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【演劇ニュース】

人気のコント3人組、東京03が5月から単独ライブの全国ツアーをスタートする。東京03は、豊本明長、飯塚悟志、角田晃広のお笑いトリオで、2009年にはキングオブコントで優勝も果たしている実力派。テレビのみならず、舞台でも精力的に活動しており、単独ライブも今回が12回目。『燥ぐ、驕る、暴く (はしゃぐ、おごる、あばく)。 』と題して、5月18日(水)の東京公演を皮切りに全国17か所で公演を行う。

また、ツアー初日同日、5月18日(水)には新作DVD『正論、異論、口論。』もリリース。2010年の単独ライブツアーをDVD化したもので、音声特典として、3人によるコメンタリーも全編収録。前回ライブを観てない人も、これで復習はバッチリだ。

6月11日(土)からは全国各地を巡演。秋田、青森、石川、新潟、愛知、京都、大阪、福岡、長崎、熊本、広島、岡山、鳥取、北海道、大阪、宮城で公演を行う。全国公演のチケットは4月29日(金・祝)より一般発売開始。

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【演劇ニュース】

2008年の『幸せ最高ありがとうマジで!』でパルコ劇場初登場を飾った本谷有希子が、3年ぶりに同劇場へと帰ってくる。ヒロインを演じるのは、これが初舞台の長澤まさみ。本谷はこれまで永作博美や小池栄子、りょうなど名立たる女優陣と共に舞台を作り上げてきた。しかも彼女が描くのは、同じ女性から見ても非常に面倒くさい――男性にとっては時に非常に愛おしくもある――女の姿。そんな女を演じた時、すべての女優はこれまでとはまた違う一面を見せる。それだけに長澤まさみという女優にいかなる化学変化が起こるのか。リリー・フランキーに成河(チョウソンハ改めソンハ)、安藤玉恵、吉本菜穂子ら共演者の顔ぶれと共に、非常に期待は高まる。

そんな本谷待望の新作舞台『クレイジーハニー(仮題)』だが、実は出演者はこれだけではない。大規模なオーディションを実施し、その応募総数は約1000 名。1次審査で200名に、2次審査で24名にまで絞られ、ワークショップオーディションという形でここから約10名が選出されることになったのだ。


     本谷有希子の新作舞台で共演。長澤まさみ、リリー・フランキー((C)Hiroshi Nomura)
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【演劇ニュース】

東京・帝国劇場で上演中のミュージカル『レ・ミゼラブル』が、4月22日の昼の部で通算上演回数2500回に到達し、この日特別カーテンコールを行った。本作は同じ役を数人の役替わりで上演しているが、この日の出演者は別所哲也、石川禅ら。

1987年6月11日の日本初演から24年、長く愛され続けているミュージカルの金字塔。カーテンコールで「Les Miserables 本日2500回達成しました」という大きな看板が登場すると、いつも以上に大きな拍手が客席から沸き起こった。この回で主人公のジャン・バルジャンを演じた別所哲也は「俳優を志した20代の頃に日本初演を、ここ帝国劇場で観たことを鮮明に覚えています。俳優になるんだったらあの舞台に関わってみたいと思ってここまでやってきた。2500回という大きな節目をお客様と分かち合うことができて本当に光栄です」と涙ぐみながら挨拶。また人間が生きることの尊厳を描く内容が、現在の日本が置かれている状況と重なることもあり「色々なことが世の中で起きているが、生きていることの素晴らしさをこの舞台で僕は感じています」と噛みしめるように話してもいた。

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【演劇ニュース】

異国人との交際さえ考えられない明治時代、東京の町娘からヨーロッパの伯爵夫人へと変貌を遂げた女性で、ヨーロッパでは今もなお語り継がれているクーデンホーフ光子の半生を描いたミュージカル『MITSUKO』。『ジキル&ハイド』や『THE SCARLET PIMPERNEL』などでも知られるフランク・ワイルドホーンによる作品で、2005年にウィーンでコンサート版が誕生、2010年には日本でも上演され好評を得た。そして5月14日(土)より梅田芸術劇場 メインホールにて世界初演となるミュージカル版の開幕を前に、プレイベントが4月21日(木)に同劇場で開催された。当日は約500人のオーディエンスが来場し、光子を演じる安蘭けい、夫ハインリッヒを演じるマテ・カマラスの歌に酔いしれ、トークを堪能していた。

