朝海ひかる「現代に失われたものがここにある」。ミュージカル『おもひでぽろぽろ』

スタジオジブリの同名人気アニメ映画を舞台化したミュージカル『おもひでぽろぽろ』が、4月16日から東京・天王洲 銀河劇場で開幕。初日前日の15日には、主演の元宝塚雪組トップスター・朝海ひかるが、劇団わらび座の三重野葵とともに同劇場にて会見を行った。

同作は都会でOLをしているヒロインが、10日間の田舎暮らしを通して自身の人生を見つめ直すストーリーで、同名コミックをもとに高畑勲が脚色・監督して 1991年にアニメーション映画として公開。今回、高畑監督と親交のあった劇団わらび座が、スタジオジブリの協力のもと、初めてジブリ作品をミュージカル化する。

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ジブリ作品の舞台版に主演することに、朝海ひかるは「光栄に思う。『風の谷のナウシカ』からの大ファンなので、考えられないくらいうれしかった」と喜びのコメント。「家族団らんとか、現代にはなくなってしまったものがここにはある。人間が土と共に生きてきた頃を思い出させてくれる作品です」と、その魅力について語った。

また、仙台出身でもある朝海は、稽古もわらび座の本拠地、秋田で行ってきたことを明かしながら、「東京では出会えない、地に根付いた人たちとともに、稽古をさせていただいて、あらためて人間の強さを感じた。被災された東北の方たちにもその強さがあるのだと思う」と被災地にエールを送り、自らも「地に足をつけて舞台を務めていけたら」と静かに意気込みを語った。

公演は4月29日(金・祝)まで、東京・天王洲 銀河劇場にて。チケット現在発売中。


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