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今年、10周年を迎えている梅田芸術劇場。
大作ミュージカルからストレートプレイ、外国のプロダクションの招聘公演、宝塚歌劇団の公演まで幅広い舞台を上演していますが、宝塚歌劇100周年(2014年)へ向けて、元トップスターたちが集結した華やかなOG公演が行われていたのも印象的です。

そんな宝塚OGたちが、梅芸10周年にも集結、
SUPER GIFT!~from Takarazuka stars~』 と題した公演がこの秋に上演されます。
出演は、元男役トップスター剣幸杜けあき安寿ミラ姿月あさと湖月わたる
元トップ娘役からはこだま愛森奈みはる星奈優里彩乃かなみ

この顔ぶれですと...剣さん&こだまさんの元月組トップコンビ(初演のミーマイ!)、安寿さんと森奈さんの元花組トップコンビ(ブラック・ジャック!)が実現しますね。

さらにスペシャルゲストとして、紫苑ゆう、涼風真世、一路真輝、稔 幸、愛華みれ、真琴つばさ、和央ようか、水 夏希、大和悠河、壮 一帆元男役トップスター
加えて大阪公演には宝塚歌劇団より専科の美穂圭子、華形ひかる、沙央くらまの出演も決定!
豪華なステージになりそうで、期待が高まります。


この公演に出演される杜けあきさんのポスター撮影風景を取材、さらにお話も伺ってきました。
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★ ポスター撮影風景レポート ★


さすが元トップスター、どんなポーズをとっても決まる杜さん(しかも次々素敵なポーズが繰り出される)!
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ご本人も撮影したカットを見ながら「今のいいですねぇ」とその出来に満足そう。
また、まわりのスタッフさんにも「これ素敵ですね」等々、積極的にコミュニケーションを取っていく杜さんに、現場の空気も明るく軽やかになり、撮影も滑らかに。

さらには「昔の自分みたいねぇ! 二番手時代の顔(笑)」なんてコメントも...。
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宝塚歌劇宙組の新トップスター、朝夏(あさか)まなとの大劇場お披露目公演『王家に捧ぐ歌』が6月5日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。2003年に星組で初演された本作は、イタリアの大作曲家ヴェルディのオペラで有名な『アイーダ』を、宝塚歌劇版として新たな脚本、音楽でアレンジした舞台。当時、第58回芸術祭優秀賞を受賞し、話題となった作品でもあり、今回の12年ぶりの再演も注目を集めている。

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代エジプトを舞台に、壮大なスケールで描かれる本作。エジプトの若き将軍ラダメスと、奴隷となったエチオピア女王アイーダの悲恋が美しい音楽で紡がれながら、華やかにドラマチックに展開していく。古代をイメージさせる壁画などの舞台美術や、金色の煌びやかな衣装など、見た目にも豪華。また、原作がオペラだけに音楽の力が圧倒的で、コーラスに定評のある宙組の、厚みのある歌のパワーはもちろん、朝夏と実咲凜音(みさき・りおん)のトップコンビをはじめとする個々の歌唱でも、観客の心を揺さぶり、惹き込んでいく。

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ダメスを演じる朝夏は、自信に満ちた存在感。新たな将軍として揺るぎない信念を持ち、エジプト軍を率いる姿は、新トップとしての姿にも重なる。そして、囚われの身となった敵国の王女アイーダを深く愛し、優しく大きな愛で包み込む。そのアイーダを演じる実咲は、囚人となりながらも王女としての誇り高さを見せつつ、家族や祖国への想いと、ラダメスへの愛に揺れる女性を、情感たっぷりに演じている。地下牢の暗闇の中、ラダメスとアイーダがひとつになるラストシーン、互いへの愛を貫いたふたりの歌が観る者の胸に深く響く。

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また、ラダメスに想いを寄せるエジプト王女アムネリスの存在により、ドラマチック性が高まる本作。演じる伶美(れいみ)うららは、アイーダとは異なる空気感で、美しさや気高さ、誇り高さを表現。王女として、凛とした佇まいで兵士たちを律するような強い姿と、ラダメスへの切ない想いとを織り交ぜながら魅せている。さらに、星組より組替えとなった真風涼帆(まかぜ・すずほ)は、アイーダの兄ウバルド役。エジプトとの戦いに敗れた者として、敵国への憎しみを募らせる様を好演している。