今年2月にウィーンを訪れた安蘭の様子や稽古場の映像が流れた後、マテが劇中曲『西と東』、安蘭が『後ろを振り向かずに』を、最後にふたりが『愛は国境を越えて』を披露。マテは日本語曲だが、とても滑らかに、胸に響く歌声で聴かせてくれ、安蘭も情感たっぷりに歌い上げた。その後のトークでは、脚本・演出・オリジナル作詞を手掛ける小池修一郎も登場。「もともとは明治時代に初めて国際結婚をした人くらいの印象しかなかったのですが、EUの父と言われる人物の母ということや、葛藤の多い人生を過ごしたことを知り、ドラマになると思いました。『後ろを振り向かずに』という曲は、図らずも今の日本の状況にマッチしていて、世の荒波を乗り越えて生きていこうとする人たちに勇気を与えてくれる歌だと思います」と、作品について語り、「マテさんは日本語がかなりできるようになっています。彼の温もりのある演技がとても魅力的で、安蘭けいさんも女優としての展開は大変見事なものがあります。ふたりのデュエットは期待以上に盛り上がりを見せてくれています」とキャストの魅力を語った。

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【演劇ニュース】

大地真央主演の舞台『ガブリエル・シャネル』の製作発表が4月21日、都内にて行われた。大地のほか共演の今井翼らが出席、服から髪飾りまでシャネルで揃えた大地に合わせ、今井も「自前です」とシャネルのネクタイを着けて登壇した。

物語の主人公は、トップブランド「CHANEL」の創始者、ガブリエル・シャネル。男性社会の中、小さな帽子屋から瞬く間にトップデザイナーとなり、2度の大戦を切り抜け、当時の常識を打ち破り働く女性たちに合わせた服を生み出していったパワフルな女性の生涯を鮮やかに描き出す。2009年に初演され、昨年の再演を経て今回が再々演となる。

主人公ガブリエルの12歳から71歳までを演じ分けるのは大地真央。「ガブリエルは自分のスタイルをきっちりと持って貫き通した女性。その中にも女性らしい面や弱い面もあり、そのような彼女の多面性をひとりの魅力的な女性として描くことができたら。強くキツいところなど人から嫌な面と捉えられる部分すら愛しく、彼女の信念や純粋さと感じられる。現在までたくさんの女性に支持され続けている彼女自身のスタイルを本当に尊敬しています」という惚れ込みよう。そして「こういう時こそ、この作品から皆さんに希望と勇気を与えられるようにと今から意気込んでいます」と語っていた。

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【演劇ニュース】

佐久間良子、浅丘ルリ子、江波杏子、安奈淳が4姉妹に扮する舞台『姉妹たちの庭で』。この作品の制作発表が4月20日、都内で行われ、上記4女優に加え、演出家の板垣恭一が登壇した。

本作は映画『エデンの東』で知られるポール・オズボーンのウェルメイド・コメディ。1939年にブロードウェイ初演、その後1980年の再演版ではトニー賞最優秀再演賞など数賞を受賞した作品だ。年配の仲良し四姉妹にはそれぞれ悩みがある。長女・エスティ(佐久間)は嫉妬深い夫(小林勝也)に、次女・コーラ(浅丘)は長年居候を続ける四女・アリー(安奈)と夫(田村亮)の仲に。そして三女・アイダ(江波)は現実に向き合えない夫(渡辺哲)とパラサイト・シングルの息子・ホーマー(岡本健一)に。そんな折、ホーマーが12年越しの婚約者(加藤貴子)を家族に引き合わせる決心をする。四姉妹は降って湧いたニュースに浮足立って......。

      会見より。写真左から、板垣恭一、佐久間良子、浅丘ルリ子、江波杏子、安奈淳
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【演劇ニュース】

2005年に旗揚げ、福岡を拠点に年2回ペースの本公演に加え、他都市での演劇祭参加、カフェイベント主催などフットワーク軽く活動する劇団・万能グローブ ガラパゴスダイナモス。昨年末から敢行した、劇団初のツアー公演『ひとんちで騒ぐな』は、東京・福岡共に全ステージ満員御礼となった。ある一定の状況下でもがく集団と、その内部の人間模様をばかばかしく描くシチュエーションコメディが幅広い観客の支持を得て、近年、常に1000名以上の観客を動員する人気劇団だ。4月13日に主宰・俳優の椎木樹人、脚本・演出の川口大樹が意気込みを語った。

