げきぴあニュースの最近のブログ記事

【演劇ニュース】

松尾スズキ演出版『欲望という名の電車』の公開通し稽古が、4月12日(火)の開幕を前に11日、東京・PARCO劇場にて行われた。本作はテネシー・ウィリアムズの傑作戯曲にして、これまでも数多くの名優たちによって舞台化されてきた人気作。誰もが知るこの名作を、松尾という奇才が演出するということで、演劇ファンならずとも高い注目を集める一作である。

"欲望"という名の電車に乗り、妹ステラ(鈴木砂羽)の元へやって来た姉ブランチ(秋山菜津子)。上流階級出身のブランチにとってステラの貧しい生活は衝撃であり、中でもステラの夫でポーランド系の粗野な男スタンリー(池内博之)とは、事あるごとに衝突を繰り返していた。そんな彼女の心に安らぎをもたらしたのが、スタンリーの親友ミッチ(オクイシュージ)。しかしスタンリーがブランチの過去を暴き出して......。

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【演劇ニュース】

今年1月にセカンド・シーズンがスタートしたミュージカル『テニスの王子様』。その第2作である「青学(せいがく)vs聖ルドルフ・山吹」が、4月8日、 TOKYO DOME CITY HALLにて開幕した。地震の影響により一部公演中止を余儀なくされたこの作品、会場には開幕を待ち望んだ大勢のファンが駆けつけ、熱気に包まれていた。

許斐剛(このみ たけし)の同名の人気漫画を舞台化したミュージカル『テニスの王子様』は、2003年4月にファースト・シーズンを開幕し、15回の本公演と7回のライブ・ステージで累計動員100万人を突破。演劇界に"テニミュ旋風"を巻き起こした大ヒット作だ。テニスの天才少年・越前リョーマ(小越勇輝)が青春学園(通称・青学:せいがく)中等部の部活仲間と試合を通じて成長する様を描いており、セカンド・シーズンは前シーズンとは違った演出で全国大会決勝までの道のりを歩む。

今回は、都大会での準決勝・対聖ルドルフ学院戦と決勝・対山吹中戦。他校の情報分析に長けた司令塔・観月はじめ(小林豊)率いる聖ルドルフと、"ラッキー千石"の異名を取るJr.選抜・千石清純(聖也)に異端児・亜久津仁(岸本卓也)を擁した山吹中はまるで静と動といった雰囲気。初日前日の会見では小林が「今回、観られないお客さんに向けても、気持ちを伝えられるくらい全力で演じたい」、聖也が「みんなとひとつになるのがこの舞台の目標なので、楽しく元気にみんなにパワーを与えられるように頑張りたい」と力強いコメントをそれぞれ残している。

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【演劇ニュース】

4月12日(火)に開幕する(4月8日にプレビュー公演が開幕)ミュージカル『レ・ミゼラブル』の公開稽古が、4月7日、東京・帝国劇場にて行われた。公開稽古前には会見が行われ、出演者たちが公演に対する思いを語った。

『レ・ミゼラブル』はヴィクトル・ユゴーの同名小説が原作で、日本では1987年に初演、24年もの長きにわたりコンスタントに上演され続けているミュージカルの金字塔。オリジナル演出での公演は今回で最後ということもあり、注目を集めている。作品は19世紀のフランスの動乱期を舞台に、苦しい生活を強いられる民衆や革命に燃える若者たちなどの姿を描いた群像劇。どん底の生活に耐えながらも、「夢見た明日はきっと来る」と信じて生きる人々の姿が多くの感動を呼んでいる。

会見には、マダム・テナルディエ役で出演する仙台出身の森公美子も出席。友人を今回の震災で亡くしたという彼女は、「この舞台を今やるのは重いな、と思ったのですが、(地元の)みんなが『バスが通ったから観にいくよ』と言ってくれて、やろう、と思いました。やっぱり私たちの仕事は、芝居を通してみなさんに元気を与えることなので、今この舞台で、この作品で何か力をあげられれば」と涙ながらに心のうちを語った。