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フィナーレのショーは、大階段での黒燕尾、煌びやかなゴールドの衣装で踊るクールなナンバー、しっとりとしたトップコンビのデュエットなどを展開。新トップお披露目公演にふさわしい、壮大で華やかなステージが堪能できる。


兵庫・宝塚大劇場公演は7月13日(月)まで。また、7月31日(金) ~ 8月30日(日)まで、東京宝塚劇場にて上演される。東京公演のチケットは6月28日(日)より一般発売開始。

取材・文:黒石悦子

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集英社「週刊ヤングジャンプ」にて連載、累計発行部数1,300万部突破の人気コミックの舞台化で話題となった、舞台『東京喰種トーキョーグール』

先日公開されたキービジュアルキャラクタービジュアルはご覧になられましたか?


<キービジュアル>

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<キャラクタービジュアル>

​​​​金木 研(小越勇輝さん)

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​​霧嶋董香(田畑亜弥さん)

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​​左上から、西尾 錦(鈴木勝吾さん)、​永近英良(宮﨑秋人さん)、

​​​​神代利世(浜田由梨さん)、​ウタ(村田 充さん)

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​​左上から、​​四方蓮示(吉田友一さん)、ヤモリ(山神佳誉さん)、

​亜門鋼太朗(君沢ユウキさん)、笛口アサキ(奥野正明さん)

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​​左から、真戸呉緒(有馬自由さん)、芳村(加藤忠可さん)

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©石田スイ/集英社 ©舞台『東京喰種トーキョーグール』製作委員会




⇒大きなサイズでキャラクタービジュアルをご覧になられたい方は、 ぴあWEBニュースへどうぞ!


本作主演のカネキこと金木研を演じる、小越勇輝さんに話を聞きました。

小越さんは今年3月に初演からの動員累計200万人を数えたミュージカル『テニスの王子様』の 2ndシーズンで4年間、全作品で主人公の越前リョーマを演じきった、注目の若手俳優です。


    ★ 小越勇輝 ロングインタビュー ★    

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----カネキをはじめ、キャラクタービジュアルが話題になりました。撮影はいかがでしたか?

「初めてキャラクターになって......すごく新鮮でした。髪型のせいもあるとは思うんですが、幼くなったなー、顔が丸いなー、とか思って見てました(笑)。そんなふうに思う自分の感覚も含めて、新たな役で新しいことが始まっていくんだと実感しました」


----年齢に近い、等身大の役は初めてではないでしょうか。

「5月まで出演していた舞台の役も近い年齢で作ってもらっていましたが、ごく普通の大学生の役、という意味ではそうですね。衣裳もほかのキャラクターに比べたらだいぶおとなしい感じです。きっと楽しく友人と大学生活を送って平凡に過ごしていくと思っていたのが、思わぬ事故で半喰種(グール)になってしまう......未だにちょっと想像できません。でも、カネキもそんなことになるなんて思ってもみなかっただろうからその不安や恐怖を考えたりして原作を読み返したりアニメを観たりしています」


----共演者の方々とはお会いになりましたか?

「これからですが、亜門鋼太朗役の君沢ユウキさんはミュージカル『テニスの王子様』で、ウタ役の村田充さんも以前に少しだけ共演したことがあります。ほかは皆さん、ほぼ初めましての方々なので、どんなカンパニーになるのか、どんなふうに東京喰種の世界に染まっていくのか、このメンバーが集まったからこその空気感があると思うので、今から楽しみです」


----演出は前作に続き茅野イサムさんです。

「とても愛をもって演出してくださる方でいい関係を作らせていただきました。今回もいろんなアドバイスをもらいながらさらに一緒に前に進んでいきたいです。前の作品からまちがいなく成長できた部分があって、僕が選んだこの道は終わらない道だし、すべてが勉強だと思っていて、ひとつの公演が終わるたびにその一部をわずかだけれど必ず手に入れることができているはずなんです。その新たに手に入れたものを握りしめて次の作品に挑みたいし、そこでぶつかる新たな課題を茅野さんやいろいろな方の助けを借りて乗り越えていきたいです」

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----そして、実は初のストレートプレイです!

