げきぴあニュースの最近のブログ記事

【演劇ニュース】

中村獅童が4月19日都内にて、主演する舞台『淋しいのはお前だけじゃない』の製作発表会見を行った。会見には、中村をはじめ、長谷川京子、平岡祐太、草刈民代、大川良太郎ら出演陣のほか、原作者の市川森一、脚本の蓬莱竜太、演出のマキノノゾミが出席、それぞれ舞台に寄せる熱い思いを語った。

作品は、自身も多額の借金を抱えながら、取立て屋を稼業とする主人公と、借金まみれの大衆演劇一座が手を組んで借金返済に奔走する人情喜劇。市川森一が脚本を手がけた名作ドラマの舞台化で、原作ドラマでは主演の西田敏行をはじめ、木の実ナナ、梅沢富美男が出演した。

子どもの頃からドラマのファンだったという中村獅童は、「こんな時期に自分にできることは、舞台の上で精一杯演技をさせていただくことだけ」「芝居を見てよかったね、いろいろ気が滅入っていたけど少し元気になったね、と言っていただけるような、熱い、熱い芝居をお届けしたい」と挨拶。

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【演劇ニュース】

宝塚歌劇星組公演『ノバ・ボサ・ノバ』/『めぐり会いは再び』が4月15日、兵庫・宝塚大劇場にて幕を開けた。本公演では97期初舞台生34名の初々しい口上に始まり、フィナーレのショーでは若さあふれる晴れやかなラインダンスも披露している。

第1幕の『ノバ・ボサ・ノバ』は、1971年の初演以来、たびたび再演を重ねてきたショーの傑作で、今回は12年ぶりの再演となる。本作は、ブラジルのリオのカーニバルを舞台に、奇妙な人間模様が展開するミュージカル・ショー。セリフはなく、ダンスと歌だけでドラマチックなシーンが綴られていく。

街がサンバのリズムに踊り狂う年に1度のカルナバル。義賊のソール(柚希礼音)と盗賊のオーロ(役替わりで上演)が同時にふたつの銀行で強盗騒ぎを起こす。夜のクラブへ入ったソールは、オーロが観光客エストレーラ(夢咲ねね)からネックレスを奪う場面を目撃し、オーロからネックレスを取り返すが、オーロの子分にふたたび奪われ......。ネックレスをめぐる、めくるめくシーンがサンバのリズムに乗せてテンポ良く、スピーディに繰り広げられる。激しく熱く濃厚な色とりどりのダンスの応酬に、観ている側も心躍る。

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【演劇ニュース】

米倉涼子が主演する舞台『風と共に去りぬ』の製作発表記者会見が4月18日、都内にて行われた。会見には米倉のほか、共演の寺脇康文、紫吹淳、岡田浩暉、高橋ひとみらが出席し、作品への思いを語った。

原作はビビアン・リーの主演映画としてよく知られる、マーガレット・ミッチェルの不朽の名作。南北戦争動乱期のアメリカ南部を舞台に、愛を求めて強く逞しく生きた女性・スカーレットの半生を描く。この小説が世界で初めて舞台化されたのが1966年帝国劇場でのこと。壮大なスケールで6か月にわたるロングランを果たすなど大反響となった作品が、帝国劇場開場100周年という節目の年に装いも新たに登場する。

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【演劇ニュース】

ブロードウェイミュージカル『スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師~』の公開稽古が4月18日、都内で行われ、主演の市村正親と大竹しのぶ、演出家の宮本亜門が会見に応じた。本作は、2007年にスティーヴン・ソンドハイムのミュージカルを得意とする宮本が演出を手がけ、日本で26年ぶりに上演、翌年ジョニー・デップ主演で映画化もされた話題作だ。市村、大竹をはじめキムラ緑子、武田真治、ソニン、斉藤暁と、主要キャストに続投メンバーが多いことから、初日から数えて約1週間だというのに稽古場は早い仕上がりを見せていた。

今回披露されたのはオープニング・シーン。不穏な響きの伴奏を背にキャストが次々と現れ、クライマックスで市村と大竹が登場する。市村が扮するのは理髪師 "スウィーニー・トッド"。悪徳判事ターピン(安崎求)により妻が自害し、子を幽閉された彼は、ミセス・ラヴェット(大竹)が営むロンドン一まずいパイ屋の2階に理髪店を構え、カミソリを手に判事への復讐心に燃える。


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【演劇ニュース】

「しょうもない」けれどどこか憎めない人々を描いた小説や軽妙なコラム、さらには笑殺軍団リリパットアーミーなど舞台活動でも圧倒的な人気を集めていた作家・中島らも。2004年の急逝後も彼を愛してやまないファンは多いが、その中華芝居シリーズの中から今回ついに『桃天紅』が復活! しかも中島が彼のために書き下ろしたという山内圭哉が当時と同じく主演を務めるほか、演出も担当。関西出身の中島の盟友、松尾貴史や福田転球らも出演する演劇ファンにはたまらない舞台となっている。初日の幕が開いた4月15日、東京・本多劇場には大勢の観客が詰めかけていた。

舞台は中国の奥地。賞金稼ぎの流爾丹(山内)は、祖父の爺爺(福田)を連れて幻の薬「桃天紅」を探す旅を続けていた。ある日、爾丹は金持ちの娘・周仙々(黒川芽以)を山賊(コング桑田、松村武、中山祐一朗)から助けたことで、その父親・周薛崑(川下大洋)から意外な事実を明かされる。いわく「この家には蛇の呪いがかかっており、仙々も段々ウロコが生えて蛇になってきている」と。それを止めるためにも"桃天紅"を取って来てほしいと頼まれた爾丹は、途中で出会った僧・抜天坊(兼崎健太郎)と連れ立ち、秘薬を守る桃仙(松尾)が待つ山奥へと向かう。それを聞いた呪いの主・白蛇妃(椿鬼奴)と山賊たちも爾丹を追うが...。

