【演劇ニュース】
大地真央主演の舞台『ガブリエル・シャネル』の製作発表が4月21日、都内にて行われた。大地のほか共演の今井翼らが出席、服から髪飾りまでシャネルで揃えた大地に合わせ、今井も「自前です」とシャネルのネクタイを着けて登壇した。
物語の主人公は、トップブランド「CHANEL」の創始者、ガブリエル・シャネル。男性社会の中、小さな帽子屋から瞬く間にトップデザイナーとなり、2度の大戦を切り抜け、当時の常識を打ち破り働く女性たちに合わせた服を生み出していったパワフルな女性の生涯を鮮やかに描き出す。2009年に初演され、昨年の再演を経て今回が再々演となる。
主人公ガブリエルの12歳から71歳までを演じ分けるのは大地真央。「ガブリエルは自分のスタイルをきっちりと持って貫き通した女性。その中にも女性らしい面や弱い面もあり、そのような彼女の多面性をひとりの魅力的な女性として描くことができたら。強くキツいところなど人から嫌な面と捉えられる部分すら愛しく、彼女の信念や純粋さと感じられる。現在までたくさんの女性に支持され続けている彼女自身のスタイルを本当に尊敬しています」という惚れ込みよう。そして「こういう時こそ、この作品から皆さんに希望と勇気を与えられるようにと今から意気込んでいます」と語っていた。
今井翼が演じるのは、ガブリエルの最初で最後の恋人アーサー・カペル。「初演での学びを活かし、"真央さんの恋人役が今井翼でよかった"と思って頂けるようしっかりとやりたい」と意気込みを。3度目のタッグを組む彼に対しては大地も「(初演から2年たって)一段と男っぽく大人っぽくなって、逞しく感じます」との言葉。これには今井も「こちらこそこんなに素晴らしい女優さんと共演させていただくことはすごくありがたいこと。今回は"タッキー&翼"ではなく "マッキー&翼"としてしっかりと演じていきたいです(笑)」と嬉しそうに話していた。
公演は5月14日(土)から28日(土)まで、東京・日生劇場にて。チケットは現在発売中。