    ミュージカル『レ・ミゼラブル』開幕
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【演劇ニュース】

舞台『おもいのまま』の製作発表が4月7日、都内で行われ、主演の石田えりをはじめ、佐野史郎、音尾琢真、山中崇ら出演陣と、演出の飴屋法水が会見に出席した。作品は石田のアイデアをもとに、中島新が書き下ろした新作。演劇界、美術界と多方面で活躍する鬼才、飴屋法水が演出・美術・音楽デザインを担当する。

高級住宅街に住む、裕福な夫婦の家を訪れたふたりの雑誌記者。記者たちは、殺人事件の取材と称して家へ上がりこみ、室内を物色。夫妻のプライベートにも踏み込んで、やがて夫妻の秘密に迫っていく。夫妻役を演じるのは、今回が舞台初共演となる石田えりと佐野史郎。

「どうして自分の人生にこんなことが起こるんだろうか。そんなきつい状況の中で、残されたわずかな自由をどう受け止め、どう行動すべきなのかがテーマ」と語る石田えり。作品の企画発案者として、「脚本家も飴屋さんも佐野さんも、ひとりひとりに、ぜひお願いしたいと声をかけさせていただいた」と話しながら、才気あふれる個性派たちを前にして「一見すると、あんまり成功しないんじゃないか、という顔ぶれですけど」とジョークを飛ばす。それでも「ほんとに"この人がいい"と思った人だけでやっていくと、はたしてどうなるのかという興味があった。みなさんの力をいただいて、演劇の新たな可能性が開けるようなものができたら」と意気込みを語った。


   会見より。写真左から、山中崇、佐野史郎、飴屋法水、石田えり、音尾琢真
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【演劇ニュース】

井ノ原快彦、TEAM NACSの音尾琢真、芦名星、作・演出の上田誠が4月4日、上演中の舞台『芝浦ブラウザー』の会見を東京グローブ座にて行った。

舞台は再開発中の芝浦。不動産会社の社員ふたり(井ノ原&音尾)が、高層ビルの狭間に住む芦名扮する"管理人さん"らの生活を覗き見るという変わった設定だ。ステージにはドールハウスよろしく、住まいの断面を見せるセットが組まれており、井ノ原によるとバラエティ番組でモニタリングするように「(私と音尾さんは)ひとつの物件を見ながらずっと解説していく」場面が多く、共演者と目と目を合わせたコミュニケーションが少なくて大変なのだとか。その状態で芝居をし続けると「気が抜けていくだけ」と漏らす音尾は「芦名さんとね、なかなか出会わないですからね!」と、共演者の芦名と接する機会がほとんどないことを強調する。芦名は芦名で生活を延々見せる役回りで「(セリフも)何気ない会話が多いじゃないですか。喜怒哀楽が日常生活のレベルなので、本当に一瞬気を抜くと芝居が進んでいる」と、演技の難しさを痛感している様子だった。

また先日、井ノ原がジャニーズ事務所の全タレント参加による東日本大震災支援プロジェクト「Marching J」の募金活動に参加したこともあり、震災復興支援についても話題が及んだ。「劇場のほうでも募金を募っておりますので、来ていただいた際にはご協力いただけたら。この募金だけではなくて、(支援は)少なくてもいいから長く続けること。そして忘れないことが大事」とコメントした。

作・演出の上田が「ホームドラマにはならないように、物件そのものの面白さを芝居としてどういう風にやるかということに腐心した」と語る『芝浦ブラウザー』。東京公演は4月19日(火)まで同劇場にて。4月22日(金)から24(日)までは大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。チケットはいずれも発売中。

    舞台『芝浦ブラウザー』 撮影:阿部章仁
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会見の画像をみる