新作『グンナイ』は、 数年ぶりに再会する、もはや割といい年した連中の悲喜こもごもを描いた、とある夜のお話。「ただ可笑しいだけじゃなくて、ちょっと悲しい、みたいな要素が同窓会には詰まってますよね。乱暴者だった野球部の彼が、やたら腰の低い営業マンになっていたとか、あんなにおてんばキャラだった彼女が、こんなにしっとりした人になってたとか。"あの頃"と"今"が直線で結びつかなくて、どうにも距離の取り方が分からない。変化に驚きつつ、会話ひとつととっても、さぐりを入れる感じを、芝居にしてみたら面白いなぁと思うんです。そしてシチュエーションは夜、日常からちょっとだけ逸脱して、いつもと違う雰囲気で、人が間違いを起こしそうな空気で物語は進みます」(川口大樹)

     主宰・俳優の椎木樹人
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【演劇ニュース】

4月16日、東京・赤坂ACTシアターで幕を開けたWAHAHA本舗全体公演『ワハハの力』。WAHAHAらしい、本気のバカバカしさ、笑い満載の舞台が客席を沸かせている。東京公演は4月23日(土)まで。その後全国各地で公演。

新座長大久保ノブオの気合の入った口上の後、いよいよショーの幕開け。オープニングでは全員がスパンコールのジャケットに身を包み登場。第1部は、『踊るショービジネス・新作版』。会場は巨大なショーパブとなり、次から次へと歌にダンスにチャンバラに、超個性的なショーが繰り広げられる。コントは全て新作。柴田理恵と久本雅美のお姫様コントでは、ふたりが王子様探しをしながら団地の井戸端会議のように有名人を続々と毒舌で切り捨てる。大久保ノブオと正司歌江はお互いにツッコミ合いながら、いや、ボケ合いながらデュエット。副座長の省吾、我善導扮する座頭市と、今回が初舞台となる新メンバー・アジャコングのチャンバラ対決も見どころだ。


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【演劇ニュース】

SS501のキム・キュジョンが、6月11日(土)より京都・南座で上演される韓国『ミュージカル-宮』に主演する。

『宮』は、「もしもまだ韓国に王室が続いていたら...?」という斬新な設定で人気の、韓国の少女マンガを原作にした皇室ラブ・ストーリー。韓国で、2006 年にドラマ化され、世界23か国で放送されるなど大ヒットした。また2010年秋にはミュージカル化され、東方神起のユンホが主人公の皇太子・シン役を熱演し、韓国・日本を始めアジアで話題に。舞台では、伝統美を活かした豪華な衣裳と、コミカルなストーリー展開、ヒップ・ホップ・ダンスバトルなどが見所だ。

SS501のキム・キュジョンがシン役にキャスティングされた日本版は、演出・舞台デザインも一新されるという。出演にあたり、ユンホから電話でアドバイスをもらったというキム・キュジョンは「初めての挑戦なのでとても緊張しています。皇太子シン役は、僕自身の性格とは正反対ともいえるキャラクター。演じる際に悩むことがありますが、精一杯頑張ります」とコメントを寄せている。

日本版『ミュージカル-宮』は6月11日(土)から7月1日(金)まで京都・南座にて上演。チケットは、チケットぴあにて4月22日(金)11時まで先行抽選を受付中、4月25日(月)10時より一般発売が開始される。


『ミュージカル宮』写真左:キム・キュジョン (C)Creative Leaders Group Eight/Shochiku/IMX
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皇太子・シン役のキム・キュジョンや、2010年韓国公演(東方神起ユンホ)の画像をみる

【演劇ニュース】

空飛ぶ絨毯にランプの精。夢に描いたおとぎ話を、新国立劇場のために舞踊芸術監督のデヴィッド・ビントレーが創りあげた『アラジン』が、ゴールデンウィークに再演される。主演のアラジンとプリンセスには、初演の幕を開けた山本隆之、本島美和。初演で初主役を射止めた八幡顕光、小野絢子。そして新キャストとして抜擢された、福岡雄大、さいとう美帆。3組の合同リハーサルを見学したが、全てのペアの舞台に足を運ばずにはいられないほど、異なる個性を放っていた。山本、本島ペアはベテランの持つ落ち着きと、誇り高い自信。八幡、小野ペアは、元気で笑顔の絶えない、最もキャラクターに近い組み合わせ。福岡、さいとうペアは穏やかで気品がある中、やんちゃな部分も併せ持っている。3組のキャストたちに、それぞれの役についてコメントを頂いた。

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