中村獅童主演で名作ドラマを舞台化。『淋しいのはお前だけじゃない』

【演劇ニュース】

中村獅童が4月19日都内にて、主演する舞台『淋しいのはお前だけじゃない』の製作発表会見を行った。会見には、中村をはじめ、長谷川京子、平岡祐太、草刈民代、大川良太郎ら出演陣のほか、原作者の市川森一、脚本の蓬莱竜太、演出のマキノノゾミが出席、それぞれ舞台に寄せる熱い思いを語った。

作品は、自身も多額の借金を抱えながら、取立て屋を稼業とする主人公と、借金まみれの大衆演劇一座が手を組んで借金返済に奔走する人情喜劇。市川森一が脚本を手がけた名作ドラマの舞台化で、原作ドラマでは主演の西田敏行をはじめ、木の実ナナ、梅沢富美男が出演した。

子どもの頃からドラマのファンだったという中村獅童は、「こんな時期に自分にできることは、舞台の上で精一杯演技をさせていただくことだけ」「芝居を見てよかったね、いろいろ気が滅入っていたけど少し元気になったね、と言っていただけるような、熱い、熱い芝居をお届けしたい」と挨拶。

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また、主人公の妻役・長谷川京子は「ドラマは、心の中がポッと温かくなるような作品。役者さんたちもすばらしかったが、私らしい、獅童さんの奥様役ができたら」、一座の看板役者を演じる平岡祐太は「女形は僕にとって高いハードルだが、舞台の上で流し目なんかも決めてみたい。早乙女太一君を見てからずっとやりたいと思ってました」、女座長役・草刈民代は「これから何度か足を運んで大衆演劇の空気感を実際に肌で感じてみて、女座長をどう演じていくか、じっくり考えたい」とそれぞれ意気込みを語った。

公演は、6月17日(金)から26日(日)まで東京・赤坂ACTシアター、7月1日(金)から3日(日)まで愛知・御園座、7月6日(水)・7日(木)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて。チケットはいずれも発売中。

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