「そういった意味でも大きな挑戦なんですが......どんな感じになるんだろうな......。きっと稽古に入ったらものすごく不安になることや、わからないこともたくさんあるんだと思いますが、今はそういったことを考えずに、ただ楽しみにしています」


----考えこまずに飛び込むタイプでしょうか。

「いや......そうでもないし、悩むだろうし、きっと苦しむと思います。ただ、稽古が始まったらなるようにしかならないし、周りも手を差し伸べてくれるだろうし、わからないことは教えてもらえると思うし、それを信じてやっていくしかないので、ぼくがやれることを全部やります」


----とても頼もしい言葉です。ともすれば、新たな試みがたくさん詰まった舞台になりそうです。

「それは僕も感じています。ことさらに『2.5次元』というジャンルでくくらなくても、舞台にはいろいろな可能性があって新しい試みも映像による演出もたくさん出てきているので、きっと観ていて楽しい、おもしろい舞台になると思っています。『喰種(グール)なんていったいどうやって表現するんだろう......』と思う方もいるかもしれませんが、『あ、こんな方法があるんだ!』とか驚いたり、発見してもらえたらうれしいし、そういったところは僕自身も楽しみだし、まるでその世界が目の前にあるような空間をみんなで創りあげたいと思うので、(期待して)待っていてください」


----舞台のたびに新たなことを習うことも役者の仕事のおもしろさだと感じます。

「アクションがあるんじゃないかな......と、いってもきっと、僕はやっつけられるばかりだと思いますが(笑)。ただ、殺陣や現代アクションを習ったことはありませんが、身体を動かすことは得意なので、もしあったとしたらしっかり教わりながら、楽しくふっとばされたいです!」

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----ミュージカル『テニスの王子様』 、ロック☆オペラ『サイケデリック・ペイン』と主演舞台が続いていますが、先ほど「終わらない道」で「ずっと勉強だ」という言葉がありました。真ん中に立つ覚悟や続けいていこうという意思が感じられます。

「それはずっと心にあります。......もちろん。やるからには責任はありますし、背負っていかなければならないものがあって、僕自身、上へ上へと行くことを目指していきたいから。たぶん僕はとても恵まれていて、こうして機会を与えていただけることに感謝もしているし、すごく幸せなことなのでそれを無駄にはしないよう吸収できることは吸収して、出せることは出していって観に来てくださる方になにかを届けたり、残してもらえるような役者で在りたいです」


----断言することが潔(いさぎよ)いです。それらの覚悟はいつ、できたのでしょう。

「物心ついたころからこの仕事をしていたので、最初のころはやっているのが当たり前でした。でも、だんだんと心や気持が発達していろいろなことを考えるようになって中学生のときに『ああ、演じていきたいなあ』と思いました。なので、高校もそういった方面の学校を選んだし、この仕事で食べて行きたい、いや、食べていこうと決めました」


----そう決めて、実際に続けていることが尊(たっと)いです。

「それは、ありがたいことにやらせてもらえているからです。それに、やっぱり楽しいんです。でも、僕にはものすごく突出した部分があるわけではないし、普段暮らしていても思うけどなんてことのない人間なんです。ですが舞台上で輝きたいし、その輝きを届けるために一生懸命、稽古するし僕が演じている、その『役』がきらきらしていたらすばらしいことだし、そうあるべく目指していきます」

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----今年、5月5日のご自身の公式ブログで、その時の出演作品を手がけた森雪之丞さんの『人間達が"奇蹟"と呼ぶに相応しいショウ』という言葉を掲げていましたが、もしかしたら舞台はすべてそうなのかもしれなくて、観客は毎日、奇跡を見せてもらっているのかもしれないと感じました。

「それはもちろん舞台だけでなく、映像も漫画や小説といった創作物はすべて、奇跡を見せてもらっていると思っています。現実ではありえない世界が本当にそこにあるんじゃないかと思わせてくれて、ひたらせてくれる、それはとてもすてきなことで、届けることができるところに僕はいる。光栄で幸せなことなので、これからもこういった舞台を......この言葉を借りるなら『ショウ』を届けたいと思います」