【演劇ニュース】

寺島しのぶ、麻実れい、小泉今日子、渡辺えりら実力派女優7人による舞台『トップ・ガールズ』が、4月1日に東京・シアターコクーンにて開幕した。英国の女流劇作家キャリル・チャーチルが1982年に描いた本作は、キャリア・ウーマンの昇進パーティに歴史上の女性がお祝いに駆け付け、女の人生について語り倒すという仰天のシーンから始まる。アクの強い女性たちに人気女優たちがそれぞれ扮し、演出の鈴木裕美も楽しんで手がけた様子が、ステージからありありと伝わってきた。

人材派遣会社で女性専務に就任したマーリーン(寺島)の祝賀パーティに集まった錚々たる面々。ヴィクトリア朝時代の旅行家イザベラ・バード(麻実)。天皇の側室で後に尼となり日本中を旅した鎌倉時代の二条(小泉)。主婦を引き連れ悪魔と戦い、ブリューゲルの絵のモチーフとなったフリート(渡辺)。女でありながらローマ法王の座についたとされるヨハンナ(神野三鈴)。チョーサーやボッカチオにより物語に記された、夫に従順なグリゼルダ(鈴木杏)。彼女たちは、「人生終わったと思った時のこと」「好きな男の話」「女の成功と幸せについて」「子供ができちゃった時の話」と、下ネタも交えた女の"ぶっちゃけ話" に興じている。女性の生き方に物申したい面々のトークはとどまるところを知らないが、やがてフリートの見た地獄の話を機に場面が転換。昇進パーティでホステス役を務めていたマーリーンに焦点を絞り、彼女の仕事、プライベートを掘り下げていく。

【演劇ニュース 番外編】

宝塚歌劇団を退団後2年目に突入する瀬奈じゅんのソロコンサート『ALiveII』が、4月1日、東京・赤坂ACTシアターにて開幕した。

月組トップスターとして人気を博し、2009年に宝塚を退団した瀬奈。その後『エリザベート』『アンナ・カレーニナ』と立て続けに大作ミュージカルのタイトルロールを務めるなど、着実にキャリアを積んでいるまさに旬な女優だ。これらミュージカルでは、華やかさと説得力ある演技で女優として大輪の花を咲かせつつある彼女だが、このコンサート『ALiveII』では、彼女のもうひとつの魅力、ショー・スターの顔が堪能できる内容になっている。

瀬奈は冒頭からジャズのスタンダード・ナンバーで踊りまくり、宝塚時代の名曲、さらには『ジキル&ハイド』や『ルドルフ』など人気のミュージカル・ナンバーを歌い継ぐ。男役のようなスーツ姿から、大きくスリットが入ったセクシーなドレス姿も見せ、まさに七変化の魅力だ。一方で、阪神大震災を経験したという彼女は「壮絶な現場、リアルな不安を目の当たりにして、この舞台の上から皆様に夢や希望をお届けするなんて綺麗事のように感じた」と複雑な気持ちも。だが「今、こういう時だからこそ、私たちが出来ることをしなければいけない、という想いで、スタッフ・キャスト全員がひとつになりました。一人一人の想いが劇場に集中しました。そのパワー、それを少しでもお届けできることが出来たら、それが願いです」と話す。昨年のコンサート『ALive』の時に書き下ろされた「ALive」など、特にメッセージ色の強いナンバーを大切に歌う姿が印象的だった。

公演は同所にて4月5日(火)まで。また4月9日(土)・10日(日)にはNHK大阪ホールでも開催される。コンサートでは売り上げを全額寄付するチャリティーTシャツも販売する。

           瀬奈じゅんソロコンサート『ALiveII』
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瀬奈じゅんのほかの画像をみる

ぴあ主催公演に関するお知らせです。

「柳家三三で北村薫。」は、予定通り公演を実施いたします。
チケットをお持ちの方は、そのまま劇場にお越しください。

公演詳細

なお、東北地方太平洋沖地震の影響による、交通機関の運転見合わせ等で、
ご来場いただくことが困難なお客様には、チケットの払い戻し対応をさせていただきます。
チケットの払い戻しに関しては、以下をご参照ください。
払い戻しに関しましては、ご来場いただけなかったお客様のチケットに限らせていただきます。
ご了承ください。