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【演劇ニュース】

劇団☆新感線プロデュース『港町純情オセロ』が4月15日、大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!で開幕した。本作は、シェイクスピアの四大悲劇のひとつ『オセロー』を原作に、舞台を戦前の関西らしき場所にある港町に置き換えて構成。脚本を手がける青木豪とは2008年の『IZO』以来、2度目のタッグとなる。

1930年、場所は戦前の関西のどこか、ヤクザたちが集う港町。病院の箱入り娘・モナ(石原さとみ)と結婚し、幸せな日々を送る藺牟田(いむた)組の組長・藺牟田オセロ(橋本じゅん)。そんな中、次期若頭候補でナンバー2の伊東郷、通称ミミナシ(田中哲司)が、次期若頭は汐見(伊礼彼方)だという言葉に驚愕し、オセロをおとしめる陰謀を企てていく...。

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スタジオジブリの同名人気アニメ映画を舞台化したミュージカル『おもひでぽろぽろ』が、4月16日から東京・天王洲 銀河劇場で開幕。初日前日の15日には、主演の元宝塚雪組トップスター・朝海ひかるが、劇団わらび座の三重野葵とともに同劇場にて会見を行った。

同作は都会でOLをしているヒロインが、10日間の田舎暮らしを通して自身の人生を見つめ直すストーリーで、同名コミックをもとに高畑勲が脚色・監督して 1991年にアニメーション映画として公開。今回、高畑監督と親交のあった劇団わらび座が、スタジオジブリの協力のもと、初めてジブリ作品をミュージカル化する。

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【演劇ニュース】

新国立劇場演劇『ゴドーを待ちながら』が4月15日、同劇場の小劇場[THE PIT]にて開幕した。1953年にパリで初演されたこのベケットの不条理劇は、現代演劇の問題作とされ、多くの名優が挑んできた。今回は橋爪功がヴラジミール、石倉三郎がエストラゴンに扮し、演劇集団 円の森新太郎が同劇場で初の演出を務めた。

時は夕方、1本の木がある田舎道。道端に座っているエストラゴン(石倉、通称ゴゴ)はなかなか靴が脱げない。そこへヴラジミール(橋爪、通称ディディ)がやってきて、ふたりは会話をしながら会ったことのないゴドーを待ち続けている。やがて主従関係にあるポッゾ(山野史人)とラッキー(石井愃一)が登場の後去ると、少年(柄本時生)が現れる。彼はふたりにゴドーの言付けを伝える。「今日は来られないが、明日は必ず来る」と。翌日、ふたりは同じ場所でゴドーを待ち続けるが......。

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【演劇ニュース】

13年もの間、来日を待たなければならなかった2008年の公演から3年ぶりに、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団が来日公演を行う。今回ラインナップされた演目は、"ロイヤル"の十八番『眠れる森の美女』と、フレデリック・アシュトンの傑作『真夏の夜の夢』『ダフニスとクロエ』を組み合わせた2つのプログラム。英国ロイヤル・バレエ団とは、姉妹カンパニーであり、共に古典作品と、英国独自の創作作品を軸とした、バレエ文化を守り続けている。公演に先駆けてプロモーションのため来日した、バレエ団のプリンシパルダンサー、ツァオ・チーが、多くのメディアのインタビューに答えた。ツァオ・チーは、前回の来日公演では『美女と野獣』の野獣を演じ話題となったが、2009年公開の映画『小さな村の小さなダンサー』の主演で大変な好評を博し、世界的に注目されるダンサーとなった。公演の見どころと、パートナー、佐久間奈緒さんについて語ってもらった。

「まず『眠れる森の美女』については、クラシックバレエの定番ですので、内容については、完成されているオリジナルのままですが、豪華な舞台装置や、メーキャップと衣装に、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエとしての工夫を凝らしています。最近は現代風にアレンジをしている演出も多いのですが、18世紀のイメージそのままの舞台をご覧頂けます。『真夏の夜の夢』は、シェイクスピアの作品で、原作は良く知られていますし、お伽話なので、初めてバレエをご覧になる方には、上演時間が長い『眠りの森の美女』より、楽に観て頂けるかもしれません。

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【演劇ニュース】

劇団四季のミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター』〈エルサレム・バージョン〉が4月13日(水)の開幕に先駆けて12日、東京・自由劇場にて公開舞台稽古を行った。

本作は、『キャッツ』『オペラ座の怪人』などを手がけたアンドリュー・ロイド=ウェバーの1971年の出世作。劇団四季では1973年に初演、この作品が四季が初めて上演したロイド・ウェバー作品だった。物語はキリストが十字架に掛けられるまでの7日間を描いたもの。期待と無力さの間で苦悩するジーザス、ジーザスを愛しながらも彼を裏切るユダ、ジーザスに心酔し"神の子"と讃えるもやがては彼に石を投げつける扇動されやすい民衆たちなど、登場人物たちの生々しい内面が描かれていく。

劇団四季では本作を〈エルサレム・バージョン〉〈ジャポネスク・バージョン〉のふたつのまったく異なる演出で上演しているが、歌舞伎風メイクが印象的なビビッドな〈ジャポネスク〉に対し、〈エルサレム〉は急勾配の舞台にエルサレムの荒野を置いたリアリスティックな演出で、物語のドラマ性がダイレクトに伝わってくる。急勾配を上り下りして熱狂する民衆たちの姿の後ろには乾いた大地と土ぼこりが見えるようだし、ジーザスを十字架にかける際の釘を打つ音や、滴り落ちる鮮血などは恐ろしいまでのリアリティで心に迫る。

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