----ところで同じく今年、5月17日の公式ブログで「ほしいものができた」とありました。これがとても気になっているのですが......。

「ほしいものはいつもあるんですが、あのときは靴がほしかったんです。僕、買い物が好きなんです。稽古中や本番中は行かないし、なんかもう、服とかもいらないかなと思ったりするんですが、やっぱり買いにいくと、いろいろ買っちゃう(笑)」


----公演が終わったら「ご褒美に、あれ買おう」といったこともあるのでしょうか。

「......あるんでしょうね。ああー、きっと買っちゃうんだろうなあ」


----最後に、この公演が終わったらなにを買いましょう。ぜひ、読者に明かしてください。

「千秋楽は7月だから、夏ですよね。なんだろう、もう夏物はいいかなと思うので、指輪かレザーを買いますね、きっと(笑)」

----ありがとうございました!


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取材・文/おーちようこ

撮影/石阪大輔


★大好評につき、舞台『東京喰種トーキョーグール』シアター上映が決定!★

チケットぴあでは~6/21(日)23:59まで、プレリザーブ(WEB抽選)申込受付中です!

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7月3日(金)~7月12日(日) 池袋サンシャイン劇場で上演される、ストレートプレイ・ミュージカル「うたかふぇ」!
都内某所にて行われた顔合わせ&初の台本読みあわせに潜入してきました!

★「うたかふぇ」あらすじ★
ドリーム商店街にある、オープンカフェ「マリア」は、いつも歌声にあふれていて、「うたかふぇ」と呼ばれている。
誰かが鼻歌を唄えば、誰かがコーラスを加え、誰かが楽器をならせば、誰かがリズムを取り始める。和菓子屋さんもパン屋さんも、フレンチレストランのシェフや銭湯の看板娘、布団屋にペットショップのオーナーに、信用金庫のOLまで、みんなが集まるオアシスだ。
そんな街に、大型ショッピングモール「フォーシーズン」が建設された。
何十店もの店舗を抱え、何百台もの駐車場を兼ね備え、街の住人達はオープンに向け、大変な盛り上がりを見せている。おかげで、商店街の面々は苦境に立たされ、存亡の危機を迎えていた。
「フォーシーズン」プレオープンの日。ドリーム商店街をあるテレビ番組クルーが取材に訪れる。すっかり唄う元気を無くしていた「マリア」に、話題のアイドルや記憶喪失の女、さらには宿敵「フォーシーズン」事業本部の男まで現れて、商店街は大混乱。 
瀕死の状態のドリーム商店街は、立ち上がれるのか? そして、「うたかふぇ」に音楽は戻るのか・・・・・・・・・?

★顔合わせ&台本読み合わせレポート★
この日初めてオールスタッフが揃い、挨拶と台本読み合わせが実施されました。
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アクションとセリフが一体となる迫力の"アクションプレイ"で魅せ、"笑って、泣けて、考えさせられて、かっこいい"演劇を作り出している30-DELUX

これまでも他団体とのコラボなど、様々な展開で新たなエンターテインメントの可能性を追求している彼らが、今回まったく新しいアプローチの公演を作り上げます。
名付けて〈30-DELUX Dynamic Arrangement Theater〉
能や落語、オペラやバレエ作品など、すでに親しまれている作品に30-DELUX独自のアレンジを加え、新たな作品を創出する公演形態とのこと!

そして今回ピックアップするのは、日本が誇る伝統芸能・歌舞伎
歌舞伎三大名作のひとつである『義経千本桜』を斬新な解釈で再構築、『新版・義経千本桜』として上演します。

その主人公・義経を演じるのは元宝塚雪組トップスター・水夏希

退団後もカッコイイ女性を数々演じている水さんが、どんな義経像を描き出すのか。
そして、もともとの歌舞伎のストーリーではあまり登場しない義経をメインに据え、どんな物語が生まれるのか。
どんな作品になるのか、楽しみな公演です。
もちろん歌舞伎でおなじみの狐忠信、いがみの権太、渡海屋銀平といったキャラクターも登場するようですよ!