~チケットの払い戻しにつきまして~

払い戻し受付期間は、全プレイガイド共通で3/31(木)~4/30(土)です。
ご購入いただいたプレイガイドにて、払い戻し手続きをおとりください。
ご購入先によってお問い合わせ先が異なります。下記をよくご確認いただき
ますようお願いいたします。

【お問い合わせ・ご確認先】

チケットぴあにてご購入されたお客様
→【TEL】0570-02-9111 (10:00~18:00)
<払戻に関して>
(PC・携帯共通) http://pia.jp/refundinfo/

イープラスにてご購入されたお客様
→【HP】http://eplus.jp/ (PC・携帯共通)
<払戻し確認チャート>
(PC)http://eplus.jp/page/eplus/refund2/index.html
(携帯)http://eplus.jp/msys/web/refund2/index.html

ローソンチケットにてご購入されたお客様
→【TEL】0570-000-777 (10:00~20:00)
<払い戻し詳細>
http://l-tike.com/oc/lt/haraimodoshi/

カンフェティにてご購入されたお客様
払い戻し窓口
→【TEL】03-5215-1903(平日10:00~18:00)
http://www.confetti-web.com/ (PCのみ)

以上です。
公演に関するお問い合わせにつきましては、
チケットぴあ 0570-02-9111 (10:00~18:00)にお願いいたします。

地震にともなう公演中止情報(3/18更新)

本日現在で公演中止が決定している公演の最新情報です。

・神奈川芸術劇場 大スタジオ 「地点 Kappa/或小説」 3/21(月・祝)までの全公演
・神奈川芸術劇場 ホール 「杉本文楽 木偶坊 入情 曽根崎心中」 3/23(水)~27(日)までの全公演
・神奈川芸術劇場 大スタジオ 「はなれ瞽女おりん」 3/25(金)~27(日)までの全公演
・国立劇場 大劇場 「三月歌舞伎公演」 3/27(日)までの全公演
・日生劇場 「北島三郎特別公演」 3/28(月)までの全公演
・青山円形劇場 「CLASSICAL ROLLY」 3/24(木)~27(日)までの全公演
・東京芸術劇場 小ホール2 「月にぬれた手」 3/17(木)~21(月・祝)までの公演


(随時更新)

公演中止のお知らせは、こちらも併せてご確認ください。
http://www.pia.co.jp/t_pia_info/real/

公演振替・払い戻しなど、対応に関しましては各公演によって異なります。ご注意ください。
チケットぴあで払い戻し対応等、詳細が決定したものは随時こちら
http://www.pia.co.jp/t_pia_info/real/#tyuushi
にてお伝えいたします。

なお、払い戻し方法はこちら
http://t.pia.jp/guide/refund.html

地震にともなう公演中止情報(3/14)

3月14日(月)の公演中止情報です。順不同にてご了承ください。

・東京グローブ座  「ピンク スパイダー」 3/14(月) 19:00、3/15(火) 14:00/19:00

・PARCO劇場「国民の映画」 3/14(月)19:00

・赤坂ACTシアター ミュージカル「マルグリット」 3/14(月)14:00/19:00 3/16(水)19:00

・神奈川芸術劇場 地点「Kappa/或小説」 3/14(月)19:30

・新宿明治安田生命ホール 太田プロライブ「月笑」 3/14(月)18:00

・国立劇場大劇場 国立劇場三月歌舞伎公演「通し狂言 絵本合法衢」 3/15(火)~27(日)

・明治座 川中美幸特別公演 3/15(火)~19(土)

・ルミネtheよしもと ~3/16(水)

・日生劇場 北島三郎特別公演 3/14(月)~16(水)

 (随時更新)

 

公演中止のお知らせは、こちらも併せてご確認ください。
http://www.pia.co.jp/t_pia_info/real/

公演振替・払い戻しなど、対応に関しましては各公演によって異なります。ご注意ください。
チケットぴあで払い戻し対応等、詳細が決定したものは随時こちら
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