていきたいです、宜しくお願い致します!

◆公演情報◆
「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE」
日時:2015年12月3日(木)~2015年12月13日(日)
会場:Zeppブルーシアター六本木


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