この公演に主演する水夏希さん、そして30-DELUX主宰であり、殺陣指導もしている清水順二さんにお話を伺ってきました。


● 水夏希&清水順二 INTERVIEW ●

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殺陣をきちんと習っています(水)

――まず清水さん、この企画が生まれたきかっけを教えてください。

清水「30-DELUXは今回の脚本を担当してくれている西森(英行)さんと昔から交流があるのですが、その彼が尾上松緑さんとか歌舞伎俳優の方と一緒に歌舞伎のラジオドラマをやっていらしたりしていて、とても歌舞伎に精通しているんですよ。僕は歌舞伎を題材にした作品を以前からやりたかったので、西森さんに「ウチでやるとしたら何がいいかな」と訊いたら「『義経』じゃないですか!」と言われて。それを聞いた瞬間、うわ、面白そう! と思いました」

「歌舞伎(を元にした作品)は初めてなんですか?」

清水「初めてですよ! やっぱりそんなに簡単に出来るものでもないので。でも前回大衆演劇の話をやったので(『オレノカタワレ』)、ちょっと近いですね。ただきちっとした歌舞伎をもっと勉強して、大衆演劇との違いも出していかないと。もちろんいつもの30-DELUXのテイストに持っていってアクション・エンターテインメントにするつもりです。だから歌舞伎を知らない人でもすんなり観られるようにしたい。一方で歌舞伎のファンの方にも認めてもらえるものにしたいです。色々な方向にお客さまが動いてくれたらいいなと思ったんです」


――そして主役の義経が水さんです。なぜ水さんにオファーを?

清水「僕、宝塚は好きなのでもちろん水さんの舞台も何度も拝見しています。舞台姿を観ていてなんとなく思ったんです。この人、立ち回りをやったら絶対カッコいいだろうな、時代物も好きそうだなって。ダンスやパフォーマンスに定評のある方じゃないですか。でも立ち回りをやっているところ、あまり観たことがないな、って。とはいえ、今までにも30-DELUXには宝塚出身の方が参加してくれていますが、その中でも群を抜いたキャリアを持っている方なので無理かな、と思ったんですが、ダメもとで企画を出してみたんです」

『エリザベート』初日前会見レポート

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今週末、いよいよ待望の幕が開く2015年版『エリザベート』
日本では宝塚歌劇団雪組が1996年に初演。
そして東宝版としても2000年からコンスタントに上演されており、今までの上演回数は1067回を数えるほどの人気ミュージカルです。

その東宝版『エリザベート』ですが2015年版はキャスト一新
ヒロイン・エリザベート花總まり蘭乃はな
エリザベートを死へと誘うトート役には、井上芳雄城田優
エリザベート暗殺犯ルイジ・ルキーニ役は、山崎育三郎尾上松也
ほかのキャストもフレッシュな顔ぶれが揃いました。
さらに演出・舞台美術、衣裳も一新され新しい『エリザベート』が誕生します!

6月9日、初日を目前に控えた出演者たちが、帝国劇場にて意気込みを語りました。
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タイトルロールであるエリザベートを演じる花總さん
「いよいよ初日目前ということで、最後はもう自分を信じて頑張るしかないと思っています。頑張ります」と意気込みを。
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花總さんは1996年の宝塚雪組公演(つまり日本初演)でも同役を演じていた、いわば日本のオリジナル・キャスト。
東宝版『エリザベート』へは待望の出演です。
久しぶりにエリザベートという役に向き合っていることについて、
「改めてエリザベートという役は本当に難しい役だなと痛感しています。宝塚版と東宝版では思った以上に違いがあります。宝塚版ではカットされている場面が東宝版ではあったり、歌詞が違ったり、キーが違ったりもします。新たにこの作品でエリザベート役に挑戦する、という気持ちでやっております」と話しました。


また、同じくエリザベートを演じる蘭乃さんは、昨年・2014年花組公演『エリザベート』で同役を演じたばかり。
本作が卒業後初のミュージカル出演となります。
「昨年宝塚を卒業してから初めての舞台が、この帝国劇場で、しかもエリザベート役。大きなプレッシャーではありますが、素晴らしい共演者の方々やスタッフの方々、そして観に来てくださるお客さまに感謝の気持ちを忘れずに、エリザベートを演じたいと思います」と話します。
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また、初めて男優との共演も体験している蘭乃さん、
「(男性は)身体の大きさや厚みも違いますし、エネルギーがすごい。その中でも立っていられるよう、私もエリザベートのようにトレーニングを頑張っているところです」とのこと。

ちなみに「トレーニング」とは、城田さん主催(?)の<筋肉部>があるとのことで
城田「稽古中、ダンスや歌に活かせるように体幹や腹筋を鍛える筋トレをしていたのですが、おそらく彼女が一番出席日数が多いです。全カンパニーの中で蘭ちゃんが一番頑張ってくれましたね、筋肉部。エースです。...松也は......」
尾上「いつも参加したいんですが、たまたまその時用事が入っていて...」
城田「松也、筋肉部やる?っていうと「あ、ごめんちょっと用事が...」って言うんだけど、「じゃあごはん食べに行こう」と言うと「行く行く」っていうの。どっちだよ!」
尾上「筋肉部になると予定が入っちゃうんで...。気持ちは参加したいんだけど(笑)」

というやりとりも。

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舞台「ア・フュー・グッドメン」の公開稽古が行われ、出演者の淵上泰史・瀬奈じゅん・田口トモロヲらが劇中シーンを披露した。

 
ア・フュー・グッドメンは、映画「ソーシャルネットワーク」「マネーボール」など数々の話題作を手掛けてきた脚本家、アーロン・ソーキンによる傑作軍事法廷サスペンス。出演は淵上泰史、瀬奈じゅん、田口トモロヲなど、個性的な面々が集結。上演台本・演出は鈴木勝秀が手掛ける。

本作の公開稽古が行われ、劇中シーンが報道関係者に公開、また、出演者と鈴木勝秀による座談会も行われた。

動画はこの様子を抜粋したもの。【動画 5分】

1時間ほどの稽古を撮影していて感じたのは、役者の会話でジワリジワリと事件の真相に迫っていくようなお芝居なのだということ。また、淵上が演じる主人公が成長する過程を描いた話と捉えることもできそうだった。見ごたえのある本格的な会話劇になりそうだ。

本作は6月19日(金)から天王洲 銀河劇場で上演される。

(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ)

軍事法廷サスペンスの傑作 舞台「ア・フュー・グッドメン」が6月に上演/淵上泰史 瀬奈じゅんらが出演
歌謡ファンク喜劇「いやおうなしに」公開稽古/O.L.H.(面影ラッキーホール)の世界が舞台に
ミュージカル「シスター・アクト」ファンイベント動画/瀬奈じゅん・森公美子らが劇中歌を披露
ミュージカル「エニシング・ゴーズ」公開通し稽古動画/瀬奈じゅん・鹿賀丈史・田代万里生らが熱演

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宝塚歌劇団星組で6年以上、男役トップスター・柚希礼音に寄り添いトップ娘役を務めた夢咲ねね。100周年の宝塚を牽引した稀にみる大型トップコンビだっただけに、その後の活動に注目が集まっているが、夢咲は退団後一作目にミュージカル『サンセット大通り』の出演を決意した。退団から数日後、髪を切り晴れやかな表情で現れた彼女に、今の心境を聞いた。

夢咲ねね_DSC125.jpg「退団は柚希礼音さんと一緒に、というのが私の夢でした。その退団の日が目の前に迫ってきたとき、12年間宝塚一筋できた私は、やめてからどうしたらいいのか分からなくて...。しばらく休養しようかなとか、色々考えていたときにこの舞台のお話を頂きました。まず星組のトップでいらした、とうこさん(安蘭けい)がいらっしゃるということで安心しました」。主役の大女優ノーマを演じる安蘭とは、星組に組替え後すぐ『赤と黒』でみっちり芝居をした間柄。「あのときは心細かった私を、お食事に誘って下さったりとても優しかった。今回も『何でも頼ってきてね』とおっしゃって頂いて、本当に心強いです」。
 
『サンセット大通り』は1995年トニー賞7部門に輝いた傑作ミュージカル。売れない脚本家ジョーが、一世を風靡した大女優ノーマの豪邸に住み込むようになり、男女の愛、孤独とプライド、さまざまな感情が絡むドラマへと発展する。夢咲は1950年公開の映画も日本初演の舞台も観たという。「アンドリュー・ロイド=ウェバーさんの音楽によって、舞台はよりサスペンス要素が濃厚だなと感じました。私が演じるベティは婚約者がいながら同じ脚本家のジョーに惹かれていく女性。ノーマがミステリアスなら、ベティは明るく前向きな女性だなと思いました。ジョーにとって"北風と太陽"の"太陽"のように演じたいです」。


夢咲ねね_DSC054.jpg今回、安蘭けい&平方元基、濱田めぐみ&柿澤勇人という二組のノーマ&ジョーと絡むのも挑戦だ。「平方さんと柿澤さんは、舞台を拝見しても全然違う持ち味の方だなと思いました。おふたりとも違う炎を持ってらっしゃるというか! ジョーとは"ザ・ラブデュエット"という感じの素敵な曲があります。今は転調や拍子の変化にびっくりする楽譜を見ながら、音符と格闘中(笑)。お芝居を大切にされるという、演出の鈴木裕美さんにみっちりお稽古して頂いて、新しいベティが生まれたらいいなと思います」。
 
スタイル抜群の可憐な容姿とは裏腹に、これまで数々の大作でヒロインを演じ切った"底力"と実力がある。「本来の私は自分の思いを人に伝えるのがちょっと苦手。だからこそ、役を通して感情を伝えるお芝居がとても好きで、それが私の生きる手段なのだと気付きました」。舞台の初日が誕生日という偶然も、新たな一歩を踏み出す後押しになったという。「宝塚では本当に120パーセントの力を出し切ってやってきたので、その経験を生かして頑張れたら」。新たに生まれ変わった夢咲ねねに出会えるはずである。
 
公演は7月4日(土)から20日(月・祝)まで東京・赤坂ACTシアター、7月25日(土)・26日(日)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、7月31日(金)から8月2日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。チケットは発売中。

取材・文:小野寺亜紀
撮影:奥村達也

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★速報★『RENT』製作発表レポート

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■『RENT』2015年 vol.1■


今年も『RENT』がやってきます!

20世紀末のNY、セクシャルマイノリティー、HIVポジティブ、貧困、麻薬中毒...様々な現代的な悩みを抱えながらも、夢に向かって生きている若者たちの姿を描き、1996年度トニー賞では10部門にノミネート(うち4部門で受賞)という旋風を巻き起こしたロック・ミュージカル。
若者が抱えるセンシティブな感情が、『Seasons of Love』などの珠玉のナンバーで綴られ、世界中で熱狂的なファンを獲得している作品です。
(ちなみに今をときめくイディナ・メンゼルは本作のオリジナルキャストであり、本作は彼女にとってのブロードウェイ・デビュー作でもあります)

日本でもたびたび上演されている作品ですが、2012年にはオリジナル版の演出を手掛けたマイケル・グライフによる新演出版が登場、好評を博しました。
2015年もその新演出版での登場。
新キャストも加わり、どんな『RENT』が誕生するのか楽しみです!

★2012年版の特集はコチラから!


6月8日、本作の製作発表会見が都内ライブハウスにて行われました。
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「ア・フュー・グッドメン」稽古場取材

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ア・フュー・グッドメンの稽古場取材に行って参りました!

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淵上泰史さんは本作品が初舞台とのことですが、瀬奈じゅんさんとのかけ合いはとても迫力がありました!
平埜生成さんは本物の海兵隊と言わんばかりの堂々たる演技で、見ているコチラの背筋が思わずピシッとなります。
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田口トモロヲさん演じるジェセップ大佐は権力を振りかざし、相手をねじ伏せようとする人物、
小西遼生さん演じるロスは聡明で且つ冷静沈着な人物、どちらも個性的なキャラクターを見事に演じきっていました。
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その後は一般のお客様を交えての座談会!
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司会進行は阿部丈二さん、素敵な進行でキャストの皆さんも和やかな雰囲気です。
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演出の鈴木勝秀さんも含め、笑いありの楽しい座談会となりました!
公演初日は6月19日(金)19:00 天王洲 銀河劇場にて。前売券のほかに様々な企画チケットも絶賛発売中です!

当日の稽古場レポートとチケットに関する情報に関しては下記をクリック!

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